TOHGA嬢の生活



引っ越し当日

2001年11月30日(金)

 大変でした。

 疲れました。

 今度の住まいの嬉しい点は、ドアのすぐ傍に沈丁花の木がある事。
 そして、一階である事。

 アタシは、沈丁花や山梔子など、薫り高い花が好きだ。
 胸に詰まるほどのあの香りに、幸福感が満たされてゆくのを感じる。
 今から、開花の時期が楽しみでならない。

 一階は、防犯の点で考えれば少し不安な感が残るのは否めないだろう。
 けれど、アタシが心待ちにしている来訪者にとっては、訪れやすいに違いない。
 もう少しこちらの準備が整ったら、彼等の好きな香草を購入しようと計画している。
 キャットニップくらいなら、すぐに手に入る筈だ。

 こうして、アタシの新しい生活は始まった。。。


掃除は好きだけど、整理整頓は大っ嫌い!

2001年11月29日(木)

 もうすぐ引越しだと云うのに、全然片付く様子のないアタシの部屋。
 もう、呪われているとしか思えない。
 なんで後から後から物が溢れ出てくるのだろう? 
 アタシの部屋は、実は何処かの空間と繋がっているのか?

 んなワケありませんね。

 今日はこんなどうしようもないアタシを心配して、某友人が助っ人に来てくれた。

 そして、あまりの部屋の乱雑さに唖然とする助っ人。

 怒られるアタシ。

 小言をくらいながらアタシは、反省もせずにこの状況を懐かしんでしまった。
 何故なら、もうずっと昔から片付けるのが下手だったアタシは、よくイケタニ氏に片付けを手伝ってもらっていた過去があり、その時もこんな風に呆れられ・怒られていたからだ。(人間ってそう簡単には成長しないモノなのだ)
 一応、怒られる度、片づけを手伝わせてしまって申し訳ないと思う度になんとか独りで出来る様にしようとは心掛けているのだが、結局今回も人に頼ってしまった。アタシの自立の日はまだまだ遠い。。。

 ちなみに当のイケタニ氏はこの状態に慣れてしまったので、最近は怒ってくれない。
 もしかして、見放されたのか!? (そして黙々と手伝ってくれる彼女。。。 ごめんなさい、もうしません)

 取り敢えず、ありがとう!
 感謝、感謝の今日この頃です。


言い訳

2001年11月28日(水)

 最近、ここを更新する暇がない。

 現在アタシは引越しの為の準備に忙殺されている。

 ・・・の割には、全然進行してないのだが気にしない事にしよう。

 多分アタシは文章を綴るペースが遅い方に分類されるのではないだろうか? 一日分の日記を書くのに、大体一時間から一時間半の時間を費やしている。

 暇な時なら、この一時間がとっても充実した良い時間の使い方だと思えるが、こうゴタゴタした状態にいる時にはこの日記を書く時間はただのタイム・ロスと化してしまい、残念に思う。。。

 それもこれも、アタシの手際が悪い所為だ。 しかしまぁ、今更云った処で栓のない事ではある。
 十二月に入れば引越しは終了しているハズなので、そうなったら、書き足そう。

 それでは、十二月に請う(←あれ、字はこれで合ってたかしら)ご期待!!


同士、増える。

2001年11月27日(火)

 何名かの友人にこのアドレスを教えたところ、その内の二名がこのサイトで日記を書き始めた。
 えんぴつ仲間はこれで四名。
 なかなか嬉しい事である。

 閲覧はもちろん、それぞれの日記の個性を見比べるのも、楽しい作業だ。

 文章の雰囲気、更新のペース、内容、日記の公開・非公開。
 十人十色とはよく云ったモノで、それぞれが自由に書いている。

 時々日記を書くのが面倒に思える時もあるが、彼等の日記を読んでいると、またやる気になっている自分がいる。
 この現象は単にアタシの負けん気が強いだけの所為かもしれない。が、それを読んで自分も日記を書き始めたくなってしまう様な文章を書いてみたい。
 そんな事を思う、今日この頃だ。


世の中、甘い? 辛い?

2001年11月25日(日)

 母と、母の友人が、家へやってきた。

 母は来春から、もんじゃ焼き屋を経営する事にしたらしい。現在の自営の仕事が芳しくないので、新たに店を始めるとの事・・・。
 こういった母の野心的かつ精力的な行動には頭が下がる。

 しかし、大丈夫なのだろうか?
 七年前に立て直した住居のローン返済も済んでいないのに、また金を借りるのか?
 ちゃんとその商売は成り立ってゆけるのか?

