みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2003年12月30日(火) 気付き

 この1ヶ月、指導者講習会や交歓会に行く機会が多かった。それに関連し、野球の技術やトレーニングに関する本を読むことも増えた。先生方の指導を見聞きすると、「中学時代からこんな細かい指導を受けられるなんて、選手は幸せだなぁ」と毎度のように思う。26歳のいまになって、「そんなこと知らなかった!」とか「なるほど!」と感じることが非常に多いからだ。これを中学・高校時代、現役のときに教えてもらっていたら、自分の野球人生は変わっていたかもしれない、と本気で思う。
 昨日、ベットに腰掛けながら、テレビを見ていたら、ふと前日に東林中で見た練習風景を思い出した。それは、イスに座りながら、ティーバッティングをする練習方法だ。左手一本、右手一本でティーを行い、両腕・両肘の使い方をマスターする。佐相先生の言葉を思い出しながら、ベットに座り、擬似ティーバッティングを始めた。「ヒジはこうだよなぁ」「インサイドアウトで…」などとブツブツ呟きながら。
 
 そんな具合で日常生活の中で、ふと気付いたときに、野球のことを考えていることが多々ある。
 ホームで電車を待っているときは、両足を肩幅くらいに開き、バッティングのスタンスを作る。そこで「右足への体重はこれくらいかけて」「右ひざを柔らかく構えて…」とイメージしながら、ホームに立っていたりすることがある(傘をゴルフクラブに見立て、素振りの練習をしているオジサンと同じか…)。

 先日行ったバッティングセンターで、イメージを現実に変えてみようと、バットを振ってみたが、以前と変わらずボテボテの当たりの連続。まぁ、素振りもせず、頭の中だけで考えてるだけだから、簡単に打てるわけがない。と、思いながらも、ちょっと悲しかった。来年はバッティングセンターで快音を響かせたいなぁと、密かに大きな(?)目標を立てている。ストラックアウトも、まだパーフェクトは達成していないし、こちらも9枚抜きを成し遂げなければ。『愛知トレーニング交歓会』で刈谷東中・木野先生が提案していた練習方法を、家でこっそり実戦してみたり。3日坊主にならないように注意。
 
 その木野先生が、交歓会で話をしていた。
「子どもたちに、へぇ〜そうなんだ、と思わせるのが指導者の役目です」
 話を聴いた瞬間、現役時代、そんな経験は一度もなかったぞと悲しくなってしまった。先生から言われたことを何の疑問も感じず、ただひたすらこなすだけ。考える知識も理論もなかった。へぇ〜そうなんだ、と思いたかったな。そう、選手が感じれば、練習への取り組みも理解力も変わってくる。やらされる練習から、自分たちで考える練習に変わる。

 今月はじめに取材した、中学校の先生はこんなことを言っていた。
「自分で気付いたときが人間は一番変われるんです。周りの人に何か言われようが、変われない。まぁ、1週間くらいは変われるかもしれませんよ。でも、本当の意味では変われないです。やっぱり、変われるのは、自分で気が付いたときですよ」
 この先生は、ある試合がきっかけで、自分の指導方法がガラリと変わったと話す。誰に言われたわけでもない。自分で、「これじゃあ、ダメだ」と気付いた。いまから15年ほど前の話だ。
「あのとき、気が付くことができて、いま思えば良かったですね」
 と、当時を振り返っていた。

 選手が、へぇ〜そうなんだと思えば、新たなヒントや気付きが発見できる。そこからは自分の力。そのヒントや気付きに対し、いかに本気で取り組むことができるかにかかってくる。中学生は、自分で何かに気付くには、まだまだ難しい年代。だからこそ、先生や周りの人が、色々なヒントやきっかけを与える。木野先生の言葉には、そんな思いも込められているのだと思う。

 秋頃、横浜の先生から『野球小僧』の記事に対し、「ここの文章、良いヒントになったよ」と言われたことがある。内心、「え? ここはそういう思いを込めて書いたところじゃないんだけどなぁ」と思ったが、嬉しいお言葉だった。

