みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2005年01月31日(月) 祝! 慶應義塾45年ぶりセンバツ出場決定!

 14時50分。慶應義塾高校の校長室に向かうと、すでに各局、各紙の報道陣でごった返していた。余裕で30人は超えている。なんじゃ、こりゃ…。
 校長室の外で上田監督とすれ違った。
「すごい人だな。これで選ばれなかったら、どうするのよ」
 同感。関東大会の戦いぶりからして、「慶應で間違いない」という声が聞かれていたが、「蓋を開けてビックリ!」の選考が過去に何度もあった。

 15時。報道陣がカメラを構えだす。校長室にある電話を机の中央に移動し、テレビ映りを確認。
 あのぁ…、もう選ばれることが決まっているんでしょうか…。ほんとにそんな雰囲気だった。

 15時15分。県高野連委員長と、慶應義塾の山田校長が登場。高野連からこんな説明が。
「もし選ばれた場合は、大阪の毎日新聞から学校に電話があります。その際は、学校側から神奈川高野連に確認の電話を入れ、そこで県高野連にも『慶應が選ばれている』という連絡が入っている場合、正式にセンバツ出場となります」
 かつて、もう10年以上前だろうか。選考日当日、当落選上の学校に高野連を装ったいたずら電話がかかってきたことがあった。それを防ぐためだという。 
 
 段取りはバッチリ。あとは電話を待つのみ!
「何時ぐらいになりますかね?」
 報道陣が高野連に質問をすると、
「多分、15時半過ぎ。遅い場合は16時頃だと思いますよ」
 そんな言葉を聞いたものだから、校長室はちょっぴり緩んだ空気に。校長も校長室をあとにし、別室に待機。

 すると…、15時22分。主のいない校長室の電話がなり始める。
「オイオイ、電話なってるぞ。校長いないのに」
 報道陣が呟く。コールを聞いて、慌てて校長室に入ってきた校長。6コール目に受話器をとるが、電話が切れてしまう。

 それから1分間。電話がなし。いまの電話は何だったんだ…。

 15時24分。再び電話が鳴る。校長先生、今度は準備万端。満を持して、電話をとると、みるみる笑顔になる。「ありがとうございます」という言葉が何度も聞こえてくる。
 電話を切ったあとは、集まった報道陣から祝福の拍手。慶應義塾の45年ぶりのセンバツ甲子園出場が決まった。ちょっと涙ぐんでいる記者もいた。間違いなく、慶應のOBでしょう!

 校長室の外に出ると、赤松副部長が食堂で待機していた選手のもとへ、吉報を伝えにいく姿が。外で待っていた生徒も、吉報に気づき、大喜び。野球部も、グラウンドに出てきて、みんな笑顔笑顔。泣いている選手はいなかった。

 ここからはマスコミ用(?)の胴上げや喜び爆発のポーズなど。永遠続くカメラマンのリクエストにこの日だけは(?)嫌な顔をせず、応えていました。その後、インタビュー開始。

 エース中林。
「昨日は3時間しか眠れなかった。授業も全然集中できなくて。ほんとに選ばれて良かった! 甲子園では全国制覇を狙います」
 主将漆畑。
「甲子園で慶應の野球を見せたい。県大会と同じように、強豪をなぎ倒していきたいです」
 漆畑は兄弟で甲子園出場。おめでとう!
 

 慶應の野球に惹かれたのは2002年の夏の県大会だった。鎌倉学園に6−1で勝った試合だ(詳しくは2002年7月の日記参照)。慶應野球部の雰囲気、上田監督の人柄、試合運びに魅了された。それから2年半。まさか、甲子園に選ばれる日がくるとは…。
 慶應野球を甲子園でも思う存分見せてください! 上田監督、七條部長、赤松副部長、学生コーチのみなさん、そして選手のみなさん、センバツ出場おめでとうございます!
 