 まぁ、アタシが心配したところで何が出来るわけでもないので、水を差すような発言は控えてみる。
 ・・・多分、大丈夫だろう。そう思いたい、切実に。


 ところで、母と母の友人と妹と四人で夕飯を食べに行った時に、アタシの就職の話が出た。
 文章を読み書きするのが好きだから,希望としては、出版系の会社に勤めたい。反対に絶対したくないのは営業。アタシは気に入らない人間には絶対おべっかを使えないため、よく人と対立する。どう考えても営業には不向きだ。
 そんな感じの事を述べると、母が、
「じゃあ、○○出版の△△先生とは知り合いだから、アンタ今度先生の所へ行って、挨拶してきなさい」
 と、のたまわう。
「僕も、□□には同期の奴がいるからなんとかなるかも」
 と、母の友人も続く。

 ・・・勘弁して欲しい。

 いや、有り難いお言葉ではあるのは判るのだが、問題はその人達に挨拶しに行かねばならない事。それも、多分独りで。
 あぁ、胃が痛い。普段は態度デカイ癖に、こういう時だけ及び腰になってしまう自分がかなり情けない。

 それに、いくら昨今の就職難ではコネ無くして希望の会社に就職するのは困難だと云っても、コネを使うっていうのは、何かしら後ろめたい気にもなる。

 かと云って、自力で就職出来る自信が、アタシには無い。。。

 とりあえずまだ先の話だからといって、料理を前にその話は中断されたが、エックス・デイは刻々と迫ってきている事を感じる、今日この頃だ。


あったかスープの会と、親友の誕生日 〜後編〜

2001年11月20日(火)

 11月19日は、我が親友、イケタニ氏の誕生日だった。

 授業が終わる六時過ぎに、イケタニ氏とハチ公前で待ち合わせ。アタシの片手には彼女への花束とプレゼントがある。なんとなく、恋人でも待っている様な雰囲気に機嫌を良くしてみるが、やはり外は寒い。

 そして、カラオケしに行く女二人組。

 誕生日なんだからもうちょっとお洒落にした方が良いのでは? とは思いつつ、結局いつものデートコースとあまり変わらなかった。
 取り敢えず、持ち歌を歌う二人。大体一時間が過ぎた頃、イケタニ氏が歌っている間にアタシが見るともなくパラパラと歌手名の「ク」の場所をめくっていると、「クラッシック」と云うのが目に入った。
 ニヤリ、と笑って番号を登録する。

 「交響曲第九 喜びの歌(独語ヴァージョン)」

 このタイトルが出た時のイケタニ氏の反応はアタシの満足に足るものだった。

 アタシは4〜14才の十年間、地元で有名な合唱団に参加していたのでコレ系はお手のモノだ。カラオケで歌うのはさすがに初めてだったが、凄く歌い易かった。調子に乗って「もろびとこぞりて」と「ハレルヤコーラス」も登録。
 高校の時にハレルヤコーラスを習っていたので、イケタニ氏も一緒に歌う。
 イケタニ氏はアルトパート。アタシはソプラノ・メゾ・アルトの覚えてる限りを歌った。ソプラノは裏声に近い音域も使うので、ちょっと辛いけど爽快な気分。
 どうでも良いけど、なんでこんなクリスマス系ばかり歌っているんだろう? 少し疑問に思いながら、取り敢えず熱唱。

 その後、食事に行ってイケタニ氏にプレゼントを開けてもらう。

 プレゼントの犬のヌイグルミを見て、
「こいつは芸術化肌だね。こいつの名前はアーネストだ」
と、云うイケタニ氏。どうやらアーティストをもじったらしい。

 そんなこんなで遊んだ後、それでもまだ遊び足りなかったのか、結局イケタニ氏の家へ泊まる事になった。そして次の日の朝御飯を近所のコンビニで調達している時に、アタシ達は重要なミスに気がついた。

 誕生日なのに、ケーキを食べていない!!

 慌ててコンビニをみっつ巡ったが、ショートケーキは何処にも置いてなくて、クリスマスケーキの予約カードだけが店内にあった・・・
 仕方がないので、ゼリーを買って諦めた。

 なにはともあれ、HAPPY BIRTHDAY 

 二十歳、おめでとう。。。


あったかスープの会と、親友の誕生日 〜前編〜

2001年11月19日(月)

 始まりは、二週間前。。。

 その日、受講している講義がもっとも重なっている みあーん(仮名)と廊下を歩いていたら、とある張り紙がアタシの目にとまった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あったかスープの会♪」

 日時 11月19日 十一時頃から
 場所 め○み荘(学内にある日本家屋調の建物の事)

 みんなでスープを作って食べる、親睦会に参加しませんか?
 参加希望者は、生徒相談室まで。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 アタシは、好奇心旺盛かつ金欠気味な大学生である。

 生徒相談室主催のこの会に、一体どんな奴らが参加するのか?

