最近、よく「ワークシェアリング」って言葉を聞きますねえ。 長引く不況と失業率の増加の中で突然わいてきたように聴こえますけど、これって本当に人にとっていい事なんだろうか? 「いい事」って表現が適切じゃないかもしれないけど、要するにそうすることが人々に生きがいなり、満足感をもたらすものなのかどうもよくわからない。
労働で得た富を「シェアリング」するならまだわかるんだけどね。 まあ、雇用を守る為に労働組合が中心になってこの言葉を広めてる部分もあるし、出発点が失業しない為という側面が強いからよけい僕にはピンとこない。
そもそも、現代社会が競争原理で動いているのは「人よりいい家」「人よりいい車」「人よりいい服」等々、どうやら他人より少しでも「いい生活」とかを意識してたからまあ何とか回ってたと言う部分が大きいと思う。 その価値観をそのまま残しながら「ワークシェアリング」と言っても、かなり不満を抱く人が出てくると思うなあ。
僕自身はこの「人より・・・」という感覚や所有の概念がなくなればいいと思ってる方だから反対ではないんだよ。 それに失業中の人に言わせれば「生きがいとか満足感なんて悠長なこと言ってられない」と言うのも真実だよね。 ただ、現代社会の生成と見かけだけの繁栄をみると「ワークシェアリング」をするならもっと内的なことを追求するような社会システムだったらなあって思ってしまうんです。 まあ、これがそのきっかけになるかもしれないですが・・・ それに、もうそろそろ今まで分捕ることばかりしてきた地球に返せるものは返す時期にきてると思うんだ。
久しぶりにここに書きます。 元々僕には日記を書いてるつもりはないけど、ちと空けすぎたね。(^^ゞ
今日は僕の一番下の妹の結婚式。 家は5人兄弟で一番下の妹とは一回りも違ってて、両方犬年生まれ。 他の兄弟ももちろん可愛いいのですが、この妹には特に幸せになってほしいとの思いが強いんです。
真中二人の兄弟が比較的自由奔放に生きてきて、それなりに自分の幸せを掴んでいるのですがこの妹は他人の面倒ばかり見ている。 明るくてくったくのない性格で人には好かれるのだけど、面倒見がよすぎるのか他人の気持ちがわかりすぎるのかいつも損な役回りをしているのです。
家もご多分に漏れず、その時々家庭内で色々ありました。 そんな時、いつも被害を受けていたと思うのにおくびにも出さず一生懸命やっている妹でした。 そんな妹が連れてきた相手は本当に「いい男」でありました。 包容力もあり、真面目で男らしくて・・・・ 思わず「やっと自分の幸せを考えたんだね。お前にピッタリだよ。」心の中で妹に拍手を送ったものです。
いつも自分より他人の幸せを考えていた妹でしたが、最初母に反対された時もガンとして譲りませんでした。 そうだよ、お前の人生なんだ。誰のためでもない、お前が幸せになればみんなが幸せになるんだガンバレ。 結局妹は本当に好きなその相手と結ばれました。
無事式も終わり帰るとき、僕の手提げ袋に手紙のようなものがあるのを見つけ広げて見ると・・・・ 感謝の言葉の後に「お兄ちゃん、いつまでも人の面倒ばかり見てちゃダメだよ。」 「お前に言われたくないよ」と思いながらも不覚にも涙が止まりませんでした。
「絶対幸せになるんだぞ」心の中でつぶやく僕でした。
2002年01月05日(土) |
正月終わって日本人に目覚める。 |
あっという間に正月休みも終わり。 昨日は本年初出勤でした。 まだ、休みの所も多いようで電車はガラガラ。 毎日こんなだったらいいんだけど、却って仕事する気がなくなるかな?
ところで今日の新聞でアルゼンチンの事が載ってたけど、いつもは大手新聞に文句をつけたくなることの多い僕もなるほどと思う記事が載ってました。
要約するとむしろアメリカのドル、また経済活動そのものを吟味するような内容なんだけど・・・ 経済的危機を迎えてるアルゼンチンでは自国の通貨ペソの信頼がまったくない。 各地で暴動も起きてるし、労組連合が先頭にたって連日デモが繰り返されている。 そんな中で、あてにならない通貨を介在しないで物物交換がかなり盛んに行われているという記事だった。 こうなると通貨切り下げなんてあまり関係がないし、そもそもアメリカ的な経済活動を真似する必要もない。 文化も歴史も違う他国に、そもそもアメリカ的な政策や価値観が当てはまると思うこと自体どうかな?っと常々思っていた僕には中々面白く感じた記事であります。
それにアメリカ内部でも、ある地方は既にその町独自の通貨を使っていろいろな経済活動を行っているらしく、なるほどさすがは自由の国、広い国だわいと矛盾するようだけど感じてしまったのであります。 世界の基軸通貨としてのドルをコントロールできるのは多国籍企業とアメリカ政府だけの「怪物」、と評した人もいるけど同感です。
ユーロもその可能性はあるけど、大人の国ヨーロッパのことだからアメリカのようにはならないでしょう。
こんな時、僕は日本の出番だと思うんだけどどうだろう? 敗戦国としてアメリカの作った憲法で統治を行ってきたけれど、飲み込まれつつあるものの日本的なよさをまだまだ文化として残しているし。
戦後「日本人の精神年齢は12歳」と評したアメリカ人がいたけれど、その中には反面「ワンネス」の思想があるわけで、僕としては自立さえ出来ればむしろいいことじゃないかと思ってるんだけど。 未だ日本人には聖徳太子以来の「和を持って尊し」の思想が生きてるよね。 この「和を持って・・・」ちょっと漠然としていてよくよく考えるとわかりずらい言葉ではあるけど、ワンネス=全てはひとつと言う観点から見ると生き方の原点のような気がするんだけど。 そう思う僕はやっぱり特殊だろうか? それとも○翼にまちがえられるだろうか?(^^ゞ
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