書庫目録

2003年08月31日(日) Les Miserables 3回目

またまた行ってきました、帝国劇場。
今公演初めてのS席です。端っこだけどな(爆)

本日のプリンシパル・キャストは。
ジャン・バルジャン 今井清隆
ジャベール 内野聖陽
エポニーヌ 坂本真綾
ファンテーヌ 井料瑠美
コゼット 河野由佳
マリウス 岡田浩暉
テナルディエ 駒田一
テナルディエの妻 峰さを理
アンジョルラス 吉野圭吾

お初はバルジャンの今井氏
テナルディエ&その妻の駒田氏と峰さん。

3回も観てるのにバルジャンとジャベールが2人しか観られてないのは
何かこう、偶然とはいえ失敗したなーって感じですねぇ。
バルジャン役の山口祐一郎とか、ファンテーヌ役の高橋由美子とか
ちょっと観たいなーっていう役者さんは何人かいたんですけど。
あと、アレだ。9月のマリウスの泉見くん。

さて、前回までは2階からの観劇で
今回初めて1階席から観劇となったわけですが(A席よりは確実に前だし)
やはり思った通り見え方が全然違いました。
上から見下ろした方が、舞台上の動きは良くわかるんですけど
(あとセットとか。舞台の床が石畳になっていることとか)
1階で見た方がキャストの視線がどこを向いているのかとか表情とか
細かい演技とかちょっとしたセリフなど、そういうところが良くわかったので
次回は是非1階の中央あたりの席で観てみたいと思いますねー。

今回はもう3回目だけあって本当に余裕を持って観ることができました。
テナルディエ夫妻はモリクミのあのキャラのコミカルさには負けるにしても
それはそれで面白かったですよ。
妻の意地悪さ加減は多分、峰さんの方が大分上だと思われ。
リトル・コゼット不憫で仕方ありませんでしたもの(笑)
駒田さんのダミ声も好きだなー。
でもねー、大きくなってからのコゼットにはどうも感情移入し難くて。
真綾ちゃんが最終日だったということもあってかスゴク良くて
その分エポニーヌに感情移入してしまったので
エポニーヌの片恋に気付きもしないマリウスの鈍さ加減とか
コゼットの世間知らずさ加減とか
その2人の周囲を顧みない恋愛模様であるとか
そういうところがどうも何かムカつくんだよーっていうかね?
エポニーヌの切なさに涙ですよ。
「あの娘は誰、探しておくれ」とか「この手紙をコゼットに」とか
ホント、マリウスのばかーーーー! って叫びたかったわ……。
エポニーヌの死の場面でも「愛で救えるなら」とか言ってるくせに
そのすぐ後「僕が死んだらコゼットは泣いてくれるか」とかねー!
あー、もう何だよマリウスこの野郎めーーーー! と。
真綾ちゃんのエポニーヌは死の直前にマリウスの唇を奪うのです。コレが好き。
多分エポニーヌがマリウスの初キス相手になるんじゃないのかなー?
マリウスはコゼットへの恋が初恋だったわけで
エポニーヌが死ぬ場面ではまだコゼットとは
手を握り合ったりとかしかなかったのですよ。
その行為によってマリウスはやっとエポニーヌの想いを知ることになり
報われないまま死んでしまったエポニーヌを抱きしめて泣くのです。
(でもその後すぐ「コゼット〜♪」になっちまうわけですがね)

岡田マリウスってもうね、誰にも彼にも愛されている感じで
エポニーヌも「彼が求めたら捧げてしまう」と言ってますし
何か薄幸そうな中にも小さな幸せを見出して日々生きているみたいな感じ。
擦れてないっていうか。
山本マリウスはアレなんですよ、とことん薄幸そうに見えるんですよ。
そんで繊細なの。
コゼットに恋した時も岡田マリはこの世の春みたいに舞い上がってしまうんだけど
山本マリは恋に落ちた自分に戸惑いを隠せないみたいな感じで。
その差がまたおもしろいんだけどね。

でも今回の真綾ちゃんはホント良かったー。
オン・マイ・オウンで泣かされるとは思わなかったですよ。

もっと近かったらもっと表情がよく見えたと思うんですけど
遠いとどうしても感情表現を歌だけで聞き取らねばならなくて。

私的(萌え)感想でアレなんですが
バルジャンは私、別所哲也の方が好きです。
なぜなら別所バルジャンだけ下水道を逃げる場面で
マリウスを姫抱きするからです(腐ってるよ!)
なんだろ、他のバルジャンより力持ちってことでしょうか。
そういえば下水道にマリウスを下ろすのも1番上手かった気がします。
担いだり、負ぶったり、引きずったりはどのバルジャンもやりますが
姫抱きするのは別所バルジャンだけなんですよーーーー!

カーテンコールは真綾ちゃんと峰さんの最終日の挨拶がありました。
テナルディエ役の駒田さんが2人を紹介して
「最愛の妻と娘が先にどっかいってしまうので、淋しくて涙ちょちょぎれます」
って言ってたんですよー。
(エポはテナルディエ夫妻の娘なのです)
峰さんも真綾ちゃんも涙ぐんでいて。
カーテンコールで泣いている自分が何か……驚き。

スタンディングオベーションで観客がなかなか引かず
結局4回もカーテンコールがありました。うん。良かった。

実は夜の部も当日券で観ようかと思ったくらいで。
別所バルと山本マリ、岡ジャベの最終日だったからねー。


勢いで年明けに博多座まで行ってしまうかもしれません。



……博多座ってA席(帝劇のS席に相当)が15,000円!?
帝劇だって13,500円ですよ? ありえへーん!!
特Bでさえ12,000円だなんてーーーーーー。

……どうしようかな。

ちょー悩む。



2003年08月30日(土) 携帯を買い換えました

弟が。

いやー、私も買い換えたいんですが、ちょっとアレが。
ほら、お金がね!
だって今月来月にライブだの何だの集中してるから!
やっぱ次のボーナスまで我慢することにしますよ。

弟は携帯の着信音が鳴らない状態だったので
早く買い換える必要があったんですよ。ええ。
マナーモードにしておけば全然問題ないんですけどね。
通話できるし。

で、前回買い換えようと出かけた時は、どの店も在庫がない状態だったんですが
今回はあっさり本体の在庫がありましたので
さっくりと買い替えできました。
でもね、ポイント目いっぱい使われたから……(泣)
うち、ファミリーにしてるからポイントも一緒なんですよね。
で、半分だけ使ってとか言ったのに全部使われてしまって。
だからー、私が買い換える時はポイントがほとんどない状態なのですよー。
あああ。

いいけど。

よくないけど(どっち)


しかし、新しい携帯はアレですね!
機能が多すぎてどうしていいのやらわかりませんよ、ちょっと。
音が良いとかそういうのはありますけどー。

ちなみにカメラはついていても使わない可能性大なので
ない機種があっても良いと思うのですが、どうですかお客さん。

各機種に1個ずつくらい、カメラのないやつ。

別にいいけど。



2003年08月29日(金) 神の火 上

新潮文庫
高村薫 著

あー、神の火ってのはそういうことか! とまず思いました。

そして、やはり面白くて好きなんですけど
盛り上がってくるまでがちょっと長いような気がするのは否めません。
しかも何か設定が大げさっていうかー……。
いや、このストーリーに仕立てるには
そういう設定でしかあり得ないってのも頷けるんですけどね?

とはいえ、まだまだ前半を(しかも上巻の)読んだだけなので先は不明です。


天才ファミリーカンパニー、やっぱり面白いです♪
といいつつスペシャル版の1を買ってきた私でした。
好きだなぁ。

現在の刊行はBIRZコミックスなんですけど
以前はソニーマガジンズからきみとぼくコミックスで出てました。
そっちは既に廃刊になっていたので、やっと読めるーって感じですかねー。
というか……私、押入れにきみとぼくの本誌、ほとんど入ってるジャン(爆)
創刊10ヶ月目くらいから、廃刊までありますよ……?
うわー。

他にも何のカンノ言いつつとってある雑誌があるんですが
いい加減捨ててしまおうと思います。
創刊からあるやつもあるんですけどー。
如何せんボブ雑誌なのでとっておいても価値が上がるとは思えん(爆)

つーか、9月の第3週までに部屋を美しくしなければ!!
友人を部屋に泊めるにあたり、今の状態ではあまりにも……あまりだ(そんなか)
くもの巣張ってたりします。

バルサン炊かなきゃ。



2003年08月28日(木) 左手は彼の夢を見る

徳間書店 キャラ文庫
神奈木智 著

ボブ買ってシクったーとか言ってたくせにまたボブです。
というか、昨日のと一緒に買ったし
シリーズの前作を読んでいたのでとりあえず、読んでおこうかなーという。
前作のタイトルは「その指だけが知っている」です。
ちなみに、挿絵の小田切ほたるさんの著で漫画化もしているので
漫画から入った方がきっとわかりやすいと思いますね。
視点は基本的に受けからです。