 それに、これに参加すれば一回分の食費が浮くではないか!(参加費等は全て、主催者持ちであった)

 これは、行くしかないだろう!
 同様に乗り気なみあーん(仮名)と共に生徒相談室へと足を踏みいれて行く。ちなみに二人とも生徒相談室を訪れるのは、初めての事だった。。。


 そして、待望の当日。

 二限に授業があるみあーんは途中参加なので、友人のサチコを「タダ飯」の甘い言葉で誘ってめぐみ荘へと向かう。

 そこで待っていたのは、カウンセラーの先生2人と見知らぬ生徒が1人だけ。どうやらその他の生徒は全て、途中参加組らしい・・・。
 サチコを誘って、良かった。これではあまりに淋しすぎる。

 しかし、ある意味この人数で良かったのかもしれないと、後に実感する。

 何故なら、ほとんど初見に近い人と共に料理をするのだ。野菜を切って煮るだけの料理だとしても、それぞれのやり方があったりするのだ。「船頭多くして船山に登る」とはよく云ったモノで、みんなでああでもない、こうでもないと云いながら調理してゆく。とりあえず、失敗するような事態には陥らなかったが、やはり例え煮崩れるとは云っても、根物は水から煮るべきだと思う今日この頃。
 色々と小さな事件はあったが、結構楽しかった。

 そして、丁度スープが出来上がる頃にやってくるみあーんと、その他大勢。
 アタシ達や先生もいれて、二十名程度が集って黙々と食事会が始まった。

 天気が良かったので、日当たりの良い縁側にそれぞれ好き勝手に散らばってしまったのであんまり親睦会と云う感じはしなかった。でも、その分堅苦しさがなくて、非常に良い。
 スープもなかなか美味にしあがって御満悦の時に、アタシとみあーん、サチコは、ちょっとした恐怖体験を味わう事になってしまった。

 アタシ達は、縁側にあった小さな卓に固まって食事していたのだが、その卓に、もう1人「ナカオ(仮名)」のネームプレートを付けた(一応親睦会なので、みんなこれを付けていた)女性が相席していた。その彼女が、何やらボソボソと呟いているのだ。
 独り言、なのだろうか? それにしてはやけに文章が長い。絶対何か、「語って」いる。しかし、すぐ傍にいるアタシ達にすら聞き取れない程の小声なのだ。
 そして・・・

ナカオ(仮名)氏「○×△◇▽。ぶふっ ぶふふふふふふふふ」

 ………!!!

 この瞬間、アタシの一部がパニックでショートした。

 ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!!

 意味もなく身の危険を感じるアタシ。 
 話かけてはイケナイ。あの手の人種に気に入られたら厄介だ(過去に経験済み)

 取り敢えず動揺を隠す為、いつも以上に雄弁を振るってみる。
 すると、なんとどうやらアタシ達の会話に参加し始めたらしいナカオ(仮名)氏。明らかに、アタシの世間話に反応している。しかもその合間にも、器用に独り言トークも続けている。

 必死に彼女の事は気にせずにその場はやり過ごした。
 後に、みあーんとサチコがこう云った。

「あの時TOHGAちゃん、怯えてたでしょ」

 だってホントに怖かったんだもの。


 さて。話は変わって、実は今日は親友のイケタニ氏の誕生日だった。
 しかし、ちょっとこのス−プの会で喋りすぎてしまったようだ。
 やむなくこれを前編とし…

 後編へ続く!


雨の如くに星は降り・・・

2001年11月18日(日)

 今日の天気予報では、19日の午前一時から三時頃にかけて獅子座流星群が降るという、なんともロマンティックな予報をしてくれた。

 そう云えば二年ほど前にもそんな予報が出て、大学受験中だったにも関わらず、空を見上げていた記憶がある。あの時は午前三時頃に驚くほど大きな流れ星がひとつ降ってきて、運悪く後ろを向いていたアタシにも、まばゆい光の感触だけは知覚出来たのを覚えている。

 今年こそは、と思って楽しみに夜を待っていた時に、某氏からメールが届いた。

某氏 「今夜の流れ星、見るの?」
アタシ「見たいけど、寒いねぇ。家の窓から見えないかなぁ?」
某氏 「流れ星は東からだよ」
アタシ「そのくらいは知ってる。ところで、東ってどっちよ(苦笑)」
某氏 「当たり前だが日が昇る方だよ。でも君はそんな時間に起きてる事は無いだろうから、夕日の反対方向と言っておこう。」

