地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2008年04月30日(水) 間違えました

先日の日記、在庫確認して薬缶磨いたのではなくて、薬缶磨きながら在庫確認でした。てへ。どのみち結果は変わりませんが。

会社でお借りしているPCののーとん先生がボイコットを始めてしまい、ただいま仕事中戦々恐々として仕事をしております。管理人の方には「ネットつないでいいですよ」と言われましたが、一度手持ちの窓がネットつないだ瞬間ウィルス感染した身としては恐怖です。うう……あれ以来手持ちの窓はネットワーク関係いっさいつないでないんでうよねー。さふぁりさんで見れない頁はあれを使えばいいのはわかっているんですが(涙)

今からTopにSCCのスペース記載してきます。新刊が確定しないのでグダグダしていたのですが、前日じゃないとやはりダメなのですか、私よ…………………あ、新刊は一応猿飛班ギャグになりそうです。昼ドラ恋敵役敵乙女なおろちんがいる予定。

決まりましたならばまた〜。


2008年04月29日(火) 今日の出来事

精霊の守り人一挙四話放映見て嫁タンダにちょっと涙した後搬入の荷物作ったら現時点でカカナル既刊しかないという現実を突きつけられたので二時間ほど薬缶を重曹で磨いていたら右腕を痛めました。
とりあえず小此木さんは何をしたかったのか考えるべきだと思います。


2008年04月27日(日) でんぷんのり

でんぷんのりが何なのかをすっかり忘れていました小此木です、こんばんは。己の不器用さが恨めしい今日この頃、色のついた筆ペンを百均で見つけて買ってしまいました……。あははは……。もそもそへたくそな落書きをしております。筆ペン落書き好き〜♪

いや、原稿します。がくがく。気がつけば残り一週間ですよ…!
仕事の書類は作成終わったので頑張ります…!


2008年04月22日(火) うむ

仕事で一枚重要書類を作成せねばならんのですが(そしてそれは金曜〆切だったりしますが)それを書くのが嫌でうだうだしています。この仕事初めてしばらく立ちますが、未だにこの書類作るのが一番嫌いです…ふおおおおおおおおおおお

………ぐだぐだしていないで挑戦してきます。がんばれ、私…!!それが終わったら原稿だ!

過去のフォルダあさっていたら、昔書いた書類が出てきて嬉々としてコピペしていたのですが、そういえばこれだとダメだと怒られたような気が…でも見本も似たようなことしか書いていないから大丈夫なはず…!!ちょっと気が楽になりました。ふー。


2008年04月21日(月) ふご

外勤先に来た営業の顔が寝不足で真っ黒でかなりびびりましたが、小此木はそれなりに元気に生きてます。ちょこっと仕事でどたばたしているので落ち着いたらまた来ます〜。申し訳ありません(汗)


2008年04月15日(火) こんばんはんは

筋肉痛で指に力が入らない今日この頃、小此木は本能のままに生きています。オンリー申込書の字が汚すぎて本気でDSで練習すべきか悩みました。解読してもらえることを願おう……申し訳ありません(涙)