でもデキスギくんがたくさん出てくるのでちょっと。
誰も彼もデキスギだぜったっくよーっていうか。
でも誰も彼もホ●ではないのでまぁいいかなーっていうか。
そんな感じかな。


本棚の周辺を漁ったら
(本が平積みになっているしカバーかかってる本もあるので
 どの本が読んでいない本なのかイマイチ把握してない・爆)
高村薫の文庫版「神の火」上巻が出てきましたー……。
ので、明日から読み始めます。でも下巻買ってねぇー、ハズ。
高村薫は好きなので期待大。コレで女性とはね!
女も捨てたもんじゃないな。



胸元と首と足と合わせて10ヶ所くらい蚊さんにヤられました(泣)
かゆいよう。
蚊に刺されたところは問答無用で膿む体質なので
そのまわりがかぶれて大変なことになったりもします。
しかも膿んだところは痕が残るんだよねー……(凹)

「残酷な神が支配する」は続きが気になるから中古で買い揃えようかな……。
「天才ファミリーカンパニー」もスペシャル版が出てるらしいしな。
そういや↑はドラマ化したけどドラマは駄作でした(爆)
主人公は二宮くんだった気がします確か。



2003年08月27日(水) 恋愛小説家になれない

徳間書店 キャラ文庫
水無月さらら 著

久しぶりにボブを買ってしまったーーーー! ぐあー。
(後悔するなら買うなって感じ)

えー。厳しいこと言わせてもらいますが。
三人称なんですが、視点があっちいったりこっちいったりしてるので
読み難いったらなかったですよー……。
場面転換とか時系列がどうとかそういうことじゃないんですけど。
受視点になったり攻視点になったりするんですよ。同じ章の中で。
章が変わると共に視点も変わるなら判るんですが
いきなり次の段落から視点が変わってたりするの。
ありえへん。

視点は固定でいかなくちゃ。
これ、一人称に例えるといきなり語る人が変わるのと同じくらいオカシイですよ。
私だってごちゃーになってることありますけど読み返したときに直したりしますよー。
しっかりしてくれ、徳間の編集さんよー!
全部が全部作家まかせじゃ、いつになってもボブは悪貨の多い市場のままですよ。

久しぶりに買って失敗したと思ったです。
最後まで読んじゃったけどさー。


オレはアメショーだったよ、かおりん!
かおりんがブリティッシュでわしがアメリカン。気質の問題か。
でも占うにあたり生年は関係ないようなので
同じ星座の人は同じ猫になってしまうようです、ミャーミャー占い。

占いって都合のいいことだけ信じて、あとは信じない人です、私(爆)

あー、原宿のエニシはちょっと行ってみたいかもー。
半年以上前に予約しないとダメっていうアレですが。
会社の友人が通ってて(半年に1回だけど)当たるっていう話なので〜。

当たる当たらないよりむしろ好奇心だな。
でも好奇心は猫をも殺すってゆーしなー。

ちくしょー、金出して損した! って思いはしたくないものです。


そういえば昨日、また弟の頼まれ物を買いにネットカフェへ行ってきたんですが
この前はネット席に座ったので、今度は漫画席にしてみました。
そんで「無限の住人」か「勇午」を読もうと思ってたのに漫画が見当たらず
仕方ないので「残酷な神が支配する」を4巻まで読みました。
1時間をオーバーしちゃったけど……痛い話じゃった……。
まだ続き出てるけど、さすが萩尾望都! って感じでしたね。
前から気になってはいたんだよねー。
ボブだってことは知ってたんですけどー。
もう1●冊出てると今さら買えないじゃないですか。

というか、この辺読んでないなんてまさしく「まだまだだね」って感じで。
へこ。


そういやドリとボブにそんなに差があるんですかー?
暗くて深い溝がそこに!?

どっちでもいいですが、私は桃が好きなので青学派です。
でも現実に桃みたいなタイプがいたとしても
バレンタインにチョコをあげたいと思うのは部長みたいなタイプだったり(爆)



2003年08月26日(火) 予知夢

文春文庫
東野圭吾 著

買ってから気付きましたが「探偵ガリレオ」の続編なんですってよ!
読んでないのになー。
でも短編ミステリ集って感じなので前作を読んでなくても大丈夫です。

捜査一課の草薙が説明のつかない難事件にぶつかった時、必ず訪ねる友人がいる。
帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。
常識を超えた謎に天才科学者が挑む――――。

超常現象かと思われがちな事象を科学的に解き明かす
というのがこの作品のテーマであるようです。
まぁ、トリック自体は多少無理があるような気がしなくもないですが
こう論理的に説明されてしまうと妙に納得しちゃうんですよねー……。

しかし、助教授っていう立場の探偵役多いなぁ(笑)
火村英生とか犀川創平とかも助教授だよねー……。
立場的にちょうどいい位置なんでしょうか、助教授って。


小野不由美作品が何か読みたい。
もう一回「屍鬼」かなぁ。
でも十二国記はちょっと避けたい。
面白いだろうなぁというのはわかるのだけど
「銀英」を読んでいないのと同じ理由でちょっと避けたいのよー。

あまり人気のある作品は面白いのがわかりきってるのでね。
マイナー路線を開拓したいですねー。

=人気作家ばっかり読んでちゃダメだってことだ。

再読といえば「王の帰還」読まなくちゃー。
映画が公開される前には読んでおかないと!
「二つの塔」のプラチナチケット付きセットは予約しました。着払い。

B'zの写真集とニューアルバムもどこかで予約しないとー。
15周年の本がたくさん出るようなので、評判のいい物は買おうかな。
というか、私のファン歴も10年を超えました……。
時の経つのは早いものです。

これからも応援しつづけると思いますが
痛いファンにだけはならないように気をつけたいと思っとります。
(おっかけとか、他のアーティストを貶すとか)



2003年08月25日(月) 創竜伝12 竜王風雲録

講談社文庫
田中芳樹 著

……お久しぶり。
って感じですよー、まったく!

新書版は先日13が発売されたばかりなので
コレが文庫になるのはきっとまた遥か未来のことになるのだろうなぁ(笑)
文庫で買い揃えている私が続きを読めるのは一体いつになることやら。

さて、この12は外伝的なストーリーです。
時空の狭間に落ちた青竜王を追い、人間界を旅する白竜王。
大国・遼の侵攻激しく、内政不安定な宋代初期
天界への門が開閉するタイム・リミットまでに兄弟は再会を果たせるか?
古都に巣くう残忍極まる邪神どもとの人智を超えた激闘の行方は?
といった感じで。

でもなー。
田中節、弱くなってきている気がするんですよー。
時事ネタに関する権力批判とか痛烈な毒気がなんか薄くなったような。
私が慣れてしまっただけなのかなぁ。
前はもっと「うひひ」って感じで面白く読んでいたと思うんだけど。
でも四兄弟+従姉妹殿はキャラクターとして好きですね。

とゆーか早く本編の続きをやってくれー。
遅筆だということはわかっているけれども。
新書版の続きが出てくれないと文庫版の13が出ないよー!!
コンスタントに新刊が出てくれるんなら良いんですけどねー。
早くしないと時事ネタも古くなりかねませんよ。


あー。
狼たちのDVD買ってねぇ!!
買いにいかねばー。

あ、狼たちのHPをやってるところで
会社からアクセスしたらウィルスバスターが動いたところあったです。
慌ててアクセス遮断してウィルスチェックして駆除しましたよ。
(さすがに同人サイトから感染したとは会社に報告できねぇ)
ちなみにウィルスの種類はHTMLに感染するヤツです。名前は忘れた。
それ以後、家からも会社からも狼系のHPにはアクセスしてないんですが
さすがに気付いたかなぁ? 駆除したかなぁ?



2003年08月24日(日) お台場どっと混む!(混みすぎ)

暑い最中をお台場へ行ってきました。
夏の祭典は行けなかったので、欲しい作家さんが来てるビッグサイトへ。

目的物(+α)ゲットしました。
高河ゆんさんのも欲しかったんですが
私が行ったときは既に完売、撤収後で……12時くらいだったのに……。

ゆりかもめ、新橋から乗ったらめちゃんこ(死語)混んでましたよ……。
凹みました。
フジテレビが目当ての若い子らがたくさん居たんですけど
何なのか、あの傍若無人さは!! 腹立つー。
てゆーか、人の足を踏んでるのに気付かないってのもどうなのよ!?
足を退けられたら、自分が他人の足を踏んでることくらい気付くだろうが?
そしたら一言謝るくらいして然るべきだろうよ!

どう見ても中学生〜高校生くらいの女の子に足を踏まれたの。
私、ミュールだったのに。
思いっきり踏みおって、しかも気付かず私の足の上に乗りっぱ。ありえへん。
それで謝れないのって最近の子はどうなの?