<選考当日の写真>
http://album.nikon-image.com/nk/NAlbumTop.asp?key=510706&un=51808&m=0
(パスワード keio)




2005年01月29日(土) 年間試合成績から見る全中

 横浜市中央図書館で行われた平成16年度神奈川県指導者研修会に参加してきました。「チーム作りのポイント」というテーマで、講師は全日本準優勝の生麦中・新庄広先生と、2年連続全中出場を果たした内出中・武内信治先生。
 
 1時間半ほどの研修会の中で、一番興味を持ったのが武内先生が話をした「試合の年間成績」について(なお、新庄先生は2月10日発売の『野球小僧中学野球特別号』で登場します!)。
「内出中に赴任して、はじめて関東大会を見に行ったとき、大会プログラムの成績を見てびっくりした。どのチームも7敗とか12敗とか負け数が少ない」
 そのとき、周りにいた先生方と話す中で、「10敗したら全国には行けないんじゃないか」という話になったそうだ。もちろん、これは練習試合も含めての話。
 そこで、98年以降の内出中の成績はというと…、
(*試合数は引き分けを含んだもの)

98  99試合 73勝23敗 .760
99 101試合 61勝31敗 .663
00 101試合 65勝28敗 .699
01 115試合 97勝11敗 .898
02 118試合 77勝31敗 .713
03 141試合 99勝30敗 .767
04 137試合 91勝32敗 .740

 まず何よりも、03年と04年の試合数の多さにびっくりするが…。偶然なのか必然なのか、試合数が増えた03年に全中第3位、04年にも全中に出場している。見て分かるとおり、ともに30敗台。武内先生は「数多くの練習試合をやっていく中で学ぶことが多い。10敗したら全国へ行けない、は神話じゃないかな」と話していた。しかし、01年の勝率.898というのも脅威!

 じゃあ、一体、全中の出てくるようなチームの成績はどんなものなのか。データのある3年分で調べてみました(*9割以上が黒字)

<2004年>
釧路市立幣舞中  (北海道) 69試合 53勝 9敗 7分 .855
青森市立西中   (青森)  39試合 27勝10敗 2分 .730
長井市立長井北中 (山形)  39試合 29勝 8敗 2分 .784
春日部市立東中  (埼玉) 110試合 96勝 7敗 7分 .932
習志野市立第二中 (千葉)  94試合 72勝14敗 8分 .837
相模原市立内出中 (神奈川)135試合 90勝31敗14分 .744
黒部市立桜井中  (富山)  80試合 68勝 9敗 3分 .883
刈谷市立刈谷東中 (愛知) 130試合113勝13敗 4分 .897
多治見市立南ヶ丘中(岐阜)  72試合 52勝13敗 6分 .788
和歌山市立東中  (和歌山) 64試合 52勝 9敗 3分 .852
彦根市立東中   (滋賀) 138試合 95勝27敗16分 .779
熊山市立磐梨中  (岡山)  96試合 78勝14敗 4分 .848
飯山町立飯山中  (香川)  96試合 64勝25敗 7分 .719
中城村立中城中  (沖縄)  データ記載なし
佐賀市立城南中  (佐賀) 109試合 97勝 6敗 6分 .942
鉾田町立鉾田南中 (茨城)  90試合 80勝10敗    .889
 優勝:習志野二中 準優勝:桜井中 ベスト4:中城中、鉾田南中


