Coconut Vanilla POISON*
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2004年05月21日(金) 再度の崖っぷち

あああああ。なんか色々テンパってて体がガタガタ音を立ててます。つっか、走り回ってるせいで膝の関節が痛いのよ。関節痛なんて、やっぱ私もトシかしら。それとも太り過ぎかしら。

ゴールデンウイーク前に退院予定だった母が、ゴールデンウイーク寸前に風邪を引きまして胃の調子が悪いとか肩がだるいとか背中が痛いとかと言う症状も出ていて体調を崩していたのですが、先週撮ったCTスキャンとMRIの診断で脳と肝臓に癌細胞の再々発が確認されてしまいました。

先生が母本人には「まー別に、良くもなってないし悪くもなってなくて横ばいかな。胃が痛いのは神経性胃炎ですよ。気を使わないように!」と伝えたようですが、その数日後に私の携帯に看護婦さんから電話がかかってきまして「実は、ご本人さん抜きで先生がご親族に話がしたいと仰ってるんですが・・・」と連絡が。

また去年の末の事を思い出してしまいすごく嫌な予感がして私だけでは不安だったので、前回も来て貰った叔父に頼んで一緒に来て貰う事にしました。病院の外で叔父と待ち合わせをし、母には絶対見つからないように、足音を立てず周囲に気を使いこっそりとナースセンターへ。そこから空いてる病室に失礼させてもらって、先生と婦長さんと私と叔父で話をしました。

そして、先週撮ったと言う画像を見ながら説明を受けました。前回治療した直後の肝臓と脳の画像と今回撮影されている画像とを比べながら、前回より進行のペースはゆっくりだと言う事ですが、確かにまた他の場所の癌部位が見えました。肝臓もまたグレーの斑模様の影・・・と、脳の後頭部はかなり大きい。先生は「今の時点では意識が無くなるような場所ではないです。麻痺などが起こる可能性はありますが。」と。そう言えば母はここ最近「足が痺れてんのよねー。」と言っていたような。

来週初めから再度抗癌剤治療に入ります(今までとは違う投薬での)。抗癌剤が始まると白血球も下がってしまうかもしれないし、前回のように薬がバビューンと効く保証もない・・・そうなると余命は6ヶ月。もちろん薬が効けばその範囲ではないのですがこればっかりはやってみないと分からないとの事。1ヵ月後にだいたいの成果が見えると思うと言う事らしいです。

もしも効かなかった場合、それこそ病院を出る事など出来なくなります。先生は「もちろん治療に関して私はサジを投げてるわけでもないですが、今、元気なうちにご本人さんのやりたい事をさせてあげておいて下さい。もしもの場合、ご家族や本人が後悔なさらない様に・・・。もしも私の家族が同じ状態であったとするなら、私はそうするだろうと思うんです。・・・本人が"もう治療したくない、病院は嫌だ、家に帰りたい"と仰るならそれを抑制する事も私共では出来ません。通院での治療や外来での治療、体力的に厳しい治療の間だけ入院する・・・など、その時に応じて治療を選択する方法もあります。本人さんも治療する意欲はあるようなので、その辺りはご家族などで話し合って決めてくださいね。」と仰っていました。

叔父はあれやこれやと具体的に聞いてくれたのですが、私はほとんど先生の話す事を口をつぐんだまま聞く事だけしか出来ませんでした。何か、口を開くと感情が溢れ出てしまいそうで。

とりあえず今度の土日は外泊の許可が出たので、母が行きたがっていた露天風呂付き客室のある旅館を予約しました。(私も仕事が忙しくて、実際は温泉どころではないのですが)

去年、入院した時から年末もゴールデンウイークも一回も母は家に帰れなかったのです。私も、母と入院の準備を持って家を出た時『もしかして、母はもう家には戻れないかもしれない』とも一時は思いました。が、去年入院してすぐに行ってもらった抗癌剤が思いのほか効果が出て一命は取りとめたのです。治療もわりと順調で、食欲も戻っていたのですがゴールデンウイーク前に引いた風邪の辺りからまた体調が思わしくなく。そして今回の再々発の知らせ。後ろから押されて崖っぷちに立たされたかと思うと引き戻されたり、また崖っぷちに押しやられている様な感じです。

母に告知すべきか。母の両親(私の祖父祖母)や他の親戚に告知すべきか。私と叔父以外は母の病状を知りません。「両親に病状を伝えたら心配するからダメ!ものすごく元気に治療してると言っておいて!お見舞いにはこなくてもいいからって!」と言っています。きっと母は、再発したと知ったら精神的にもがっかりするでしょう。どんなに強がっていても、今までを見てきた私には分かります。