えーとえーと。何だろう。とりあえず愛は大事だねってことで↓

*** 日だまりの ***

大きな木の幹を背に座り込み、ナルトはぼんやりと空を見上げていた。背にした木の幹も、地面も、春の日差しのおかげか暖かく柔らかい。空にのびた枝の先々で若葉が光に透けていた。
さわさわと、優しい葉擦れの音が耳に響く。
「…春だってば」
「春だねぇ」
ナルトの呟きに、返答がかえる。膝の上にある顔をのぞき込み、ナルトはため息をついた。
「せんせー、起きてるならどけって」
風にそよぐ銀髪を撫で、ナルトが唇を尖らせる。額宛も口布も外した状態で、カカシはナルトの膝枕でお昼寝としゃれ込んでいた。
「後で替わるから、五分だけ寝かせてよ」
ナルトの手が心地よいのか、小さな手に頭をすり寄せながらカカシが呟く。ナルトが呆れきったように、盛大なため息を漏らした。
「あんさ、疲れてるんなら、五分じゃなくて一時間くらい寝ろってばよ」
「んー、でもそれだとナルトの足がしびれちゃうでしょ」
どこかぼんやりとした声で、カカシが返事を返す。ふむ、とナルトは首を傾げた。
「それもそっか」
カカシの言う通り、一時間も膝枕をしたら、足がしびれて動けなくなるだろう。しょうがない、とナルトは三度目のため息をついた。
「じゃさ、せんせーが抱っこして連れて帰ってくれればいいってば」
ナルトの手がカカシの髪を撫でる。ナルトの提案に、カカシは少し困ったように、でもそれ以上にうれしそうに微笑んだ。
「りょーかい」
そう言うが早いか、ナルトの膝の上にあるカカシの頭が、ずしりと重くなる。小さな寝息を立てて、カカシは眠りに落ちていた。
ナルトが再び空を見上げる。その口元は、幸せそうに少し緩んでいた。
「春だし、しょーがねーや」
お日様はぽかぽかしているし、カカシの頭は少し重いけれど嫌ではない。ふあ、と大きく欠伸をすると、ナルトも昼寝をしようと目を閉じた。

*******

この二人がお互いを甘やかしているのが好きです。この後ナルトが目を覚ますと、何でか自分がカカシの膝枕で寝ていたりするのですよ。んでその場に偶然居合わせたサスケがいたたまれない気分になったりします。さらにサクラが居合わせて三人とも怒られて一日が終わりです。うちのサスケはバカップルに巻き込まれて怒られてばかりいますね。要領の悪い男だ…。おかしいな。

ではおやすみなさい。


2008年04月14日(月) 一個終わり

ようやくオンリーの申込みしました。ぜぇぜぇ。あ、後何やらないといけなかったっけ……(製本と原稿ですよ小此木さん)

今朝は家にあった傘四本中、三本が破損という状態で最後の一本でようやく仕事に迎えました。おかげで走りました。あうあう。

こみっくごーすとはんとの十巻が出たのでほくほくして読書中。読み返すとぼーさんがツボで仕方ありません。あっはっはっ。でもナルがまいちゃんに微妙に弱いのも好きなのです。困ったです(寝なさい私)。


2008年04月11日(金) ねむい

連日の歓迎会で眠いです。

本日の実験室の会話。
「でぃずにーらんどで結婚式できるんだって」
「あーらしいね」
「あ!馬車でシンデレラ城まで行けるって!いいなぁ、やりたいなぁ」
「この場合、馬車は嫁のみなのかな」
「え!?ずるいよそれ!オレもやりたい!」
「え、でもシンデレラでしょ」
「なら馬車じゃなくてもいい。馬でいい。アンソニーのように颯爽と!!」
「………馬とアンソニーはげんが悪いからやめておいた方がいいんじゃないかな………」
私たちはもっとちゃんと仕事をす(略)同僚は馬で城に行きたいらしいです。でもねずみーは嫌いだと言うのでドイツの城辺りを進めておきました。あんそにーと馬が駄目な理由も納得してもらいました。こうして一日が過ぎて行きます。………早く今年の目標が決まりますように!!
ケーキ食べたいです。ケーキ。ストレスが溜まっている自覚はあります。ケーキ。おいしいの食べたいです。

ちょっと寝ます。おやすみなさい。


2008年04月08日(火) ちえぶくろ

激しい雨のおかげで今日は実験室で半日靴に新聞紙をつめてじっとしていました。移動時はつま先立ちです。きっと明日は筋肉痛です。明日に来ればましでしょうかね…そうですかね…

明日から連ちゃんで飲みだというのに身体が冷えてますよ。皆様も風邪にはお気をつけて〜


2008年04月06日(日) 予定は未定

今週末やったこと。ぜっちる読んでホモ萌えしてみる。でも相変わらず本命は皆本志穂(笑)ぜっちるの女の子ズはかわいくて良いですねvv

通販のお問い合わせ、現在全て返信しております。問い合わせたのに返信がないという方は、お手数ですがご連絡ください(ぺこり)