思いっきり憮然とし、凹み、ムカつきました。

あとね、テレコムセンターとかホテルとかのあたりにプールがあったのですが
暑かったのでプール芋洗いでした……。怖っ。
プールといえど、人口密度が高すぎて水が温そうだったよ……。
いくらなんでもあんなプールはイヤや。

とゆーか、もうゆりかもめ乗るの止めようっと。
大宮で埼京線に乗り換えて、りんかい線直通で行ってやるー!
帰りもそうしてやるー。

今度からZepp Tokyoへ行く時もそうしようとちょっと思いました。



2003年08月23日(土) 命の神秘

志春ちゃんの自宅にお邪魔してきました。

人様のおうちに行く際は手土産を忘れずに!
っていうのは我が家の教えなんですけど(笑)
小中学校の頃からそう言われ続けている私としては
既に何かお土産を持っていかないと気持ち悪いのですよね(爆)
なので、ドミニク・ドゥーセのタルトをホールで買っていきました。
上野駅で金土だけ売っているのよ。
それにホールひとつの方が、ピースでいくつも買うより安かったりするしね。

志春ちゃんのお腹には今、新しい命が宿っているのですが
こう、少しずつお腹が大きくなっていっているのをつぶさに見ていると
とっても不思議な感じがします。
人体の不思議、命の神秘。
本当に人間は人間を孕み、産むのだなという実感。
今まで、近くに出産をした人がいなかったというわけじゃないんですが
「産んだよー」「あ、そうなの?」って感じだったので
(だって幼馴染み、嫁いでしまったので近所にいなかったし)
あまり実感というか、そういうのなかったんですよ。

名前を考えたり、生まれてくる子の性別を想像したりするのは
自分の子供じゃないんですけど、何か楽しいです。

そうそう、臨月になると
胎児+胎盤+羊水で約8キロの重さを腰にぶら下げることになるのだそうな。
妊婦って大変だなー。

お土産のケーキとか食べながら友人たちと語り合うのって
(しかも脈絡なく話は飛ぶし、くだらない話の方が多いのだけど)
何でこんなに楽しいんでしょうね?
こういう時に自分って女だなーと思ったりもしますね。

また子供が生まれる前に1回くらいは遊びにお邪魔したいと思ってます。
編んでる乳児用ベストも届けなくちゃと思うし。
ちっちゃいんですよー、編んでビックリ。
1玉で後身ごろが編めてしまうの! つまり3玉でベストが編めてしまうのですよ!
あとは袖、襟、前立て、ボタン付けで終わりです。
た、楽しい……。
子供用アフガンセーターとかも編みたいかもしれない……。
模様編み好きみたいだ、私。



2003年08月22日(金) 肩胛骨は翼のなごり

東京創元社
デイヴィッド・アーモンド 著  山田順子 訳

古びたガレージの茶箱のうしろの暗い陰に、僕は不可思議な生き物をみつけた。
青蠅の死骸にまみれ、蜘蛛の巣だらけの彼は誰、……それとも、何?

原題は「Skellig」スケリグ。

イギリスの文学賞、カーネギー賞とウィットブレッド賞を受賞した作品です。
邦訳が発売されたのは2000年なので、結構経っていますが
本屋で見かけて邦題に釘づけになったんですよね。
多分「肩胛骨」というところに。
私、骨フェチなので(何ソレ)鎖骨とか肩胛骨とか好きなのですよね。
つーかその骨の作り出すラインが好きなのかな。

著者は児童書として書いたそうですが、子供だけに読ませておくのは絶対にもったいない。
そんな瑞々しさに溢れた、胸に迫る作品でした。泣けます。
読後感は「もっと優しくなれるかもしれない」と思わせられる感じです。
僕=マイケルの幼い感性を通して語られる世界の
美しくも脆く、優しくも厳しい、そして透明感に溢れたことといったら素晴らしい。
現実感を伴いながらも、ファンタジーでしか語れない何か。
不可思議な生き物=スケリグがマイケルの心にもたらしたもの。
ああ、そうか。人間って、脆いけれどこんなに強く優しい生き物だったんだ。


人間は進化の過程で鳥のように含気骨を持つことができなかった。
だから背中の翼は退化して、しまいにはなくなってしまった。
肩胛骨はそのなくなってしまった翼のなごりなの。
ほら、あなたの背中にも翼のなごりがある。



この前、2回目のレミゼを観てから
レミゼの歌が頭を離れないんですよぅ。

民衆の歌の 戦う者の歌が聞こえるか とか
エポニーヌの on my own とか
マリウスの 空の椅子とテーブル
などなど。

毒されてるなぁ。
東宝の罠に嵌っているともいうのか。

31日に観た後はしばらくミュージカルは我慢しようと思ってたんですが
9月にももう1回観たいかも。真綾ちゃんはもう出ないのだけど。
というか洋平くんのマリウスがちょっと観たいのだよねー……。
さすがに楽日はもう無理だけどさー……。

嵌る人はこうやってドツボに嵌るんですよ……。



2003年08月21日(木) ビートのディシプリン SIDE2

メディアワークス 電撃文庫
上遠野浩平 著

SIDE1が出たのが02年の3月だからー。
ずいぶん間が開いていることになりますな。
すっかり話の内容を忘れていたんですけれども
読み出したらなんとなく思い出されてきました。

今回、あれですよ、死神と炎の魔女がチラっとだけですが登場しました。
あとイナズマとか。元予備校の先生とかね。
ブギーポップシリーズでの登場人物オールスターって感じで。

結構特徴のある文体を書かれる方なのですが
どうしても私、彼のあとがきだけはまともに読めないのですよね……。
書いてあることを理解できないからなのか
それを理解できない自分を嫌悪するからなのか。

理解できないということは狭量であるということのような気がします。
だって、人が面白いと思うモノの面白さを理解できないのって悔しくないですか?
感性の違いだろうと言われてしまえば、それだけのものになってしまうんですけど。


朝、巣鴨の駅前を女○党の宣伝カーが走っていたんですね。
大音量で演説垂れながら。

その演説を聞くとはなしに聞いていたんですけど。
聞きたくなくても音が耳に飛び込んでくるもんだから。


男性は日本の力です。
その力を未来に引き継ぐために、私たち女性は立ち上がらねばなりません。


男のためかよ!?
思わず耳を疑ってしまいました。

未だに男尊女卑的な考え方の残る日本で
政治や雇用などの面でもっと男女差をなくそうと活動しているのかと思ってました。
それが何かよ?
結局のところは男を立てる女であれってことなのか?


政治は男性だけのものではありません。
私たち女性に政治をさせてください!


どっちだよ!?
男を持ち上げたり、でも男だけではダメだと言ってみたり。
一貫性がありません(笑)


ダメだ。
私は彼女らを支持できん。



2003年08月20日(水) 陰摩羅鬼の瑕

講談社ノベルス
京極夏彦 著

読了しましたー。

誰も「死」という概念と実態を教えてくれなかったら。
書物でしか世界を知る術がなかったとしたら。
その人の常識は外の世界の常識とは"違う"ものになってしまうのでしょう。
(違うのであって、間違っているのではない)

なので読了後、妙に納得してしまったのでした。

存在するということと存在しないということ。
存在するコトと存在するモノ。

存在と非存在。

その境界は曖昧模糊として判別し難いのです。
ウチとソトという概念だって判別し難いものですよね。


短大時代に倫理の授業でレポートを書いたことを思い出しました。
テーマは「存在について」
しかもレポート用紙1枚で書けというお達しが。
短すぎてもダメ、でも1枚を超えたらダメという。

何故かというと、倫理の先生っておじいちゃんだったんですよ。
老眼で読むの大変だからという理由でした。
10枚のレポートを10人が書いたとしたら読む枚数は100枚です。
でも1枚のレポートを10人が書いても読むのは10枚なわけです。

だからね。
余計に考えてしまったのを覚えていますね。
長くするより、短く簡潔にまとめることの方が難しいものです。
自分の言いたいことを要約して、論旨にずれが生じないようにするのは
法学の20枚の論文を書いてきなさい、というのより断然難しかった。

結局どうしたかというと
考えに考えた末、何も考えずにストレートに「存在」について書いたのです。
しかも昼食後の3限目が倫理の授業だったんですが
提出日の、昼食後のちょっとした休憩の間にガーっと。
賞味30分あるかないかってとこかな。

おかげさまで成績は「優」をもらったんですけどー。
戻ってきたレポートには一言「おもしろかった」と書いてありました。
同じ授業を受けていた友人の論文には
それを読んだ日付と先生の印鑑のみでコメントは無し。
私と、10人ほどの友人の中でコメントがあったのは私だけで。

でも、私は自分のレポートの何が面白かったのかイマイチわかってなくて。

多分私とかかおりんとかは
ちょっとだけ他人と視点が違うのです。
見る位置が違うだけでなくて見る方法も違うんだろうけど。
少し人と違うことを考えて、違うことを書くから面白かったのかな、先生は。
最後の授業で先生と握手した時「おもしろかった」と、また言われた私でした。