 大学を卒業してから、漠然と「スポーツライターになりたい」と思っていた。「スポーツライターになって、何がしたいか」、そこまでの考えは及ばなかった。正直、「どうしてスポーツライターになりたいか」という根本的な問いに対しても、はっきり答えることができなかった。ただ、なりたいから。憧れと一緒だ。
 でも、「何がしたいか」という最終的な目的がないと、ダメだと、自分が雑誌に書くようになって実感した。書くようになり「新たな世界」を見ることができ、自分の中でいままでと違う感情に出会えることができた。どうしてスポーツライターを目指そうとしたのか、書くことで何をしたいのか、本気で考える時間が増えた。中学・高校野球のことを書くことが多いので、先生方の反応から、大きな刺激を受けた。「こういう役割があるんだ」「こういった貢献もできるんだ」と、今更ながらに気付くことが多かった。

 今年はスポーツライターの事務所を辞め、自分の名前で書くようになり、原稿が初めて雑誌に掲載された。生まれて初めて「原稿料」というものも頂いた。後に振り返ったとき、この1年は大きなターニングポイントになると思う。でも、それはデビューしたというカタチではなく、今までなかった感情や考えに気付いたという意味で、大きな大きな1年だった。

 というわけで、今年の更新は本日で終了です。今年も1年、ありがとうございました。
 



2003年12月26日(金) キャッチボール

 『第4回愛知トレーニング交歓会』の2日目は、修徳学園中・小野寺信介先生と、刈谷東中・木野昌孝先生による技術指導が行われた。
 
 小野寺先生は修徳高校から日大に進み、大学時代は学生コーチとして、鈴木監督のもとで野球を学んだ。大学卒業後、修徳学園中の伝統を作り上げた小田川雅彦先生のあとを継ぎ、若干23歳で野球部の監督に就任。「かなりのプレッシャー」があったという就任1年目だったが、関東大会準優勝、全中3位という好成績を収めた。就任2年目の今年も2年連続で全中に出場し、決勝で明徳義塾中に敗れるも、創部最高成績となる準優勝に輝いた。

 小野寺先生の技術指導は、キャッチボールとフットワーク練習を中心に行われた。ともに修徳学園中、独特の練習方法である。キャッチボールは、右足一本で立って投げたり、股の間から投げたりと、バリエーションに富む。フットワーク練習は、5段階あり、ポジションに関係なく、入学時から徹底して取り組ませている。昨年今年と、全国大会で2年連続して好成績を収めたが、その原動力は鉄壁の守備にあった。「強打」も注目を集めたが、チームを支えたのは守備。チームがエラーで崩れるシーンは、一度も目にしたことがないほど、鍛えられていた。

 キャッチボールの練習中、小野寺先生が参加している選手を呼び集め、こんな話をした。
「試合中、自分の前に打球が飛んできたら、どうする?」
 飛び込んだら捕れそうな当たり、ということだ。
「試合だったら、飛び込むよな。勝ちたいから飛び込むよな。でも、こういう練習のときは平気でワンバンさせたりする。自分は、それは違うんじゃないかと思う」
 といいながら、ひとりの選手を目の前に呼び、選手から2メートルくらい離れた場所にボールを落とした。
「ほら、ここにボールが落ちた。試合だったら、どうする?」
「飛び込みます」
「じゃあ、ほら、飛び込んでみろ!」
 
 修徳学園中のグラウンドは驚くほど狭い。一塁側ベース、約5メートル後方には体育館があり、ライトはないといってもいい環境。四方が校舎に囲まれており、バッティング練習も思いっきりできない。
「グラウンドが狭いから、ノックもできない。だから、キャッチボールから大切にしないといけない。うちはキャッチボールでも、捕れそうなボールは飛び込ませる。そうすることで、ボールを捕る側も、ボールに対する準備ができる」

 今夏、岩見沢で行われた全中。2回戦の前に、修徳学園中の練習を見る機会があった。これが中学生がやるキャッチボールか、とかなり驚いた。ボールを受ける側は、どんなボールにも対応できるよう両ヒザを柔らかくして構え、ワンバンでも飛び込む姿勢を見せていた。内野手はキャッチボールの中で、中継プレーを想定した足の運びを見せたり、ゲッツーを頭に入れた動きをしたりと、練習の段階で、つねに試合をイメージしていた。日頃の練習から、小野寺先生が相当意識させていたのだと思う。
 
