コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2006年02月28日(火) コロコロ変わるのが【お金の価値】です


こんにちは、カン・チュンド です。

今となっては(懐かしい?)思い出ですが、

高校生の時に ちょっとした
「逃避行」をしたことがあります。

(まあ、世間では 家出 といいますが・・苦笑)

その時、
持っていたお金が確か 32,000円 でした。

(郵便貯金を全額引き出したので・・)


そのお金をポケットに忍ばせて(電車に乗って、)
とにかく 東 へと向かったのです。

外の景色 を眺めながら、

「やっぱり東京へ行こうか・・」
「働き口はどうやって探そうか・・」

などと、

まだまだ「幼い脳みそ」で
考えていたわけです(笑)


今から思うと、
「よく 32,000円 で 家出なんてしたなあー」

と思うのですが、

当時は、
「これで 当分はいろいろなことができる」

と本気で思っていたのです。

(つまり、32,000円 は 大金 だったのですね・・)


すごく大切なことですが、

◆ お金の価値 というのは
  あくまで「相対的」なもの です。


「あのー、カンさん。

わたしはほんと 大した資産 を持っていないので、
こういったご相談をしていいのかな、
と思ってしまうのです」

と、

個別コンサルティングの中で、
おっしゃる方がいるとしましょう・・。

その方が、
8,000万円の預貯金を持っておられたりします。


あるいは、26歳の会社員Aさんが、
虎の子の50万円 をどう運用すればいいのか
ということで、

ご相談に来られたりします。


この場合、

8,000万円 と 50万円 の【価値】は
同じだと わたしは思うのです。



そして、お金というものは

◆ 最終的に その人に
【どう使われるか】によって、

その価値が「具現化」します。


つまり、
育てたお金 を【どう使うのか】で、

その人にとっての「お金の価値」
=「答え」が 明らかになる、

ということ・・。


(すみません、話題は急に変わりますが、)

わたしは 1991年当時、フィリピンに居ました。

(確か アキノ大統領の時だったと思います)


ひとつの国 に長く居ると、
(言葉 とか 通貨 というものが)

自然に 体に染み込んできます。


当時(わたしの曖昧な記憶ですが)

1フィリピンペソ が 4円 くらいでした。
(今は大分 ペソが安くなっていますが・・)

そうすると、

食堂へ行って おかずとご飯を食べ、
20ペソ払うと、

「80円」って 計算してしまうのですね、最初は。


しかし、
ペソという 通貨 が体に馴染んでくると、

ペソ で【モノの値段】を捉えるようになります。

(英語圏で 生活していると、
英語 で物事を考えるようになるのと同じです・・)


「サンミゲルのビールが 20ペソするのは
ちょっと高いかな」とか、

「フィリピンの乗り合いバス ジプニーの料金
2ペソ はやっぱり安いな」

とか、

「ここのホテル 1泊 500ペソ もするのか」
と思ってしまうわけです。


その国の 通貨 で、
【お金の価値】を計ろうとするわけですね・・。


本来的に、

お金の価値の【座標軸】は、
複数あってよい。

それが 正解 なのです。


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2006年02月24日(金) リターンの中身は リスク で見えてきます


こんにちは、カン・チュンド です。

さて、金融商品を用いた【投資】を、
リスク・リターンの 扉 から覗いてみますと・・。

あれれ?

何だかヘンな作業をしている人がいますよ。

実に多くの人が、
いびつなリスク を背中に背負いながら、
(なぜだか)微笑んでいます。

??


あれ?