感じ方は人それぞれ。
つまりはそういうこと。



2003年08月19日(火) Les Miserables 2回目

ということで、行ってきました帝国劇場。

最終的な感想としては1回目より2回目の方が面白かった。
何故ならストーリー展開を既に理解しているので
その分、もっと細かいところまで気を回すことができたからでしょう。
1回目は歌詞を聞き取るだけで精一杯でしたが
2回目はその歌の中にちゃんと感情を聞き取ることができた。
だから全体的に面白く感じたのだと思います。

とゆーか。
内野聖陽のジャベールが!! 良かったです〜。

今回のプリンシパル・キャストは以下のとおり。
ジャン・バルジャン 別所哲也
ジャベール 内野聖陽
エポニーヌ 坂本真綾
ファンテーヌ 井料瑠美
コゼット 剱持たまき
マリウス 山本耕史
テナルディエ 三遊亭亜郎
テナルディエの妻 森公美子
アンジョルラス 坂本健児

前回と違うのはジャベール、ファンテーヌ、コゼット、マリウス、アンジョルラスです。
山本耕史の声は好きでしたねー。
アンジョルラスは吉野圭吾のほうが声は好き。
ファンテーヌ、コゼットはあまり差がないように感じましたね。
ジャベールはもう良かったですねぇ。
というか、声の組み合わせもあるのかな。
別所哲也と内野聖陽の組み合わせが良かったのか。
ラストのバルジャン、ファンテーヌ、エポニーヌのコーラスは
ファンテーヌがマルシアだった時のほうがしっくりきていたような気が。
個人的な好みの問題もありますから、あまり参考にはならないですけどねー。

あ、エポニーヌの最期の歌は「雨は 花育てる」でした。咲かせるじゃなかった。
切れ目は「あめは はなそだ てる」で
やはり「はなそだ」で事切れるので日本語的に中途半端な。

前回よりキャラクターへの感情移入が激しかったらしく
後半は泣き通しくらいの勢いで泣いてしまったですよ。

次回の観劇は31日、1階です。
今までは舞台に向かって右で観ていたのですが今度は向かって左側ですし
2回とも2階だったのが今度は1階なので
また観え方が変わるんじゃないかなーと思ってます。

あ、マイクはやはり使ってるくさいです。
登場人物は何人も居るのに、1人だけエコーがかかってるシーンとかあったので。

そんでやっぱりモリクミは凄かった。

そしてプログラム(パンフレット)が変わってたのに滅。
7月に買ったプログラムと中身は変わらないんですが
+7月にやった舞台の写真が入っていました。
その分値段も高くなってましたけどねぇ。

31日に買おう。
悔しいし。やっぱ写真入の欲しいもの。



2003年08月18日(月) 陰摩羅鬼の瑕

講談社ノベルス
京極夏彦 著

2/3読み終えましたよー! 半分以上。やっとです。
そして京極堂出てきたですよー♪
い・ん・きv(陰気)
それが良いのですが。

イチイチ理屈っぽいところとか
時代錯誤にも見える着流し姿とか
常に機嫌悪そうに眉間に寄った皺だとか
そういうところまで大好きだ。(何故)

ファンワークではやはり京極堂も美化されがちですが
実際は痩せぎすのひょろりとしたいつも不機嫌そうな古本屋のおっさんです。
別に美化せずとも美しいのは榎さんくらいですよ。
ビスクドールのような白磁の肌、色素の薄い瞳。
でも傍若無人で意味不明なんですよねー(笑)
2人ともやはり、そこが良いのですがー。

そういえば関口は睫毛が長いらしいです。
だから、目を伏せると「敏感なのか鈍感なのかわからない風貌」らしい。
全体的には猿顔なので愚鈍そうに見える。
けれど、目元は感じやすそうに見えるのだと。

萌え要素は
学生の頃、寄宿舎で関口と京極堂が同室だったとか
関口の鬱気質が悪化せずにいたのは京極堂がイチイチ落としていたからだとか
そんなところじゃないでしょうかね。

「僕がさうしたのだ、関口君」
 君がいたからあの学舎で僕は生活を送ることができたのだ、と、さう告げた私に
京極堂は言つた。
 僕の言葉ひとつで君は此方と彼方をふらふらとしてゐたから。
 閉じこもりがちな君を僕の言葉で介抱して。
 他の誰にも会いたくないと言つた君の言葉に相乗して。
 僕の言葉しか届かないように。
「僕だけを必要とするやうに、僕がさう君を操作したのさ」
 京極堂は言つた。
 だから君は今でも此処へ頻繁にやつてくるぢやないか。
 それも鬱に陥りさうなときや、既に落ち込んだときに。
 雪絵さんといふ人が居るにも関わらず。
「さうではないか? 関口君」
 私は言葉ひとつ発することができなかつた。


って感じでー。
ちなみに雪絵さんというのは関口の妻です。
下手に旧仮名遣いを使うなって感じですな……。


↑みたいな超SSって感じのファンワークならポロポロ出てくるんですよねー。



さって、明日は2回目のレミゼでっす。
仕事休んで行ってきまーす♪
前回とは一部キャストが違うので楽しみ。
というか、どの役もダブル・トリプル・クワドラブルキャストなので
組み合わせによって少しずつ演出も違ったりするようなのです。
31日には3回目も観に行くけどまた違う組み合わせなので楽しみ。

舞台はナマモノだからなー!



2003年08月17日(日) いい加減寿命だよ

テレビ。
そう、いい加減寿命だと思われます。

電源を入れると音は聞こえど画面は砂嵐。
横っ面1発叩いてやると、ふっと映ったりしますが(をい)
ウォーミングアップの時間が必要なようなのですね。
電源入れてすぐは調子が悪く、5分から10分経つとましになる感じ。

でもな、もう10年以上使っているテレビだからな。
記憶では私が小学校5年か6年の頃
ビデオデッキが初めて家にやってきた時に一緒に買ったテレビだったはず。
ビデオなんて既に3代目ですよ。
なのにテレビはその間1台で保ってしまいました。
がんばったね。
というか、下手に良いものを買ってしまったので機能的にも問題なく
買い換えるという気に親がならなかったのかも。高かったらしいし。
だって10年以上前のテレビなのにS端子がついてるんですよー?
凄いよね。

でもマジ、いい加減寿命なので買い替え時です。
というわけで、母上とテレビを買いに出かけてきました(本題)

うちのAV機器はほとんどT芝なんですよ。
今、買い換えようとしているテレビがT芝だったから
それに合わせてビデオデッキとDVDデッキを買ったんで。
だって他社製品だと相性とかあるじゃないですか。
それが同社製品なら安心ですもの。

というわけで、新しいテレビもT芝を求めてました。


ところで。
地上波デジタル放送がまもなく首都圏で始まります。
現在の地上波はアナログ放送です。
今までデジタル放送をしていたのは衛星とかだけです。
地上波アナログ放送は2011年を目標に放送を終了するそうで
それ以後はデジタル放送のみになるんだそうな。
アナログ放送終了は早まることはあれど、遅くなることはまずないらしく
デジタル放送が始まったとき現在のテレビでそれを受信するには
外付けのチューナーが必要なんですって(ケーブルテレビのチューナーみたいな)


現段階でデジタル放送のチューナーが内蔵されているというテレビは

なんと

求めていたT芝だけなのだそうでーす。

買いました(即決)


寿命のテレビは29インチだったのですが
これをワイドに買い換えるにあたり小さくなったと思わないためには
32インチか36インチを買う必要があり。
どちらにするか悩んだ結果
母上の「32インチのほうが安いから」という理由で
32インチを買ってまいりました。

あとはDVD接続用のD端子を買ってくるだけねー。
でも何でビデオにはD端子もS端子も付いてないのかしら。


液晶にもちょっと惹かれたんだけど
同じ32インチを買うとすると軽く100万弱するんだもんよ。
軽自動車のほうが安いっつーの。



種乾燥。(違)
衝撃の事実発覚(いや事前ネタばれしまくりのため、別に衝撃ではなかったが)
キラ&カガリの本当の父母らしき人たちが登場。

「1番の不確定要素は妊娠中の母体なんだ!」

という台詞にもっともだと頷いてしまいましたが
やはり、もっと上を、もっと優秀な人類をと望んだ挙句が戦争というわけね。

そしてフラりんが意外にも坊々だったということが判明です。
なんなの、あの異様にでかい屋敷はー!
滅法な遺産を相続してそうな気配ですよ。
マリューたん玉の輿ですか(それとも廃嫡されてたりして)

ちゅーか、私が心配なのは
AAクルーの給与口座なんですけど。
(だって戦艦乗りである以上、当座、現金は必要ないだろうから
 お給料は全部口座振込みだったと思うのよねー。
 で、使う機会もないからほとんど全財産口座の中だと思われ
 逃亡兵となった時点で口座閉鎖とかされてしまったんじゃなかろうかと。
 そしたら一文無しジャン?)

