つれづれ日記
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2008年03月31日(月) 3匹に給餌。花子、キジー、マロ欠席。モニー登場。フロントライン投与。

今夜は早く行こうと思っていたのだが、フロントラインを小分けにしたりモタモタしているうちにやはり7時45分くらいになってしまった。

プレイロットにマロはいなかった。

山手に近づくと、正門側への道路を渡る前の道路にワカメがいる!ゲンキも!待ちかねて、遠くから私の姿を見つけていち早く渡って来たらしい。
コロンはいない。

一緒に庭園餌場へ行く。トレイを用意している間、ワカメがゲンキに襲い掛かっている。食べながらゲンキは盛んに辺りを見回し警戒している。
ワカメとゲンキにフロントラインを投与する。

狸の餌場にドッグフードを置く。「猫庭園池」には菖蒲のような葉っぱがたくさん突き出ている。いつの間に?カエルはもうしばらく前から全然鳴いていない。産卵の季節は終ったらしい。

ハウス3号のビニールカーテンがはがれている。そして3号の入り口には雨水が降り込んだようでまだ濡れている。カイロを回収しようと手を入れると4個もあった。ハウス4号は大丈夫だ。濡れていない。カイロはやはり4個。

餌場を見るとコロンが食べている。そこでレトルトをもう2つ開けてみんなに食べさせる。コロンにもフロントライン投与。

「猫庭園」の中のハウス2号の中のカイロに手を伸ばすと濡れている!3個回収し、匂いを嗅いでみるとおしっこの匂いだ。が、スプレー特有の粘度はなく匂いも違う。単なる猫尿の匂い。ハテ?モニーのか?ワカメのか?

ワカメは食べ終わるとまた岩にスプレーしている。

またゲンキが唸り始めた。コロンもそちらの方を見ている。「西側猫庭園」に猫の姿が!モニーだろうと思う。

モニーはグルリと回って通路の方からやって来た。狸の餌場のドッグフードを見つけるとそれを食べ始めた。フムフム、それでは狸の餌場に捕獲器を仕掛ければいいかも。こないだは捕獲器を持ってモニーの後を従いて回ったのだが、全然ダメだった。それに何日も会わなかったし。

モニーは少し食べてから脇の植え込みにスプレーしている。ここはキジーもゲンキもよくスプレーするところだ。

モニーに近付くと少しづつ距離を置いて離れてしまう。馴れさせて捕まえるというのも無理そうだ。モニーは大分痩せたように思う。せっかくやってきても縄張りなどもあり、平和的に仲間になれない。何だか哀愁が漂う。

ワカメもコロンもいなくなっている。バッグ類を植え込みの上に避難させ、ハウス2号を見に行く。ワカメが入っていた。するとあのおしっこはワカメのものか。モニーを寄せ付けないようにおしっこの匂いを付けたのかもしれない。

モニーは「猫庭園池」の傍にいる。「モニー!」と呼ぶと行ってしまった。モニーと呼ばれるのが気に食わないのかも。

トレイを洗って帰ることに。ずーっとゲンキが傍に従いている。

道路を渡って小桃の駐車場に入った。すぐに山手に戻るだろう。

花子とキジーは明日からは「欠席」と書かない。花子のことはとても悲しいがひとまず諦めよう。キジーは餌場を変えただけだから戻ってくる可能性はある。


2008年03月30日(日) 3匹に給餌。花子、キジー、マロ欠席。モニー登場。

今夜は雨。雷がないだけマシか。ちょっと肌寒い。7時45分ごろ家を出る。
プレイロットにマロはいなかった。

山手に行くと、山側の石垣、道路の上にワカメがいて鳴いている。コロンもゲンキもやって来たがみんなびしょ濡れだ。かわいそうに。

雨天餌場に行く。トレイを3つ出していつものようにまずカリカリをたっぷり。それからレトルトや缶詰を出す。レトルト4個に大缶が1個。

みんなが一応食べ終わり、タオルで身体を拭く。ワカメは素直に拭かせるがコロンは拭かれるのを好まない。ゲンキは拭かれるのが嫌いだ。

よくよく見るとコロンの左耳の下に黒い小さな球状の膨らみが。触ってみるとどうやらダニイボのようだ。むしり取って踏み潰すと球の中にはマダニが吸い取ったコロンの血がたっぷり入っていたらしく、アララ床を汚してしまった。

またまた忘れていたがフロントラインをしてあげなくちゃ。雨の日にはダメだが。やっぱり3月に入ったらすぐに投与しないといけないなあ。

猫たちに緊張が走り、ゲンキが唸る。「猫庭園」の土手の方からモニーがやって来た。雨天餌場に上がって来ずに、眼前に駐車しているトラックの下に入る。そこにはコロンがいたのだが、慌てて雨天餌場に戻ってきた。

ワカメが走り出て「猫庭園」内へ入った。するとすかさずモニーが追っていく。ハウス2号に逃げ込んだかと思ったがギャーギャギャギャー!!!と派手な鳴き声が聞こえる。ゲンキもすっ飛んで行く。

見に行くと、ワカメの姿はどこにも見当たらない。ゲンキとモニーが通路の真ん中でにらみ合っている。ハウス2号の中も空っぽだ。雨が結構降っているのに。

雨天餌場に戻るとゲンキも戻ってきた。モニーもやって来てトラックの下に入った。求愛の声を張り上げて濡れた被毛を舐めていたが、土手を上がって消えてしまった。キジーも以前はこんなふうだったがモニーと違うのは、餌が主な目的だったことだ。

キジーは、H川さんの話によれば坂道下の農家の人に餌を貰っているらしい。多分、早朝はM上さんからももらえていると思う。
その辺をウロウロしているのに、山手に来なくなったということは、他に餌場があるということだ。

不思議なことに、潤沢な餌のある山手を後にする猫は後を絶たない。プリンス、アニー、タビーは何故か若竹山手のU野さん宅ガレージに行ってしまったし。小桃、さくら、かりん、花子などゲンキに追われた雌猫たちと違ってプリンスたちが移動したのは本当に不思議だった。

それでもプリンスとタビーは最後には山手に戻ってきてくれた。タニーもかりんも北側で餌がもらえない時には山手に戻ってきたいのにゲンキが許さない。困ったものだ。

さて、帰ろう。コロンは雨天餌場に留まったが、ゲンキは出てきて雨の中、土手でトイレをしている。

いつまでも悲しいのは花子のことだ。山手への行き帰り、あんなにスリスリせんばかりに甘えて従いて歩いていたのに触らせない猫だったのが致命的だった。生後半年くらいから給餌しているだけにたった6年はいかにも短い。

ズルズルと我が家の飼い猫になったミニーも警戒心が強く、もし外猫のままだったら花子のようになっただろうと思う。そして短命だっただろう。


2008年03月29日(土) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。

現在、HPスペースは「使えるネット」のを使っているのだが、最近方式を変えるとかで、新しく登録し直しを要求しURLも変わると言ってきた。それは無料サービスのことで、現在の「山手ネコロジー」HPは少なくとも有料なので、10月の契約期限まではそのままでいいのかと放っておいたがどうやらそうではないらしい。

そこで、この際、J先生のスペースを借りてURLも
http://www.yamate-necology.com/
と、相応しいものに乗り換えることにした。こうすると、J先生の側からも更新が出来て便利だ。まだ全面的に引越しが完了していないが、鋭意進めている最中。読者各位はブックマークの変更をお願いします。