明日の本のためにも働かねば〜。ではおやすみなさい。


2008年04月05日(土) 更新してみました

お題に二つほど。一年以上放置していたカカナルコとサスケさんがんばれ話を。同じく一年以上放置しているカカナル話は終わりませんでしたのでまた今度。つかあの話の落ちはどこに予定していたのですか、当時の私よ……。そんな話です…。

今日は買い物ついでにDSに蒔絵シールを貼ったのですよ!ちょっとねらってみたらすごい恥ずかしい出来になりましたよ!……己のセンスの痛さにちょっと凹みました……あわわ。本当は銀金黒紫竜で「七班!」とかしたかったのですがさすがにでっかい龍四匹は無理かなーと思って止めました。でかいとシールも結構するので…。テーマは「お互いしか見ていないバカップルと全てを諦めて生ぬるく見守るサクラと一人胃を痛くしてあたふたしているサスケ」です。別名痴話げんかするバカップルと仲間達。

そうこう言いつつ蟹女神蟹の本のタイトルを思いついたのですが、どう考えてもそんなにネタがありません。2Pじゃ本になりませんね。はは。にしても大三といいどれだけロンリー路線を行く気ですか小此木さん。でも大三よりかは遙かに女神蟹はあると思うんですよ!むしろ大三がロンリーすぎる…
しかし、ここしばらく書く話の内容があれなので来て頂ける方にはどう思われているのか(震)何かもう色々申し訳ありません(汗)

……さ、いい年なのですし、少しは落ち着きましょうね、小此木さん(今日の日記を読み返しました)
ではおやすみなさいませ。


2008年04月04日(金) せこせこ

今更のエイプリルフールに見た夢ネタ。カカナルくっつく前、かな↓

*** うそをつく日 ***

黙って歩きながら、大きな背中を見上げる。
あまりそうは感じないが、実際カカシの背中は大きい。触れてみれば、抱きついてみればそれがわかる。ゆっくりとナルトは瞬きをした。
二人の距離はナルトの足で二歩。ほんの少しだ。
さわさわと、風が桜の枝を揺らす。カカシは振り向かない。
「そう言えば、今日はエイプリルフールか」
突然声をかけられ、ナルトの肩が跳ね上がった。その所為で二人の距離が一歩分、開く。ナルトが目を瞬かせた。
たん、と弾むように靴音が鳴る。すぐに、二人の距離は二歩に戻った。
カカシの歩みはゆったりとしている。ぱらり、と頁をめくる音がした。
(せんせー、また本読んでる)
今日は何を読んでいるのだろうか。だがそれよりも先に訊きたいことがナルトにはあった。
「エイプリルフール、って何だってば」
「嘘をつく日のこと」
カカシの答えに、ナルトが目を丸くする。眉間にシワを寄せて、ナルトはカカシの影めがけて大きく足を踏み出した。
「なに、それ」
「起源はよくわからないけどね。この日は嘘をついてもよいんだってさ」
「ふーん、変なの」
ゆらゆらと揺れるカカシの影を踏もうと、ナルトが何度も足を振り下ろす。だが、カカシの影はナルトの足から逃げて捕まらなかった。
二人の距離が後一歩になる。カカシが笑ったような気がした。
「嘘ついてみる?」
カカシの誘いに、ナルトが一瞬動きを止める。大きく、足が振り上げられた。
「ていっ」
カカシの腰に、ナルトが勢いよく飛びつく。カカシのベストに顔を押しつけ、ナルトが口を開いた。
「センセースキ」
抑揚なく、ナルトが告げる。カカシの手がナルトの頭を撫でる。
「お、愛の告白?」
「うそだけど」
「嘘の告白?」
「そだってば」
「ふーん」
カカシの声にも驚きはない。ぐりぐりと、ナルトがカカシの腰に頭を押しつける。
「でもさ、ナルト」
ナルトの髪の毛を梳きながら、カカシが何でもないことのように呟く。
「どうせなら、顔見ながら言ってくれない?」
カカシの誘いに、ナルトは唇を噛んだ。湯気を噴きそうなほど赤くなった顔がばれないよう、カカシの背中に顔全体を押しつける。
「絶対、のーさんきゅ!」
「はは、それは残念」
さほど残念とも思えない態度でカカシが笑う。眉根を寄せるナルトの耳を、カカシの指先が撫でた。
「すきだよ」

