V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2014年04月30日(水) できる人は制約条件をパズルのように楽しむ

上司が若手をOJTで育成するプログラムを実践したクライアントの打ち上げパーティに参加する。そこに参加していた開発部門の課長がとても面白いことを言っていた。同社は洋菓子の開発を得意としているが、洋菓子づくり大好き〜!というような社員は、実はこの仕事は向いていないという。不思議に思い聞き返すと、「キッチンで洋菓子をつくるパティシエと、工場で量産する開発者は基本的に異なります。製造ラインには大きさや温度など製造上の制約条件がすごく多い。その制約条件の中でいかにいいものを作るかが、プロの腕の見せ所。その制約条件をパズルだと思って楽しんでくれる人が一番」ということだった。それを聞いて流石にプロの定義だな…と感心した。自分の仕事は他の仕事と何が違うのか…とても細かいところだがきちんと伝えられることは、それだけプロ意識が強かったということ。そして、パズルという比喩にできた経験と失敗した経験が透けて見えた。

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2014年04月29日(火) 「軍師官兵衛」から社長口説きの本質を学ぶ

ようやく時間に余裕が出てきたので「軍師官兵衛」をまとめて観ている。特に感動したのが、信長に伺候するところ。信長にカンベエが信長に播磨攻めの戦略を述べる。それに対して信長が「おもとが考えていたことと同じだ。実に面白かった」と応じて刀を渡すシーンがある。ここにコンサルタントの本質が出ていたと思う。コンサルタントの口説きは、「私はあなたの見ている景色と同じ景色を眺めています。あなたよりもっと鮮明に見えていますよ。なぜなら私には経験や知識があるから…」というもの。そこに期待して経営者はコンサルタントを雇う。このようなとき、多くの経営者が最後の瞬間はリスクをとる瞬間でもあるから、鶴太郎みたいに逡巡するのがふつう。ところが、信長のように即決する経営者が少なくない。するとコンサルタントとしては信じてくれた証になり凄く嬉しい。今月は何度もこの「即決」のシーンに出会った。コンサルタントして望外の喜び。官兵衛のように忠勤に励みたいと思う。

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2014年04月28日(月) 相次ぐ偶然から自分のミッションに気づく

私が会社を辞めたことを伝え聞いた元部下のSさんから早速連絡があった。Sさんは事情があって東京の大企業に転職していった人。その彼が「会いたい」という。早速その会社を訪ねていくと、相談内容は新規ビジネスの発想に関することだった。それを聞いて、この偶然性に私はとても驚いた。実は一週間前に出版社から「バンバン新商品のアイデアが出る正しい商品企画会議のやり方」の本が書けないか?と打診されたばかり。またある研修機関から「酒井さんのシリーズものの新商品企画塾はできない?」と打診されていて、コンテンツの洗い出しやカリキュラム構成を考えてところだからだ。これまで独立後の中心メニューを営業力開発に置いていたのだが、好景気に沸く世間のニーズはV字回復して得た資金を投資する「新規ビジネス開発」へと移っているのだろう。新規ビジネス開発を理論だけでなく、発想と実務を教えられるのがヒット商品開発経験者である私の強み。全力で取り組みたいと思う。

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2014年04月27日(日) スクールの差別化はお役立ちの差別化

あるメーカーの専務が自社の設計を次のように嘆いていた。「今の若手社員はプレゼンは上手い。大学で散々学んでくるからだ。でも図面が描けない。仮に図面は描けても壊れる製品しか作れない」。スキルという表現が定着してかれこれ10年。この言葉にはいい面と望ましくない面がある。良い面は、自分が「もっと仕事ができるようになるために何をマスターすれば良いか」が明確になった点。ジグソーパズルの足りないピースを見つけるようにトレーニングすれば、素晴らしい絵が出来上がる。一方、望ましくない点は、パズルもないうちにスキルだけを学ぶ人がいること。すると、上記のような人になってしまう。このような事態を避けるには、研修の中に「何のために学ぶのか」と目的を確認したり「学ぶことによってどんな未来が築けるのか」と可能性を示したりするようなプログラムを織り込むこと。私の研修には受講生の上司が受講生を動機づけることを仕組みとしたものが少なくないが、いずれも継続受注に繋がっている。

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2014年04月26日(土) 失敗を成功に変えられない人をなくそう