*****

今日も出発は8時半ごろになってしまった。プレイロットでマロに給餌する。

山手に行くと、バイクが停まっており、またいつぞやのように踊り場の奥、門扉の前の暗がりに若者カップルが腰掛けて寄り添っている。

コロンとゲンキはすぐに出て来たが、ワカメがいない。そこで大声を出して呼び、探す。出て来た。

3匹を連れて庭園餌場へ。今夜もみんな食欲旺盛。
ドッグフードを忘れてきたのでカリカリを狸の餌場に置いておく。

頭上の桜は9分咲きといったところか。夜桜見物はこれで十分。

今夜もワカメを膝に乗せて可愛がる。

後ろをガードマンが通り挨拶する。

何だか寒いのでトレイを片付けてさっさと洗ってしまう。
しばらく前から、給水場のホースから汲み取る水が何だか濁っている。ちょっとイヤだなー。

ワカメもコロンもゲンキも餌場にいたが、帰ることに。
踊り場奥の若者カップルはまだいる。

夕方、HPの引越し作業をしていて、「バニーの受難」ページを見てふと疑問が湧いた。錐で突いたようなバニーと同じような傷を、小桃もポパイも負っていた。これはもしかするとエアガンで撃たれた傷ではないか?BB弾は若竹山手のU野さん宅ガレージでも多数落ちていたし、スカイラインでも落ちていたという。

突然いなくなった猫たちは強力エアガンの犠牲になったのではないか?いろいろ想像するとすっかり暗い気持ちになってしまった。


2008年03月28日(金) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。

S井は今夕7時ごろ家に戻ってきたので、夕食を済ませ、8時半近くになってから山手に給餌に出た。雨はもう上がっている。プレイロットを覗くとマロがいたので給餌。

家人は一昨日はマロを見に来ることはせず、昨夜覗いてみたらマロがいたので家に戻りカリカリを用意してきたらもういなくなっていたという。まあ、マロは他家の家猫らしいから心配はいらないのだが。

山手に行くとまずコロンが駆けてきた。ゲンキもやって来た。ワカメがいないので大声で呼ぶと出て来た。3匹を連れて庭園餌場へ。あちこち濡れてはいるが、通路の敷石は乾いているのでここで給餌する。

たった2日間留守にしていた間に「猫庭園」の桜がすっかり満開に近くなっている。

3匹ともガツガツ食べる。カリカリもよく食べ、レトルトを3個、大缶を一個開ける。もっと食べそうな勢いだったが、これくらいでいいだろう。

ワカメは私の帰還を喜んで傍から離れない。背中を拭き抱っこして可愛がる。コロンも撫でて可愛がる。あ!コロンの耳にダニイボが!むしり取ってしっかり踏み潰す。フロントライン大は買ってあるのだが、まだ小分けにしていなかった。

ダニイボを見ても、小桃、タビー、トニー、ハイシローなど、もういない猫たちの耳にもダニイボがついていたなあと悲しく思い出す。

ワカメは相変わらず岩にお尻を向けてスプレーしている。しばらくしてコロンがそこをクンクン嗅いでいた。
コロンは私が座っている場所の少し後ろの敷石もクンクンしている。

トレイを洗って帰る。



2008年03月27日(木) 2匹に給餌。コロン、キジー欠席。

給餌をお願いしていたJ先生からのメール:

≪昨日の夜、ゲン、コロン、ワカメの3匹がいました。ワカメがほとんど食べなかったのは心配だったのですが、今日かりかりを先にだしたら、それをガツガツ食べ始めました。我が家の猫ズが「チョーおいしい」と言っている缶詰を出したら、ゲンちゃんをどけて豪快にたべました。2匹で大缶2個ぺろりと食べて、カリカリも更に2匹分ぐらい食べました。今日は運動でもしたのかしら?

問題はキジーです。気まぐれなコロンは今日来なくても、昨日たくさん食べたし、どこかで食べていると思いますが、キジーは二日連続まったく顔を見せていません。どうしたのでしょう。昼間は出てこないから、明日の夜、また待つしかないと思いますが、なんとなく不安な気持ちになります。≫

キジーは23日(日)の日記に書いたように、元気でいることはいるのだが早朝M上さんから1号棟ミニプレイロットで給餌されているのかもしれない。山手には多分モニーを嫌って来なくなったのだと思う。それでもどうしても餌がもらえないようなことがあれば戻ってくると思うが。


2008年03月25日(火) 3匹に給餌。花子、キジー、マロ欠席。

今夜は7時ごろに出発しようと思っていたら、ゴロゴロと雷が轟き雨が降り出した。すぐに止むかと待っていたが7時半になっても一向に止む気配がない。

雨具に身を包み、落雷しないようにと、先が木製の傘を差してこわごわ出かける。本当にすごい雷、閃光だ。

プレイロットにマロはいなかった。

山手に行くと山の中からゲンキが大声で鳴きながら出て来た。コロンもその辺からやってきた。ワカメがいない。

庭園に差しかかった時にワカメを呼ぶが来ない。仕方なく雨天餌場へ行き、コロンとゲンキに給餌する。水の用意をしてからワカメを探しに出かける。

庭園内のハウスには入っていなかった。通路を通り、門扉の横から「西側猫庭園」へ出て踊り場へ行こうとしているとニャーと声がしてワカメが現れた。さっきゲンキがあんなに大きな声で鳴いたから、この辺にいれば必ず聞こえたはずなのにワカメはどうしてたんだろう?

一緒に雨天餌場に戻る。レトルトをもう1個開けて食べさせる。猫たちはカリカリはあんまり食べずにレトルトばかり食べる。

雷が激しく鳴り、空に閃光が走るとワカメは慌てて、私が腰掛けているミニベンチの下に隠れる。しばらくすると出てきてまた食べる。

雨も激しくなってきたのに、コロンは外へ出て行った。
いつまで待っても雷は激しくなるばかりなので、怖いが帰ることにする。ゲンキは一緒に外へ出る。

坂道を下り切ったところで振り向くとワカメも雨天餌場から出ようとしているところだった。

猫たちは犬ほど雷には動じないが、今夜は恐ろしかったようだ。
また各地で犬たちが恐怖のあまり鎖を引き千切って外へ飛び出して迷子になっていることだろう。かわいそうに。

明日、明後日はS井所用のため山手猫への給餌はJ先生にお願いした。
従って「つれづれ日記」は休載。


2008年03月24日(月) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。

今夜は7時半出発。昨日、一昨日より大分早い。
少し肌寒いが桜はチラホラ咲き始めている。
プレイロットにマロがいて給餌する。

キジーがいるかもしれないので1号棟ミニプレイロットを覗いてみる。いなかった。

山手に近づいても時間が早いせいか山の石垣のてっぺんに猫影が見えない。道路を渡り、階段に近付くとゲンキが駆け寄ってきた。ゲンキの声を聞いてワカメが山の斜面から駆け下りてきた。コロンはいない。やはり時間が早いからか。

2匹を連れて庭園餌場へ。構内にはまだ車や人影が見える。2匹はよく食べた。ワカメは満足して私の回りにいるが今夜は抱っこされたくないみたい。

ちょっと冷えるのでカイロを持ってきた。ハウス3軒に入れる。
ワカメは今夜もスプレーしている。

そのうちにワカメはハウス2号のところに行き、辺りの匂いをクンクン嗅いでいたがハウスに入った。モニーがこのあたりでもスプレーしたのだろうか?

トレイを洗って戻ってきたらゲンキもいなくなっている。寂しく正門を出たところでニャーと聞こえてきた。コロンが工房の方から駆けてくる。一緒に餌場へ戻ろうと、踊り場に行き、「西側猫庭園」へよじ登ったところで、ゲンキがコロンを襲いギャー!!!

