霞的迷想



みかんカレーのこと。

2002年04月29日(月)

 サウスウィンドウにありそうで、かなりありふれていて、なおかつカレーにあわなさそうな食材を考えてみた。でも、温野菜のカレーとか、パイナップル入りの酢豚とかは十分一般的な料理で、もしかしたらどこかに、柑橘類を使ったおいしいカレーというものもあるかも知れない、と気がついたので、どう考えても誰もやらないだろう、こんなものは食べたくないだろうと、丸ごとみかん入りのカレーという設定に落ち着いた。もちろん、口から出任せで言っているだけの話なので、ヘイゼルがそんなものを作ったということではなく。
 でも何故みかんなのかといえば、やっぱりいわゆるネタというヤツで、とある小説に出てきた「みかんラーメン食べる?」という一言が強烈なインパクトで脳裏にこびりついていたため。
 何の小説かわかった人は、こっそり「あれか」とほくそ笑んで下さい。


気になるっていえば。

2002年04月07日(日)

 「鉄拳4」の誌上広告、あれ、どうにかなりませんかね。
 いえ、別に雑誌の中に載ってる分には問題ないんですが。
 あと、「お炉ナイン」の誌上広告。
 両方とも駄洒落的なもので、ふつうに目にしたときは「くだんねーッ」と鼻先で笑う程度ですむのですが。
 レジでバーコード読みとらせているとき、裏表紙に載っているそれらがふと目にはいると、思わず吹き出してしまいそうになります。
 笑っちゃいけないと思っていると、大したことじゃなくても笑えてきてしまう、多分そんなところなのですが……かなり、つらいんですよー(^〜^;


店員的独白。

2002年04月06日(土)

 「ハリポタ」「指輪」ときてファンタジーブームな昨今。
 うちの本屋にも小さいながら「ファンタジーコーナー」ができた。

 ところで、某何でも週刊誌にしてしまう会社から、「すたーをーず」の雑誌も出てますよね。あれが当然のように「指輪」達と同じ「ファンタジーコーナー」におかれています。
 確かに、「すたーをーず」ファンタジーっちゃファンタジーっぽい話ではありますけど……

 さて、ここで問題です。
 「すたーおーず」はいわゆる「SF」というヤツの中の、もっともポピュラーな一例だと思うのですが、「SF」って一体、何の略でしたっけ?
 「スーパーファンタジー」……それは某出版社から出ているシリーズ名ですね。
 「スペースファンタジー」……? 当たっていると思いますか? 何か、雰囲気はわかるような気がしますが。これならまぁ、ファンタジーとして括られないこともない、かな。
 でも。
 「SF」っていったら基本的には「サイエンス・フィクション」の略なんですよね、元はといえば。
 純然たる別ジャンル。一括りにしてしまってよいものかどうか。はてさて、気になってしょうがない今日この頃です。


ORIGINALBOOKについて。

2002年04月05日(金)

 ……という文章を何日か前に書き込んだのだけれど、送信中にPCが固まったため脱力して打ち直さずにふて寝しました。

「ORIGINAL BOOK」

 割と冗談のような成り行きで作った設定が、私に消化されるうちに、あれよあれよという間に暗いテーマが浮き彫りにされてきた一品です。
 元々は、番外編に出てくる「お話」の中に入り込んでしまった想ちゃんの話でした。多重人格ものの、半分どたばたコメディに近かったのでは、と今更ながらに思います。プロットとかはいくらかあったけど、結局書き上げてはいなかったので。
 想ちゃんの人格が完全に分かれたいきさつとか、いったん分かれた人格を、どんな意図で統一させようとしたのかとか、そういった設定はその元々の話の中にちゃんとあるのです。
 で。
 紅浪想、亜都浪……名前の由来は、某時の三姉妹(だっけ?)です。
 一番下の想ちゃんにだけエピソードがあるのも何かな、と思った結果、浪姉さん達の話も、現在構想中。ちなみに、ちゃんと三人の名前を作ったはずなのに、どうしても真ん中の子の名前が思い出せず、改めて充て字しました。時間では、元々の「ORIGINAL」が最初、次いで、香月亭に載せられている「ORIGINAL2」と、すぐ上の従姉妹・果城詩子が主人公の「ORIGINAL GAME(仮)」がほぼ同時期で、最後に来るのが亜都浪の「ACCIDENT(仮)」と決まっています。
 ところが、詩子さんは三人の中で一番亜都博士の天才ぶりを理解している才媛(?)で、彼女が出てきた結果、はじめの段階では思いも寄らなかった袋小路へとこの全体のエピソードを導かざるを得なくなってしまったのです。つまり、彼女は余計なことにまで気がついてしまう人だったというわけですが((^^;
 「ORIGINAL BOOK」は、永遠に救いのない話です。多分、一番、詩子さんにとって。一番幸せなのはむしろ、「なにも知らない」想ちゃんなのかもしれません。あれだけさんざんな目に遭っていたとしても。
 亜都歩博士の発明品は、中途半端によく出来過ぎていた、そういうものにしてしまったことが、彼女(=詩子)のジレンマを脱出不可能なものに変えてしまった、ということです。

 たとえば「トータル・リコール」たとえば「クリス・クロス」自分が何を信じるべきか見失ってしまう一瞬に、最後のよりどころさえ奪われてしまったら……?
 バーチャル・リアリティはバーチャルという自覚があるからこそ、そこから抜け出す術を持っているからこそ、楽しめるものだというのに。

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