航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2009年09月09日(水) 女神の報酬

 アテナのことではない。って、多分、誰でも判るだろーなぁ☆ 『アマルフィ』を今頃、観にいった。夏休み中は混むのが確実なので、九月まで待った。

 で、話──面白かった。文句なく、良かった。それに尽きる。大画面で観て、正解だった。元々、スパイものチック、謀略ものチック──そういうものが大好きだから☆もう一、二回、観てもいいと思うほど。ま、実際は他にも観たい映画、あるからなぁ^^;
 全編イタリア・ロケで、観光地を巡るような感覚と移動に伴うスピード感あるストーリィ展開は見応えがあった。

 そして、キャストも! 主演の織田裕二こと外交官・黒田のカッチョエェこと☆ 『踊る大捜査線』とはまた違って──殆ど、笑いもしない人物だった。最後くらいは微笑くらいはするかと思ったが、少し表情を動かしただけ──お見事★
 佐藤浩市も渋ッ☆ TVドラマの『官僚たちの夏』も観ているが、全く別種の人物ではあるものの、底知れぬ熱さに圧倒。
 しかし、キャストである意味、損している面もあるか。特別出演な福山くん^^ならともかく、佐藤浩市が『ただの人の好いオジサン』なわけがない。
 他にも脇を実力派俳優陣が固め、要所要所を押さえているが、何つっても、あのイタリア人刑事・バルトリーニ警部役の!ロッコ・パパレオ氏。同じシーンでも、撮り直しの度に科白を変えては共演者を迷わせ、困らせたそうな。トリックスターよろしく、しっかり絡んでくれていて、観ているのが楽しかった。

 ……と、物語とは別のことも考えてしまう辺りがどうもね。ま、それも輝的楽しみ方つーものなのだろう。ストーリィ展開を追うだけでなく、自分なりに予測してみようとか。次にはこの科白が来るかっ!? んで、その予想が当たった時は一寸だけ嬉しい^^
 それはともかく、50周年記念作だけあって、力入りまくりだったのが、よく伝わってきた。

 もう一つ、笑えたのが輝の前に座っていた親子連れ。特にまだまだ小さな女の子の反応が可愛い。まだ小学生にも上がっていないような子には難しいだろうに──でも、眠っていることもなさそうで、しっかり観ていた。そして、時々、お母さんに質問☆
 シリアスな黒田外交官の「お嬢さんは誘拐されました」との台詞に「誘拐って、なぁに?」と無邪気に^^ お母さん、困ってたなぁ。
 暗転シーンで、いきなり音楽も止まれば、「終わり?」とあどけない声で。でも、あの子なりに、ちゃんと観ていたんだなぁ、とほのぼの気分になった。


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輝−Hikaru− [MAIL] [HOMEPAGE]

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