とにかく門扉の横から「猫庭園池」を通り餌場へ行こうとすると途中の狸の餌場でドッグフードを見つけたコロンは動かない。

ギャーと抵抗するコロンを抱き上げて黄色大トレイのところに連れて行く。ウェットフードも大分残っていたがその上からカリカリを足してしまった。ちょっと掘り起こしてコロンに食べさせる。

帰りにも1号棟ミニプレイロットへ立ち寄る。キジーの姿はない。

5号棟プレイロットでトレイを引き上げようとしてふと見ると植え込みの中にマロがまだいた!もう1個レトルトを開けて大盤振る舞いをする。

「本当にお替りをくれるの?」と、マロは半信半疑だが、私が立ち去るとトレイのところに行き、また疑わしそうに振り向いている。


2008年03月23日(日) 5匹に給餌。花子欠席。

午後6時半ごろ所用で6号棟へ行った。プレイロットから6号棟への階段を降りようとすると、丁度そこへやって来た猫がいる。ん?身体の前3分の1ほどが白く後ろ3分の2は黒い。脚は白く尻尾が中途半端。マロだ。一瞬にして僅かな植え込みに入った。「マロ!」と呼ぶと私の声に聞き覚えがあるので植え込みからこちらを伺っている。
こんな早い時間に来てもまだあげないよ。

用を済ませて7時20分ごろプレイロットを通り、いつもの凹みの植え込みを覗くとマロがうずくまっていた。もうちょっと後でね。

帰宅し、食事をしてから出かける。もう8時10分を過ぎている。マロは同じ場所で待っていた。

花子がいなくなってから丁度4週間が過ぎた。猫にとっては4〜5ヶ月にも相当する期間だからもう出てくることはないだろう。それにしても最後の日まで足取り軽く元気そうだったので、どうしても腑に落ちない。触らせない猫だったが、あのノワールでさえ最後の日には存分に触らせてくれたからもしかしたら花子も触らせてくれたかもしれない、とか、もしそうならその後もっと切ない思いをしただろうとか、いろんな思いが頭を駆け巡る。そうして最後は結局、もうこうしたことは仕方がないのだと自分に言い聞かせる。

山手に近づき、1号棟前駐車場、東端の明るい街路灯に私の姿が照らされると、鳴き声が聞こえてきた。ワカメが喜んで鳴いているのだ。山手への道路を渡るまでまだ20メートルくらいはある。待ちかねたワカメは山を駆け下りて道路を渡ってくる。その後からコロンが渡ろうとしている。ワカメと一緒に慌てて山手側に戻る。

ゲンキは後ろからガニマタで走ってきた。階段にでもいたのだろう。3匹を連れて庭園餌場へ。すると、「西側猫庭園」の奥でガサゴソ枯葉の音がする。猫たちは聞き耳を立てたがそれほど警戒もしない。タニーかと思ったが違うようだ。狸かアライグマだろう。

3匹に十分に給餌し、狸の餌場にはドッグフードを置く。

今夜もワカメを膝の上に乗せて可愛がる。しばらくすると気が済んだらしく自分から降りて水を飲む。それから今夜も岩に向ってスプレーしている。

3匹がたっぷり食べ終わった頃、ゲンキが「猫庭園池」の方を向いて唸る。「東側猫庭園」から茶色の猫が現れた。モニーかな?「猫庭園池」の傍で一回りしてから何かを見つけたふうに踊り場の方へ行ったきり戻ってこない。隠れていた狸でも見つけたのか?

モニーを捕獲器で捕まえることは今のところ無理だ。捕獲器の中の餌に全く興味を示さないのだ。つまり全然空腹ではなく、遊びに来ているだけなので捕獲器のそばを知らん顔して通り過ぎる。キャットネットかまくらのベテランなどにも相談してみたが名案は浮かばない。

ワカメは「西側猫庭園」の中で身づくろいなどしていたが、そのうちにハウス2号の前まで行った。中に入らずこちらを見ている。

トレイを洗いに給水場に行くといつも通りコロンとゲンキがやってきた。

餌場に戻るとワカメは相変わらずハウス2号の前でこちらを見ている。今日はすごく温かく、夜になっても気温が下がらない。寒くないのでまだ入る気にならないのかな。

正門を閉める音が聞こえる。モニーのスプレーを警戒して木の上に避難させていた荷物を持って帰る。

1号棟前を歩いていると遥か前方、7号棟からのT字路の道路を渡ってこようとしている黒っぽい猫のシルエットが見えた。あのへっぴり腰な歩き方はキジーのようだが。その猫は道路の真ん中で立ち止ったが、1号棟ミニプレイロットの方へ消えた。行ってみよう。

1号棟ミニプレイロットへの通路に入るとキジーらしき猫がすっ飛んで逃げる。キジー!と呼んでも止まらない、と思ったらその後ろからもう1匹、キジトラが追いかけてきた。見るととても可愛い顔をしている。見つめると慌てて奥へ逃げてしまった。きれいだし、2号棟のSさんちの猫かなあ?以前も1号棟ミニプレイロットで花子に給餌していると、きれいな茶色猫だったかが現れたことがあった。一度Sさんに、飼い猫の特徴などを訊いておこう。

キジーらしき猫は道路を戻って小学校脇の駐車場の車の下で止まった。キジー!キジー!と呼ぶとやっと私だということが分かり、可愛い声で返事をする。が、懐いている猫ではないので近寄ってくることはない。ライトを出して顔を照らすとやっぱりキジーだった。大丈夫そうだが給餌しよう。車の後ろに回ってカリカリとレトルトを置く。私が離れるとキジーが出てきて食べ始めた。

キジーが山手に来ないのはモニーのせいだと思うが、どうしても食べたい時には山手に来るだろう。4年間以上来ていたのだから。が、別の餌場があるのだろう。外猫の世界には複雑な勢力分布があるようだ。


2008年03月22日(土) 3匹に給餌。コロン、花子、キジー欠席。

今日は出るのが遅くなった。8時10分になってしまった。プレイロットを覗くと久々にマロがいた。給餌する。マロはきれいで可愛いが、捕獲・手術以来、私に対して不信感をあらわにしている。

山手に近づくともう山の上から盛んに鳴く声が聞こえる。ワカメは山を駆け下りて道路を渡って来た。一緒に戻る。ゲンキも山から降りて来た。土曜日だからかコロンはいない。

庭園餌場に行くが、キジーもモニーも来ない。シーンとしている。
たっぷり給餌する。ワカメは甘えて傍から離れない。膝の上に乗せて可愛がる。

今日はすごく気温が上がるという予報だったがそれほど温かくもない。ハウス3軒にカイロを入れる。

ワカメはハウス2号に入り、ゲンキも食べ終えた。携帯にメールが入っていたので取り出して読んでいるうちにゲンキもいなくなった。

トレイを洗って帰る。するとゲンキが飛び出してきてつかず離れず遊びながらやって来て正門前の大木に上った。それから工房への坂を駆け上がって行ってしまった。ゲンキは仲間を追いかけ回して追い出したくせにみんないなくなってしまうと寂しくてつまらないらしい。

まだまだ花子のことを思いながら帰途につく。

外猫は本当にかわいそうだ。1階のベランダに上がって植木鉢や干してある布団などにスプレーしたりするから憎まれたりもするのだが、未手術でそんな外生活を強いられるのも身勝手な人間に捨てられたからだ。

その根本原因を取り除かない限り、捨て猫、外猫はなくならない。最近も首輪犬が話題になっていたが、そもそも彼の母犬を未手術で捨てた元飼い主の責任だ。犬でも猫でもやはり飼う時にはチップ埋め込みをして捨てると飼い主が特定できるように法律を改正しないと。勿論、ペットショップは禁止で、良心的なブリーダーのみ許可されるようにすべきだ。

全国にいっぱいいる善意のボランティアが手を繫げば政治的に圧力をかけられると思うのだが、なかなか「手を繫がず」バラバラなので、どうしようもない。(嘆)


2008年03月21日(金) 3匹に給餌。花子、キジー、マロ欠席。

今夜も風があるので何となくうすら寒い。
7時45分に家を出る。プレイロットにマロはいなかった。

山手に近づくと山の石垣のてっぺんにワカメとコロンがいるのが見える。鳴き声が聞こえてきたので猫たちが道路を渡ってくる前にこちらから駆けて行く。コロンが石垣の角で待っていて、後からワカメとゲンキが降りて来た。3匹揃っててっぺんで待っていたらしい。
正門側の山手猫は3匹になってしまったので行動を共にしている。

庭園餌場に行き給餌する。
最近、レトルトを与えているのだが、その中身はつるりと出てベロンと1枚になっている。なかなか切れないので食べにくいのだが、長老ワカメは上手に食べる。ダメなのがゲンキだ。トレイの外に引きずり出して格闘している。スプーンで細かく切ってやらないとうまく食べられない。

みんなが食べている間にハウスのカイロを取り替える。
引き上げたカイロはいつもカチカチで冷たくなっているのだが、持ち帰ると捨てる時には温かくなっている。何となくもったいない。