 練習や試合前のキャッチボールを見るだけでも、そのチームの野球に対する取り組み方が分かる。とくに中学野球の場合はそう思う。

 神奈川の私学の監督さんが以前、こんなことを話していた。甲子園常連のA高校の指導者に「キャッチボールはどうやって教えてますか?」と訊いたら、「うちはキャッチボールできない選手は獲らないから」と、思いがけない言葉が返ってきたという。
 その私学の監督さんは、「中学校の練習を見ている方がよっぽど勉強になる」と話す。中学生はキャッチボールどころか、ボールを捕れない選手や、ボールの握り方すら知らない選手まで、個人のレベルが幅広い。そういった選手をどうやって教えるか。監督さんは「中学校の先生は本当によく仕込んでいる」と表現した。


 小野寺先生率いる修徳学園中は、今秋の都大会でブロック予選敗退。全中準優勝の原動力となった3年生がごっそりと抜け、新チームは文字通りゼロからのスタートとなった。また8月中旬まで全中を戦っていたため、新チームの練習に着手する時間も短かった。
 「今年の修徳は苦しい」という声も耳にする。この冬から来春にかけて、小野寺先生がどうチームを鍛え上げるか。愛知で小野寺先生のキメ細やかな指導、そして熱血指導を見て、修徳学園中の成長度合いが一段と楽しみになった。

 また今年の中学3年生は付属の修徳高校含め、東京、埼玉、茨城などの強豪私学に進む。中学で成し遂げられなかった「日本一」という目標を、高校野球で叶えて欲しい。



2003年12月25日(木) 努力

 先週の土日、豊橋で「第4回愛知トレーニング交歓会」(中学野球の選手、指導者対象)が行われた。 
 初日にはアドバイザーとして元中日の捕手・新宅洋志さんがいらしており、午前中は豊橋球場で技術指導、午後は豊橋商工会館で講演会が開かれた。

 講演会で印象に残った言葉がある。
「努力という言葉が嫌いです。野球選手であれば、素振りをしたり、走り込みをするのは当たり前のこと。それは努力でも何でもない」
 あ〜そうなだよな、と思わず頷いてしまった。

 うまくなりたければ、上で野球をやりたければ、自己を高めようとするのは当然のこと。たまに、帽子のツバに「努力」と書いたり、好きな言葉は「努力」と記す選手がいるけど、新宅さんの言葉を借りれば、「努力するのは当たり前」。

 新宅さんの話を聴きながら、「努力って言葉を安易に使っていたかも」と自分の文章を反省……。
「ひとつひとつの言葉を大事に」「常套句を使うな」などなど、色々アドバイスを頂いていたが、切羽詰まっているときはついつい逃げてしまうことがある……。
 書き手が「努力」だと思っていても、やっている選手からしたら「当たり前のこと」だと思っていることもあるんだろうなぁ。
 言葉は吟味して使わなければ……。

 新宅さんの技術指導。なかなか味のあるものでした。さすが、元プロ。自分も中学生のときに、レベルの高い指導に出会えることができたら、その後の野球人生も絶対に変わっていただろうなと思います。そんなわけで、家でシャドウピッチングやトレーニングをする今日この頃です。



2003年12月22日(月) 試合のスピード

 秋季関東大会の準決勝終了後、土浦湖北の小川幸男監督はこんな言葉を口にした。
「甲府工業とは試合のスピードが違いますから、負けるわけにはいかないと思いました」
 今年1年、耳にした言葉の中で、印象に残る言葉のひとつだった。

『ベースボールクリニック 10月号』に小川監督が登場している。そこでも、興味深いことをコメントしている(以下、抜粋)。
「報徳学園と練習試合をする機会があったのですが、最も大きな差と感じたのは、プレーするスピード。一死一、二塁の場面でヒットエンドランを仕掛けられたところ、ウチの野手はついていくことができなかったですからね。練習では、最初のグラウンド整備からスピーディに行ったり、メニューのチェンジを素早くするなど、スピード感を心掛けてはいるのですが、このあたりも課題です」

 試合のスピード、プレーするスピード……。
 正直いうと、甲府工業のスピードがそれほど遅いとは感じなかった。攻守交替のスピードなどは、確かに土浦湖北の方がキビキビとしていたかもしれない。でも、小川監督のいう「スピード」とはそんなに単純なものなのだろうか……。

 中学野球を見ていると、高校野球以上に「スピード」の差を感じやすい。
 もっともスピードを感じるのが、修徳学園中の野球だ。攻守交替での全力疾走はもちろん、すべてのプレーをスピーディに行う。速いだけでない、ひとつひとつのプレーに対しての想いが観るものに伝わってくる。