まるで円柱のようなリスク を背負った人が、
それを支えきれなくなって 向こうで倒れていますよ。

結果、
「悲惨なリターン」となってしまいました・・。

(でもまだ 微笑んでいます)


わたしはセミナーの中で、
「リスクとリターンは 互いに引き合っています」

とお話します。

ローリスクには ローリターン。
ハイリスクには ハイリターン。


「まさに 自然の摂理ですね」
とも申し上げます。


しかし 実際の世界 では、

釣り合いが取れていない
【リスク・リターンの関係】の方が多いのです。

つまり、

大きな不確実性(リスク)を引き受けてはいるが、
堅実なリターン を伴っていない 例 ですね。


本人は
「ふむふむ、これはまっとうなリスクだ」
と思っていても、

(実は)
その正体は「奇抜なリスク」だったりするのです。


もしかしたら 私たち運用者は
【ものごとの本質】を見誤っているのかもしれません。


例えば、

目的地A に辿り着くまでの「道順」は
何十通りも考えられます。

しかし、いちばん短くかつ 早く行ける「道順」は
たった 一種類 しかありません。


それと同じように、

10%のリターン を実現する「投資の仕方」には
(それこそ)何十通りもあります。

しかし そのうちの多くは、
「なにもそこまで 重たい荷物 を背負わなくても!」

と思ってしまうような、

「奇抜なリスク」を背負っての ⇒ 10%リターン だったりするのです。


このような「奇抜 かつ大きなリスク」を背中に背負って、
ひとたび「リスク」が 発生 してしまうと・・。

はい、

結果 が悲惨になるのは ご承知のとおりです。


晋陽FP事務所HP
「今週の一家言」に


リスクはいつも
発生するとは限りません。

潜んでいるからこそ
リスクなのです。

と書いてあります(笑)


同じ 10%のリターン を実現させるためには、
背中に背負うリスク(= 潜んでいるリスク)を

「奇抜 かつ大きなモノ」より、
できるだけ「コンパクトなモノ」にした方が

よいと思いませんか?


(ハイ、)


その方が 合理的 ですよね?



実は、

リスクとリターンの【釣り合い】が取れるのは、
たったひとつの「ケース」に限られるのです。


それは、

◆ 一定の 期待リターン のもとで、
  最小のリスクを背負う場合 です。


これを 運用の世界 では、
「投資の最適化」と呼んでいます。


あっ、ビジネスでもよく使いますよね(笑)



では皆さん、
素敵な週末 をお過ごしください。



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            久しぶりにギネスビールを飲みました。



2006年02月21日(火) リスクはリターンの賜物?


こんにちは、カン・チュンド です。

あなたには今つき合っている男性がふたりいます。

A君は地方公務員です。
現在の年収は800万円。

将来の「収入」の 確実性 は非常に高いですね。

(言い方を変えると)
期待収入の 不確実性 が低い と云えます。


一方、B君は SEに特化した
人材派遣の会社を2年前に興しました。

B君自身の年収は 現在300万円。

自分でビジネスを行っているため、
将来の「収入」の 確実性 は非常に低いです。

(言い方を変えると)
期待収入の 不確実性 が高い と云えます。


ところで、

投資の世界 では、
この「不確実性の大きさ」のことを【リスク】と捉えます。

したがって、

A君 は「ローリスクな」お相手。
B君 は「ハイリスクな」お相手 と云うことができるでしょう。


(ちなみに これはワタシの持論ですが、
人生最大の投資 は【結婚】です・・笑)


しかしですよ、
B君のポテンシャル(潜在成長力)が高いのも 事実 です。

(B君が成功すれば、収入はうなぎ上り・・笑)

つまり、期待リターン は
A君よりもB君の方が「高い」と云えます。

しかし、

「どう転ぶか分からない」という
不確実性(= リスク)も 高い のです。

そうです、

ハイリスク・ハイリターン ですね。


世の中、うまく出来ています(笑)

ちなみにA君を選べば、
ローリスク・ローリターン ですね。


考えてみますと、

私たちは日常生活の中で、
数限りない【選択】を繰り返しています。

そして絶えず、
リスクとリターンを【天秤】にかけているのです。

(意識するしないに関わらず・・)


例えば、今日
傘を持っていくべきか否か。

(傘を持っていかない場合のリスクは?
 傘を持っていった場合の報い(リターン)は?)


阪急梅田から 御堂筋線 に乗るべきか、
JR大阪から 乗るべきなのか。

(リスクとリターンを天秤に掛けて 
どちらの選択がベターなのか?)


クライアントに(最初に提示する)見積もり金額 を

120万円
115万円
110万円

いずれにすべきか?