食べ終わったワカメを抱いて可愛がる。コロンも盛んに甘えるが抱っこはきらいだ。

帰り支度を始めるとワカメは理解してハウス2号へ入ってしまった。
給水場でトレイを洗っている間、ゲンキとコロンが傍で見守る。

キジーはまた6日連続出て来ないが、食べ物はあるので後から来ているのかもしれない。
キジーは最近とても欠席が多いのだが、出て来た時には別段やせ衰えているわけでもなく不思議だ。

帰りにもマロはいなかった。マロはS家の飼い猫らしいと分かったので心配はしていないが。


2008年03月20日(木) 3匹に給餌。花子、キジー、マロ欠席。

今日は雨風ひどく気温もどんどん下がり真冬に逆戻りしたらしい。出かけていた息子の安物の傘は骨が折れ、100円ショップで買ったらそれもすぐに骨が折れた。仕方なくもう少し高い傘を買って帰ってきた。

午後7時45分ごろ家を出る。プレイロットに勿論マロはいない。

山手に行くと雨が降っているのに、猫の声がする。まさか?!と思っているとワカメが山から駆け下りてきた。コロンとゲンキも階段を降りて来た。

雨天餌場へ向う。私は坂道を上がるのが遅いが傘を差している。猫たちの方が足が速いのだから、さっさと行って待っていればいいのに、ノロノロ歩く私と歩調を合わせている。

トレイを3つ出して給餌する。食べっぷりがいいのでレトルトを6個も開けた。ワカメのお腹はパンパンに膨らみ後ろから見ても左右に張り出している。ちょっと食べさせすぎたかな?でも、今日は寒いししっかり食べて身体の中から温まらないとね。

3匹ともよく食べて、コロンとワカメは水も飲んだ。猫たちは寛いでいる。

猫たちの身体をタオルで拭く。被毛は撥水性があり、皮膚までは染み透らない。

みんなが十分に食べ終えたのを確認して片付ける。

帰り支度をして、庭園のハウスにカイロを入れに行く。ゲンキがいち早く追ってきた。「西側猫庭園」の中のハウス2号にカイロを入れに行くとワカメがやって来た。

帰りしなに振り向くとコロンだけが雨天餌場にいるようだ。コロンもハウスに入ればいいのに。でも雨天餌場でも雨はしのげるが。


2008年03月19日(水) 3匹に給餌。花子、キジー、マロ欠席。

夕方から雨が降り出した。夜にはどんどん激しくなる。7時半ごろ家を出る。プレイロットにマロはいなかった。

山手に行くと「西側猫庭園」の植え込みの中から鳴き声がしてびしょ濡れのコロンが出て来た。声を聞いてゲンキもやって来た。ワカメを呼ぶとワカメもハウスから出て来た。

雨天餌場へ行く。昼間に給餌されたのかカリカリはあんまり食べないが缶詰はモリモリ食べる。

ビショビショのコロンをタオルで拭いて手で温める。ワカメを膝の上に乗せて可愛がる。

3匹が食べ終わり、コロンの被毛もそこそこ乾いたので長居をせずに帰ることにする。

このところ、モニー捕獲のため車で来ていたが、昨日、今日と以前のように徒歩で来ると花子を探して、どうにもいけない。家から山手までの間、ずーっと花子と一緒に歩いたのがついこないだのような気がするが、花子が消えてもう3週間以上が経過している。突然消えたように思えるが、よく考えると最後の何日かは我が家まで来てお別れを言いに来たのに違いない。それがいじらしくて悲しくてたまらない。


2008年03月18日(火) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。

今日午後、鎌倉の「喫茶由比」でキャットネットかまくらのS藤さんとお茶しながらミーティング。CNは次々と忙しいので大船猫のフォローまではなかなか手が回らないが、CNメンバーが自宅預かりをしている仔猫たちのうち、まだ3匹の里親さんが決まっていない。現在2匹に引き合いが来ている。

*****

山手でモニーがなかなか捕まらないので何かいい知恵はないかと尋ねてみた。S藤さんはもっぱら鶏の唐揚げを使うそうだ。プンプン匂って、猫が引き付けられやすいのだそうだ。今度、唐揚げを試してみよう。なにしろ、モニーは食い気より色気で困ってしまう。

午後7時40分ごろ家を出る。今日は徒歩だ。プレイロットでマロに給餌する。

山手に行くと山の中から可愛い声がしてワカメが降りて来た。誰の声かと思った!コロンもゲンキもやってきた。

今日は踊り場から「西側猫庭園」へ上り、柵の裏側へ出る。猫たちは「ママが珍しいことをしている?!」と訝りながらも勿論従いてくる。

以前のように「猫庭園池」の傍の通路を通り庭園餌場へ。3匹とも食欲旺盛だ。安心した。動物の食欲は健康のバロメータだもんね。

狸の餌場にドッグフードを置き、戻ってきたらワカメがいない。ハウス2号を覗いてみるが入っていない。

思いついて入れっぱなしにしていたカイロを回収する。ハウス2号のも回収しようとしているとワカメがどこからかやって来てハウスに入る。トイレでもしていたのだろう。

餌場を片付け、バッグ2個を植え込みの上に置いて(モニーにスプレーされないように)、給水場にトレイを洗いに行く。コロンとゲンキが来て見物している。

大して何もしていないのに、これだけでここに40分間滞在した。本当に時間が飛ぶように過ぎて行く。


2008年03月17日(月) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。

午後7時40分ごろ家を出る。駐車場に行く前にプレイロットを覗くとマロがいた。給餌する。

山手の正門に入る時に階段を見たが猫影はない。が、グルリと回って庭園後ろの坂道に駐車するとゲンキが駆けてきてコロンも現れた。餌場にはワカメも出てきて3匹が揃う。ワカメは山のてっぺんで待っていても私が来ないことが2日続いたので、ハウスで待つようになったようだ。その方がよろしい。

たっぷり給餌する。ワカメは一昨日あたりと打って変わって食欲旺盛だ。そして食後は寛いだ後、岩にスプレーして気が済んだらしくゆったりとハウス2号に入って行った。

キジーやモニーが来るかどうか分からないが、メインの3匹がしっかり食べ終わったので、残り餌と狸の餌場にカリカリを置いて帰ることに。こないだの大雨で、木にかけておいたゴム手袋の中に雨水が入ってしまったので処分した。温かくなっているで、ゴム手袋は不要だ。給水場でトレイを洗ってペットボトルに水を詰める。

今夜は山手滞在時間、たったの30分。
昨夜は睡眠時間4時間だったので、今日は早く帰って寝たい。


2008年03月16日(日) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。モニー登場。

ワカメが心配だったので午後3時ごろ山手に行ってみる。ゲンキがミニハウス3号から飛び出してきた。てっきりハウス2号にいると思ったワカメはいない。山に向って叫び、あちこち探すがどこにもいない。

J先生に電話するとすぐ来てくれるという。
到着したJ先生と一緒にスカイラインのてっぺん、鉄塔の脇から山の中へ入ってみる。数年前、やはり猫を探してM浦さんと入ったことがあるが、中は鬱蒼としているわけでもなく、見通しもよくあっさりしている。動物の隠れるようなところもこれといってない。木も少ない。

いつもワカメが待機しているような場所は端っこなので断崖絶壁になっており、我々には危なくて近寄れなかった。

J先生は「猫庭園池」にカエルの卵を見つけてSMPのカエル博士にメールを送信。私はH川さんの留守電に録音しておく。アカガエルとヒキガエルの卵、両方がみつかった。
瀬上の方では、心無い親子連れによる乱獲で、カエルの卵は壊滅してしまったそうだ。

「猫庭園池」でも、先日J先生が発見していた卵はやはり何者か(近所の悪ガキ?!悪親子?)に持ち去られたという。

話しているところへ留守録を聞いたH川さんが駆けつけてきた。卵を見て大喜びしている。

コロンがやって来たので、カリカリを与える。

何回かお替りしてトレイに入れておいたカリカリはすべてカラスのペアに食べられてしまった。

5時を過ぎたのでひとまず引き上げることにする。夜になったらいつもの給餌の時間にまた来るが、その時にワカメがいるといいのだが。

*****

7時半ごろ車で庭園へ到着。車を降りると、餌場でトレイに顔を突っ込んでいる黒い猫が目に入った。ワカメだ!空っぽのトレイを舐めている。そこへコロンもゲンキもやって来た。