<2003年>
白老町立白老中  (北海道) 48試合 39勝 4敗 5分 .907
能代市立能代東中  (秋田) 31試合 23勝 5敗 3分 .821
いわき市立江名中  (福島) 61試合 34勝21敗 6分 .607
越谷市立千間台中  (埼玉) 87試合 72勝 8敗 7分 .900
相模原市立内出中 (神奈川)138試合 97勝29敗12分 .770
修徳学園中     (東京)134試合118勝 5敗11分 .960
茅野市立北部中   (長野)117試合100勝15敗 2分 .870
東海大付属翔洋中  (静岡) 90試合 60勝30敗    .667
四日市立羽津中   (三重) 60試合 50勝 7敗 3分 .877
和歌山市立紀之川中(和歌山) 65試合 45勝12敗 8分 .789
田辺市立高雄中  (和歌山)102試合 98勝 4敗    .961
周南市立周陽中   (山口) 69試合 49勝15敗 5分 .766
明徳義塾中     (高知)119試合108勝 6敗 5分 .947
水巻町立水巻中   (福岡)104試合 89勝12敗 3分 .881
西彼町立西彼中   (長崎) 43試合 31勝10敗 2分 .756
岩見沢市立緑中  (北海道) 56試合 41勝11敗 4分 .788
 優勝:明徳義塾中 準優勝:修徳学園中 ベスト4:周陽中、内出中


<2002年>
帯広市立西陵中  (北海道) 38試合 30勝 6敗 2分 .833
天童市立第三中  (山形)  71試合 47勝17敗 7分 .734
河北町立河北中  (山形)  54試合 32勝14敗 8分 .696
相模原市立上溝中 (神奈川)120試合 90勝30敗 0分 .750
修徳学園中    (東京) 110試合 96勝 9敗 5分 .914
袖ヶ浦市立蔵波中 (千葉) 110試合 86勝15敗 9分 .851
十日町市立十日町中(新潟) 154試合108勝32敗14分 .771
玉城町立玉城中  (三重)  92試合 72勝13敗 7分 .847
白山町立白山中  (三重) 117試合 95勝17敗 5分 .848
三田学園中    (兵庫)  61試合 42勝13敗 6分 .764
田辺市立高雄中  (和歌山) 72試合 67勝 5敗 0分 .931
玉野市立宇野中  (岡山) 140試合132勝 6敗 2分 .957
明徳義塾中    (高知)  89試合 77勝 7敗 5分 .917
佐敷町立佐敷中  (沖縄)  87試合 71勝10敗 6分 .877
出水市立出水中  (鹿児島) 79試合 62勝13敗 4分 .827
安堵町立安堵中  (奈良)  84試合 63勝12敗 9分 .840
 優勝:宇野中 準優勝:玉城中 ベスト4:修徳学園中、河北中

 どうでしょうか?
 まず何より試合数の多さにびっくりします。とくに2002年の十日町中の154試合はすごすぎます。雪国なのに…。さすが夏井先生!
 ちなみ過去3年ともに、勝率8割以上のチームが決勝に残っています。やはり地力のあるチームが最終的には勝ち残っているということでしょうか。でも、各大会に必ず勝率9割以上のチームがありますが、これってすごいことですよね。とくに2002年に優勝した宇野中の132勝6敗って…。
 
 データを調べて、改めて感じたことは東北・北海道は本州のおよそ半分以下の試合数ということ。先日、白老中の取材に行った際、井内先生が「11月頃から3月下旬までは試合ができない」と話していたが、この試合数を見て、その言葉を思い出した。神奈川は下手すると、クリスマスの頃まで試合をして、2月はじめにはもう練習試合を開始している。なお、白老中の取材レポートも、2月10日発売の野球小僧に掲載されています!

 勝率を平均してみると、どのぐらいになるのでしょうか。おそらく、8割前後か?! もっと調べてみたいので、もし過去の全中のプログラムを持っている方がいましたら…、ぜひ貸して頂ければと思います。よろしくお願いします!