(複数のリスク・リターンが予想されますね・・)


日産のマーチと、
ホンダのフィット、

どちらを選ぶべきなのか。


上司に 有給休暇の話 を切り出すのは、
今週中がいいのか、
来週に入ってからの方がベターなのか・・。


そもそも、
この会社に 6月末まで在籍するのか。
いや(ボーナスのことも考えて)9月末までいることにするのか。

(それぞれの場合に考えられるリスクとは?)


そして、

ワタシの結婚相手は、

A君なのか、
それともB君にすべきなのか・・。


私たちの人生は【選択】の連続です。


日々、何らかのチョイスを行って(つまり【投資】をして)、

リスク・リターンの【結果】を
日々受け入れているのです。


それは明日も、来月も、10年後も
続いていきます。


◆ すなわち【投資】とは、
  私たちの日常生活に含まれる「行為」なのです。



金融商品を用いた【投資】とは、

人生という トータルな【投資】作業 から見れば、
ほんの一部に過ぎないのですね。

       (ここ、重要!)



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2006年02月17日(金) 世界人口の 1/2 が 青春 を体験できるようになる日

こんにちは、カン・チュンド です。

黒澤 明 監督に
我が青春に悔いなし」という作品があります。

英題は No Regrets for Our Youth


【青春】は普遍的な 出来事 のように思われますが、

なにも太古の昔から、
【青春】があったわけではありません。

【青春】が生まれたのは、
文字通り「豊かさ」の 結果 です。


ここでいう「豊かさ」とは、

例えば シマウマ が群れを成して、
草をたくさん食べながら
楽しそうに暮らしている、

そういう「豊かさ」を指すのではありません。


シマウマ の「豊かさ」とは、
(言ってみれば)地球という 大きな風呂敷 に包まれた、
あくまで 限定された「豊かさ」ですよね。


一方 ヒト は、
その種の「豊かさ」だけでは満足しませんでした。


ヒトは【産業革命】によって、
「限定された豊かさ」を
エイヤアーと(簡単に)飛び越えてしまったのです。


地球 が養える
「シマウマの数」には限りがありますね。

しかし ヒトは(産業革命以後、)
爆発的な【人口増加】を成し遂げてしまいます・・。

※ 産業革命以前は、ヒトの数はほとんど微増したに
過ぎないことを思えば、驚愕の事実 です・・。


そういえば、

映画「マトリックス」の中で
あるエージェントがこう言っています。

「人類はとにかくあらゆるところに繁殖する。
すべての資源を食い尽くすと、別の場所に移動してまた繁殖する。
まるで ウイルス のようだ・・」


かつてない「拡大した豊かさ」を享受し始めた人間は、
はじめて【青春】を体験するのです。

ヘミングウェイの「日はまた昇る」を読んでみてください。

80年も前に、行き場を失った若者たちが
パリで享楽的な日々を送る物語です。

当時のアメリカは世界のGDPの半分近くを稼ぎ出す、
「超 新興大国」でした。

(フォードの大量生産が始まったのもこの頃です・・)


あるいは、
ジェームス・ディーンの「理由なき反抗」を観てみてください。

昭和29年当時、
ナント労働者の息子(高校生)が クルマ を運転して
学校 に通っているのです。

1950年代、
アメリカは名実ともに「超大国」となりました。


【資本家】【労働者】という 関係そのもの は
変わりませんでしたが、

「経済」というパイが かつてないほど巨大になり、

より多くの人たちが
「拡大した豊かさ」を享受できるようになったのです。


それは良いことかって?

はい、それは
すばらしいことだとわたしは思います。


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2006年02月14日(火) バケツの中で 世界 はどう動く?

こんにちは、カン・チュンド です。

@この冬は近年にない寒さですね。

飛行機で8時間ほどかかるインド北部でも、
70年ぶりの寒波が襲っているそうです。
(逆に、オーストラリアは 猛暑 らしいです・・)

皆さんお気づきのように、
この4、5年、世界的に「異常気象」が続いています。

「異常気象」の定義は、
・平年の天候状態から大きくかけ離れた状態 を指します。


正式には、

・30年間に1度起こるかどうかの
異常な天候状態のことを指すそうです。

30年間に1度??