 ・・・嫌味な言い方だ。

アタシ「今は、日は昇ってないし、落ちてもいないじゃない。もっと即効性のある方法を提示しておくれよ」
某氏 「君は普段どっちに夕焼けが見えるか知らないのか?」

 ・・・悪かったわね、そんなん知らないわよー、だ。しかも、確か中学の授業で日の昇る方角は季節によって北南にズレるって聞いた覚えがあるぞ。

アタシ「夕焼けの色とか、早朝の薄明かりとかなら覚えてるんだけどね」

 そう。アタシにとっては、方角などよりそちらの方が重要かつ着目すべき点なのである。

某氏 「じゃあ君のアパートの向かいにある中学校の教室の窓の方向分かる? それが南」
アタシ「家から窓がみえる方が南? それとも窓を背に見た方角?」
某氏 「教室の中から窓の方を見た方角が南。学校は日光が入るように作ってあるから」
アタシ「なるほど! ありがとう」

 と、まぁ。こんな感じでアタシの無知を露呈して一時中断。
 そして、結局。

アタシ「曇ってて、全然見えない」
某氏 「そうだね」

 かくして、アタシは流れ星を見る事能わずに、すごすごとベットにもぐりこんだのであった。

 いつか、晴れわたった夜空の中で降る星屑を、じっくりと堪能してみたいものだ。。。


ナマムギ、ナマゴメ、ナマタマゴ!

2001年11月17日(土)

 手品のサークルで、今度、学内発表会をやる。
 正式名称は「駒場祭 ステージマジックショー」

 今回の主役は後輩の一年生達だ。
 彼等にとっては初めての舞台になるこのステージマジックショーに向けて、準備の早い子は夏休みの時分から練習を始める。

 去年の自分と比較すると、明らかに練習量の多い一年生。
 無闇やたらに個性を光らせまくる一年生。

 …見ていて、とっても楽しい☆

 目の肥えた人から見ると、技術はダメダメらしいのだが(確かにちょっと不安な処が無い事もない)ある程度の演技は出来てきているように思える今日この頃。
 とうとう本番まで、あと一週間。
 今日はそのリハーサルが行われた。

 例年、予定よりも時間が大幅にズレてゆく印象のある準備・作業がほぼ予定通りに進んでいた様なので、内心ちょっと驚いた。
 これが進行(簡単に云うと今回のボス、司令塔役)の為せる業なのか?
 普段は情けない雰囲気の漂う進行氏だが、ちょっとだけ見直してみる。

 さて、リハーサルを進めて行くうちに。ひとつの重要な問題が浮かび上がってきた。
 その問題とはズバリ。

「ショーの司会役の子、はっきり言って、ヘタだよね」 (リハを見に来たOB談)

 司会役の子 → アタシ。。。

 ……さて、状況を把握してみよう。
 ちなみに( )内は、アタシの言い訳らしきたわ言。

問題点その1 台本を覚えてない(だってその内容が決まったの、今日なんだもん)
問題点その2 司会の台詞まわしが微妙(そもそも、なんで毎年やってるショーなのに完成形がないんだ?)
問題点その3 司会のイントネーションが変(もしかして、静岡弁まじってました?)
問題点その4 司会の衣装はホントにアレでやる気なのか?(普通のスーツじゃつまらないって云われて、変えてみたんですけど…)

 と。まぁこんな感じで問題点が次々と出てくるワケだ。
 取り敢えず、進行氏やら道具チーフ、照明チーフ(両者ともショーの重要なスタッフのトップ。ちなみに同学年)に文句を云われながら文章を再構成。
 そして、それをアタシが朗読してイントネーションが変な処を片っ端から指摘される。治りの悪い司会嬢(て云うか、自分と相手のイントネーションの違いがまず理解出来ていない)。
 無駄にプライドが高いため、この猛特訓(?)が精神的に非常に辛かった。しかし、アタシとしては珍しい事に、癇癪を起こさずに素直に練習を繰り返す。(少しは相手の事を考えられる様に成長したらしい)でもやっぱり、あんまり同じ事ばかり云ってるとオウムみたいで酷く馬鹿馬鹿しく思えてくる。これがまた許せない(そのくらい許そうよ)
 結局、付け焼き刃な一時の練習では、あまり進歩がなかった気がする。 

 どうやらこの一週間でなんとかせねばなるまい。ひとりで練習しても意味無いってわかってるんだけど、人に見て貰うのは少し気が重い、…厭だなぁ。

 そういえば、中国の故事成語か何かで、今の状況そのものな事を指した話があったはず。

 先人曰く、
「素直に見てもらいなさい」(大部分省略)

 やはり、聞くは一時の恥 聞かぬは一生 ここは耐えるしかないらしい。


童心主義

2001年11月13日(火)

 アタシは、自分で云うのもなんなのだが、此処ではアタシ以外にアタシの事を語る人がいない為、自分が子供っぽい性格である事を、自分で云わなければならない。

 子供っぽい、と云う事はつまり。
 純真で、無邪気で、素直だ・・・と云う事(本当か?)