ワカメは空腹だったらしく、缶詰も結構食べた。態度は全く普通で、水を飲もうとしたら、誰かに汚されていてムッとしている。そこで容器をゆすぎ水を入れると飲み始めた。が、コロンが母親のワカメを押しのけて水を飲む。

ワカメはもうひとつの容器から飲めばいいのだが、そうはせずに、伸びをしたり、身づくろいをしたりしている。具合が悪そうでは全然ない。

そのうちにまたゆっくりと「西側猫庭園」へ入り、ハウス2号に入ってしまった。

ワカメが平然としていることを、心配しているに違いないJ先生に連絡する。電話中にモニーが現れた。早速ゲンキが唸る。バッグ類にスプレーされると困るので、電話を切って、モニー捕獲の準備に入る。

モニーはコロンを追い掛け回して庭園中を走り回る。怒ったゲンキもそこに加わると、ボチャッという音が聞こえてきた。コロンが「猫庭園池」にはまったようだ。慌てて駆けつけるが猫たちの姿はなく、正門あたりからものすごい喧嘩声が聞こえてきた。

怒ったゲンキがモニーを追ったのだが、モニーに逆襲されている。ゲンキはほうほうの体で私が立っているところへやって来たが、モニーは全く平気で正門前で寝そべっている。

空腹ではなく、コロンたちを追いかけるだけなので、捕獲器には見向きもしない。それでもいつか入るかもしれないから、続けようと思う。

私のすぐ傍をウロウロしていたが、雨天餌場へ行き、「西側猫庭園」の斜面に消えて行った。北側の猫たちにチョッカイを出しに行ったのかなあ。

トレイを洗いに給水場へ行くとコロンがいた。触ってみると背中は殆ど濡れていないが、やはりお腹の側が濡れている。「猫庭園池」は浅かったようだ。

車を駐車場に置いてからプレイロットでマロに給餌する。おいしいミニ缶を与えるようになってから殆ど皆勤だ。

*****

10時前に、大船のかまどやの店長の自宅に電話する。大船猫に取りこぼしがあるようだと思うのだが、キャットネット経由だとなかなか話がうまく伝わらないので、直接尋ねてみようと思ったのだ。

店長の話では、猫の餌やりについていろんなところから中傷を受けているとかで、さほど近隣ともうまく連携が取れているとは言い難い。店長自身は全猫の把握をしていないというので、捕獲時に大活躍してくれたアルバイトのNさんと連絡を取ることになった。

Nさんは猫たちに愛情があり、とても頼りになる青年だったので、大船猫の責任者になってもらいたかったのだが、この春、学校を卒業し他へ就職が決まっており、あと1回しかかまどやに来ないのだとか。とても残念だ。Nさんがいなかったら、1月29日〜30日の大捕獲はあり得なかったのだから。

で、私が心配している「黒白猫」については、耳に糸が付いていたので、かまどや店長とNさんが手術済みと判断して、捕獲しなかったのだという。

以前にも、手術してやると言って何匹か連れて行った自称ボランティアがおり、金だけ取られて殆どの猫が手術されていなかったという経緯があったのだとか。


2008年03月15日(土) 5匹に給餌。花子欠席。O田さん来宅。

「山手ネコロジー」支援者のO田さんは極く近所にお住まいだ。何回か山手で会っているうちに意気投合し(年代は親子ほど違うが)拙宅にお招びした。午後来てもらって、いろいろと話をしているうちに時間はあっという間に過ぎ、続きはまたの機会に。我が家では猫たちがおもてなしのホスト、ホステスだ。今日は特にミーシャが甘えてサービスする。

*****

午後7時半ごろ、車で山手へ。往き帰りには徐行して花子が車の下に潜んでいないかチェックはしているのだが・・・花子もプリミほど懐っこい猫だったら・・・たら、れば、ばかりが頭を巡る。

正門前で徐行して「ワカメ〜〜!」と叫ぶが反応がない。鳴き声が聞こえたのはきっとゲンキだろう。

グルリと回って庭園餌場の後ろにつける。ゲンキが上がってきた。

トレイや水容器はすべて泥だらけだ。持参のトレイを出しているとワカメも出て来た。2匹にカリカリをたっぷり与え、水容器をきれいにする。振り向くとワカメはもう食べるのを止めてしまっている。大して食べていないのにノソノソと「西側猫庭園」へ入って行きそのままハウス2号に入ってしまった。

見に行くとベッドに入って眠そうにしている。具合が悪そうでもないので、私が2日も留守にしたのでむくれているのか?

餌場に戻るとキジーが来て食べている。缶詰やレトルトをもっと開けてゲンキとキジーに食べさせる。「キジー!」と言っているとゲンキがすごくヤキモチを焼く。

コロンもやって来たので、黄色大トレイにフードを入れて食べさせる。コロンはゲンキに甘えている。

缶詰を開けているのに、ワカメはやって来ない。ライト片手にまた見に行くが同じような格好で寝ている。撫でると気持ち良さそうにする。

キジーは食べるだけ食べるとさっさと帰ってしまう。一頃はここで寛いだりもしていたのに。モニーが来るのを警戒するようになった。

ゲンキとコロンが食べ終えたのでトレイを洗いに行く。気付くとコロンもゲンキも給水場に来ている。

帰る前にもう一度ワカメを見に行く。お腹の下に手を入れてみるととても温かい。新しいカイロは入れていない。

見た目は何でもないが、水も飲まなかったし、フードも食べないのはやっぱりおかしい。明日、日中にでも来てみようかなあ。

車を駐車場に置いてからプレイロットを見に行くとマロが待っていた。給餌する。


2008年03月14日(金) 大雨洪水注意報が発令されたため、給餌中止。プリミ、S内家へ。

朝、犬山動物病院へプリミを迎えに行き、S内家へお届けする。
Pハイツ7号棟あたりで飼われていたのが引越しで捨てられたに違いないプリミは、S内家に入ると、とても手馴れた様子で家の中を探検し、爪とぎで爪を研ぎ、水容器から水を飲んでいる。
名前はご夫妻で相談して、一番しっくりくるのを付けてもらえばいい。

慌てていたのでキャリーを置き忘れ、夕方、取りに行きプリミの写真も撮った。食事もし、トイレも使ったとかで、猫カゴに入ってぐっすり寝ていた。もう何年もここで飼われていたかのような態度!!!ともあれ、良かった、良かった。ホッとした。
幸せになったプリミのページをアップしたいが、ちょっと時間がなくていつになることやら。

*****


夕刻から雨に加えて激しい雷鳴が轟く。雨も増々激しくなってきた。一向に小雨になる気配がなく神奈川県に「大雨洪水注意報」が発令されたとテレビのテロップに出る。

午後8時半、フード付きレインコートに身を包み、餌バッグにはビニール袋を被せて、一歩玄関ドアの外へ出て驚いた。外までは数メートルあるのにもう雨しぶきを浴びる。雨風が激しく舞い雷も止まない。

私が行けば、ハウス内に入っているワカメやゲンキがきっと外へ出てくる。そしてびしょ濡れになってしまう。コロンとキジーはどこかに避難していて出てこないはずだ。

猫たちは十分に栄養が足りていて、一晩くらい餌にありつけなくても大丈夫だ。それにしても、今まで台風だろうが、何だろうが、天候を理由に餌やりに行かなかったことはなかった。激しい雨でも植え込みに隠れて待っていた猫たちがいたからだ。もう高齢のワカメは悪天候の時に、雨に濡れて待つことはしなくなった。ハウスの中に入っている。


2008年03月13日(木) 4匹にJ先生が給餌。花子、マロ欠席。

S井、頭痛により急遽、餌やりをJ先生にお願いした。

猫たちは徒歩でPハイツから来るS井を想定しているため、車でサッと正門内に入ってしまうと、給餌人到着が分からない。

J先生は30分ほども庭園餌場で猫たちを待ったが1匹も現れないという電話がかかってきた。ゲンキ、コロンは階段脇付近、そしてワカメはきっと山の石垣のてっぺん、それもPハイツ側を向いて待っているに違いないので、道路脇まで行って呼ばないと気付かないと告げ、私も駆けつけることにした。

その直後、ゲンキとコロンが出てきて、餌場ではキジーが食べているという連絡があり一件落着。ワカメも山から降りて来たはずだ。

家人にマロの給餌を頼んだが、プレイロットにいないという。
このところ毎日来ていたし、すぐ傍なので見に行ってみたが、やはりいなかった。


2008年03月12日(水) 5匹に給餌。花子欠席。キジー戻る!