ちょっと待ってください。


「異常気象」は
もう何年も続いていますよね。

そうすると、

ほんらいの 異常気象 の「定義」が、
現状 にそぐわなくなってきていると
思いませんか?

(異常 が 異常 でなくなってきている?)


(これは別の話 になりますが)

ある地域 で起きる「異常気象」は
別の地域 の「異常気象」と連動して起こる 傾向 があるそうです。

これを
「遠隔影響(テレコネクション)」と言います。

確かに、地球のA地域の「異常気象」が、
C地域や F地域 に波及しているケースは
よくありますね。


わたしは 気象の専門家 ではありませんが、
(私見として)

昨今の「異常気象」では、
・暑さ 寒さの【振れ幅】が大きくなってきていると思います。

この原因が「地球の温暖化」によるものなのかどうか、
わたしには分かりませんが、

地球の「気象状況」が、
以前とは違った状態になりつつある、

ということは確かでしょう。


過去 何百年の「気象状況」とは、
異なった「ステージ」に向かいつつある、という意味です。

◆ 世界を「ひとつの大きなバケツ」に喩えると、

(気象の世界 では)

・バケツに入った水が、
 以前よりも大きく波打ちながら、揺れている状態

 と云うことができるでしょう。


では、【経済の世界】はどうなのでしょう。

「ひとつの大きなバケツ」は、
この10年以上 アメリカという「極」を中心に動いてきました。

今から 14年ほど経った 2020年ごろに、
バケツの内情 が どうなっているかは分かりませんが、

「バケツ」は今よりも大きくなり、

バケツの中 で、
【複数の極】がうごめいていることでしょう・・。


そうです、

◆ 世界は今、
  多極化 に向かう「プロセス」の最中にあるのです。

2020年になっても、

アメリカ・拡大ヨーロッパ等 は 世界経済 にとって重要ですが、

中国・インドなどの 存在感 が、
今よりずっと大きくなっているでしょう。

あるいは 現在は「後進国」とされる 国々の中にも、
経済発展 を遂げる 地域 がいくつも出てくるでしょう。


参照)昨年12月、ゴールドマンサックスが
BRICs に続く経済発展の可能性がある国々として、

Next Eleven を発表しています。

バングラデシュ、エジプト、インドネシア、韓国、
イラン、メキシコ、ナイジェリア、
パキスタン、フィリピン、トルコ、ヴェトナム

参照コラム(英語)】


2020年の 世界 は、

◆「バケツ」自体 が今より大きくなり、
  大きく波打ちながら、揺れている状態 になるのです。

それは、
今まで私たちが経験したことがない「世界像」です。

・暑さ 寒さの【振れ幅】が 今よりも大きくなっている。


つまり、

マーケットのアップダウンの「振れ幅」が、
今よりも大きくなっている とわたしは予想します。



    いちば投資 で 世界 を描こう...★

  知的人生設計入門  2/18・19日 in 東京
トウシとの 初恋 を成就させる 黄金ルール17】 

〜夜ぐっすり眠れる資産運用を学んでみませんか?〜



2006年02月10日(金) リニューアルした【知的人生設計入門】がいよいよ登場です!(in 東京)


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしは 本 を読むのが好きなのですが、

今、セブンイレブン会長の 鈴木敏文氏 が書いた、
商売の原点・商売の創造】という本を読んでいます。
(2冊1セット)

この本は、

セブンイレブンの創業以来、30年にわたって東京の本部で
毎週行われている「全体会議」の中で、

筆者 が述べてきた話を編集したものです。


たいへん読みやすく、かつ「基本的なこと」に終始した
商売のイロハ・ノウハウ本 と云えるでしょう。


氏は、小売業の四原則を、

・品揃え
・鮮度管理
・クリンリネス(清潔)
・フレンドリーサービス

と捉えています。


例えば、クリンリネス(清潔)の一環として、

「向こう三軒両隣り を含め、店の前をきちんと掃除して水をまく」
ということを挙げていますが、

これって、簡単そうでなかなか難しいことですね。

(ついつい、「直接 売り上げに関係してくるの?」と
思ってしまいがちなことですし・・)