さて、それは嘘か誠か

*******

確かこんな夢だったですよ。就業中だったのにね…!人様の絵でカカナル漫画。それとも記憶にないだけでそんな合作絵を見たことがあるのか…思い出せない…もしや本当にこんな話を読んだことあってそのことを忘れているのか…く、そんなおいしいものを思い出せないなんて!!(涙)「これ見たことあるよ」って方はそっと教えてください。お願いします。人様が描かれたものが見たいです(正直に)それか予知夢に…!(どれだけ必死ですか私)

今週末やること。オンリーの申込み。原稿。ひらひらの手袋探し。製本。
後、本と食べ物買いすぎて財布が空なので銀行に行かねばです。

ではおやすみなさい。


2008年04月03日(木) 昨日の補足

昨日だっだか書いたサスケさん物語、ナルトはサスケの愚痴をうざいと思いつつきいてあげました。場所は赤提灯です。どうでも良い補足ですな…むしろ書きなさいよ私。


2008年04月02日(水) ひとまず

何か妄想が過ぎて頭の中がごちゃごちゃしています。うーんうーん。

サスサク?何でか大サスケ(多分二十歳くらい)が普通に大サクラ(やっぱり二十歳くらい)と一緒にいますが気にしないでください。↓

*** 看病 ***

その日、サスケは風邪を引いて寝込んでいた。
(不覚…!)
朦朧とする頭で、己を責める。これだけひどい風邪を引いたのは、久しぶりであった。以前風邪で寝込んだのは下忍になる前だから、それこそ十年ぶりくらいになる。
「熱、下がらないね」
体温計片手に、サクラがため息をつく。妙に落ち着いたその様子に、サスケはいささかむっとした。
心配して泣かれるのも困るが、全く平然とされるのもなんだか腹立たしい。
(…何を考えているんだ、オレは)
自分の考えに、サスケはため息をついた。空気が通った所為で喉が痛み、激しく咳き込む。
「大丈夫?サスケくん」
なだめるように、サクラがサスケの背中を撫でた。ついつい恨みがましい目でサスケが見れば、サクラが優しく微笑んだ。
「お水、飲む?」
きらきらとその笑顔が輝いた気がして、サスケは息を呑んだ。
(まるで…)
聖母のようだ、という考えを、無理矢理サスケは脇に押しやった。
(…弱気になっているな…)
きっと風邪のせいだ、とサスケは己に言い聞かせた。全ては風邪が悪いに決まっている。
サクラの手がサスケの背中に回り、そっと身体を起こさせた。
「はい。ゆっくり飲んでね」
起きあがったサスケの手に、湯飲みが渡される。湯飲みの中身は、温めの白湯だった。
「………」
ここで変な栄養ドリンクが出てこないだけ、成長したのだなとサスケは頭の隅で冷静に思う。同時に、サクラの心遣いがうれしかった。
少しずつ、喉の痛みに耐えながら白湯を飲み込んでいく。飲み終わったところで、サクラが湯飲みを受け取って脇に置いた。
「………」
ありがとう、と言うタイミングを逃し、サスケの眉間にシワがよる。サクラがサスケの眉間に気づき、手を伸ばした。
「苦しい?」
ひやり、とした手が額に触れ、サスケが目を丸くする。熱があるサスケの肌に、サクラの手はひどく心地よかった。
「…服、変えた方が良いかなぁ」
呟くと、サクラは布団の脇に手をついてサスケの背中をのぞき込んだ。ふわり、とサクラの髪から漂った良い香りが、サスケの鼻孔をくすぐった。
(……………!?)
鼻が詰まっているのに匂うとはこれいかに。衝撃にサスケの身体が強ばる。
