あたしと彼のこと
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2003年10月24日(金) 心に余裕がない

帰ってから手紙を書いた。

『わたしは今、うんと心が狭くなってます。
 だから誤らないよ。

 でも明日の面接は応援してる。(←彼に会社訪問の予定があった)
 それは喧嘩するまえから変わらない気持ち。

 だから、それだけは伝えておかなきゃと思って
 FAXしました。おやすみ。』


「もぅ帰る!」と言って無言睨みつけたまま彼の家を飛び出してから
ほんの2時間後に手紙を書いて彼宛にファックスした。

ここまでは折れてあげる。
でも最初に誤まるのは、今回は貴方がいい。


2003年10月23日(木) 不安定

ケンカをした。

イライラが溜まって、彼にやつあたりした。
けしかけたのは私、相手をのせるのは簡単だった。

彼とわたしは、とてもつまらない意地をはり、お互いを見下し
自分を正当化しようとした。
素直にならずにずっと張り合って、でもそんな悪いコミュニケーションさえも
ずっと欲しかったと思うくらいに、私は彼とのやりとりに一生懸命になっていた。

なにかヘン、そんな気持ちを抱えながら。
心の底の、ほんとうの気持ちに気付きもせずに。


たぶん、欲していたのは、癒し。
仕事尽くめでキュウキュウになった私を癒してほしかった。
キスとか、ハグとか、そんなカラダごと甘えさせてほしかった。
そして落ち着き、優しくされて、やすらぎを得たかった。

でも感情的に彼に八つ当たり、意地悪くけしかけ、怒らせてしまったのは
素直にそれが欲しいと表現できなかったから。
わたしに余裕がなかったからだ。


彼に意地を張っている時、ずっと願っていた
はやく私を止めてほしいと。

「どうしたの?らしくないよ。なにかあったの?
そんな風にしなくてもいいよ、本当はどうしたいの?」
そう問うてほしかった。

でも彼はそんな優しい言葉を吐くひとじゃない
あり得ないことを、とても強く期待した。
心を溶く鍵を相手に託すなんて、とてもずるい事だと今は思う。

意地をずっと張ったまま、期待していた言葉はもらえずに
私はそのまま「帰ってきた」

まだ少しイライラする。
まだ余裕は見出せない。
しばらく音信不通にしてみようかな。


2003年10月19日(日) 借金遍歴

彼の、わたしへの借金遍歴を思い出してみる。


最初にお金を貸したのは、数年前。
すぐ働きだして半年したくらいに返してくれた。

次に貸したのは今から半年前。
そのあと彼は再就職したものの、返済のメドもなく離職してしまう。

次は数週間前、なにやらの税金の支払いが滞って期限がきているとかで
貯金だけでは間に合わないらしく、少しだけまた貸した。

いい加減、もうこれ以上金額を増やすのはやめたいと思い
「私だって貯金沢山あるわけじゃないから貸すのは限界があるのよ」と言う。
そして「いくらまで私から借りるつもりなの?けじめはあるの?」と聞いた。
この時のわたしの気持ち
いい加減にしてほしいのが9割。頼られている喜び1割。

1割のわたしがこんなセリフを言わせた。
「借金事体は気にしなくてもいいけど、私も沢山の貯金があるわけじゃないから
どうにもならないその時は一緒に暮らすことも考えてるよ。」

そう言うと彼は
「それはとても助かることだから気持ちは有り難い」と言う。
二人で暮らす気持ちなんて、彼にはぜんぜん無いのだけど。

そして残りの9割の私がこう言った。
「でもそんなきっかけで一緒に暮らしても私は嬉しくないの、例えば出来ちゃった結婚
みたいに出来たから結婚するかんじで、お金がないから同居するのって嫌なの。
結婚とか同居って相手をちゃんと選んでからするものだと思ってるから」

正統な意見・・・・・でも、こんなこと言っても私は空しいだけ。

今の彼はわたしに借金してまでも、独りで暮らし続けたいと言うのだから。

お金を借りて暮らしてるのだから金銭面で独立していないのに
彼は私に生活の工面をしてもらっている身であるとも言えるのに
彼は1人で暮らしていきたいと平気でいう。
そんな彼の暮らしをささえている自分が嫌になる。

お金を貸してあげているのに…という気持ちが湧く。
借りたお金で彼が独りで暮らすのは、良いとこ取りしていると感じる。
あなただけ良い思いをしていて、と、わたしにもメリットを頂戴よ、と要求し
彼をなじりそうになる。それは間違いで思い込みだと分かりつつやりきれない。

今まで純粋に、ただ彼と一緒に居たいと想い続けてきた気持ちが
すこし汚れた気がした。

わたしはお金を貸りている彼はきらいだ。
お金を貸してしまった、自分もきらいだ。

毎日、少し、いらいらしてしまう。


2003年10月16日(木) 変わりない日々

久しぶりに日記を読んでみました。

く・・・暗いなぁ、あたし (^_^;

仕方ないよねー、事実いま、明るい話題なんてひとつもないもの。
でもとりあえず1ケ月分のあらすじを記しておこうかと思います。
なんだかすっかり、日記というより月刊誌並の記録だが。


えーと、彼、まだ就職できていません。
持ち前の、技能を活かせるべくあらゆる業種にたいして職のクチを探し
果ては技能を生かして講師まで手を広げたほうがいいのか!?とか考え出す始末。
あちこち会社訪問に行ってますが、すべてが就職には繋がってません。
見ていても、その落胆振りは、とても辛い。


そんななか彼の誕生日が過ぎました。
今年は頑張ってちょっとお高いプレゼントをしようという企画ものと
工具セットに決定し、そして贈呈。
かーなーり喜んでもらったみたいで、外で使う工具セットなのに部屋の真ん中に
置いて飾ってあります。もちろん使っているようですが。
これで趣味が更に楽しくなって、気苦労が少しでも癒されれば良いなとか思います。
ま、そういう気遣いを兼ねての「工具セット」

ケーキを二人で食べながら
「こんな一生モノの工具貰っちゃったから、うっかり別れても捨てられないねー
使うたびに、私から貰ったモノだって思いだすよ(笑)」と冗談まじりで言うと
「そしたらヤフオクに売ろうかねぇ…」とか言うので
「『思い出の品ですが金欠のため泣く泣く出品します』とかコメント出したりするの?
なんてオトコだ〜!」と笑って返しました。
彼は「金欠のためってとこがリアルだー!」とか言って一緒に笑ってました。

そうやって別れ話を笑えるくらいだから、ぜんぜん別れる気がしないのは
私だけじゃないよね?なんとなく嬉しい瞬間でした。


そうそう、あと、お金をまた貸しました。
借金を重ねてしまった彼は「オレって今すごく情けないよー」と半泣きで言うもんだから
とことん情けなさに拍車がかかってしまったワケなのですが
「今はそういう時期なんだから仕方ないよ」とだけ笑顔で言っておきました。
今にガッシリしっかりして私1人くらいを養える財力を身につけておくれと
そうココロで念じながら(笑)


とりあえず、こんなかんじです。
あいかわらずの日々。でも二人で頑張る前向きな日々。
はやく明るい日々が来てくれないかな。


桑田そら |MAILHomePageBBS

読んでくれてありがとう。

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