メーコの芋ちゃん日記

2005年03月09日(水) 映画デビュー

もう、四半世紀近くも(もしかしたら、それ以上かも??)昔のことなんであまり定かではごじゃりませんが、メーコが初めて観に行った映画は、「バンビ」だったよーに記憶しております。 その時、自分がいくつであったのかは全く覚えておりませんが、多分、4つか5つであったのではなかろうかと思われます。
子供を初めて映画館に連れて行く年齢は、その家庭によってまちまちであろうとは思われますが、生後わずか6週間で映画館に連れて行かれ、しかも見せられた映画が「ザ・ラストラムライ」だった、っちゅー赤ん坊は、世の中広しと言えどそうそう多くはいないでしょーねー。

いやー、メーコはどうしても観たかったんですわ、「ザ・ラストラムライ」が。
時は丁度、出産後一ヶ月近くオーランドに滞在してあれこれ手伝いをしてくれたママちゃんも日本に帰ってしまい、メーコが一人でトラのウン○と格闘を続けていた11月の終わり。 そのころ、巷で熱い話題となっていたのが「ザ・ラストサムライ」だったんですよ。
「いやー、良かったよー」「絶対観るべきだねー」等々の周りの声を聞くたびに、メーコは一人悶々とし、「(渡辺)謙さんの流暢な英語を聞いてみたいしー、久しぶりにトム・クルーズの“超ナデ肩”も見てみたいけどー… どう考えてもトラがいたら無理だよなー。 ま、日本でビデオが出るのを待って、パパちゃんに送ってもらうしかないだろなー」と、最初はメーコも珍しく常識的な考えを示し、諦めの境地に至っていたのでありますが、そこに突然、「天の声」が降り注いでしまったのですよ。
「アタシもまだ観てないからさー。メーちゃん一緒に行こうよー。」「え??トラちゃん? 大丈夫だよー、連れて来ても。 こっちの映画館だったらいつでも空いてるし、まして平日の昼間だったらノー問題でしょー。」
う〜ん。 確かにそうかもしれない。 映画館だったら暗いし、こっそりおっぱいをあげてたところで誰も気づかんだろう。 それに、日本だったら入場料(←って言うのか?)高いから最後まで観ないと悔しいけど、こっちだったら途中で出てきたところで大して勿体なくもないかんなー。 よっしゃ、行くべー。
…っつーワケで、連れてくことにしちゃいましたよ、映画館へ。 まだ首も据わっていない、生後6週間の息子を。

ま、ご存知の方も多いかもしれまへんが、こっちの映画館は安いんですよ。…っつーか、日本だけが異常に高すぎるようにメーコは思っておりますが。
メーコの知る限りでは、アメリカ・カナダ・オーストラリアでは、映画館の入場料は大体日本円に直して500円〜高くても700円くらい。しかも、平日のマチネー(昼間の興行)だったら300円くらいで観られるところもあるくらい。 んでもって、座席はゆったり、ちゃ〜んとドリンクホルダーも付いているところがほとんどですからねー。 いかに日本の映画館がボッったくってるか、っつー感じですわ。

ま、それはそれはさておき、ともかく連れてったですよ、映画館に。
でもまぁ、いくらメーコといえど、やはりそれなりに気はもんだワケで、おっぱいをあげやすい服を選びーの、トラが泣き出してもスグに出られるように後ろの方の席を取りーのと、あれこれ考えていったですよ。

で、結果はどうだったかというと…

将来有望な我が息子は、予告編からラストまで、大音響を物ともせずに、それはそれは幸せそうな顔で熟睡してくれておりました。
そして帰り道、「いやー、我が息子ながらあの大音響の中で爆睡できるとは、コイツは将来大物になるよねー」と、R子ちゃんに語りかけたメーコに対し、彼女は一言、「確かにトラちゃんも相当な大物だと思うけどさー、生まれてまだ6週間の息子を横に、しっかりポップコーンを食べてコーラを飲みながら映画に集中してるメーちゃんの方がよっぽど大物だと私は思うよ…」と、呆れ顔で答えてくれましたとさ。

この母親にしてこの子あり、ってか??

大物母子の大冒険(?)はまだまだ続く…。


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メーコ