死相が出ていたのはフラりんとディアッカだと思ってましたが
2人、死なさげですね……。
これからなのか……? びくびく。



2003年08月16日(土) MUSCLE MUSICAL

TBS「体育王国」から飛び出した
肉体派ミュージカルを観てまいりました。

結論。(早っ)

面白かったーー!!
席が中央なら文句なしだったね。
新国立劇場は非常に奥行きのある舞台だったので
それをめいっぱい利用していたこのミュージカルは
舞台正面の座席に座っていた人には良かったかもしれないけれども
左右、端の方の席にいた人には全然優しくなかったのでした。
だって初っ端の槍投げとか全然見えなかったもんな、的が。
もうちょっと、全ての観覧客に優しい舞台をお願いしたい。

でも面白かったので概ね満足ですヨ!

肉体派ミュージカルということで全体を通してのストーリーとかはないです。
ミュージカルというよりは音楽に合わせた演技という感じ。
演技といっても飛んだり跳ねたりぶらさがったりなんですけど。

コレを1日2回公演っていうのは大変なんじゃないのかなー。

演目はボディスラップ(体を叩いたり、足を踏み鳴らしたりして音楽にするもの)から
中国雑技みたいな天井から下がる紐にぶら下がっての演技
新体操、なわとび、ダブルダッチなどなど。
東京公演でしか見られないものもあったみたいです。

というか、私はニューハーフの妃羽理ちゃんを観に行ったようなモンなんですが
妃羽理ちゃん、ちゃんと女性の欄に名前がありました。
衣装も女性陣と同じものだったしね。
なんと彼女は伊賀流忍術の後継者らしく、鎖鎌を披露してくれましたよー。
すげかった……。
彼女、アクション女優として映画デビューするらしいですよ。
女殺し屋役で、チャイナドレスで激しいアクションを演じるとか。
……観に行くかも知らん。


そういえばMUSCLE MUSICALのファンクラブができたそうで
その名も「MUSCLE HUSCLE」マッスルハッスル。
……(笑)

どうやら今後もまた公演をやりたいらしいですね。
そしたらまた観に行っちゃうかもなー。

とりあえず、肉好きな人にはお勧めかもしれません。



2003年08月15日(金) 陰摩羅鬼の瑕

講談社ノベルス
京極夏彦 著

やーっと1/3くらい読んだかなーと思いますヨ。
肩凝った(案の定)

なんか、どこまで読んだら京極堂出てくるん? って感じ。
いやいや、いつものことですが。
いつものことといえば、1人称を語る人物の内面の葛藤やら何やらで
すこーしばかり冗長なのではと思ってしまうようなところも健在。
特に関口なんかは鬱気質で内向的で、コミュニケーション下手なもんだから
思考が1人でぐるぐるしちゃってたりするんですよね。
それをイチイチ詳らかに追っていくものだから。
他なら「僕の思考は同じところをぐるぐると堂々巡りしている」とか書くでしょう。
それがね、この人は堂々巡りの過程をちゃんと書くんですな。
本人の自覚としての堂々巡りではなく
読んでいる私たちが「関口ったらまた嵌ってるよー」と思うわけです。

そこんとこが持ち味なんですけどね。
だから面白いとも思うんですけどね。



今日から夏の祭典が始まっておりますね。
今回、私は参加しませんです。
最近こう、あちこちぐるぐる回って買い漁るだけの余力がないので
サイトマスターさんでオフライン活動されてる好みのところを探しては
メモって行って目的買いです。
余計なところは行かない。目的地のみ。

大きなイベントで浮かれるのはわかりますがオタク諸氏。
(なんつっても祭典は夏と冬しかないからなー)
とりあえず一般の方々に迷惑をかけないようにしようぜ。
オタクが後ろ指を指されるような事態だけは避けたいぜ。
ただでさえお台場.com(ドっと混む。)なんだからさー。
フジテレビなんて冒険王とかやってるしな。



2003年08月14日(木) 陰摩羅鬼の瑕

講談社ノベルス
京極夏彦 著

久しぶりに持った京極本の重いこと!(笑)
そりゃぁ高いわけだよな! ってくらい厚いです。
読み慣れない人はこの厚みだけで尻込みしてしまうんだろうなぁ。
文庫になっても厚いものは厚いですからねぇ。

久しぶりに京極夏彦の文章を読んだので
そりゃもう読み始めは読み難いったらなかったですヨ。
世界観を出すためだと思われる、漢字の多用とか旧字体、旧仮名遣い。
夏目漱石、芥川龍之介、三島由紀夫、そして最近読んだばかりの乱歩も
みんなそういう文体、文章ですけれど
京極夏彦の文章、ことにこの妖怪シリーズは読み難いと思うのは何故なのかなぁ。
「嗤う伊右衛門」のときは特にそんな読み難いと思わなかったんだけど。

現在だいたい1/5くらい読んだんですけど
まだまだ勢いに乗れてない感じです。


私は基本的に主受けなんですが
妖怪シリーズって関口巽が主人公でいいんですよねぇ?
京極堂なのか?
でも京極堂はいつも後半に出てきて薀蓄垂れて事件解決してって感じだから
全編通して登場とかいうわけじゃないんですよねー。
だからって主人公でないってことにはならないんですけど。
本編はほとんどずーっと関口の1人称で進むので
私は疑いもなく関口を主人公の位置に据えてしまっていたんですよねー。

でも京極堂受けというのが今ではもう想像できないので
今さら京極堂が主人公ですと言われても困るんだな(爆)
だってそしたら主受けという私のポリシーに反するからな!(ポリシー?)

というわけで私は関受けなのですが。
でも関口は猿顔で髭が濃く手足が短く青白い顔をした鬱気質の……って
すんげー詳しい外見描写があるので
このビジュアルじゃぁヤヴァイとしか言いようがないのですよね……。
だってボブは乙女のファンタジーだからー。

このシリーズでボブ書いてる人たちは、だいぶ関口を美化して書いてますよ!
だいぶっていうか、カナリな。
小さくて弱々しげなおっさん(そうよ、おっさんなのよ)になっとります。

……こんなん力説すんな。


週末まで雨で日曜から回復に向かうらしい天気ですが
お天気お姉さん。


「最後の夏が来ます!」


……最後の夏て。

つーか今年は盛夏がなかったよな。
春、初夏―(盛夏晩夏通り越し)―秋って感じ。
今は〜もう秋〜誰も〜いない海〜♪



2003年08月13日(水) 嵐が丘

新潮文庫
エミリー・ブロンテ 著  鴻巣友季子 訳

読了でーす(どーん)
なんなんだ、この凄まじいまでの愛と悪意とエゴは!
狂おしいほどの愛は人をも殺すのね。

時代を経ても読み継がれているというだけのことはあると思いました。
でも、2度と読まないと言う人がいるわけもわかりました。
この作品の中に溢れている激情の迸りはイタイのです。
というか、自分の中にもあるのであろうエゴを
見たくもないのに無理やり見せ付けられているみたいな痛みを感じるのです。

でもロックウッドとネリーの回想で進められる物語は
自分にはまったく関係のないところで起きている絵空事のような気もして
だから私は最後までこれを読むことができたように思います。
たとえばコレが、キャサリンやヒースクリフ
リントン、キャシーといった当事者の語りであったなら
「嵐が丘」という作品はこれほど名作として語り継がれることはなかったかもしれない。
物語の激しさを二人の回想が宥めてくれるから。

著者であるエミリー・ブロンテは夭折の女性作家です。
彼女の兄姉のうち、姉2人も作家ですが、彼女の発表されている著作は
もしかしたらコレだけなのじゃないのかしら。
てゆーか邦訳されているのはコレしかなかったと思います。
病んで後、最期のときまで医者を拒み続けたという彼女の人生を
この作品はよく表しているような気もするのです。



さーて、明日からは京極堂に取り掛かるぞー! うっきうっき♪
榎木津にも関口君にも京極堂にもスゴク久しぶりに会うのだしね〜。
もって歩くには辛い厚さなんですが(新書サイズだし)
電車の中じゃないと本を読まないのでどうあっても持ち歩かねば!