しかし、

当たり前のことを、当たり前に「続けていけるかどうかで」
店の売り上げ、信用というものが違ってくる。

と氏は述べています。


各エピソードは短く(内容はぎゅっと詰まっています)
従って電車の中で読むのに 最適 です(笑)


あらゆる 商売 に携わっている方に
お勧めの本 です。

(頭の中が真っ白の状態になって ゼロの地点に戻れるような、
そんな 本 なのです・・)


あっ、すみません、

話を「本題」に戻しますが、


わたしの 専門 は

資産運用について、20〜40代のビジネスパーソンに、
その【本質】を分かりやすくお伝えすることです。


さっき、

「頭の中が 真っ白の状態 になって、
ゼロの地点に戻れるような、」

と言いましたが、


弊所がお届けする【知的人生設計入門】は、
まさに そんな「勉強会」なのです。

(無理やり ここに持ってきた? 笑)


では、

この【勉強会】に参加されることで、
あなたが得られる メリット をご紹介しましょう。


・「お金の流れ」を 有機的 に理解できるようになります。
 (特に、定期収入の大切さ を実感できるようになります)

・私たちの両親とは異なる「ライフスタイル」を発見します。
 (特に マイホーム について・・)

・お金の立場を規定するのは「あなた自身」と気付きます。


・投資 に関して必要のない情報
(全情報の9割がそうなのですが)を
「ゴミ箱」に捨てることができるようになります。

 (ああ、これですっきり。夜ぐっすり眠れます 笑)

・(日本以外の)世界 に投資する大切さを痛感します。
 (あくまで リスク分散のため・・)


・個別株 をあれこれ選んだり、 市場タイミング を気にしたり、
 株価の上下 に気をもんだりすることは、
 「百害あって一利なし」と理解するようになります。

・(投資においては)
 自分の「感情リスク」こそが 最大の敵 と感じるようになります。


・「金融機関の立場」を理解し、金融機関と対峙できるようになります。

・マネー雑誌 はエンターテイメントとして割り切ることが「得策」
 と思えるようになります。


・資産運用 は、
 (実は)コツコツ型で慎重なワタシにこそふさわしいのだ、
  と実感できるようになります。


・投資とは 感性 で行うのではなく、
【科学的なアプローチ】を用いて行うものだと悟ります。

 (投資スタイルの確立ですね・・)


・ポートフォリオゲーム を行う中で
 分散投資の楽しさ・難しさ を体験することになります。


 そして あなたは、
 ライフプランと投資の【新実】に出会うのです。


  
    いちば投資で 世界 を描きましょう...★

    知的人生設計入門  2/18・19日 in 東京
  【トウシとの初恋 を成就させる 黄金ルール17】
 

  日時: 2月18日(土)19日(日)13:30 〜 17:00
                     (2日間 計7時間)
  場所: 東京・大井町「きゅりあん」6F 中会議室 
  参加費:おひとり様 12,000円(税込)              
  案内人:カン・チュンド(姜 忠道)
       CFP ファイナンシャルプランナー


    今回は 5つ目の【特典】として、
  「道具として最適なインデックス・ファンド7選」を
   進呈いたします。


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     (もちろん、24時間受付中です!)