最近、忙しくて睡眠不足の上、花粉症もたけなわで体力も限界に近付き、超不機嫌になっていた。「たけしの本当は怖い・・・」で昨日の2時間スペシャルのテーマは『疲労』だった。山手に行く時間なので録画しておいた。いろんな見たい番組をよく録画するのだが、今度はそれを見る時間がない。
今朝は久々によく寝て、少しユトリを取り戻した。

午後8時前、出発。プレイロットでマロに給餌する。

山手に近づくと、山のてっぺんでワカメが見張っているのが見えた。山手側に曲がったところで停車し、窓を開けて「ワッカメ〜〜!!」と叫ぶとワカメは慌てて山を駆け下りてきた。コロンも駆け寄ってきた。3匹が私の車を認識したことを確かめて正門の中へ乗り入れる。

本館を回って庭園餌場の後ろの坂道に駐車していると3匹がやって来た。
オヤ!キジーが来ている!
トレイを4つ出し、まずカリカリを与える。みんな空腹だったらしく黙々と食べ続けている。その間に水容器と黄色大トレイを洗う。

レトルトと缶詰を与える。何となくキジーの写真を撮っておこうとデジカメを取り出す。殆ど食べ終わっていたキジーだが、ストロボを浴びると気に食わなかったのか、去って行った。

ワカメを膝の上に乗せて可愛がる。ワカメは14歳にして膝乗りデビューを果たした。抱っこされるのはキモチいいものだと分かって全身を震わせて喜ぶ。猫は元来、愛玩動物なのだなあと実感する。

みんなが食べ終わったのでそろそろ片付けようとしているところへ、O田さんがやって来た。そしてトレイを洗ってくれた。

一緒に車で正門の外へ出て、しばらく車の中でよもやま話をする。
今夜はモニーは現れなかった。
何故かカエルの声も聞かれなかった。


2008年03月11日(火) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。モニー捕獲できず。プリミ里親さん決定!

今朝早くS内さんから電話があり、プリミちゃんをもらってくれるとのこと。トントン拍子にコトが運び万々歳だ。\(●^o^●)/ばんざーい♪♪ 

犬山動物病院からの電話では、プリミは血液検査の結果、エイズも白血病もなく食欲もあり至って健康だとのこと。今のところ虫は出ていないようだが、駆虫剤とワクチン投与もお願いした。更にシャンプーもしたいので13日(木)午後、手伝いに行くことになった。そうしてきれいになったところで14日(金)の朝、私が犬山動物病院へ迎えに行き、S内家へお届けする。

私はプリミに対して何の責任もないのだが、可哀相に思い、放っておけなくなったのが運のつきだ。そんな猫たちばかり。捨てた輩はその後で元愛猫たちがどんなに辛い目に遭うか考えもしない。その中でほんの一握りの幸運な子だけが、それも偶然に私のようなボランティアと出会う。何ら関係のない私たちが大変な手間隙、費用をかけて尻拭いをしていることなど知る由もなく、のうのうとしている悪徳飼い主に天罰を!!!

*****

午後8時前に家を出てプレイロットを覗くとマロがいた。
マロは昼間には全然見かけないし、毎日食べに来るわけでもない。とてもきれいなので、出入り自由の家猫ではないかと以前から思っていた。
H川さんはマロをいたち川沿いのS家の傍で見かけたという。Sさんというのはどうもルーズで、三毛猫のチビが何度も出産するのを見かねた近所の人が手術のため、動物クリニックに持ち込んだのだと後で聞いた。

三毛のチビの息子猫2匹が出入り自由なのに未去勢だというので、横浜市の助成金を使えば1匹5千円でできるので、早急に手術に持ち込むよう去年の5月からお膳立てをしているのだが、連絡するたび、来月、来週には、とか、猫が家出しているとか、帰ってきたとか、いろんな訳の分からないことを言って未だに手術を受けさせていない。

だが、マロがその息子猫のうちの1匹だとすれば、マロには去年の10月に私が手術を受けさせたのだから1匹はOKなのだが、それにしてもSさんがすべき手術を何で私が?!と腹が立つ。猫が可哀相!と心底思った者の負け、ということかな。

車で山手へ。正門前で最徐行するとゲンキは気付いた。窓を開けるとワカメも気付いて山から降りて来た。そこで、そのまま正門を通り、いつものように庭園餌場方面へ左折せずに直進し、本館の前をグルリと回った。捕獲器を載せるのに、車を下向きにしておいた方が便利だからだ。

直進して行ったので私の車ではないと思ったのか、ワカメは庭園餌場に来ていない。ゲンキのみ。仕方なく、歩いて戻り、ワカメを呼びに行く。ワカメは来たがコロンがいない。

2匹に給餌し、カイロも替え、待っていると、「猫庭園池」の方からモニーがやって来た。狸の餌場にカリカリがないので訝しがっている。それでは残り餌の入った黄色大トレイから食べようとやって来た。

黄色大トレイは車のトランクに隠し、捕獲器をセットする。焼きカツオをぶら下げたのだが、近くにいても全然興味を示さない。元々空腹でここへ来るのではなく、どうやら餌場は別にあってここへは単に遊びに来ているというふうなのだ。

モニーの行く先々へ捕獲器を持って行くが、空振りだ。道路でひっくり返ったりしていたが、そのうちに雨天餌場の方へ上がって行き、いなくなってしまった。

キャットネットかまくらのS藤さんから大船猫のとりこぼしのことでメールが入り、不在着信もあった。こちらから電話していると、コロンがやってきた。モニーの出現に苛立っているゲンキがコロンを襲う。電話片手にトランクから黄色大トレイを出してコロンに食べさせる。

今週はプリミのことなどで忙しいので、大船猫のとりこぼし黒白猫捕獲は来週にしてもらう。CNかまくらの方も、ペルシャの母子5匹を発見!という報を受けてアタフタしている。見つけて通報だけする人も多い。疲れるなあ。

9時近くになったので捕獲は諦めて帰ることにする。慌ててトレイを洗う。
「猫庭園池」では今夜もコロラチュラソプラノでカエルが鳴いている。まるでオペラのアリアだ。


2008年03月10日(月) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。プリミを保護。

昨日の三毛猫【プリミ】のことで今朝、H川さんから電話がかかってきた。
プリミは、イタチ側沿いのS家の三毛猫【チビ】ではないとH川さんは断言する。そういえば違うような。実は私は遠目にチビを2回見ただけなのだ。
H川さんが昨夜メールしておいたというそのメールは以下:

≪遅くにメールします。
玄関前で三毛猫が鳴いていました。
お腹がすいているようで、餌をやったらがつがつ食べています。
捨て猫でしょうか?それとも迷い猫でしょうか?
人懐っこいです。それにしても玄関ドアの前で鳴いていて困りました。
植え込みに猫ベット?がありましたので北ベランダの下に置いておきました。≫

今朝は7時ごろにまたやってきたので給餌したところ、北ベランダ下のベッドで寝ているとのこと。我が家のベランダから見える位置なので、眺めてみたがはっきりとは分からない。ベッドつきなら、やっぱり引越した元住民がプリミをベッドもろとも捨てて行ったのだろう。