肩凝りそうだけどな……(泣)



剣解さんの「黒の騎士」
とりあえず上野駅と地元(ぐー)にはないんですよねー。
駸々堂か宮脇か、それともリブロか東武かまんがの森かアニメイトか。
池袋ならどこかに必ずあるとは思うんだけどー。
最近池袋に寄り道するのがめちゃ面倒なんだよな。

あ、私が欲しいと喚いていた8日発売のボブのことですよ。

そういえば書泉にもしばらく行ってないなぁ。5年くらい(をい)
行ってないといえば紀伊国屋とかも行ってないなぁ。
つーか新宿自体滅多に行かないし。



あ。
BRIIは今週末で終わってしまうところがほとんどなんだけど
マリエちゃーん(ご指名)どうしようかねー?
評判はBRIIは前作とはまったく別物なので見なくていいって人多いですよ。
原作のファンであればあるほどそう思うみたいです。
IIはIIで別個で楽しむのが良いようだよ。スケール大きくなり過ぎだし。
もういっそのことBRIIは諦めて
パイレーツ・オブ・カリビアンでもいいよ! 前売り買ってくるし!
(つーかマリエちゃんがココを見てるのかどうか謎だ)
(つーかこんなことに書いてないでメール書けって話だ)



2003年08月12日(火) 嵐が丘

新潮文庫
エミリー・ブロンテ 著  鴻巣友季子 訳

コレが女学生の必携本だったですって!?
ということは当時のイギリスは余程女性が男性に傅く形だったのでしょう。
何しろキャサリンはカナリ自由奔放に我が道を生きた女性のようだから
憧れの的というか、そういう感じだったのかなーと思われます。
何しろ、男どもを振り回しまくって先立ってしまうんだものねぇ……。

そんで、怖いです。
彼と私の魂は同じものだというほどの激しい愛は
片方の裏切りにあった(と思った)時に激しい憎しみを生むもの。
まさしく愛と憎しみは紙一重
「この憎しみと同じ強さで貴方だけを愛している」ですよ(笑)
もしかして影響受けているのかなーとか思ってしまいました。
(ミラーゲのCD聞こうっと。氷結の夜とか)

まだ自分が恋に憧れているだけのほんの子供のような気がしてしまう。
(つーかまぁ、大した違いはないんだけどな)


31日のチケット取れました♪
真綾ちゃん最後の公演をしっかりと見てきたいと思います。

そういえば7月31日の公演を見たときには大変イタイ真綾ちゃんファンがいて。
お前みたいなのがいるからオタクが誤解されるんだよ! と憤慨しました。
何が楽しくて「真綾ちゃんサイコー!」とか劇中に叫んだりするの?
それは他の真綾ちゃんファンが他の人のファンに申し訳なく思ったりするだけでなく
真綾ちゃん自身も自分のファンがそんな行為をしているのを聞いたら
他のキャストの人に対して申し訳なく思うんじゃないのかなぁ。
だってどうしたってその声援はストーリーにそぐわないんだもの。
そういう声援はせめて劇中でなくカーテンコールの時にしたらいいと思う。

オタクに対する世間の評価は
私たちオタク自身の心がけ次第です。
まぁ、一部のオタクの行動が非難されるようだと
オタクは全部一緒くたに見られてしまうので仕方ないのかなー。

つーかそうやって泣き寝入りすんのはヤなんだって!
オタクだって胸張って生きていいんだからねー!!

(今ここで私がオタクと書いているのは
 イワユル2次元萌えな人たちのことですが
 芸能人の誰かのファンだとか、活字中毒だとか、公営ギャンブルが大好きとか
 そういうのだってオタクとくくられていいと思うんですよねー)



2003年08月11日(月) 嵐が丘

新潮文庫
エミリー・ブロンテ 著  鴻巣友季子 訳

新潮文庫にてこの7月に出たばかりの新訳です。
言わずと知れた名作で、映画化したり、ミュージカル化したり
それから色々な人が訳したりしてますよ。
私はまだ読んだことがなかったので、この機会にと思って買いました。

究極の愛憎劇だとか
女学生の必携本だったとか
まるで昼ドラのようだとか
色んなことを言われている作品だったので
読み出すまでがちょっとおっかなびっくりって感じですね。

昔語りという形で進んでいく物語は
キャサリンとヒースクリフの激しい愛とその裏の憎しみを描き出します。
完全に他人の視点から描かれているので
その分、その愛と憎しみの異常さが際立つのかもしれない。



漫画を。
漫画を探しているのですが無いのです!
8日発売のボブですが(爆)

王子様と騎士の話なんですよー。
話の内容も好きなんですが、なんと言っても絵が好きでネ!
こんな絵が描きたいというか。
この人の描く顔の表情と手の表情が好き。
そういう細やかなところで説得力のある絵を描きたいのです。
あー。

まんがの森か!
まんがの森へ行けということか!?

そういや、1冊目の漫画は
男子フィギュアスケートがテーマというかアレだったんですけど
やっぱし手が美しくてですね!!

好きなのー。
どこにあるんだよー。



2003年08月10日(日) 深海のカーニバル & flower garden Vol.2

友人の舞台→flowerファンクラブ限定ライブという強行軍で(汗)
つ・か・れ・たー!!

自業自得です。
ええ、でも楽しかったからイイのー!


まず、友人の舞台「深海のカーニバル」感想から。
えーっと、毎回厳しいようでゴメンナサイなのですが
いつも私の言っている「出演者が多い」「上演時間が長い」っていうのが
今回はいい感じになってましたねー。ダブルキャストだったしね。
でも、何かいつもの勢いがなかった気がしたのは何故ー……。
いやいや、面白かったんですけどね。
ちょっと「アレ?」と思ったというか。
最後の最後、海上保安庁にやられましたけど……(笑)
アレは参ったです。
お尻も見てしまったしねぇ。
ほとんどの人にはドアの影で見えなかったと思いますが
舞台に向かって左側、袖の近くにいた私たちには見えてしまいました。
そりゃもう思いっきり!

笑わせてもらいました。ありがとう!


原宿に移動して
ASTROHALLで行われたflowerのファンクラブライブ!
前回のライブから既に8ヶ月が経過しておりまして
久しぶりに生の彼らを拝むことができました。
嬉しい告知もあったしねー。

flowerはこれよりflow-warとして表記だけちょこっと変えて活動するそうです。
ちなみに読みは一緒。フラワーです。

彼らの曲は転調が多くて面白いですよー。



君と僕とはただの友達なんです。
肌と肌寄せ合い笑えるのも友達だからです。

元気でいてね このままずっと
元気でいてね ここで祈るよ



しかしシンペーくんのあの刺青にはビックリしたー……。
(刺青ですよ、刺青! タトゥーじゃないらしい)
なんか全身にあるらしいじゃないですか、妖怪とか妖怪とか(笑)



2003年08月09日(土) 阿修羅城の瞳

劇団☆新感線の公演「阿修羅城の瞳」を観に行ってまいりました。
場所は新橋演舞場。
台風の影響で暴風の吹き荒れる中でしたがー。
劇場に入ってしまえば関係ないしね☆

新橋演舞場へ行って来るよ、と母上に言ったらば
「え、歌舞伎を見に行くの?」と言われました。
まぁ、歌舞伎座と同じ造りですし、場所的にも近いし
何よりもともと歌舞伎を上演するための劇場ですからねぇ。花道あるし。

新感線の舞台は初見だったのですが
今回誘ってもらったこの「阿修羅城の瞳」って
タイトルからしてすっげシリアスな話のような気がしませんか?
なんですけど……なんですけど!!


半コメディでした(笑)
おーもーしーろーいーーーー!

一緒に行った方の話によると、これでもシリアスな方らしいのですよ。
いつもはもっともっとコメディなのですって!
もっと笑えるの見てみたいですねぇ……。
個人的にはちょっと前にやっていた「大江戸ロケット」が見たかったですね。
某2世タレントの不祥事で大騒ぎになったアレです。
そのタレントの代打になった山崎裕太くんが見たかっただけなんですが。

さてさて。
キャストが豪華でしたねぇ。
病葉出門:市川染五郎
闇のつばき:天海祐希
安倍邪空:伊原剛志
その他の方々。
(その他扱いしてしまって申し訳ないですが、新感線の役者さんよく知らないので)
とりあえず、上の3人だけでもすごいですよねぇ……。
つーか伊原剛志が!! かっけー! 背高ーい!
アクションの立ち回りが凄いのですよー。
あと天海祐希の細いこと! 顔のちっさいこと! 歌の上手いこと!
さすがヅカでトップだっただけのことはありますね!


ちなみにあらすじはこうです。

時に文化文政。巨大都市江戸。
一見平和に見えるその裏で、人と鬼との激しい戦いが繰り広げられていた。
江戸の闇から魔を祓うために組織された特務機関・鬼御門(おにみかど)。
病葉出門(わくらばいずも)は、そこで「鬼殺し」と怖れられる腕利きの魔事師だったが
五年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋南北一座に弟子入りしていた。
――が、謎の女闇のつばきとの出会いが彼の運命を狂わせた。
なぜか「鬼御門」に追われるつばきは、彼に「自分の過去を探してくれ」と頼み
彼女の目の奥に宿る何ものかに出門は惹かれていく。
執拗につばきを追う鬼御門には出門と兄弟同様に育った阿倍邪空(あべのじゃくう)が。
鬼御門の頭領、十三代目阿倍晴明を奸計にはめて葬った邪空だったが
彼は更なる力を求め、鬼を率いる美惨(びざん)と手を組み、彼らの前に立ちはだかる。
そして、江戸を焼き尽くす業火の中
鬼と人、すべての欲望を呑み喰らい、巨大な逆しまの城が虚空に浮かんだ。
「阿修羅の城浮かぶとき、現世は魔界に還る。人も鬼も地獄に堕ちるがい……」
鬼の王"阿修羅"の悲しき因果に操られ、千年の悲劇の幕が開く。
その先にあるのは、滅びか、救いか――。

――阿修羅城でお待ちしております、出門様……――


つーか「わくらば」て「病葉」って書くんか……(汗)
今気づいたんですが「出門」は「デーモン」ともかけてたりするんでしょーかね?