 でも裏を返せば。
 社会性がなくて、我が儘で、あまのじゃく・・・と云う事でもある。

 まぁ、推奨されるほど良い事ではないが、満更悪いモノでもないだろう。

 ちなみに、今回の一番重要、って云うか言いたかった事↓


「自分でカウントの300番、踏んじゃった♪」

 ・・・なんとなく嬉しいのだが、ちょっとした空しさも感じる。
 乙女心は複雑だ。


 ところで、
 とある先輩の○氏は、自分のサイトを17進法でカウントしている。
 こう云うイタズラ精神こそ、アタシの目指すべき子供っぽさである。
 ちなみに、その先輩は子供っぽい訳ではない・・・多分。


好きな音色

2001年11月12日(月)

 ピアノ、フォークギター、リコーダ、バイオリン、パイプオルガン。
 静かに響くような、男の人の声 透明に澄んでいて柔らかい、女の人の声

 曲調は、ちょっと物悲しくて叙情深いタイプが好き。

 月夜の薄暗がりの中で幽かに聞こえる子守歌とか、言語化出来ない想いのたけを込めた鬼気迫る様な演奏が好き。


 今日は、大学の友人四名と ども研(略称)の後輩数名が所属しているマンドリンクラブの演奏会に行ってきた。
 予想以上に良い演奏会だったので、満足する。

 演奏中に、友人のひとりがあくびをしているのを発見して、アタシはニヤリと笑ってしまった。後でその事を指摘したら、実は彼女、その時感涙状態に陥っていたのだが、あろう事か鼻水が垂れてきて滅茶苦茶困っていたらしい。どうやらアタシはその瞬間を目撃してしまったようだ。
 なんとなく、笑えそうで笑えない小話。。。

 ところで最近、少々文章が長い気がするので、今日は多くを語らずにこのまま終わりにしようと思う。


 ・・・と、思ったけど、やっぱり最後に。
 アタシの文が長いのは、「女はお喋りだ」 ってセオリーが起因しているのか、していないのか。
 ちょっとだけ気になる今日この頃だ。
 


人徳は最大の財産

2001年11月11日(日)

 今日はアタシの所属する手品サークル内で結構有名なOBである、○原氏の送別会があった。

 形式としては、その○原氏が主役のクロースアップマジックショー。
 出演者は氏と同期以上で個性的な手品使いである事と限定され、観客はそれ以外のサークル関係者、つまりアタシ達現役生が多かった。

 流石、現役時代に「○大奇術愛好会(サークルの正式名称)にその人あり」と云われた人達だけあって、どの人の演技も恐ろしいくらいに素晴らしく、久しぶりに惚れ惚れとしてしまった。演技で人を笑わせるって、結構難しい事だと思うのだが、彼等はそれを難なくやってしまう。・・・すごいなぁ。

 時間にして一時間半のショーだったけど、全然長さを感じさせなかった。クロースアップ好きである友人の70チャンなど、ショーが終わった後も興奮冷め遣らずといった状態で、その日一日、ずっと機嫌が良さそうだった。

 さて、ところで。そんな彼等の様に、手品に執着のないアタシが一番注目したのは、実は○原氏の人望の厚さであったりする。
 氏の送別会の為に、あんなにも多くの人が集まっていた事に、アタシは密かに感動していた。どちらかと云うと、アタシの交友関係はサラッとしている。その方がアタシには気楽だし、性に合っている、と思ってはいる。

 でも、やっぱり。皆に温かく送られてゆく○原さんが羨ましくみえる、無いものねだりな今日この頃だ。
 友達は、大切に。。。


アタシは猫派!

2001年11月10日(土)

「貴方は猫派? それとも 犬派?」
「世界はどちらの肉球に!?」

 そんな感じの言葉を謳い文句に、Cats&Dogs と云う映画が現在公開されている。

 字幕と吹き替えを交互に上映していたが、時間の関係上、字幕の方を観賞する事になった。まぁ、アタシとしては字幕でも吹き替えでもあんまり気にしないタイプだ。ただ、一緒に映画を観た相手が、自分の視力が弱いくせに眼鏡もコンタクトも使用しない奇特な御仁だったので、少々画面に近づき過ぎる事態に陥る事になった。ちょっとだけ、眼をチカチカさせながら動物たちのドタバタ劇を楽しむアタシ達。

 この話では、猫は完全に悪役。しかもボスはあの性格が悪い事で有名なペルシャ猫。。。
 ある意味、そのまんまなストーリー。
 ギャグセンスは良かったから、面白かったけどね。

 ただ、少し気になったのは謳い文句のひとつの「肉球」にこだわり過ぎてる感があり、「肉球」と訳すよりは「前足」 ってした方が適当と思われる台詞が少々あった処。まぁ、キャットフリークのちょっとしたたわ言だね。


 話は少しずれて、字幕の事。

 最近手書き風の独特な字体を使った字幕をよく見るのだが、アタシはてっきり、あれはコンピュータでプログラム化されたモノだとばかり思っていた。
 が、しかし。この前テレビを眺めていたら、「実はあの字幕はわざわざその度に自筆している」 と云う内容を十分程度のドキュメント(?)にして報じていたのだ。

 1時間半の作品の中に、一体いくつの文字が使われているのだろう・・・。
 確かテレビでは、万を越えると云っていた。

 それを知ったその瞬間、「なんて効率の悪い阿呆な事をしてるのだろう」と半ば呆れながらも、そんな事までしてしまう彼等の映画に対する情熱に、心打たれた今日この頃だ。


味方に塩を贈れるか?