サクラの手がサスケの背中を撫でた。びくり、とサスケの肩が跳ね上がる。
「…うーん、やっぱり変えた方が良いよね」
サクラが呟くが、サスケの耳には入っていなかった。サスケの頭の中でどくどくと血が騒がしく駆けめぐる。
(落ち着け、オレ!!)
職業柄、自制心はあるはずだ。あるはずだと自分に言い聞かせる。視界の隅に、サクラの背中のラインが映った。
どくん、と一際大きくサスケの中で血流が速度を上げた。サスケの指がぴくりと震える。
「よし!着替えよう!」
だがサスケの手が動くより先に、サクラが身体を起こした。目標を失い、サスケの手から力が抜ける。サスケは思わずサクラをにらみ付けた。
「あ?」
「今からまた汗かくけど、予備のパジャマまだあるから良いよね。さ、サスケ君脱いで」
不機嫌なサスケには構わず、てきぱきとサクラが指示を出す。頭はぐらぐらするし、身体中かっかするしで、サスケの機嫌は益々低下した。
動こうとしないサスケに向かって、サクラはもう一度、「聖母のように」笑った。
「あ、それと座薬いれるから。大丈夫、痛くないよ」
ざやく。サスケはその単語を頭の中で繰り返した。熱で惚けているせいか、意味を思い出せない。サクラが何やらごそごそ用意している間、じっと考える。
「………!?」
そして思い出した。サスケの顔から血の気が一気に引く。
「……………っっっ」
声もなく、サスケは激しく横に頭を振った。つもりであった。
一度も満足に横に移動しないまま、くらりとサスケが倒れ込む。それを支えてサクラが苦笑した。
「大丈夫!私うまいんだよ。子供達だって泣かないし!」
違う、そういう問題じゃない!!
サスケの心の叫びは、サクラには届かなかった。もしかしたら届いているのかもしれないが、そんなことは微塵も感じさせない聖母の笑みで、サクラはサスケの腕を掴んだ。
指先までチャクラの行き渡った細い手が、容赦なくサスケを押さえつける。
「いい子にしててね」
小さな子供に言い聞かせるような口調で、サクラが言う。
ああ、そう言えばこいつ小児科を手伝うこと多いんだっけ。そんな情報が、サスケの脳内をかすめる。ここに来て、サスケはサクラが浮かべている聖母の笑みが何なのかを悟った。
(仕事モードかぁ!!!!)
任務がない時のサクラの仕事は、お医者さんである。優しい笑顔と容赦のない動きは、対患者仕様だ。そのことに気づいても、サスケにはもはやどうすることもできなかった。
暴れようとするサスケから、難なくサクラが服をはぎ取る。サスケは泣きたくなった。
(てめー普段そんなきらきらを他の連中にふりまいてるのかよつーかその馬鹿力よせーーーーーっっ)
反抗しようにも、力の入らない身体でチャクラ補強したサクラの腕力に叶うはずもない。それでも精一杯の抵抗を試みながら、サスケは目でサクラに訴えた。それだけは嫌だと。
サクラが最上級のきらきらを振りまく。その片手には、固形状の何か。
「…………………!!!!!!!!!」
サスケの声にならない悲鳴が響いた。


二日後
「よ、サスケ!風邪治って良かったな」
「まぁな」
妙にやさぐれたサスケが任務に復帰したと言う。

**********

大変だ、サスケ!!……サスサクだと言い張って良いですか?別にサクラちゃんは好きでお仕事モードになっているんじゃないですよ。と一応主張。当初の予定では、座薬はサクラ以外が入れるはずだったのですが、何でかこんなことに…かわいそう、サスケ(ほろり)