個人的に安倍晴明とか鬼とか五行とか、阿修羅だの弥勒だのっての大好きなので
すっげく面白かったですよー。
邪空がいわゆる悪役なんですが、こういう哀愁を帯びた切ない悪ってのは萌えるネ!
おもっくそ邪空に感情移入して見てしまいました。
(染さんの台詞が早口で聞き取り難かったのも一因かと思われ・汗)
とはいえ、歌舞伎のように啖呵を切るところは染さんさすがでしたけどねー。
声の張りとか、普通の台詞のときと全然違うんですもん。

あ、キャラ的には晴明の娘・桜姫と祓刀斎が好きでした♪



56億7千万年後に弥勒菩薩は現れ、悟りを開き弥勒仏となって
この世界を救済されるということになってますが
私的にこの救済というのは滅ぼすことであると思ってます。
いつだって死と再生は隣り合わせなのです。



2003年08月08日(金) 江戸川乱歩傑作選

新潮文庫
江戸川乱歩 著

芋虫。1番最後の短編なんですが……
1番エロティックで1番切なくて1番悲しかったですねぇ。
この傑作選の中でってことですけど。

それにしてもコレ、読んだ記憶があるんですけどー。
つーかタイトルを知らなかったので多分、高校入試かなんかの問題だったのか。
国語の試験なんて私、高校受験と模試でしかやってませんから(をい)
中学のときに受けた校外模試の問題なのか
滑り止めに受けた私立高校の受験問題なのか
本命の県立高校の受験問題なのか
あるとしたらその辺の試験問題だと思うんですよ。
通しで知っていたわけでなく
最後の井戸に落ちていくところとかをおぼろげに覚えているんですよねー。

しかしコレを試験問題に持ってくるたぁなんてマニアックな!!(笑)

とにかくこの本は「江戸川乱歩」に入るにはもってこいです。
江戸川乱歩に興味はあるけど、まだ読んだことないって人は是非!
3人称より1人称が多いですが上手いです。
1人称は難しいのにー。


レミゼ、8月31日昼のチケットを取る気満々ですよ!
真綾ちゃんの出る最後の公演ですしねぇ。

が・ん・ば・る・ぞ♪
(何をがんばるってチケット取るのももちろんだが
 お金の確保だよ、コレ大事よ、つかイチバン大事よ)



2003年08月07日(木) 江戸川乱歩傑作選

新潮文庫
江戸川乱歩 著

「人間椅子」読了です。
コレもまた、そんなオチかよ!? と呆気にとられましたが
それまでがもう怖い怖い!
こんなん嫌やーって感じですよーぅ。ひぃ。
奥さん、しっかり! というか。

ありへん、ありえへんのだけど怖っ!!
ホラーだなー……。


台風がっ。
来ておりますねぇ、わくわく。
嵐の夜に興奮する子供のよう。
川が氾濫したり、瓦が飛んだりするのは困ったチャンですが
ごうごうと唸る風の音だとか、窓に打ち付ける雨の音だとかは好きです。
特に好きなのは風が電線を揺らすときのひうひういう音かなー♪

そんで明日は京極堂シリーズの新刊が出る日ですよー♪♪
前作から5年。



……5年!?
なんと塗仏から既に5年ですかい!!
いやー、待ったなー。

でも楽しみー♪

その前にルー=ガルーを読んでしまえという話もある(爆)



2003年08月06日(水) 江戸川乱歩傑作選

新潮文庫
江戸川乱歩 著

「赤い部屋」まで読了。
これ、推理じゃないよね……。ホラーか?
淡々と恐ろしい、と思いきやそんなオチ!? という驚きが(笑)
「人間椅子」は何かすごいイロイロ話を聞くので読むのが楽しみです〜♪


夏といえばホラーですが
私が影響を受けている某Kさんはホラーが大の苦手だそうです。
それも日常的な土着系のホラーは大の苦手だそうで。

そういった土着のものの怖さっていうのは
あたりまえに迷信が信じられているような土壌のある土地に住んでいる人には
全然怖くないものなのではないかなと思うんですよ。
それがない場所に生活しているから
そこではあたりまえでないものがあたりまえであるという環境が怖いのだと。
どちらかというと私の住んでいるところなんかは
まだまだ迷信が多い土地で(田舎だし)
だから岩井志麻子の「ぼっけえ、きょうてえ」とかが特に怖く感じなかったのかも。
この作品は土着の恐怖ですもんねぇ。
都会に住んでいる人には怖いのかもな。
まぁ、この作品の時代は明治とか大正とかその辺なので
現代の人間なら田舎の人でも怖いと思うのかもしれない。
ただ私は、出来事が、ただ、淡々と書かれていることに感動はしたけど
そりゃそうだよなと思うことも多く、全然怖くなかったのでした。
普通じゃん、それの何が怖いの? っていう感じかな。

私にとって怖いホラーというのは
もっと身近に、あたりまえに起こりそうなもの。
だから貴志氏の「黒い家」に恐怖したんだと思うんですよ。
保険金殺人なんて現代社会にはごろごろしてますもんね。
どこで私がそこに関係するかなんてわかったもんじゃないですし。

今でこそ、IT企業で事務なんていう仕事をしてますが
下手したら保険の外交員とかやってたかもしれないわけで
ほら、そう考えたら保険金殺人の方がずーっと身近で起きそうじゃないですか?

怖いものっていうのは人それぞれだってことですよね。


とりあえず、チャリ通しているときの野良犬ってのは滅法怖かったです。
てゆーか、犬って逃げると追ってくるんだよね……。



2003年08月05日(火) 江戸川乱歩傑作選

新潮文庫
江戸川乱歩 著

乱歩って推理小説でしょー? と侮るなかれ。
明智小五郎とか怪人二十面相とかだけじゃないんですよ。
というか、人間観察してるなーって感じがします。読みが深いというか。
この本は傑作選というだけあって
江戸川乱歩を読んでみたいけどドレがいいのかわからないっていう人にお勧めかも。

この傑作選の中にはいくつか明智小五郎の出てくる作品がありますよ。
怪人二十面相はないです。
しかしいつの世も探偵は風変わりなんですねぇ……。


大雨が。
東京は4時過ぎには既に暗く5時ごろには雨が降っておりました。
地元では3時ごろには既に雨が降り出していたそうな。
……時差が(笑)
埼玉では大雨洪水警報が発令されて床下浸水したところもあったそうですねー。
うちのほうは大丈夫でしたが。

あー。
そろそろ台風の季節ですねー。
またイチイチ「大丈夫なの?」と言われる時期です……。



2003年08月04日(月) 江戸川乱歩傑作選

新潮文庫
江戸川乱歩 著

実は江戸川乱歩って読んだことなかったんですよ(汗)
こーんなに有名ですのに!
(そういえばエドガー・アラン・ポーも読んだことねぇ)
有名な人で読んだことないといえば
小泉八雲とか松本清張とかもそうですな!
実篤も川端康成もな……(それはちとまずいのではないか)

で、乱歩の作品は「屋根裏の散歩者」だけは読まねばと思ってたんですが
(何故かというと作家アリスシリーズの中で取り上げられているから)
ちょうど今夏の読書フェアみたいなことどの出版社でもやっていて
平積みになっていた本の山の中にコレを見つけたのでした。
収録作を見てみたら「屋根裏の散歩者」入っているし
ちょうど乱歩を読みたいなと思っていたので即買い。

少しずつ読んでいきまっす♪
ちなみに収録作は以下のとおり。
『二銭銅貨』『二癈人』『D坂の殺人事件』『心理試験』『赤い部屋』
『屋根裏の散歩者』『人間椅子』『鏡地獄』『芋虫』


8月に入って急に暑くなりましたねー。
でもなんだか去年よりマシって感じがします。
今年は冷夏だというウワサ(っていうか冷夏だよね……)なので
心配なのはなんっつってもだ!!
米が凶作だってことになりそうな感じ。
しかも米どころの東北地方で大きな地震があって
断層とか地滑りとかいろいろイロイロあったじゃないですかー?
農家の人たちも米どころじゃないんじゃないかって気がします。
農家の意地でがんばってくださーい!