クライアントの機械メーカーの幹部から今の若い人の仕事ぶりを聞いた。曰く、「今の若者は、ミスをするとすぐに報告をする。そして『申し訳ありませんでした』と素直に謝る。が、反省をしない」という。「?」と思って問い返すと、「同じミスを何度も繰り返す。なぜこうなってしまったのか?どうしたら繰り返さなくて済むのか?に考えが及ばない人が多い」という。それを聞きながら、職場には失敗の原因や対策を考えたり、相談したりする機会が少なくなっているのだと思った。そして、僕が行っているプレミアム人財の育成研修の評判が良い理由もわかった。この研修は先輩が後輩にOJT指導する研修で、最終的にはそのOJTの品質を管理職間で競うもの。そのため、失敗した場合でも同じ繰り返さないように先輩と部下が一緒に考える要素が多数盛り込んである。だから、教える側も教えられる側もあんなに喜ぶのだとようやく得心がいった。失敗を成功に変えられないビジネスマン人生はつまらないだけ。これからも、プレミアム人財育成研修を広げていこうと思う。

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2014年04月25日(金) 出会いがドラマチックな恋に燃える

10年近く前、私が講師を務めた「ソリューション営業力開発研修」を受講した人が、今、九州全域の営業推進を統括する課長になった。彼の部下には、別の会社に出向中に私の研修を受けたことがあるKさんがいた。Kさんは毎年人事の自己申告書の「受けたい研修」欄に、「酒井先生の営業力強化研修を受けたい」と書いていたという。自己申告面談の時、課長はその一文を見つけた。そして二人で「酒井先生を講師で呼びたいなあ〜」と盛り上がったという。が、予算がない。そこで人事部に相談したところ、なんと人事部の課長も私の研修の受講生だった。その偶然が重なって、Kさんから私に「ぜひ逢いたい」との連絡が入った。しかも、連絡があったのは私が九州に出張する一週間前。連絡もらってわずか一週間で三人の元受講生と旧交を温めることができた。偶然だけど必然。覚えてくれていただけでも感激なのに、これから彼らが大事にしている人たちと一緒に仕事ができる。出会いがドラマチックな恋には燃えるように、同社でもいい仕事をしたいと思った。

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2014年04月24日(木) 研修を効果を高める上司と部下の事前面談

客先で「ソリューション営業力開発研修」の講師を務めて驚いたこ。今日の受講生は某社の20代の社員たち。この研修の冒頭で、「ソリューション営業とは何か?」をグループで定義してもらった。すると以下のような意見が相次いだ。「お客様が気付いていない問題を察知して、そのことを気づかせ、解決策を共に考えて実践していく営業」。まさか「潜在ニーズの発掘」が出てくるとは…。この研修は今年で3年目。毎年受講者は代わるが、受講前には必ず上司と部下で以下の4点について事前面談してから参加いただいている。‐綮覆部下に期待していること 担当している顧客の特性 身に着けてほしいスキル い世らこの研修を受けてほしい…。こんな優秀な回答は面談効果だろうか? 3年前にはまさかこんな回答ができるようになるとは夢にも思っていなかった。組織としての学習が積み上って全体のレベルアップにつながっているのがよくわかった。 

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2014年04月23日(水) モラル経営を目指す会社を手伝う仕事

会社を辞めたことをFacebookにアップしたところ、早速昔懐かしいお客様から「会いたい」との連絡を頂いた。事務所に入ると社員の皆さまは相変わらず元気で、同社が好調だとわかった。社長は先日長野県伊那市の「伊那食品工業」を見学に行った話をしてくれた「。そして「同社の塚越社長が提唱する『いい会社をつくりましょう』=モラル経営に強く共感した。うちは近い将来50周年を迎えるが、それ機にモラル経営に舵を切りたい。手伝ってください」と依頼された。伊那食品工業の「いい会社」の定義は、「売り上げや利益の大きさよりも、会社が常に輝きながら永続することにつとめる」こと。会社が輝くことは商品が輝くこと。商品が輝けばお客様は支持してくれる。そんな輝く商品は、輝いた社員からしか生まれない。だから、経営で最も大切なことは眩しい社員が育つような環境や仕組みを整えること。モラル経営ができる会社が増えることが世の中を良くする。クレド開発は大好きな仕事。依頼されて、心の底からワクワクした。