てなことでサクラサイド↓

*** 言い訳 ***

サスケが風邪を引いて寝込んだ。
(ええと、薬はこれと…それからタオル…)
手早く看病の準備をしながら、サクラはサスケの病状を正確に思い出そうとした。サスケの苦しそうな姿が脳裏に映り、目に涙がにじむ。
(違う!それどころじゃないの!)
浮かんできた涙を、頭を振ってサクラは吹き飛ばした。
(何年この仕事してるの、バカサクラ!しっかりしなさい!)
サスケの病状は風邪だ。だが風邪が油断ならないことも、医者にはやれることが少ないことも、サクラは知っていた。13の歳に綱手の弟子になって以来、ずっと医療忍術を学んでいるのだから。
(泣いてる場合じゃないの)
風邪に必要なのは、休養と栄養。なるべく刺激の少ない無色無味の栄養剤を選び、お湯に溶かす。指先が少し震えたが、何とか薬は零れずに湯飲みの中に消えた。
(自分にできることをするの!)
正直苦しそうなサスケを見たくはなかったが、目をそらしてもサスケの病状はよくならない。それどころか、サスケのことだから、放っておくと任務に行くと言いだし兼ねなかった。今回の風邪だって、体調不良を押して任務を重ねた結果で、サクラからすれば当たり前のことだ。
自分を大事にしないサスケに、サクラは腹が立ってきた。
「サスケ君のばかぁ…」
思わずサクラの口から呟きが漏れる。手の甲で乱暴に涙を拭うと、サクラは顔を上げた。きつく唇をかみしめ、宙を睨む。
「…よし!」
こうなったら、徹底的に看病してやる。サクラは強く決意した。弱みを見せることを嫌がるサスケだから、そうすれば少しは懲りるはずだ。心配と不安を怒りと少しばかりの寂しさに変えると、サクラは看病道具一式を手にした。
(…これはどうしよう)
おそらくは本気で嫌がるであろう座薬を見て、一瞬サクラの決心が揺れる。だが、座薬が効くのは確かだ。
サクラはため息をつくと、心を鬼にした。
(なんでこんなに手がかかるのかしら)
内心ため息をつき、顔は笑顔のまま。サクラはサスケの部屋の戸を開けた。
「サスケ君、具合どう?」

少しでも早くよくなりますように、と願いながら

********

手のかかる男を選んでしまい大変なサクラ。
ついでなので。カカシとサクラ↓

*** 愚痴る ***

「よ、サクラ」
度重なる呼び出しの末、ようやく検診に訪れた上司に、サクラは心底嫌そうな顔をした。カカシが肩をすくめる。
「ひどいね、お前」
「何で先生相手に営業しなきゃいけないんですか」
座って、という代わりにペン先で椅子を示す。大人しく、カカシはサクラの前の椅子に座った。
手元のカルテを開き、サクラが眉根を寄せる。
「ちゃんと定期検診には来てください。まったく…あんまり駄々こねるようなら、ナルトに言って首に縄つけますよ」
「うわー、それは勘弁」
本気で言っているサクラの言葉に、カカシはごまかすように笑った。カルテに記入していくサクラを見ながら、ぽつりとカカシが呟く。
「…サスケの看病は、仕事モードでしたんだって?」
カカシの言葉に、サクラが目を丸くした。まじまじと、サクラがカカシを見る。
「…それ、サスケ君が言ったんです?」
「オレじゃなくてナルトにね。愚痴られた、って笑ってたよ」
そう言うと、カカシも微笑んだ。サクラの顔に、安堵が浮かぶ。
「そっか」
何かをかみしめるように、サクラが目を伏せる。そしてもう一度呟いた。
「そっか」
そしてうれしそうに、サクラは微笑んだ。カカシが穏やかな瞳で、そんなサクラを見つめる。

おそらく、それはとても幸福なことで

********

愚痴ることのできる相手が居るって良いですね!と言う話。うちの七班ズはお互いに愚痴りあいます。いつか時が経って彼らがそんな関係を築けると良いなと思いつつ書いてます。別にサスケが木ノ葉に帰ってこなくても良いから(つかあれで帰ってこれたらそっちのほうがびっくりしますけどね!)……すみません、うちのはこういうことで一つ(汗)サイが出せなかったことが心残り…

一気に書き上げたのでおかしなところ満載ですが、本日はこれにて(すみません…!)。おやすみなさい。


2008年04月01日(火) おわったぁ!

