wakaP〜の好物三昧

2003年10月26日(日) ルネッサンス・スポーツクラブ 「テニス・スクール」

ひとつおきに音楽に戻ろうと思ったが、今回のテーマは「テニス・スクール」。
僕とスポーツってイメージ合わないっしょ?(笑)

でも、毎週通って早十年になる。でも、初中級のまま…。中級に通えない事はないと思うがまぁ五十歩百歩、要は上手くないのである。しかも上昇志向の極めて低い生徒なのだ。

きっかけはそもそも博多転勤時代、あまりの忙しさと飲み会の多さでこのままだと絶対早死にすると確信したこと。なにか運動をと思ったがピアノを弾く手前、指に負荷がかかるものは遠慮したい。でもフィットネスは飽き易そうだし、ゴルフは高価かつ時間の浪費感が高い。そこで選んだのがテニス。

80年代、テニスブームが日本を覆った時に夢中になった経験も身近に感じた一因。昔は独身で仲間もいたし多少の遠出も良かったのだが、今や、結婚やら転勤やらで毎週テニスするにはスクールを選ぶしかなかった。

やり始めると週末にシコタマ汗をかく事が生活習慣となり、やがて休んだ翌週はちょっと欲求不満気味に…。定期検診の結果も良いので「こりゃ自分の体との相性が良いのだ」と悟り、東京へ戻っても続ける事にした。上手くなる事より自分のコンディション維持の方が大切なのだ。博多も東京も偶然だが「ルネッサンス・スポーツクラブ」である。

もうひとつの理由はコミュニティ。つまり仲間。期待していなかったから余計良いなと思えるのだが、中々素晴らしい方々とめぐり会えた。テニスへの対し方も共通点があり、もし我々に「求められるテニス」があるとすれば「目立ちたがり」「叩きたがり」「負けず嫌い」と言う事になる。つまり(僕含めて)自分勝手な連中なのだ。(僕のピアノにも一脈通ずる!?…笑)

更に「飲み助」の集まりである。(ちっとも健康的でないですね…。)様々なジェネレーションの集まりなのにその差を感じない。若い女性も多いのだが、皆一様に仲良くしてくれる。(オジサンにはすごく嬉しい!…爆)

「タメ仲間」とも言えるが、会社勤め人にはとても心休まる空間なのだ。だから理由を付けては飲みに行く。合宿にも行く。仲が良いのだ。又、僕にとって横浜は地元という感覚が薄かったが、彼らと知り合いチョット「横浜人」度が深まった気がする。

だから始めに中級に通えない事はないと書いたが、今のクラスのまま留まっていたい気持ちがあるのも事実だ。お陰で現在、一シーズン一回程度の横浜ライブの動員にも協力してくれる。最近は若い女性たちもステディらしいお相手が出来てきたりしているが、彼氏込みで飲み会や合宿に参加するので、今後違うライフステージになってからも何らかの形で続くとイイな、と思っている。



2003年10月12日(日) ほていさん 「あんこう鍋」

毎年冬になると必ず行く鍋屋がある。教えたくない…。けど、HP立ち上げた定め…(笑)書いちゃいましょ。

そう、好物三昧の第2回目は音楽でなく食べ物なのだ。

それも鍋の王様とも言われるあんこう鍋。我が家は別称「ナベモノ屋敷」と言われる鍋好きなのだが「あんこう鍋」は苦手な鍋のひとつだった。だって最後はエイリアンの残骸みたいになっちゃう(あんこう鍋屋さん、ゴメンナサイ!)でしょ〜。

で、会社の後輩からあんこう鍋屋に行きましょうと言われた時、正直、あまり乗り気でなかった。それでも「絶対うまい!」との勧めで出かけたのが、月島の「ほていさん」。もんじゃ焼き屋が並ぶ商店街の横丁を入った処にあるその店は、活気と喧騒に満ちていて40名ほど入ると思われる一階は予約された我々の席だけがぽっかり空いているだけだった。

飲み物を注文した後はコースなので、お店にお任せ。おばちゃんがデカイさしみ皿を鍋用の卓上コンロの上にドンと乗っける。飾らない店なのだ。クドイが僕は鍋が大好物なので、余計なものが出てくるのを好まない。でも、付き出しのゴマ豆腐もみんなうまいのでどんどん進んでしまう。あ〜、これじゃ鍋出てきた時お腹一杯になっちゃうよと思ったその時、さしみ皿が下げられいよいよあんこう鍋のお出ましだ。四人にひとつずつ置かれた鍋は結構デカイ。

いきなりおばちゃんが「あん肝、チョット食べてみる?」。「うん」と答えると、蓋を開け野菜の上にこんもり盛られたペースト状のあん肝を少し茶碗に分けてくれる。これ肴にチビチビやると旨いんですよ〜、むふふ。

そうこうしている内に鍋が吹き上がり、いよいよ出来上がり。野菜とあんこうの上に注がれた汁はたっぷり肝のエッセンスを含んでコクと旨みに富んでいるが、しつこく無く、はふはふしながらどんどん体に入っていく。薄茶色の汁は、一見味噌が入っているのかと思うほど。実は、だしとアン肝の旨みだけでこれだけの滋味と言う。「ここに来るの、断らなくて良かった〜」と思わず口から出る。

ふっくらとした白身から、ぷよぷよしたコラーゲンの部身まで、あんこうの美味しさが口にひろがる…。鍋は煮詰まる風なく終りまで食する事ができ、シメは雑炊。あんこう鍋で雑炊ができるなんて!と再び感激。これがまた旨くて最後の一滴まで食べてしまうのでした。

う〜ん、今年の冬はいつ予約しようかな…。


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