2001年11月09日(金)

 アタシは、身内に甘い。

 身内と云っても親戚を指す訳ではない。どちらかと云わずとも、アタシは親戚関係が大の苦手だったりする。

 では、アタシの云う身内とは何か。
 それはつまり、アタシが友愛やら何やらの好意を抱いている連中を指すのである。

 先人は、「敵に塩を贈る」等と云った言葉で人の徳を語ったが、現在では仲間に塩を贈る事すら出来ていない人物が多いのではないかと感じる、今日この頃。

 ついつい身内には、それが本人にとって益にはならないと知ってはいても、その人の喜ぶ様を見たさに、キツイ事を云うのを控えてしまう。
 そんな軟弱で、上っ面な関係。

 よくない、とは思う。

 出来れば、直したい。
 だってその人達の事、やっぱり大事だもの。

 ちなみに、
「こいつはちゃんとこの故事の意味をしっかり理解してるのか」
 と、いぶかしんだ方へ。

 理解はしています。
 でも、使い方がちょっとなってないかも知れませんね。この内容で使うには、ちょっと語弊がありそうだ。。。


赤の女王と白のナイト

2001年11月08日(木)

 将棋と、囲碁と、チェス。
 なんとなくアタシの感覚の中では同じ分類に属している。

 その三者の中で、アタシが好きなのは勿論、チェスだ。
 理由は月並みだが、「鏡の国のアリス」の影響と、ナイトの駒の美しさに惹かれた事が大きく要因している。
 加えて、アンティークが好きなのもそのひとつに挙げられるだろう。いつか、精巧なチェス版を一セット持つのがアタシの小さな夢だ。

 しかし、である。

 そんな良質のチェス版を持ったとしても、チェスが出来なければ意味がない。て、云うかただの虚栄ではないか。
 それでは、アタシの美学に大いに反する。

 と、云う事で。アタシは独学でチェスを学ぶ事にした。
 先生は一冊の本と、プレイステーションソフトのA.I、である。
 さて、その効果はというと。

「まったくダメ」

 だったりする。
 初級のレベルですら、最近まで一勝たりとも出来なかったのだ。

 例え勝てたとしても、相手の駒を全部取ってから最後のキングを追いまわす、まったくスマートでもエレガンスでもない勝ち方なのだ。

 こんなアタシなので、綺麗なチェス版で優雅にチェスを楽しむ日は、まだまだ遠い。相手もいないしね。
 そもそも、そんな日は本当に来るのか?
 甚だ疑問を感じる今日この頃だ。


・・・寒い! (時期尚早? 編)

2001年11月07日(水)

 最近、朝が辛い。
 布団から出られない。

 何故ならアタシは寒がりだからだ。
 布団の中でグズグズしながらテレビをつけて天気予報を見れば、日本の北端には既に雪のマークが表れている。。。寒いワケだ(ちなみに、此処は東京。つまり北海道の天候なんて、本当はあんまり関係なかったりする)

 でも最近、ちょっと急に寒くなったとは思わないだろか?
 今日明日中に、冬服を出す事を真剣に考慮しなければ・・・。
 あぁでも、そんな事はともかく、このままこの暖かい毛布の中でずっとヌクヌクしていられたら、どんなに幸福だろう。冬は嫌いだが、冬の毛布の中ほど快適な場所はないと思う今日この頃。しかし、怠惰は人類の敵である。さっさと起きて、学校へ行かねばならないこの身の辛さかな。最近のアタシの布団から脱出するまでの顛末は、涙なしでは語れない、映画大賞もビックリの愛と感動の物語が繰り広げられている。って、そんな訳ナイですね、云い過ぎました、ごめんなさい。

 でも、そんな寒くて嫌な冬にも、たったひとつだけ楽しみにしている事がある。
 雪だ。
 アタシの実家は、雪が全然降らない処だった。だから真っ白に積もった雪が、嬉しくて、楽しくて、面白くて仕方がない。
 寒いの嫌いなクセに、この時ばかりは大喜びで外へ出かけて行く。お前はいったい何歳だ? 来年成人式の娘のする事か? そんな疑問もなんのその、幼少時からの夢だった雪遊びを堪能する。。。


