アイデンティティー

2005年07月09日(土) 七夕




年に一度だけ

たったの一度だけ

織姫と彦星が出逢える


七月七日


私達は別れた。





30分あげる。

30分後何も言えなかったら

あたしが捨ててあげる。





たとえ

私がアナタを傷つけても、

私がアナタの頬を叩いても、

たとえ

私がアナタを殺しても。




”アナタが私を捨てる事は決してない”










わからない

どうしていいのか

わからない











彼は私を捨てた。






守衛で逸らしたあの視線

私を見ていたあの視線



彼の視線は全て私のものだったのに…



私の全ての生活から

アナタだけが抜け落ちた。


私はその穴を

涙でうずめる事しかできない。


アナタの弱さを

守る強さを

私は持っていなかった。


私の弱さを

知る優しさを

私はアナタから奪ってしまった。


いつもいつも

私を傷つけないでと

アナタを傷つけていた。


彼の存在の優しさを

彼がくれた優しさを

全て

失った。


アナタの瞳が訴えてる。


もう

キミを傷つけるのも

キミに傷つけられるのも

嫌だ。


怯えた仔犬の瞳のアナタに

私は笑顔を

差し出せない。


私もきっとアナタと同じ瞳をしてる。


夢の中。

出勤中。

仕事中。

休憩中。

食事中。

アナタと過ごしたこの部屋で。


毎日毎日

私はアナタを

求めてる。


あいしてる



ごめんなさい

を何度も何度も

繰り返しながら

涙を流す。



もう

アナタは

ワタシを

愛してはくれませんか?




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桜木 舞 [MAIL]