2003年03月30日(日)
衣・食・住のうち、私が一番軽んじるのは、衣である。
私は、洋品店の雰囲気が苦手だ。 場違いの場所にいる事をヒシヒシと感じてしまう。 その上、「何かお探しですかぁ?」なんて、甲高い声の店員に話しかけられたら、そそくさと逃げ出してしまう小心者。それが私なのである。
しかも雑誌なんて漫画雑誌くらいしか見ないものだから、流行がとんと分からない。 服のコーディネイトなど暗中模索の心境である。
そんなわけで、私は服を買う場合、安さで決める事にしている。 ローリスクで失敗のダメージを少なくしているつもりなのである。
さて、最近私はひょんな事から予想外の収入を得た。その金額は、約九千円。
もうすぐ春だし、新しい服が欲しい。
珍しくそんな事を思い立った私は、止せば良いのにLestRoseと云うブランドの洋品店に足を踏み入れてしまった…!!
思いっきりラフな格好で来たので、早速居心地の悪さを痛感。
しかも、高い。ワンピース3万だってよ。買えねっつの。
あぁ、でも可愛いなぁ…。
店内をウロウロすること十五分くらい。
ちょっと良い感じのシャツを発見。 値段も、まぁ何とか手が届く。
さて、此処はやはり試着をするべきだよな。 店員さんと話すの苦手だけど、買った後で不都合感じたら大損だしな。
渋々、店員さんに声をかける。
試着。
悪くは、ない。
よれよれのジーンズとシャツが微妙に合ってないけど、不都合はない。
買おうかな、どうしようかな?
買ってもこのシャツにあうボトムなんてあったっけ?
でも欲しいな、可愛いな。
しばし逡巡した後、購入を決意する。
どうせあぶく銭だ、買ってしまえ。
購入後はさっさと店外へ出て、ほっと息をつく。
そして、ホクホクとした気分で家路についた。
なんやかんや言って、結構楽しんでいたのだ。
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