 背景には、東京都ならではの規則がある。
 東京都の中学野球の試合では、全国でおそらく唯一といって良い、時間制限がある。夏の公式戦でも、もちろん適用される。1試合、1時間50分と決められているのだ。そのため、5回や6回で終了することが多々ある(中学野球は7回制)。
「攻撃力」が持ち味の修徳学園中は、1イニングでも攻撃機会を増やそうと、無駄な時間を費やさないようにしている。そのひとつが、ボール回しをしないこと。アウトをとれば、ボールはすぐに投手へ渡す。これは、関東大会や全中でも見られた。規則上、関東や全中に行けば、ボール回しをしても問題ない。だが、修徳学園中はいつも同じようにプレーした。

 前任の小田川雅彦先生(現修徳学園高監督)は、
「ボール回しをしないのが、学園中のリズム。東京都の大会からやっていることなので、そのリズムを崩したくないんです」と説明する。

 全中に行っても、修徳学園中のスピードは群を抜いていた。
 東京都の先生は、こんな話をする。
「修徳中と試合をすると、いつの間にか、修徳中のリズムに引き込まれてしまう。特に1時間50分という時間の中で、修徳中に勝つのはかなり大変なことです」

 リズムが悪くなったとき、劣勢に立ったとき、「スピード」でグイグイと引き込み、再び自らのペースに持ち込む。修徳学園中の試合で、何度かそんな展開を見たことがある。

 来年は、「試合のスピード」「プレーのスピード」に視点をおいて、野球を見てみたいと思う。小川監督の言葉の意味深さを、もっと追求したい。 

 この小川監督、先月の神宮大会ではもっとも目立っていた監督だった(と思う)。ベンチから甲高い声で、選手に叱咤激励を与える。
 2回、大阪桐蔭に先制HRを打たれた時は、キャッチャーに向って、大きな声で叫んでいた。
「迷ったらダメだよ!お前が迷ったらダメなんだよ!」
 公式戦になると、普通はベンチで説教やアドバイスをするもの。でも、小川監督は試合中に、しかもベンチから、それを行っていた。
 
 来春センバツ出場が確定的な土浦湖北。スピードのほかに、ベンチから送る小川監督の甲高い声にも注目したい。



2003年12月19日(金) 横断幕

 アマチュア野球では、スタンドに必ずといって良いほど横断幕が掛けられています。もちろん、中学野球でも。
 いままで目にした横断幕で、一番印象に残っているのが相模原市立内出中のもの。
『一球一瞬 必勝! 内出中』
 と、赤の幕に黒字で書かれています。

「一球一瞬」という言葉。何か好きなんですよ。初めて見た瞬間、一目惚れしました。
 内出中はこの夏、初出場で全中3位入賞。市大会から特別延長や接戦の連続で、圧倒的な強さはそれほど感じませんでした。でも、エースの好投と、守備陣の攻守で、粘り強く勝ち上がってきました。中心選手は、強豪私立で高校野球を続けるそうで、今後の活躍を大いに期待したいです。

 群馬で行われた中学野球の関東大会では、こんな横断幕を目にしました。確か栃木か群馬のチームだったと思います。
『粉骨砕身』
 と、書かれていました。
 辞書を引くと、「力の限り努力すること」と書かれていますが、中学生にはあまりにも強烈な言葉だと思いませんか…。

 中学野球で、もっとも多く見たのが『全員野球』です。対戦したチームが、ともに『全員野球』だったこともありました。
 あとは『必勝』も多かったですね。

 しかし…、中学時代の野球部には横断幕なんてなかったなぁ…。横断幕があるだけで、羨ましいなと思います。 
 ところで、横断幕っていくらくらいするんでしょうか? ネットで調べてみたら、<長さ5m、幅90cm>で16.000円というのがありました。もっと高いと思っていましたが、意外に安い?!



