| 2008年03月06日(木) |
私が産んだとは思えないほどかわいい! |
3才の男の子と1才の女の子を育てているお母さんの打ち明け話です。 「先生、笑わないで聞いてくださいよ。いつもカンガルー状態でまだベビースリングに入っている子どもを見ていると、ひょっと、“私から産まれたとは思えないほどかわいい!”と感じてしまうのです。これって、異常でしょうか?」 「いいえ、その思いが子どもを育てる力になるのです。もし、隣の子の方がかわいいと思うようなら、いつも自分の子に劣等感を持ってしまうので、子どもを愛することができなくなります。親バカといわれようと、わが子が一番と思うその想いが子どもに、自分自身や家族への信頼感を作る原動力となるんですよ」と私。 「上の子はまた、第一反抗期の真っ只中のようで、いろいろやってくれています。まあ、がんばってヤダヤダ言ってくれてます」 「そうそう、それが大事です!」 「え!」 「育児の基本の一つが、“ゆずらない、おこらない”ということです。気分で、一度でもヤダヤダ、カッテカッテなどにゆずると、何度でも、わがままが通るまで繰り返します。今あなたが言ったように、“やってる、やってる”という気分で対処できると、子どもの感情に引きずられなくてすみます。“イヤなんだね、欲しいんだね、残念だね、かわいそうかわいそう!”などと慰めるのですが、欲求には答えないというやり方です」 「ああ、それってありですか。」 「譲らない親の態度に子どもは敏感に反応します。ほとんど後に引きずらないで、“やってみたけどダメだった”というふうに、けろっとして別のことをしだします。いわばチャレンジ精神を養っているということでしょうか」 「“ゆずらない、おこらない”ですね。いただきです。やってみるさでやってみます」
お母さんは楽しそうに帰られました。
| 2008年03月01日(土) |
サン・クリニック12才の会 |
東大寺のお水取りが終り、ひと時の暖かさにほっとしています。 また明日くらいから寒くなるようで、まさにこれからが三寒四温ですね。
今日(土)午後2時から、「サン・クリニック12才の会」がアイナリーホールで開かれました。
12年前に当院で生まれた64組の親子がきてくれました。 嬉しそうに入ってくる子、照れくさそうな子、ぶっちょうずらの子、幼顔、大人びた顔、などなど、さまざまな様子でした。 顔なじみのスタッフたちに迎えられたお母さんがたは皆さん懐かしがり、嬉しそうでした。
その年400人の出産がありましたから、1割あまりの子供たちに会うことができました。久しぶりにお会いするお母さん方への懐かしさと共に、あの赤ちゃんたちがこんなに立派に育ってくれたことへの感謝で胸いっぱいになり、仕事冥利に尽きる時間でした。
私からの話は“生まれてきた時、誰でももらった「祝福」と「祈り」”、“自分の生命をさかのぼる”、“なぜ生命は大事なのか?”“サルは人間になれるか”、“中学は自分の夢を探す時期”という順番で私からのメッセージを伝えました。 そのとき見せた詩です。
夢を持ちなはれ
夢を持ちなはれ。 夢を持つと目標ができる。 目標ができると計画を立てる。 計画が立つと行動ができる。 行動すると夢がかなえられる。 だから夢を持ちなはれや! (作者不詳)
人生は12才頃の夢をともし火にし、それを開花させることで満足するのだろうと思います。まさに12才は自分でたどる人生の根のような時期といえるでしょう。 プレゼントは村上龍作「13才のハローワーク」です。夢は具体的でなければしっかりした想像力を働かされません。そのための助けになればという願いです。
感情の盛り上がりの中、一組ずつ私と記念撮影して、会を終わりました。
子どもたちは来た時より、少し嬉しそうにかえって行きました。
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