2005年01月28日(金) ようやく…

 2月10日発売の『野球小僧中学野球特別号』の原稿が、ようやく一段落つきました。といっても、まだ終わりではありませんが…、危機は脱出! 
 今回は北海道はじめ、宮城、愛知、兵庫と関東圏以外にも行く機会に恵まれました。ぜひ、ご購読を! 詳しい中身については、発売前にお知らせします。

 で、昨夜は20時頃に眠くなり、仮眠をとろうと思ったら…、起きたら朝の9時でした。ハイ、13時間も爆睡していました。スイマセン…。何せ、寝不足が続いていたもので。
 ここ3日ほど、家にこもっていたので、昨日は久しぶりに外へ。もろもろ買い物を済ませ、最後に古本屋へ。また、読書を再開しようと思ったのですが、あまりいいのがなく、買わずに帰ってきました。

 ちなみに最近(ここ3ヶ月ほど)読んだ本はこんなところ。

『バッテリー供戞忰掘戞        ,△気里△弔魁ヽ兩扈馘
『マツイの育て方』           美山和也   バジリコ
『いつか白球は海へ』         堂場瞬一   集英社
『強い打球と速いボール』       ジョージブレット ベーマガ社
『あなたが変わるトレーニングの本』  岡田一彦ら  一橋出版
『幻夜』                 東野圭吾   集英社
『パラレルワールド・ラブストーリー』 東野圭吾   講談社
『ナンバ走り』              矢野龍彦ら  光文社新書
『ドジャースの戦法』          アル・カンパニス ベーマガ社
『スポーツを読む』           重松清    集英社
『野球89のアイデア練習法』     高畑好秀   池田書店
『空中ブランコ』            奥田英朗   文藝春秋
『武蔵とイチロー』           高岡英夫   集英社文庫
『ぼくのボールが君に届けば』     伊集院静   講談社
『強奪 箱根駅伝』           安東能明   新潮社
『イチローに教えたこと、教えられたこと』 中村豪  日本文芸社
『反乱のボヤージュ』         野沢尚    集英社
『青の炎』               貴志祐介   角川文庫
『十三番目の人格ーISORA』    貴志祐介   角川書店
『黒い家』               貴志祐介   角川書店
『いま、会いにゆきます』       市川拓司   小学館


 そして、買ったはいいが、まだ読んでいない本。
『マネーボール』 マイケル・ルイス  ランダムハウス講談社
『動く骨』     栢野忠夫      スキージャーナル


 この中では、『バッテリー』が一番面白かったかな。兇茲蠅廊靴諒が、うまく書いてあったように思います。あと、『スポーツを読む』。途中で飽きてしまい、最後まで読んでいませんが、なかなか。著名のスポーツライター、作家の文章を分析していました。
 今まで何となく敬遠していた貴志祐介。読んでみたら、ハマりました。3つの中では『青の炎』が一番。そして、自分の中では外れがないと思っている東野圭吾。『幻夜』は期待通りのものでした。

 と、振り返ってみると、小説と野球、武術関係ばかり。
 もっと、思想とか哲学とか脳とか、ビジネス本とか…。読まないといけないと思うんですが、なかなか進まず。
 お勧めの本がありましたら、ぜひ教えてください〜。



2005年01月16日(日) バットの握り方って…

 今日は昼から修徳高校・長島一成の取材。終了後、タクシーで小松川三中に移動し、元PL学園の中村順司さん(現・名古屋商科大監督)による下町杯野球指導者講習会に参加してきました。下町杯・実行委員長の西尾弘幸先生(小松川三中)、足立九中の永田勇先生、東海大翔洋中の弓桁義雄先生、吹上中の板倉茂樹先生らと新年のご挨拶(?)。

 昨年末に、中国で開かれたKボール世界大会に日本代表として出場した春日部東中の斉藤哲先生もいらしていました。日本では有り得ないようなホームアンドアウェーの洗礼を浴びたとか…。興味深かったのが「中国の選手はみんなソフトボール打ちだった」という話。トップを作ってから、そのままドンとボールにぶつける打ち方で、ストレートのタイミングでしか打てなかったという。「指導者がソフトボールの出身だったのかな」ということだが、どうなんでしょうか。。