でももしや最悪の事態になった場合、祖父母も親戚一同も「どうして事実を知らせなかった!」と憤慨するでしょう。

では、母には再発の事実を隠したまま両親や親戚一同には再発の事実を伝えると・・。今まで来なかった人達まで病室に押しかけて来ると、母も勘が鋭い方なので察知してしまうかも知れない。四面楚歌って、きっとこういう事ですね。

今まで散々死に損なってるんだから、今回も死に損なって貰うわよ。
風に吹かれれば飛んで行きそうに痩せてしまった母だけど、ゾンビのようにまた立ち上がってもらいます。

今、私は今年で一番でっかい仕事を抱えています。母の作ってきた会社の跡継ぎとしてこの仕事は絶対に成功させなければいけません。例え膝の関節がアレだろうと何だろうとこの仕事を失敗する事は嫌なのです。

何と言うか、『ドラえもんが22世紀に帰る前にドラえもんに頼るばっかりののび太を心配していて躊躇していたけれど、真夜中にのび太1人でジャイアンにしつこく食い下がって最終的には1人の力でジャイアンに勝った』状態というか。そしてドラえもんは安心して22世紀に帰れるという、あの話です。もちろんのび太は私。ジャイアンは仕事。ドラえもんは母です。

そしてあの話は最後、もう会えないと思っていたのにドラえもんは帰って来るのですよね。

私もそうなりますように、頑張ります。



※上記の理由で、更新はなかなかままならないと思います。(でもたまには私も息抜きしたいので更新するかも知れませんがヽ(´ー`)ノ)
黄桃缶詰内のBBSも暫く撤去致します。折角書き込み頂いても私がレスする事が出来ないと思うので・・・。


2004年05月12日(水) 脱力の三日間

先日、元彼から久しぶりに電話がかかって来ました。三日連続。

別に喧嘩別れした訳ではないので電話ぐらい全然良いのですが、何か妙なハイテンション。何っ。何なのっ。気持ち悪い。

前回電話がかかってきたのは1ヶ月ほど前で、元彼が免停中の時でした。トラック運転手の元彼が免停だと仕事にならないらしく、ローンが払えないのでお金を貸してくれと言う申し出の電話でした。もちろん断りましたけど。

それから全然音沙汰が無かったのですが、先日再び電話が。もう免停は晴れて解けたのですが、その妙なハイテンションに私はある種奇妙な空気を感じて少し警戒気味でした。こういう時は何か裏が隠されている!怪しい、怪しすぎる!

何でもない最近の近況などを話した後、元彼は本題を切り出して来ました。

「実はさー。今乗ってる車があと一年でローンも終るし、売って新しく買い替えようと思ってるんだけどカーコンポのローンとかバラバラになってるんだよ。それを全部まとめて360万円のカーローンを組もうと思ってるんだ。で、来年自宅を建て替える時に車のローンも家の支払いも一緒にしてしまおうと思ってて、その為には今、車を売って車のローンを組み変えた方がが良いんだよ。でも、銀行でマイカーローンの審査が通らなくてしょうがないからクレジット会社のローンを組もうと思ってるんだけど、そのクレジット会社が言うには"御父さん御母さんはもうお仕事されてませんよね?そうすると第三者の連帯保証人がいないとお貸しする事は出来ません"とかふざけた事を言うんだよねー。でさ、ものは相談なんだけど、美南海が俺の連帯保証人になってくれない?会社の人間にも言えないし、親戚にもそんな事頼めないしさー。」

ふざけた事を言ってるのはローン会社じゃなくて 貴 様 だ ろ と思いながら、一応フンフンと話を聞いていました。貴様のその変なプライドは一体何処から来ているのでしょうか。そして別れた彼女にはそういう事をお願い出来る貴様のプライドの無さは何なんでしょうか。

父親や母親は仕事をしていない(父親は癌で体調を崩し隠居生活、母親は内職していて一家はそれで食べているらしい)のでそれは分かるのですが、元彼には弟がいるんですよ。一応勤続年数も長い準公務員の弟。