 さて、先日アタシは既にクリスマスの商品を並べている商業者を笑ったが、何のことはない。アタシのほうが気が早いではないか。(東京の雪は来年の大体二月頃らしい)しかも、今日やっと立冬だと云うのに、なにが悲しくて今から寒がっているのだろう。
 まぁ、それもご愛嬌。笑って誤魔化して、今日の日記はこれでオシマイ。


赤いクレヨン、トマトになって♪

2001年11月06日(火)

 どうでも良いけど、洗濯物が増えるような事はしたくない。
 必要な事だったんだけどね。アタシも半ば判っててやったのだし。

 昨日大量に作って余ったトマトスープを、一日かけて消費した。
 同じものとして食べるのも芸がないので、朝・昼は付け合せを変えて食し、夜はスープスパゲティにしてみた。小手先な変化の加え方だったかもしれないが、何もしないよりはマシだろう。

 アタシは、谷山浩子と云う歌手の「おはようクレヨン」と云う歌が好きで、機嫌の良い時などによく口ずさんでいる。
 この歌は、歌詞が可愛い。流石、「みんなのうた」(NHK)に登場しただけはある。
 まぁ、今日の出来事にはあまり関係ないけどね。


お家を探そう! 〜その2〜

2001年11月05日(月)

 必要な書類とお金を揃えて不動産屋さんへ。

 あっさりと消費される、年単位による苦労の結晶たち。はぁ、やってられないね、本当に。

 よく「世の中にはもっと苦労してる人達は沢山いるんだ」 なんてお説教垂れて下さる偉人さんがおられるけど、じゃあアタシはどうすれば良いの? って思う。
 世界で一番不幸な人以外は誰も泣き言を云っちゃイケナイのか? そう云う暇があるなら、今アタシに直面している問題に対して何か解決策を提示して欲しい。
 あぁ、また極論を言ってる気がする。しかも最後がちょっと他力本願。
 単にアタシの頭の中でそんな奇麗事考えてる部分に嫌気がさしてるだけの事。気にしない、気にしない。

 そのうち良い事あるわよ。

 新しいお部屋は、なかなか住み心地が良さそうだし。妹と云えども、ひとりの方がやっぱり気楽。
 よし、取り敢えずやれるだけはやって行きましょう。母親も来年の四月には何とかなるかもしれないって云ってるし。お金はまた貯めれば良いだけの事。

 これ以上悪化しなければ、なんとかなるわ。
 最悪、アタシにはまだ奥の手もある。出来るだけそんな事にはなって欲しくないけどね。あの時の精神的ストレスはもう味わいたくないから・・・。


学園祭は、ある程度の規模がないとつまらないと云う事を改めて悟る

2001年11月04日(日)

 中学時代からの親友であるイケタニ氏の学園祭に行ってきた。

 彼女に会うのは久しぶりだった。どっちも人付き合いが悪い所為だろう、メールすら殆どしていない。そんな状態がしばらく続いていたので、心配性のアタシとしては「去る者日々に疎し」なんて諺が頭をよぎる瞬間があったりする。
 まぁ、気の迷いだろう。最近ちょっとナーバス気味だった事だし、気にせずに彼女の大学に足を踏み入れる。左手には近所で購入した差し入れのケーキの袋が揺れている。中身は苺のタルトとカボチャプリン。まだハローウィンが抜けてないのか、いい加減にしろ、アタシ。と、独りで突っ込みながらN201教室を探す。Nってなんだ? 北館って事か? 北はどっちだ! ・・・あ、みっけ。(アタシの学校は番号館しか存在しない。日常的カルチャーショック)

 イケタニ氏は漫研部の部長。漫画喫茶とフリーマーケットと冊子販売をしていた。(私は彼女の描く絵が好きで、貰った絵は大体とってあって大事にコレクションしてたりする。イケタニ氏は厭がってさっさと捨てろ、などとのたまわるが、アタシはニヤニヤ笑うだけだ。今日貰った冊子も、来年あたりには彼女の恥ずかしい過去の一部になるのだろう。アタシのコレクションが、また一つ増えた)
 二・三時間そこで彼女と話したり、ペンシルバルーンで遊んだり、部員の子に至近距離でライター銃を点火されて髪の毛を少々焦がされたりして楽しく時を過ごした。
 人の事を云える立場ではないが、ちょっと常識ないよね。怖いから火で遊ばないでくれ、アンタ大学生でしょ。

 四時で学園祭は終わったの様なので、片づけと打ち上げが残っているイケタニ氏と別れ、表参道にある児童書の専門店に寄ってみた。別に欲しいモノがあったわけではなく、ちょっと散歩がてらに覗いてみたハズなのだが、結局そこで二時間近くフラフラしていた。