 中村さんの講習会で、「いろいろな考え方があるなぁ」と改めて思ったのがバットの握り方。中村さんは前手(右打者なら左手)も後ろ手も「指で握りなさい」と指導。そのほうがバットコントロールがよくなり、かつ、ヘッドの走りもよくなるという。
「これはやめたほうがいいと思います」と話していたのが、人差し指を立てる握り方。「鉛筆をにぎったり、箸を持ったりして、人間が一番使い慣れている人差し指だからこそ、しっかりバットを握ったほうがいいのではないか」と。

「前手は指、後ろ手は手のひら(パーム)」という指導者もいる。東林中の佐相眞澄先生はこの考え方だ。「後ろの腕はパワーを生み出すもの。指より手の平のほうが、パワーを発揮できる」。手の平で握ることで、後ろ脇を空き、パワーを生み出しやくなる利点もある。

 長島に握り方を聞くと、「小田川先生からは両方の手ともに手のひらで握るように教えられました。一番力が入るのが、その握り方という考えだと思います」。
 対して、横浜高校の小倉コーチは必ず指で握らせているという。中学生を見るときはまず、「指で握っているか見る」というくらい、バットの握りを重要視しているそうだ。

 プロや大リーガーはどうなんでしょうかね。「これが100%正しいんだ!」ということはないと思いますが、指導者によってこれほど考え方が違うのは、ぼくにとっては非常に面白い!
 ただ、思うのは、中学で「指」で握るように指導されていて、高校に行って「手の平で握りなさい」と指導されると、戸惑ってしまうんじゃないかなぁ…。頭がごちゃごちゃにならなければいいけれど。



2005年01月14日(金) ストレッチポール

 遊学館・山本雅弘監督が仕事のため上京。「慶應の上田さんと会いたい」と前々から仰っていたので、野球小僧編集部の方と一緒に慶應高校に行ってきました。この日は金曜日のため、ウエイトトレーニングの日。K−1選手から力士まで指導するサンプレイジムの宮畑会長が、直々に指導する日です。
 というわけで、初めてグラウンド近くにあるトレーニングジムに潜入。総工費2千万円をかけたとか…。でも、このお金よりも、もっと莫大なお金を投じて、ウエイトルームを造っている私学はたくさんあるんだろうなぁ。
 上田さんが、宮畑会長が最初に指導した日を振り返りました。
「どんなトレーニングをするかと思ったら、最初の15分は呼吸だけ。丸太を両手で持つようなイメージで姿勢を作って、ずっと呼吸。最初は変な呼吸だったのに、不思議なことにそのうち力が抜けてきて、いい姿勢になっていったんですよ」
 15分間も立って、呼吸だけに集中するって、一体どんな状態になるのだろうか。おそらく、意識した呼吸から、無意識の呼吸に変わる?!

 山本監督が非常に興味を示したのが、ストレッチポール。
http://store.yahoo.co.jp/109oasis/a5b9a5c8a5-1.html
 背中に敷いて仰向けに寝ることで、体幹部がグググ〜ッと広がり、非常に気持ちがいい(1回だけやったことがあります。買おうかと思ったが、置く場所がない)。
 宮畑会長のサンプレイでは、ストレッチポールに寝ながら、バーベルを上げたりするそうです。

 夕方まで、監督室で山本監督―上田さんの野球談義をたっぷり聞いたあとは、日吉駅前の中華料理屋で食事。慶應関係者&野球関係者が集まり、計9人となりました。輪の中心はもちろん山本監督。次から次へ出てくる、独自の理論、アイデアの数々に上田さんら慶應の方々は圧倒されていました。ぼくも取材で聞いたことのない話が、どんどん聞けて、「どこまで引き出しがあるのだろうか」と驚き!
 山本監督も、上田さんからツーシームやチェンジアップの話をしっかりと聞いていました。慶應vs遊学館、甲子園で見られたら最高です!
 上田さんは「こんな話が毎日聞けたら楽しいよなぁ〜。遊学館の選手がうらやましい!」。全くもって同感です。毎日聞いていたい! 