    トウシと「最高の状態」で出会って、
    ぜひ トウシとの初恋 を成就させてください・・。


  勉強会の【スナップ写真】です(けっこうたくさんあります)
  


  【知的人生設計入門】に参加された皆さんの 声、声 です。
   (こちらも盛りだくさん)
 


  最後までお読みいただき、ありがとうございました。



2006年02月09日(木) 農民が 労働者 になった日


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしには好きな 映画監督 が何人かいます。

その中のひとりが ロマン・ポランスキー です。
 
ポランスキー監督の新作「オリバー・ツイスト」が今、上映されていますね。

 
この映画を観ると、
19世紀前半のロンドンの様子がよく分かります。

主人公のオリバー少年の 境遇 を振り返るまでもなく、

当時は「貧富の差」が激しい、
けっこうギスギスした世の中 だったのです。

(産業革命後の、工業化社会の黎明期 です・・)


この時代、
人は 動く機械 という【道具】を手に入れました。

この【道具】を用いることで、

人は「モノを生産する能力」を
飛躍的に高めることが出来るようになったのです。


行き交うヒト、モノ、カネ が格段に多くなりました。
世の中全体がにわかに慌しくなります。

今までとはまったく違った「スピード」で、
社会が動くようになったのです。


機械設備などの 資本 を提供した【資本家】は、
大量生産によって発生した 利益 によって、

更に 資本 を積み上げていきます。
(そう、設備投資 です・・)

更なる「技術革新」が更なる「投資」を呼び、
【資本家】たちはその 富 を ますます膨らませていきます。


一方、「土を耕す」という 生産手段 を失った 農民 は、
途方に暮れます。

彼らは着の身着のまま「農村」を離れ、
まったく不慣れな 都市 という 密集地 に移り住みました。

そして 己(おのれ)という 肉体資本 を唯一の元手に
【労働者】となったのです。

(というか、それにしか成りようがなかった・・)


ここに、

「地主」と「小作人」という 関係 が、

【資本家】と【労働者】という 関係 に転化していく様子が
伺えます。


工業社会の黎明期 においては、

【労働者】の 待遇 は「小作人」のそれと、
あまり変わりがありませんでした。


元小作人 の【労働者】としては、
(なにしろ)初めて体験することばかりだったので、

ストレスの大きさはいかほどであっただろうかと想像されます。


何しろ今まで
「機械」に囲まれたことなどなかった訳ですから!!


「生まれたら」、今日のご飯 のために働き、
(当時は 子どもも立派な 労働者 でした、)

働いて 働いて、子どもが結婚するかしないかの内に、
「死んでいく」。

そんな 人生 が大半だったのです。


したがって【老後】という 概念 はなく、


まして【青春】など、
まったく 及びもつかないことでした・・。


実は【青春】という 概念 が
広く認識されるようになるのは、

第二次世界大戦後 のことなのです。



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2006年02月07日(火) 金貸し は 最古の職業のひとつ です


こんにちは、カン・チュンド です。

農耕社会は
ずいぶん長い間続きました。

その一方、貨幣(お金)も人々の生活に
ゆっくり浸透していきます。

21世紀の現在、

私たちは
お金 を稼いで、お金 で生活していますが、

「モノ を稼いで お金 で生活しなければならなかった」
経済の過渡期 を体験している人々も 大勢いるのです。


この人たちにとって、

とりあえず、税 や 物品 の「支払い」を
用立ててくれる 金貸し は、

なくてはならない 存在 だったのでしょう。


・支払うべき時に、支払うべきモノ(お金)があるのか?


お金の重要性 は まさに
この「瞬間」のために高まり、

したがって、

たった1日の「お金の貸し借り」が、
利益・コスト を生んだのですね・・。


また、農耕社会 を経て、
工業社会の黎明期 になっても、

ずいぶんと長い間、
人 は「その日暮らし」を続けていました。


実は、

人は 歴史のほとんどの期間、
◆ フロー で生活をしてきたのです。


とりあえず、
明日、来週のご飯(生活費)はいくらかかる?

(そのための)お金 は用立てられそうかしら?