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2014年04月22日(火) 労組委員長に聞いた今年の新入生の特徴

ある大手機械メーカーの労働組合の委員長と話した。委員長は今年の新入社員といろんな対話をしたというが、いつもの年に比べて二つの点で違ったという。第一は、「将来、管理職になりたい」という人が増えたこと。もう一つは海外勤務を望む人が増えた、ということ。この変化を委員長は次のように解説してくれた。「良い結果が出るのなら管理職になりたいと思う人は今でも多い。これまで管理職になりたい若者が少なかったのが、業績が悪くて責任だけを追及される管理職に憧れなかったからだろう」。海外を望む人が多いのも、今年の入社組の人がリーマンショック以降の時期を大学時代で過ごし、さすがにこの国だけではもたないと感じたからかもしれない。それを聞きながら、今時の若者は…などというが、実は若者の夢や希望を奪ってきたのは私たち大人ではなかったかと気が付いた。良い未来が描けるのなら、若者たちは昔も今も意欲的に前向きに生きるものなのだ。

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2014年04月21日(月) 飲むお酒が選べない〜ローカルルールの魅力

ローカルルールには、その土地や店の考え方やポリシーが出る。有名なのは大阪の串カツの「ソース2度づけ禁止」。唾液が混じるからという配慮だろうが、皆で大きな皿を使う店ならではの小さな気配りを感じる。また、沖縄のモノレール「安里」駅近くの沖縄郷土料理の古民家「うりずん」では、最初の一杯はオリオンビールでもいいが、二杯目からは絶対泡盛でないといけないという。これだけで、この店の泡盛はすごく美味いのだと期待させる。実際に、店の階段には昭和50年代に瓶詰された泡盛が多数。泡盛は蒸留酒で、時が経つほどににまろやかになるという。外部の者にとって、その土地の郷土料理を頂くのは、同化するための儀式みたいなもの。ここでこのルールを受けないと、永遠にその土地に馴染めない。逆に、これを受け入れれば、新しい自分に出会うことができる。さて、自分のローカルルールは何か?価値観共有のために必要な何かをローカルルールを課したいものだ。

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2014年04月20日(日) 物流コストを抑えながら早く運ぶには?

沖縄でANAの物流センターを視察した。アジアの航空貨物は年平均で4.8%と高く、一般貨物が4.1%増に対しエクスプレス貨物の伸びが7.3%と高い。ANAはその分野に力を入れるために、沖縄を貨物のハブ空港にした。沖縄から4時間圏内に北海道、北京、香港、ハノイなどが入るからだ。事例として、久留米の部品会社が上海の企業の注文に応えて翌日納品する事例が紹介された。部品は福岡に行き、福岡から羽田に空輸される。その後羽田から沖縄に運ばれ、沖縄から22〜24時に出発。翌朝5〜8時代にはアジアの各目的地に着くと言います。なぜこんな面倒な輸送をするかと言えば、荷物を早く安く届けたいため。早く送るには定期便に載せるのが一番。定期便に載せるには、荷物をまとめるのが一番、ということ。つまり、物流コストを抑えながら早く運ぶには、臨時便ではなく「いかに定期便に載せるのか」がカギになる。物流のシステムはそのためにあると言ってもいいのだろう。

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2014年04月17日(木) 送別の手紙で気づいたこと

会社を辞めたとき、いろんな人から手紙をもらった。手紙を読んで気が付いたことがある。第一は、私が採用したという事実の重さだ。手紙には「部長に拾っていただいた」などの表現で、彼の人生の転換に関わったことにとても感謝しているとの記載が多い。私自身の思い出を振り返っても、確かに「あの人に採用していただいた」と心から感謝している人がいる。それは「君と仕事がしたい。君を信じている」と言ってくれたのと同じだからだ。そして、その信頼が、そのまま一体感の礎になる。内閣を組閣するときに総理大臣が人選をする、ナショナルチームを作るときに監督が人選をするのも同じ理屈で、その人に選ばれるからこそ一体感が作られるのだろう。逆に言えば、自分が採用しなかった人ばかりの組織で仕事をするのはその分難易度も上がる。二世経営者はその点、創業者に比べ大きなハンディを背負うことになるが、そのギャップが今回の手紙でよくわかった。みんな、ありがとう。

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酒井英之 |MAILHomePage

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