 数日後、金沢に戻った山本監督は早速、慶應高校の話を選手に聞かせ、練習にも取り入れたものがあったそうです。高校は手の内を見せず、隠している監督さんが多いと聞きますが…、こうやってお互いの理論や練習方法をディスカッションして、それを自分のチームに持ち帰るというのは、大変すばらしいこと! やっぱり、甲子園で見たい! 
 



2005年01月04日(火) 目標設定

 今日は札幌から上京してきていた札幌北辰中の和田俊雄先生と、川崎駅で昼食。3時間ほど、野球談義を交わしてきました。
 そこで話の中心となったのが「目標設定」。和田先生の中学校に目標設定を指導する講師の先生がきて、野球部員を前に講義をしたそうです。昨夏、全国制覇を果たした駒大苫小牧の指導にもあたっていたとのこと。

 いくつか印象に残った話をあげると、
・目標を毎日紙に書き(黄色の紙に黒いペンで)、見えるところに貼る
・寝る前に翌日の目標を5つ書く
・目標は言って書いて見て聞く  etc

 駒大苫小牧の選手はこれを実践していたそうです。
 中学野球、たとえば東林中や生麦中は練習着の背中や足に、「全国制覇」「関東制覇」など目標を書いています。毎日書いているわけではもちろんありませんが、練習着を着るたびにイヤでも目に入ってきます。
 東林中の佐相先生は、背中の字が薄れてくると、「お前の全国制覇の気持ちも薄れてきたか〜、もう一回書き直せ!」と冗談と飛ばすこともあり。生麦中の新庄先生は、「疲れたときにヒザに手を当てるでしょう。そのときに足に書かれた文字が目に飛び込んでくると、ヤベェ、やらなきゃ! と思うんですよ」と話していました。
 
 ちなみに駒大苫小牧の選手は、円陣の際や挨拶をするとき、必ず人差し指を一本たて、「ナンバー1になる」という想いを込めていました。多くの雑誌にこのことは取り上げられていましたが、写真を見るとカッコイイ!

 また、その先生の教えで、駒大苫小牧は合成写真を作成したとか。和田先生いわく、「雑誌でホームランを打ってる写真を引っ張ってきて、そこに自分の顔を貼り付ける。あとは集合写真の背景を全国大会の舞台にしたり、写真でイメージを高めるといいそうです」。
 なるほどなぁ。で、部室に過去の全国大会での表彰写真やトロフィーなどがあるチームは強い、と。なぜかというと、部室に入るたびに、過去の栄光を見ることができ、全国大会に出場するイメージが作りやすいためだという。

 そんな話を聞きながら思ったのは、神奈川の中学野球では相模原が圧倒的に強い。ここ7年続けて、夏の県大会を制覇しており、3年連続で県の決勝は相模原決戦になっている。最初に相模原に全国の風を吹き込んだのは、筑川利希也がいたときの東林中(もっと前に大沢中なども出ていますが)。そのあと、上溝中も内出中も全国大会に出場。新町中も、昨夏、県大会を制し、関東大会に進んだ。
 そこにあるのは「あそこが出られるんだったら、おれたちも全国にいける!」という意識。いつも練習試合をやっているチームであったり、、少年野球のときから知っている選手がいたりと、非常に身近に感じられる存在だ。それだけ、全国大会がイメージしやすいといえるかもしれない。

 駒大苫小牧は夏の甲子園の決勝がいつどこで、何時から開始するか、それを随分前から頭にいれ、しっかりとイメージしていたという。というわけで、今年の全中の決勝戦はいつどこで何時に始まるでしょうか? 全国制覇を目指しているチームはしっかりと調べて、手帳に黒く太い字で書き入れましょう!

 さて、明日やるべき5つの目標は何だろうか…。取材なので朝早くおきなければいけないので、「早起き」。こんなのも、1つの目標として数えてしまっていいのでしょうか…。毎日続けようとしたら、かなり大変ですね。




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