2003年12月18日(木) 15歳の決断

「行きたい高校あるの?」
 しばらく考えてから、こう答えた。
「日本じゃなくて、海外で野球やりたいんですよ」
 今年の正月明け、東林中の主軸を打つ彼と、こんな会話を交わした。

 昨夏、2年生ながら5番を打ち、神奈川大会準優勝。関東大会にも出場した。新チームになると、4番ショート。この夏は1番バッターとして活躍した。市大会はベスト8で敗退したが、自らは長打を打ちまくり、7割近い打率を残した。相手に警戒され、敬遠気味の四球までもあった。

 夏の大会の最中、東林中・佐相先生は「オーストラリアに行きたいって言ってるんだよ」と、彼のことを話した。
 日本にいれば、ほぼ間違いなく、甲子園を狙う強豪私立に入学できる。打者としては、神奈川でトップクラスの実力。2年生のときはまだまだ粗さがあったが、最後の夏には確実性も増していた。筑川(東海大相模ー東海大)、清原(桐光学園ー東農大)と好投手を輩出してきた東林中から、バッティングで甲子園を沸かせる可能性を秘めた逸材が生まれた。日本の高校で、どんな成長を遂げるのか、中学・高校の関係者も楽しみにしていた。

 秋になると、「オーストラリアに決まった」という声が耳に入ってきた。

 先日、千葉で行われた『日本中学生野球フォーラム』に、彼を含め、東林中の3年生が5名参加していた。80人近い指導者の前で、ティーバッティングなどを披露。打球音、スイングスピードとも、夏に見たときから、さらにレベルアップしていた。

 オーストラリアの高校生のレベルを知るため、すでに現地にも足を運んだ。
「レベルが低ければ、アメリカにしようと思ったけど、思ったよりもレベルが高かったです」
 オーストラリアと野球・・・なかなか結びつかないが、レベルは高い。数年前のAAA選手権では、日本に1−3という好試合を演じた。ちなみに、阪神でリーグ優勝に貢献したウィリアムス投手もオーストラリア出身だ。

 来年3月に日本を出発し、現地の学校に通いながら、クラブチームで腕を磨く。
「高校はオーストラリアで、大学はアメリカでやりたい」と具体的な考え、目標をすでに持っている。言葉のカベを克服しようと、いまは米軍キャンプ場に通い、英語の勉強に励んでいる。
 
 中学3年生といえば、まだ15歳。そんな15歳が、自ら決めた決断。これからの野球人生を応援したい。



2003年12月15日(月) ギョロタン

 先日、書店で『スポーツの大疑問』(PHP文庫)という本を購入。いま流行の(?)雑学本です。
 その中に、【なぜ、プロ野球ではホームランを打つと、ぬいぐるみがもらえる?】という疑問がありました。
 ホームランを放つと、選手はぬいぐるみをもらい、ほとんどの選手がスタンドに投げ込む。これはメジャーリーグにはない「風習」で、日本プロ野球独特のもの。アメリカのテレビニュースでわざわざ「風習」が紹介されたこともあるらしい。

 で、この「ぬいぐるみ投げ」を日本で最初に行った球団はどこか…?

 日本ハムだそうです。知らなかった…。
 始まりは1980年。日本ハムが子供向けのファンサービスに力をいれていて、「ギョロタン」というマスコットを作ったことがきっかけ。「ギョロタン」とは知る人ぞ知る(?)日本プロ野球初のマスコットで、本名は「ギョロメの舌吉(たんきち)」…。

 http://www2.odn.ne.jp/aab70190/idol/gyorotan.JPG

 『スポーツの大疑問』には、
【そのぬいぐるみをホームランを打った選手に渡すことにすると、選手たちは客席に投げ込んでいた】
 と、書かれています。
 その後、所沢に移転してきた西武がレオ人形をスタンドに投げ込むようになり、しだいに真似する球団が増えていったとのこと。

 本の中では、説明はここまで。
 でも、ひとつ疑問が。投げ込むようになったのは選手のアイデアなのか、それとも球団側から言われたのか…。どっちなんでしょうかね。それと、投げ込んだ第一号選手は誰なのか? 気になります。ご存知の方いましたら、教えてください。。

 なお、ギョロタンは93年に「ファイティー」の登場とともに引退。
 が、今年9月28日に東京ドームで行われた本拠地最終戦では、ギョロタンがファイティーと一緒に登場し、ファンを大いに喜ばせた。なかなか粋な演出?!

 ファイティーも来年からの札幌移転に伴い、引退が囁かれていたが、ファンの「ファイティー存続署名」の効果もあり、東京ドームでの主催試合に限り、来年も現役続行。ちなみに、ファイティーって、何のモデルかと思っていたら、恐竜のプテラノドンなんですね。といっても、プテラノドンって?!