穂の垂れない米を見るのは物悲しい……ので(泣)
実はついていても中身がなかったりするんですよー……。



2003年08月03日(日) シングルコレクション+ ニコパチ

坂本真綾ちゃんのシングルコレクション、ニコパチの感想です。

収録曲は全16曲で、時間にして65分ほど。
収録時間ギリギリまで入っているということです。
アニメやゲームの主題歌の他、ドラマの挿入歌なども入ってます。

曲目は以下のとおり。
1.夜明けのオクターブ
2.ヘミソフィア (TVアニメーション「ラーゼフォン」OPテーマ)
3.ダニエル (TVドラマ「真夜中は別の顔」挿入歌)
4.バイク (TVアニメーション「地球少女アルジュナ」挿入歌)
5.しっぽのうた (「Napple tale」主題歌)
6.指輪 -23カラット- (劇場版「エスカフローネ」主題歌)
7.音楽
8.みどりのはね
9.シマシマ
10.キミドリ (タイトー「白中探険部」主題歌)
11.tune the rainbow (劇場版「ラーゼフォン」主題歌)
12.Toto (TVドラマ「真夜中は別の顔」挿入歌)
13.Here (TVドラマ「真夜中は別の顔」挿入歌)
14.ベクトル
15.THE GARDEN OF EVERYTHING 〜電気ロケットに君を連れて〜
16.gravity (TVアニメーション「WOLF'S RAIN」EDテーマ)

新曲は10のキミドリのみです。
なので、自分は真綾ちゃんのCDを網羅してるぞー! という人には不要かも。
でも6の指輪は新録ということだし
シングルの時には歌詞、訳詞ののっていなかったものもコレにはのってます。
ちなみに、3と12〜16は英語詞なのです。

シングルコレクションだということの問題点を挙げれば
アルバムとしての統一感がないということくらいかな。
すべてを別々に集めようとするとジャンルは多岐にわたっているし
シングルでない、サントラにしか入っていない曲もあるしでかなり大変なはず。
なので、コレは買いだと思いますね!

「愛してる」「君だけ」「ずっと一緒」「守ってあげる」
普段の私なら鼻で笑いたくなってしまうような歌詞がたくさんあるんですが
私にとって真綾ちゃんだけは特別なんですよね。
押し付けがましくないというか、信じてもいい気になるというか。
パンクとかロックとか大好きな私ですが
フラっと真綾ちゃんの声が聞きたくなるのです。
聞いていると何か安心する。そんな感じ。

ミュージカル、レ・ミゼラブルのエポニーヌ役に抜擢されたことからも
彼女の歌唱力は折り紙つきです。
今ではまだ声優としての彼女のほうが有名ですが
これからもっともっと色んな人に歌を聞いてもらえるようになるんじゃないかな。
そして声優の露出に懐疑的な人も多いようですが
舞台女優、歌手としてこれだけ台頭してきているのなら
多少の露出も大目にみてもいいんじゃないかなーと思いますよー。
むしろ私としては歌番組とか出てほしいですし。ドラマとか。
こういう点は人それぞれだと思いますけどね。

私的にはやはり、アルジュナの「サンクチュアリ」が入っていないのが痛いなぁ。
主題歌や挿入歌が多いのでアニメ、ドラマの映像を見ながら聞くと
感動もひとしおです。
特にエスカフローネはそうかな。
映画を見ないと歌詞の意味がわからないかもしれない。

でも、とにかくお勧めなのです♪
オリコンウィークリーランキングでは見事3位に入っておりました。
注目度高いですよー!



始まりの荒野を独り もう歩き出してるらしい
僕は灰になるまで僕で在り続けたい
−ヘミソフィア−

tell me where to go love is not enough
when love is not enough nothing matter
−ダニエル−

いつもしんじつはやみのなか
いつかしんじつはきみのなか
−しっぽのうた−

こんなに小さなわたしだけど
あなたを誰より精一杯愛した
−指輪−

雨上がりがきれいなように
泣けば心透き通る
−tune the rainbow−

something is pulling me
I feel the gravity of it all
−gravity−



2003年08月02日(土) 前売発売日

ハイ!
何の前売の発売日だったかというと。
ロード・オブ・ザ・リング第三部王の帰還の前売の発売日だったのです。

ということでソレを買うためだけに東京まで行って来た明日香ですこんにちは。

何も焦って買う必要ないじゃないのーと思われる方もいると思いますが
なんと今回、発売日に前売を購入した人には
イライジャ・ウッド来日イベントへの応募ハガキが配られるのです!
発売日に買った人だけです!

まぁ、私のイチバンはヴィゴなんですが
リジィももれなく好きですから。
前売り買いに行かねばアカン! くらいの勢いで行って来ました。

とりあえず1枚だけ買ったのですが(お金ないし)
でもまたあと5枚は買わな! と思っております。
オマケが6種類だからとかじゃなくてな(いや、最低6枚ってのはソウなんだが)
第一部を9度、第二部を8度観てることを鑑みたら
完結編の第三部は10度は観るんじゃねぇかっていう予想が立ちませんか。
だってきっと、第一部より第二部より第三部の方が泣き所が多いんですよ?

あー。
あとコレクターズエディションのプレミアボックスも予約しなきゃ!!
アメリカ版のポスターがパッケージに使用されているのです。
そんでプラチナチケット付き。買いです。
ちなみにアメリカ版のポスターはヴィゴですよ(つかアラゴルン)
英語版オフィシャルに行ったら壁紙とかDLできるんですけど
その画像を開いた私は思わず1度ウィンドウを閉じてしまったほどです。
ビックリして。
いや、どんな画像かはわかっていたんですけどそれでもビックリして。

ときめきの導火線が体中を走ってく♪
にゃーお

って感じです(何)


と・に・か・く!!
今度こそ試写会を当てたい。当てたいの。




つーか誰か10日のflowerのライブ(原宿)に一緒に行って下さい。
切実。

東京湾花火大会の日だからって断られたので。
頼むよ、マジで!
(東京の人を誘うとこの理由で断られそうだ)

あと16日は筋肉ミュージカルを観に行くのですが(笑)
そういえば16日って夏の祭典じゃないですか!?
今まで気付いてなかったぜよ。
チケット取ったの3月だったしなー。
そん時は全然夏の祭典の日程わかってなかったもんなー。

どうしようね、かおりん……。



2003年08月01日(金) うつくしい子ども

文春文庫
石田衣良 著

このたび「4TEEN」で直木賞を受賞された石田氏の作品です。
受賞作を読む前に違う作品を読んでおくっていうのが私流なのですが
読了後、コレを手に取って正解だったなと思いました。
石田氏はドラマ化した「池袋ウエストゲートパーク」が代表作なので
知っている方も多いのではないかと思います。
このデビュー作にしろ、少年という世代の子どもを扱った作品が多いですね。

↓あらすじ
緑豊かなニュータウンを騒然とさせた9歳の少女の殺人事件。
犯人として補導されたのは、ぼくの13歳の弟だった!
崩壊する家族、変質する地域社会、沈黙を守る学校……。
殺人者のこころの深部と真実を求めて、14歳の兄は調査を始める。
少年の孤独な闘いと成長を痛ましくもみずみずしく描く。

ということで、最近の事件とかが思い浮かべられるかと思いますが
どっちかといえばコレは酒鬼薔薇事件の方が題材のようです。
被害者の家族への補償や対応はいつでも過剰なほどですが
加害者の家族への補償は、現段階ではないに等しいのです。
プライバシーも何もないのです。
加害者の兄の視点で書かれたこの作品は、そういう点でも考えさせられます。

実を言えば、直木賞を受賞したから読もうと思ったのではなくて
某所の某方がこの人を激しく勧めていたからなんですよ。
最近読む本はその方の影響もかなり受けてます。
ミステリばっかり読んでないで、もっと他も読まなきゃと思わせられますね。
読まないと文章も上手くなれないもの。
文章を書くということの上達方法はやはり、上手い人の作品を読むしかないのです。


文章の上手い下手といえばですね。
最近はネットでガンダム種とか指輪とかRPSとかの小説を読み漁っておるのですが
クオリティの低さに滅な気分になることしばしばです。
まぁ、私の書いている文章だって大したクオリティではないんですけどねェ(汗)

ただ、SSがポエムっぽかったり箇条書き状だったりしても
上手い人は上手いのですよ。
やられたーと唸りたくなってしまうのですよ(実際唸っているかも)
で、上手い人のHPというのはやはりアクセスが多かったりしてね。

技巧がイマイチでも文章に勢いのある人もいます。
トコロドコロ、あ、と思っても勢いで読ませるという感じ。
そういう人もやはり上手い人なんです。

でもアレですね。
実際販売されているボブ小説のように悪貨が良貨を駆逐している状態ではないです。
アクセス数が如実にソレを現してますからね。
そういう点はネットの方がいいのかなーと思います。
まぁ、悪貨の量は半端じゃないけどさー(笑)
うちもその悪貨のうちの1つだけどさー(泣)

日記を面白く書ける人っていうのは尊敬します。
思わず日記を読むためだけに通ってしまいます(笑)


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