出ていくお金 と 入ってくるお金 の「帳尻」さえ
合っていればOK、

という「生き方」だったのですね。


ですから、

来年 のため、5年後 のために
お金を置いておく = 貯める

という考え は、
頭の片隅にもなかったのではないでしょうか。


というか、
(そんな 余裕 はなかったのです・・)


【貯蓄】という 考え方 は、
けっこう新しい「概念」なのですね。


もちろん「ひと塊のお金」= ストック なんて、
大多数の人間 には まったく縁のないものでした・・。


さて、土地持ち・金貸し の話に戻ります。

彼らはますます栄えていきましたが、
(それでも)

農耕社会 である限り、
「貧富の格差」は限られていました。


大きな転機 となったのが、

産業革命 です。

この千年に一度の「大発明」によって、
社会の様子が一変します。


まず、
「収穫物」の種類 が変わってしまったのです。


お米 ではなく、鉄 になりました・・。


「いくら収穫 があるのか?」
「いくらお金 を持っているのか?」

の他に、


「どれくらい 資本 を有しているのか」が、

経済力があるかないかの 目安 となったのです。


農耕社会 では「土地」さえあれば、
生産物(お米)を生み出すことが出来ました。


ところが、工業社会 では、
機械設備などの 大きな資産(資本)がなければ、

生産物 を生み出すことが
出来なくなってしまったのです・・。



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2006年02月03日(金) 土地がなければ、耕せない?


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしは時々、
ふと思い描いてみることがあります。

所有権 の 源 は「占拠」だったのではないか、と。

「おい、ここはオレが耕している土地だ。
勝手なマネすると承知しねえぞ・・」

ハイハイ・・(冷汗)


人と争うのは 本意 でない、
どうも自分は がめつさ が足りない(押しが足りない)
と思う人は、

なかなか「所有権」には
ありつけなかったのではないでしょうか。


土地を「占拠」する最初の きっかけ が何であれ、

その場所(= 土地)を、
何代にもわたって「占有」すれば、

それは立派な【所有権】になったのです。

いずれにせよ、

「所有権」という 概念 が生まれたために、
【作物を育てる経済】は大きく変わりました。


それまでは 単純 に、

・たくさんお米を収穫した人 = 経済力 がある
と見なされてきましたが、

(ナント)

お米を育てる人 と、
収穫 を得る人 が、

【別人】になってしまったのです。


田を耕す 土地 を【所有】するAさんは、
余裕綽々で微笑んでいます。

耕すべき 土地 を持たないBさんは、
なんとか「土地」を貸してほしいと

Aさんに願い出ました。


土地 を持たないBさん は、
Aさんの「土地」を借りてでも、

田を耕す ⇒ お米を収穫 する以外に
生きていく「道」はありません・・。


一方、Aさんは 土地 を貸してあげるだけで、
その見返りとして、

・収穫(お米)の何割か がもらえるのです。

そうです、

貨幣 が登場するまで、
土地 を借りる「見返り料」は
収穫の一部 で支払われていたのです。


かくして、
土地 を持っているだけで、
「収穫」を手にする人たちが現れます。

それが【地主】です。


一方、
土地 を持たない農民は【小作人】と呼ばれました。

(もちろん、
自分の土地を自分で耕す 自作農 もいましたが・・)


農耕社会の中で、

土地 を持っている人、持っていない人の【差】が
歴然 としてきたのです。


所有権の 源 は「占拠」ですから、
最初は誰もが 土地 を持っていたはずですが、

それを【維持】できるかどうかは
また「別の問題」です。


もともと 土地 を持っていたCさんも、
土地 が価値のある【資産】と見なされると、

それを 担保 にして、
お米などの収穫物、お酒、味噌などを
貸してくれる人がいるのを知りました。

そうです、
(これも)【地主】Aさん です。


Cさんが「借りたもの」を予定通り返せなくなると、
Cさんの「土地」は【地主】Aさんのものになってしまいます。


こうして【地主】A は、
集落の「実力者」になっていったのです。


時代が下って 貨幣経済 となり、
【税金】を 金銭 で払わなければいけなくなると、

土地 を持っている農民は その「土地」を担保にして、
(税金 を払うため)

大きな【地主】から お金 を借りるようになりました。


大きな【地主】は、

その人たちが「お金」を予定通り返せなくなると、
それらの「土地」を自分のものにしていったのです。


ここに、

土地持ち と 金貸し(質屋)が

融合していく 縮図 が見て取れます。


順序としては、

まず 土地 があり、
そして 金銭 という「資産」が生まれたのです。


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            大阪・福島のカレー屋さん、美味しかった。


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