 「ギョロタン」→「ファイティー」と続くファイターズのマスコット。
 札幌移転により誕生した三代目の名は、公募により11月末に発表される予定だったが・・・、「予想を上回る多数の応募があったため延期」。
 それが本日、新マスコットの名称が正式決定! といっても、発表はまだ。12月24日のクリスマスイブに札幌駅でお披露目発表を行うそうです。色々と演出を考えてますねぇ。ゲストで新庄が来たりして…。

 ちなみに、三代目はクマがモデル↓
 http://www.sankei.co.jp/news/030930/0930spo140.htm



2003年12月14日(日) H−Zone

「ローリングスから新しいバットが出るよ。知ってる?」
 ここ数週間、中学校の先生と顔を合わせると、ローリングスの「飛ぶバット」が話題になることが多かった。
 先生方の話をまとめると・・・、
・ビヨンドマックスと似ているらしい
・ビヨンドマックスより重いらしい
・ビヨンドマックスより飛ぶらしい
 などなど…。
 『ビヨンドマックス』とは、昨年秋にミズノから発売され、今年の秋まで3万3000本を売り出している超人気のバットだ。バットは5000本売れればヒット商品といわれているらしく、それを考えると3万3000本は異常。スポーツ用品店では品切れが相次いだ。

 ビヨンドマックスの特長は、打球部(芯)の柔らかさにある。手で触っても変形するほどの柔らかい素材(*高反発素材:エーテル系発泡ポリウレタン)を使用しており、指で押し込むと、数ミリへこむ。今までのバットでは有り得ない構造だ。軟式ボールは素材がゴムで中空構造のため、非常に柔らかく、バッティング時に大きな変形を起こし(ボールが潰れる)、遠くへ飛ばすことが難しい。ビヨンドマックスは、この変形を極力抑えるために開発された。柔らかいもの同士がぶつかれば、変形も少なくなるという理論で、ミズノの実験データでは、従来の金属バットより、8%も反発係数がアップした。

 昨年の秋の時点では、品薄状態が続き、ビヨンドマックスを持っているチームと持っていないチームがあったが、今年に入り、ほぼ全チームが使っているといっても言い過ぎではないほどになっている。
 効果はというと…。大学生以上の大人の世界では、得点や安打にはっきりとした差が出ているようだが、中学野球ではそこまでの差は出ていない。ただし、見ている限りでは、外野の頭を越す長打や、内野の間を低く強いゴロで抜く打球は確実に増えた。
 ビヨンドマックスの登場でもっとも変わったのが、外野の守備位置だ。上のレベルにいけば行くほど、硬式の定位置に近い位置で守るようになったため、良い意味で「野球」らしくなった。

 そのビヨンドマックスよりも飛ぶと噂されるローリングスの「飛ぶバット」。出会える日を楽しみにしていたら昨日、ついに見ることができた。その名も『H-Zone』(HomerunやHitの頭文字をとったのだと思うが、どうなんでしょうか、このネーミングは)。
 「ビヨンドマックスと似ている」といわれている通り、見た目の構造上はほぼ同じ。打球部も柔らかい素材でできている。ただ、指で押してみると、ビヨンドマックスよりもへこまない。ビヨンドが3ミリとしたら、H-Zoneは1ミリか…。「エラストマー」という新素材で作られているらしい。

http://www.jin.ne.jp/shibaspo/osusumehin/rawlings/RB4200-L.htm

 H-Zoneを使っていた選手に話を訊くと、「やばい!」と一言。ビヨンドマックス以上に飛ぶという。だが、やはり重さは感じるらしく、「振り切れる力がないと使えないかも」とも話していた(ちなみに重さは760グラム)。


 今日見に行った練習試合で、早速使っているチームを発見。
 ビヨンドマックスと打球部の素材が違うためか、H-Zoneは音が良い。ビヨンドマックスはいくつか不満点が漏れていて、そのひとつが「音の悪さ」だった。打った瞬間、「ボン」という何ともいえない鈍い音がするため、バッターも気持ち悪い、野手、とくに外野手が打球判断を誤るケースが多々あった。H-Zoneはその心配がないかもしれない。

 H-Zoneを使ったバッターが出てくると、ネット裏にいたほかの野球部の生徒が「お!H-Zoneだ!」と声をあげるシーンがあった。時代はもはや、ビヨンドマックスより、H-Zoneか?!