そんな目立つところで寝ていては、他のオス猫に襲撃される恐れは勿論のこと、悪童どもに虐待される可能性大だ。つい最近もあのオセロが悪童に追い回されて1週間も姿を消していたという。猫虐待のゲームが流行っているともいうし。

近ごろの悪童は本当に始末に負えない。各棟の芝生は立入禁止なのだが、全く無視して走り回る。今日も5〜6人が群れをなして大声を発しながらドタドタと芝生を削り、桜の枝を踏みしだきながらの乱暴狼藉だ。注意しても聞かないどころか、アッカンベー!やイーだ!をする始末。

いつまでも止めないので管理事務所に相談した。管理人夫人がやって来て毅然と悪ガキどもを追い払ってくれた。助かった!こんなガキどもが猫虐待をするのだろうなあ。

増々プリミちゃんのことが心配になり、S内さんにもらってくれないか打診するべく写真付きメールを送っておいた。

*****

山手ではモニー捕獲があるので、7時50分ごろ、車で出かける。「山手スカイライン」の下に白いバイクが停まっていて少年が階段に腰掛けていた。徐行したのだが、猫たちは私の車に気付かなかったようだ。

とにかく庭園餌場の後ろの坂道に駐車していると、ゲンキだけがやってきた。中から踊り場へ行ってみると。柵の向こう側にさっきの少年が少女と並んで座っている。結構暗い。

真後ろから「ワッカメ〜〜!コロン〜〜!」と叫ぶとそのカップルは驚いて振り向くが無視、無視。

私の声を聞いてコロンが職員寮の坂道から駆けてきた。ワカメは来ない。山の向こう側にいると声は聞こえないらしい。

ひとまずゲンキとコロンに給餌しておいて、正門側から出てワカメを呼びに行く。

モニーが出てくるのを待つ間、ワカメを抱っこして可愛がる。

8時50分まで待ったが、結局モニーは来なかった。キジーも来ない。

車を駐車場に置き、家に向っていると4号棟の端っこの自転車置き場から猫が出て来てこちらに向ってくる。アララ、プリミではないか。甘えて従いてくるが、ニャーニャー鳴いて後を追うというふうでもない。何か諦めたような様子が見える。
一昨日だったか、5号棟の端っこで鳴いていたのを家人が目撃している。

どうも、そのままにはしておけなくて、5号棟プレイロットまで誘導する。そこで、給餌しようとしたが空腹ではないのかあんまり食べない。キョロキョロ辺りを警戒しながら少しだけ食べた。

さんざん迷ったが、里親探しをする決心をして、即預かってもらうべく犬山動物病院に電話する。長いコールの後、夫人が出た。私が2年前に保護した【ロリス】をこよなく可愛がってくれている方だ。かくかくしかじかと事情を説明すると、院長は10時ごろには戻るので電話させるとのこと。

家人にキャリーを持ってきてもらい嫌がるプリミをキャリーに入れ、ひとまず我が家の浴室に置いておく。我が家の猫たちは興味津々だが勿論遠ざける。

すると、私からのメールを見たS内さんから電話がかかってきた。写真を見て相当乗り気になってはいるが、相次いで愛猫を亡くしたショックが大きく、即決できないという。それでも飼う方向で前向きに検討してくれるとのこと。S内家にもらわれたら私はとても嬉しい。

10時ごろに犬山動物病院の院長から電話があり、すぐにプリミを連れて駆けつける。採血はしたが検査は明日になるとのこと。フロントライン投与をしてもらう。丁重に預かりをお願いする。プリミはとってもおとなしくこの上なく良い子だった。

今日も大変忙しい日だった。


2008年03月09日(日) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。

今日は忙しかった。
Pハイツ6号棟に懐っこい三毛猫が現れたとの写真入りの一報が部員からJ先生に入り、それが転送されてきた。
見たこともない猫だが何しろ三毛猫だ。すぐ捕まえるように言い、駆けつけてみた。・・・結論からいうとこの三毛猫(推定2歳、体重4kgくらい)は手術済みで家猫だったようだ。

どうも、近隣のS家の猫に似ている。電話してみるとS家の『チビ』は家にいるという。本当かなあ?このSさんは家猫の手術、室内飼いなどについてはとてもルーズでさんざん振り回されてきた経緯がある。俄かには信じ難い。
ともあれ術済みなので、元の場所で放した。餌やりさんは複数いる。

*****

モニーの捕獲に着手すべく午後7時に出発。
風がビュンビュン吹いて、完全装備をしていても花粉症の身には辛い。
捕獲器を積んで車で山手へ。庭園餌場に到着すると、どこからともなくワカメが現れた。ゲンキもやってきた。2匹にカリカリを与える。水を替えているとJ先生も駆けつけてきた。

しばらくするとコロンがやってきた。コロンにも給餌する。

餌場に腰掛けてJ先生と話をしながらモニーの出現を待つがさっぱり現れない。

今夜もカエルがいい声で鳴いている。J先生んちの池のカエルたちはゲコゲコとパバロッティ並みの声で鳴くそうだが、「猫庭園池」のカエルたちはソプラノだ。

9時になり、ガードマンが車を外へ出してくれと言いにきた。そこで今夜は終了することに。J先生には帰ってもらい、私は車を正門前まで移動させてまた庭園餌場へ。

みんな出てきてまた食べ始める。トレイを洗い、捕獲器を回収する。

9時半ごろ帰宅する前に5号棟プレイロットを覗くとマロが待っていた。給餌する。


2008年03月08日(土) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。モニー出席。ポン?出席。

朝、J先生から電話があり、昨日の夕方、モニーがひどくワカメを攻撃していたという報告を生徒から受けたという。モニーがワカメの顔面を殴りつけ、ワカメは1メートルも吹っ飛んだというのだ。ワカメが怪我をしたのではないかとみんなで心配しているとのこと。

???ワカメは昨夜、いつも通りに、私の姿を見つけてゲンキと一緒に道路を渡って迎えにきた。庭園餌場でもよく食べて、久々に膝の上に乗せて可愛がったが、顔も身体も一切怪我などしていなかった。

ワカメもコロンも派手に騒ぐので、すさまじい喧嘩のように見えるし、身体の小さいメス猫が苛められているように見えるのは確かだ。
庭園のあちこちにモニーがスプレーするのでワカメが怒って対抗してあちこちの岩にスプレーしている。ともあれ、モニーの去勢は急務だ。

*****

7時40分に家を出る。プレイロットの植え込みにマロが待っていた。ミニレトルトを与える。

山手へ行くとコロンが真っ先に駆けてきて山からワカメが降りてくる。ゲンキも来て3匹集合。

庭園餌場へ行きしっかり給餌する。ゲンキはキョロキョロしているがモニーもキジーもやって来ない。

早めにカイロを取り替えてしまう。

ワカメは私の横に来てじっと座っている。そこへコロンがやって来てワカメに頭を舐めてもらう。ワカメはいつもより丁寧に舐めてあげている。するとコロンもワカメを舐め返している。

ゲンキが「西側猫庭園」の中を凝視している。モニーでも来たかと思ったら、道路へ現れたのは何と丸々した仔狸だった!疥癬が治ったポンかな?『ポン』は一旦行きかけたが戻ってきてじっとこちらを見る。

餌を食べに来たに違いないのだが、我々が陣取っているので、どうしたものかと思案していたが、結局本館前庭園の方へ行ってしまった。

みんなが食べ終わったので、トレイを片付ける。バッグ類を高いところに置いてから給水場へ行く。

餌に戻ってきたら、モニーが来て狸の餌場でカリカリを食べ始めた。
モニー捕獲作戦を練らないと、と思い、モニーの傍に行ってみる。モニーは逃げはしないが、あからさまに迷惑そうにする。その顔がまた面白くてかわいい。

ゲンキがやってきて唸っている。モニーは食べるのを止めて階段を上がっていき、コロンたちが潜んでいる「西側猫庭園」の中に入る。いつの間にかワカメはいなくなり、コロンだけが座っている。コロンはモニーを恐れていない。

モニーは狸の餌場に戻ってカリカリを食べ始めた。

さて帰ろう。ゲンキが従いてきた。


2008年03月07日(金) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。

今夜は午後8時過ぎに家を出る。
プレイロットの植え込みにマロがいたので給餌する。
このところおいしいレトルトを与えているので期待に燃えて顔を覗かせている。

山手に近づくと待ちかねたワカメとゲンキがもう道路を渡ってきている。すぐに一緒に戻るのに。

コロンは踊り場の奥にいてすぐに降りて来た。3匹を連れて庭園餌場へ。キジーは今夜もいない。どうしたのかなあ?