「その弟に保証人頼めばいいじゃない。普通はそっちがスジでしょ」

と私が言うと

「いや、ローン会社に"ご家族以外でお願いします"って言われたもん。家族だとモメた時に面倒なので、家族以外でって。」

と元彼は申しております。

家族だとモメた時に面倒って、第三者だったらモメた時に面倒じゃないって事か?私の皺が伸び伸びになってる脳味噌では何だかよく分からないんですけど・・・・。

「何とか頼むよー!俺、こんな事お願い出来るのは友達にも出来ないし、親戚にも出来ないし、お前しか言えないんだよ!」と言うので「何で私にしか言えないの?私なら何とかしてくれると思ってる?」と言うと元彼は口をつぐみました。

そのローンは実質1年で完財する予定だから、その時までの辛抱だし、絶対迷惑をかける事はしないから俺を信用してもらうしかない、と言う元彼。

「あっ!イイ事思いついた!・・・あのね、車を120万で売り払えるから、そのお金はお前が持っててくれればいいし!そしたら安心でしょ?」

ええと、仮に120万を私が持ってても、残りの240万を未完財のまま貴様がトンヅラしたら赤字じゃないか。全然イイ事じゃないし。

信じないわけじゃないけど、未来の予定って未定なんだよね。もしもその間に何かあったら丸々360万は私が被るんだよね、連帯保証人って。いや、迷惑をかけないからって言われりゃそうかも知れないけど、360万円の連帯保証人になってるって事だけで私は十分精神的な負担がかかってくるわけですが、その辺はどうなんでしょう。

いやー無理。
私、別れた彼氏にそこまでしてあげられるほど心が広い人間じゃないわ。

何度言っても食い下がってくる元彼。
でもどう考えても無理だし、「どー考えても無理です」とその旨をお伝えしたら電話は鳴り止みました。

借金の申し込みにしか電話がかからないってどうなの。
いや別にそもそも別れた彼氏だから、電話もしていらないけど。

要は、自分にとって金にならない奴には用はナイって事よね。


2004年05月06日(木) 足りないもの

今日の晩ご飯はカレーライス。

しかし私はカレーライスを作るのが苦手である。カレーライスほど簡単な物はないと思うのですが、その簡単なレシピの中で何故かどうしても成功しない。カレーライスを作ってるはずなのに、確かにカレーの匂いがしてるのに・・・出来上がって試食すると何となくカレーじゃない味がする。不思議だ。割合で言うと10回に1回成功するかしないかぐらいの低い確立で。

今日のカレーはその9割の失敗系。何だろう。何が足りないんだろう。塩系の味か?はたまた牛乳系か?野菜の分量間違いか?・・・何度も味見をする。がっ、何度も味見しているうちに何が何だか分からなくなってくる。

息子を呼んで味見をしてもらう。
一口食べてみた息子も「うーん何だろう」と頭を抱えている。

「何が足りないと思う?カレー粉か?ガラムマサラか?塩っ気か?甘味か?何かが足りない気がするんだけど、一体何だろうねぇ?」と言う私の問いかけに息子は答えた。

「ん〜。"愛"かな」


――― 愛ですか。


2004年05月05日(水)

旅に出て来ました。

高校生の頃、憧れて憧れて憧れぬいていた1歳上の男性・Tさんに再会して胸をドキドキさせて感激していたらなんとそのTさんにデートに誘われました。とあるお店で待ち合わせをしてランコムの香水を買って貰いました。嬉しいな嬉しいな!と思っていたのですが、今時ヴェルサーチ好きな超バブリーTさんにピーコ顔負けの「今日のファッションチェック」をされ、服装の値踏みをされました。何となく幻滅しました。

その後、芸能界の関係者と知り合いになり、相田翔子と居酒屋へ飲みに出かけ、そこでキンキキッズの堂本光一と意気投合して仲が良くなり、フシダラながらも盛り上がった勢いで一晩を共にしました。堂本光一はとても素敵でうっとりしました。しかし朝起きると堂本光一の髪形が変です。夜寝る前と朝起きた後の髪形が違うのです。堂本光一はヅラをかぶっていたのです。あのサラサラヘアーはヅラだったのか!朝起きた時の堂本の髪形はハゲでした。

少し悲しくなり、友達の阿部寛とデートして来ました。阿部寛はとても優しくダンディーだったのですが、私がトイレに行くと言うとこっそり付いて来ていました。阿部寛は女子トイレを覗く趣味があったのです。すぐその場で警備員に捕まって連行されました。


・・・・はっと気が付くと、この世は朝を迎えていました。
私は「夢」の中で旅をしてきたようでした。

寝起きはとってもしょっぱかったです。
(何が一番悲しかったかって、堂本がヅラだった事)


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感想とか。


美南海。(minami)
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