 ところがところが、ミズノも負けてられないと、来年2月にビヨンドマックスの2004年モデルを発売するという話。先生方に話を訊くと、「柔らかい打球部の範囲が、従来のビヨンドよりも広くなっているのではないか」ということ。
 じつは今月15日に、ミズノは少年軟式用のビヨンドマックスを発売しており、こちらの打球部は従来のビヨンドより約13%も打球部を広げている。ということは、芯がやたらに広い。

 もう、ここまで来ると、「バット」と呼んでいいものか…。先生の間からも事実、不満の声が上がっている。ある中学には試作品として、グリップ以外のほとんどが柔らかい素材でできているバットが提供されたそうだ。メーカーの努力も分からないことはないが…。

 さてさて、H-Zoneはこれからどんな反響を呼ぶのか。すでに使っている先生がいましたら、情報待っております!



2003年12月05日(金) 第76回センバツ 21世紀枠候補校

<第76回センバツ 21世紀枠候補校>

【東北】
◇青森 県立弘前南 県大会ベスト8
◇岩手 県立一関一 県大会準優勝 東北大会ベスト4
◇秋田 県立合川 県大会ベスト4
◇山形 山本学園 県大会準優勝 東北大会初戦敗退
◇宮城 県立一迫商 県大会準優勝 東北大会ベスト8
◇福島 県立光南 県大会ベスト8
【関東】
◇茨城 土浦第一 県大会ベスト8
◇栃木 足利工大付 県大会ベスト4
◇群馬 県立富岡 県大会ベスト8
◇埼玉 春日部共栄 県大会優勝 関東大会初戦敗退
◇山梨 甲府第一 県大会準優勝 関東大会初戦敗退
◇千葉 流通経大柏 県大会ベスト8
◇東京 桐朋高校 都大会ベスト8
◇神奈川 横浜創学館 県大会優勝 関東大会初戦敗退
【北信越】
◇長野 県立諏訪清陵 県大会ベスト4
◇新潟 県立長岡 県大会優勝 北信越大会初戦敗退
◇富山 県立八尾 県大会ベスト8
◇石川 県立七尾 県大会ベスト4 北信越大会初戦敗退
◇福井 県立鯖江 県大会ベスト4 北信越大会ベスト8
【東海】
◇静岡 常葉学園橘 県大会ベスト8
◇愛知 星城高校 県大会ベスト4
◇岐阜 県立多治見 県大会ベスト4
◇三重 県立津西 県大会ベスト4
【近畿】
◇滋賀 県立彦根東 県大会ベスト4 近畿大会初戦敗退
◇京都 府立南丹 府大会ベスト8
◇奈良 奈良女子大付 県大会ベスト8
◇和歌山 県立耐久 県大会ベスト8
◇大阪 推薦校なし
◇兵庫 県立七尾 県大会ベスト4
【中国】
◇岡山 県立岡山東商 県大会ベスト4 中国大会初戦敗退
◇鳥取 鳥取城北 県大会ベスト4 中国大会ベスト4
◇広島 新庄高校 県大会ベスト4
◇島根 県立平田 県大会準優勝 中国大会初戦敗退
◇山口 県立熊毛南 県大会優勝 中国大会ベスト8
【四国】
◇愛媛 県立八幡浜 県大会準優勝 四国大会ベスト4
◇香川 県立香川中央 県大会準優勝 四国大会初戦敗退
◇徳島 県立名西 県大会ベスト8
◇高知 県立高知海洋 県大会ベスト4
【九州】
◇福岡 県立直方 県大会ベスト4
◇佐賀 県立杵島商 県大会ベスト8    
◇長崎 県立清峰 県大会優勝 九州大会初戦敗退
◇熊本 県立八代東 県大会準優勝 九州大会初戦敗退
◇大分 県立杵築 県大会ベスト4
◇宮崎 県立都城泉ヶ丘 県大会ベスト8
◇鹿児島 県立伊集院 県大会準優勝 九州大会初戦敗退
◇沖縄 県立南部商 県大会ベスト4

【今後の流れ】
。隠卸遑隠憩、最終候補9校発表
⇒菁1月30日、センバツ出場2校発表


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