つーわけで、静岡離れます。
30日出立。
仕事を捨て、部屋を捨て、家財道具も殆どあげちゃった。
黒と白とシルバーで揃えたベッドとディスプレイラックはお気に入りだったんだけどな。
しょうがないや。
後は冷蔵庫と洗濯機ぐらい。
明日には全部無くなる。
この街には思い出が多すぎる。
一度リセットしよう。
一人になりたい。
いつまでも、下を向いている訳にはいかないから。
前を見て、生きていきたい。
誰にも言えない秘密と一緒に、駆け落ち。
逃げ癖がついちゃうかも知れないなぁ。
後悔するだろうなぁ。
それでも。
いい機会だ。
たった一人になって、雪にだけ囲まれてしばらく生活してみよう。
まーなんとかなるさ。
「舞を苦しめてるのは俺か?」
違う
「言えない。言わない。言わせない。 3ないで迫られてるな。」
違う
「普通にいたら今日はこんなに早くなかったか?」
違う
「俺へのあてつけか?」
…貴方は私を解っているようで 今一つ解ってない。
苦しいも悲しいも、
そんな時期はとうに過ぎた。
彼が静岡の現場に詰めっぱなしだった時、
静岡まで会いに行って
二人とも1時間しか眠れなかった日。
「舞は何しに来たんや?(笑)」
「会いたかったからいいのー」
「…舞はバカや。」
彼の不器用さと積み重ねた年月によって 彼は言えない。
会いたいも寂しいも傍にいろも好きだも 全部、彼は言えない。
だから彼は私が好きで。
時々、私のストレートな言葉に 照れた顔を少し笑顔で隠して 眩しそうに目を細める。
でも、私は貴方が思っているより
もっともっとバカだ。
初めて貴方に吐いた嘘。
最後の質問だけは、ハズれたね。
好きで、好きで堪らないから。
近くに居ても会えないなら、
遠くに行ってしまいたい。
ただ、それだけよ?
何も、何も心配しないで。
My追加
|