 店内ではもう、クリスマス関係の本が展示されていた。
 来年の事ではないから鬼は笑わないだろうが、アタシは笑った。商売上手いなぁ・・・。


駒場東大前駅にて

2001年11月03日(土)

 サークルの友達と後輩の子と一緒に、カレー屋で昼食を食べる事になった。

 辛いモノは好きではあるのだが、ちょっと苦手。すぐに口の中がピリピリと痛くなってきてしまうし、喉の粘膜が弱い所為か、辛さでむせてしまったりするからだ。しかも猫舌でもあるのでカレーを食べるペースはノロノロとして遅い。そんなお子様な自分がちょっと情けない、今日この頃。

 故に、どうせ同じ様な行程なのだから自分で作る時はクリームシチューにしてしまう。

 個人的には豚のバラ肉を使って、カブを入れたシチューが一番好きだ。

 そろそろシチューの宣伝もテレビでチラホラ出始めている。(なんで夏はカレーで冬はシチュー、なんて対比をさせるのだろう?)

 そんな事を考えながら、ちょっとした恋の話もしながら友人と食べる久しぶりのカレーは美味しかった。

 ・・・でもやっぱり、辛かった。


嘔吐

2001年11月02日(金)

〜警告〜
 今回の内容ははっきり云って吐瀉物です。
 そう云う趣味の無い人にはお薦めしません。
 無視して別の日付をお読み下さい。
















 私には、殺意がある。

 誰に対して?

「   なんか死んでしまえば良い」
「いつか   を殺してやる」


 名詞は全部、箱の中。
 鍵をかけて、鍵もろともタールの沼に沈めてやった。

 もう、誰にも分からない。
 私にすら、分からない。

 そして殺意は私に還ってくる。

 それで良い。因果応報の素敵な輪舞。私の掘る墓穴はひとつで充分。

 さぁ、殺せるものなら殺せば良い。
 殺意は宿主である私の首をも、絞める事が出来るのかしらね?

 ほら、私の内で
 殺意が右往左往している。
 なんて滑稽な姿

 せいぜいアタシの内を這い回れば良い。
 アタシを内側から、その毒気で満たして、腐らせてしまえば良い。

 今まで、どれだけのアタシの一部が死んでいったのかしら?
 幽かに感じる空虚感。
 これだけじゃ、アタシは死ねない。

 ただ、ひとつだけ気になるのは
 アタシが初めに殺意を抱いたのは一体いつの事で、
 そして相手は誰だったのだろう?

 答えは全て、箱の中。
 タールの沼の奥底で
 今も静かに沈んでる


頑なに夜は来て、夢に咲く蓮の花

2001年11月01日(木)

 アタシが蓮の華が好きになった経緯を書こう。

 仏教では蓮の華は聖なる花とされている。
 ちなみに、アタシの母は一時期立○佼成会と云う仏教系の新興宗教にハマっていた。アタシは「宗教」否定派なので例えクラシックなモノであれなんであれ、信仰心など欠片も無いが、神学的・物語的「神」については興味があるのでその母の宗教の月刊冊子をパラパラと斜め読みだけしていた。

 その中に、こんな感じの文章がアタシの目に留まった。

 「蓮は、泥の中から生まれます。自然は、泥の様な汚いモノの中からあのように美しい華を咲かせる事が出来るのです。
 同様に、私たち人間は欲や憎しみなどの醜い感情も持っていますが、その中から蓮の華の様に美しく、精錬潔白な、愛や信仰心の様な感情を持つ事が出来るのです。」

 アタシの稚拙な略し方ではピンとこないかもしれないが、これを読んだ当時のアタシは、いたく感動したのを覚えている。

 アタシは自分の事が好きじゃない。
 自分の奥底にあるドロドロとした感情が厭で堪らない時がある。

 でもその醜いアタシの中から、たったひとつだとしても、蓮の花の様に美しいモノがあるのなら。。。
 アタシはその時から、自分の中で厭な感情が芽生えた時にはタールみたいに汚らしい沼のイメージを創り、その中から綺麗な蓮の花の咲く情景を想い浮かべて気持ちを落ち着かせる様な習慣を作った。
 効果はまぁまぁ。
 でも、無いよりは遥かに楽だ。

 だから、アタシは蓮の花に特別な感情を抱いている。


 ところで、上とはあまり関係は無いが、三谷幸喜の作品で「君となら」と云う劇がある。
 この副題は、「Nobody else But You」(ちょっと綴りには自信がない)

 全てを否定してから、個を肯定する。
 それ故に、個が際立つ。その姿は美しいと思う。

 個が美しいのではない。多分それは、集合の中では何の変わりもない、平凡なモノだろう。
 全体から唯一ひとつに選ばれて初めて、それは輝くのだ。

 と、そう想う。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!