泣いても笑っても仕事の〆切はすぎました!やった!そして気がつけば四月です。何で自分が今日を4/2だと思っていたのかが謎です。きっと天狗の仕業ですよ。提出終わった後睡魔に誘われて一瞬落ちた隙間で某様のカカシに某様のナルトが背中から抱きついて告白(一部仕様)という漫画(動画じゃなくて漫画・笑)を見て目に焼き付けようとしたら目が覚めたのも天狗の仕業です。…仕事中、ですよ、私…。でももっと見たかった…!!(正直)

そんで4/1はエイプリルフールよりもうちの両親の結婚記念日のイメージのが強いのですよ、現代パラレルカカナルコ(またかい)↓

*** しがつばか ***

(ふっふっふ)
ナルトはウキウキしていた。春休みの真ん中、本日はエイプリルフールである。
(なんて言ってだまそう)
だます対象は婚約者(!)たるカカシだ。同居人でもあるカカシは、仕事で出かけている。
壁の時計を見ながら、ナルトは落ち着かない様子で玄関と居間を行き来した。カカシが帰ってくるまで後少し、晩ご飯の支度は済んでいるから、後はどうやってだますかを考えるだけだ。
(ありきたりじゃ、つまんねーってばよ)
どきどき、わくわく。それと、ほんの少しの怒りと。
朝起きたとき、すでにカカシの姿はなく、ナルトはそのことに少なからずショックを受けていた。朝、寝坊した自分が悪いとはわかっていたけど。
(…それだってせんせーが悪いんじゃんか!)
昨夜、それはもう隅々まで丁寧にナルトを愛したのは、カカシだ。おかげで寝るのが遅くなったのだから、ナルトの寝坊の原因はカカシにもある。強引にそう結論付けると、ナルトは赤くなった顔を両手で押さえた。
「う〜〜〜」
昨晩のことを思い出してしまい、うずくまったまましばしうなる。
(わ・す・れ・ろーーーーー!!)
頭の中で己に向かって叫ぶ。こんな状態ではカカシをだますどころではなかった。たでさえカカシをだますのは大変なのだから、冷静になれと己に言い聞かす。
チャイムの音がなり、弾かれたようにナルトは顔をあげた。
「せんせっ」
反射的に立ち上がり、玄関に走る。そしてほぼ無意識に、玄関先に立って靴を脱いでいたカカシに飛びついた。
「おかえりなさいってば!」
「ただーいま」
ナルトを受け止めてカカシが答える。小さく漏らされたため息に気づき、ナルトはカカシを見つめた。正面から見れば、心なしかカカシは疲れているように見える。
「疲れた?」
思ったままに問えば、カカシが苦笑した。
「少し、ね」
カカシの返事に、ナルトの眉が八の時に下がる。ナルトは手を伸ばすと、なるだけ優しく、カカシの頭を撫でた。カカシの表情が和らぐ。
ぎゅ、とナルトを抱きしめると、カカシはうれしそうに微笑んだ。
「元気出た」
「へへー」
試みがうまくいき、ナルトもうれしそうに笑う。ちゅ、と触れるだけの口づけを交わすと、二人は顔を見合わせて笑った。
「ご飯用意するから、先にお風呂入ってきてってば」
「ナルトは一緒に入らないの?」
「…のーさんきゅー」
残念、とカカシが笑う。もう、と唇を尖らせてはいたが、ナルトの目も笑っていた。ナルトが背伸びをし、カカシの頬に口づける。
「しょーがない人だってば」
甘い口づけに、カカシの笑顔が溶けた。


「ああーーーーーーー!!」
そして今日やろうと思っていたことをナルトが思いだしたのは、日付が変わってからのことであった。

三歩歩けば忘れるという話

**************

く、くだらな…!(がくし)女子高生でも女子大生でもお好きな方で。婚約者とか言っていますがどうみても新婚さんですよ、この人達。万年いちゃついていればいい。

ではおやすみなさいませ〜。



小此木 蘇芳 |HomePage