モニーが来る前にカイロを取替えてしまう。バッグを置いたまま離れるとスプレーされてしまいそう。

紛失していたトレイが3個重ねられて置いてある。部員が回収してくれたのかな。

今夜もみんなよく食べる。ワカメが周りをウロウロしているので抱き上げて膝に乗せて可愛がる。ワカメは喜んでいつも私の袖にヨダレを垂らす。

ふと気付くとホロホロと鳴くのはカエルではないか!大合唱だ。今夜が初めてかなあ?数日前にも犬の鳴き声のような声が遠くから聞こえていたが、もしかしたらあれもカエルの声?いや、やっぱり今日のが今年初めてだと思う。H川さんに知らせてあげよう。

トレイを片付けて給水場に行く前にバッグ2個を高いところに避難させておく。こないだスプレーされた大バッグは捨てた。小さい方は洗った。

トレイを洗い、ペットボトルに水を詰める。ゲンキとコロンが傍に来ている。

「猫庭園池」を見に行く。やっぱり泥だらけで水は少ししかない。こんな条件の悪い池でも、カエルは喜んで鳴いていたのか。自然はスゴイ。
ゲンキとコロンがまたそばに来ている。何を思ったかゲンキがしつこくコロンに襲い掛かる。

コロンの悲鳴を聞いて母親のワカメがハウス3号から飛び出してきた。今日は2号に行かなかったらしい。

ワカメが1号の前まで来るとゲンキがワカメをしつこく襲う。ワカメは1号に飛び込んだ。アララ、1号の中はモニーのスプレーで臭いはずだが。
でもワカメは出て来ない。カイロも入っていないが、ワカメは中で身づくろいしている。匂いは飛んだのかしらん?





2008年03月06日(木) 3匹に給餌。花子、キジー、マロ欠席。モニー出席。

午後7時40分に家を出る。

マロは往き帰りともにプレイロットにいなかった。

山手ではワカメ、コロン、ゲンキがすぐに集まる。庭園餌場に行くとトレイがまた紛失していて1個しかない。いつも持参している新品を2個出す。

3匹が仲良く食べていると、スカイラインの踊り場の方から猫の鳴き声が聞こえてきた。その前から3匹は盛んにそちらの方を気にしていた。鳴き声を聞いて3匹とも食べるのを止めて散らばってしまった。

やって来たのはやっぱりモニーだった。あんなにあちこちスプレーするんじゃ嬉しくない。スプレーが始まったので閉口した(無責任な悪い)飼い主に捨てられた可能性も高い。

ワカメが石に向って後ろ向きになり、尻尾を立ててスプレーしている。縄張りを脅かされて怒っているようだ。

モニーは狸の餌場でカリカリを食べている。可愛い顔をしている。

荷物を置いたまま、給水場に行くとその間に荷物にスプレーされるだろうから、植え込みの上にバッグ2個を置く。

給水場でゆっくりしたくないので、トレイを家に持ち帰って洗ってくることにした。

餌場に戻るとモニーがいなくなっている!と思ったら「西側猫庭園」の中にコロンがいて、モニーもいた。

モニーは出てきてワカメのスプレー痕を嗅いでいたがその横に更にスプレー。スプレー合戦を繰り広げられては臭くてたまらない。
やっぱり、モニーは秩序を乱す侵入者か?!
ゲンキは負けたのか、「東側猫庭園」でおとなしくしている。

コロンが果敢にもモニーに跳びかかりかかっている。モニーは「おー、こわ!」と怯んだフリをしている。

モニーは相手がいないので、ニャーゴニャーゴと変な求愛の声を出しながら本館への坂道を上がっていった。残念でした。この辺に未手術のメス猫はいないからね。

モニーも捕獲しないといけないが、さて、どうやって?捕獲器を仕掛けると真っ先にゲンキが入るに決まっているし。困った。

家を出てから山手への往復の道すがらがまだまだ辛い。ピーチと花子の思いでがいっぱい過ぎる。ピーチは手厚く最後の日々を看取ったから多少なりとも納得がいくが、その点、花子はSOS?と思う間もなく掻き消えてしまった。取り残され感にうちひしがれる。
小学校や、管理事務所、環境局などに尋ねることも考えたが気が進まない。


2008年03月05日(水) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。モニー出席。

午後7時40分に家を出る。プレイロットにマロはいなかった。

山手に近づくと山の上から鳴き声がしてワカメが道路を渡ってきた。一緒に山手側へ渡る。

ワカメだけ?と思っていたら、「東側猫庭園」からゲンキが大きな鳴き声とともに駆け下りてきた。

一緒に庭園餌場へ行く。キジーもいないし、たった2匹かと思っていたら本館側庭園の方からコロンが走ってきた。そしてコロンはものすごい食欲だ。

J先生と8時ごろにここで待ち合わせをしている。車がやってきた。立ち話をしているとJ先生の車の後ろをモニーが通った。

それからモニーは餌場をあちらこちらと移動する。その度にゲンキは唸る。

誰かが坂道を上がってくる。覗いてみるとO田さんだった。J先生を紹介する。大きな袋を抱えていたO田さんはすぐに帰ってしまった。

J先生は帰り、私は写真を撮ったりしてから、トレイを洗うため給水場に行く。

戻ってきたら、モニーが狸の餌場にいて「東側猫庭園」にいるゲンキとにらみ合っている。近寄るとモニーは特に逃げるでもなく、餌場の方へ上がって行く。そして、私の小さい方の餌バッグに向ってスプレーの構えをするではないか!!!慌てて止めさせたが、バッグにはしっかりスプレーの染みが!(>_<) 洗わなくちゃ。

帰りにプレイロットを覗くとマロがいた!給餌する。

帰宅し、大ショルダーバッグを所定の位置に置くとサミーがやってきて盛んに匂いを嗅いでは変な顔をしている。エーッ!バッグを嗅いでみると臭い!猫のスプレーの匂いだ!モニーにやられた!あーあ、このバッグは捨てなくちゃ。小バッグは洗おう。

6年以上給餌をしているが、こんな目に遭ったのは初めてだ。これで臭いスプレーをハウス1号内のベッドにひっかけているのはモニーだということがはっきりした。ケシカラン!近いうちにナントカしなきゃ。





2008年03月04日(火) 4匹に給餌。花子、マロ欠席。モニー出席。

花子がいないのでどうにも気が重くて仕方がない。花子が私に従いて回ったのはやはり、何か(体調不良とか)を訴えたかったに違いないのに、それを汲み取ってあげることができなかった。家猫ならすぐに異変に気付くのに。最後の日にはもしかしたらスンナリ捕まったかもしれない。多くの猫を見送り、行方不明の猫も多数で、その都度悲しい思いをしたが、今回は参っている。(>_<)

7時40分に家を出る。プレイロットにマロはいなかった。

山手に行くとコロン、ワカメ、ゲンキが駆け寄ってくる。3匹を連れて庭園餌場へ。するとキジーがいる!良かった!が、キジーのお腹はぺちゃんこだ。今まで5日間どうしていたのだろうか?

4匹に給餌していると、ゲンキが唸り始める。見るとモニーが来ている。狸の餌場のカリカリを食べ始めた。キジーは「西側猫庭園」へ逃げてしまい、そのうちにいなくなってしまった。

ワカメとコロンも食べるのを止めて一段上に上がって様子を見守っている。

雨がどんどん降ってきた。傘がなくびしょ濡れになりそうだったので、カイロだけ入れ替えてトレイは明日洗うことにする。

雨の中ゲンキとコロンはまだ盛んに食べている。モニーはいつの間にかいなくなっている。

花粉症がひどいのでマスクは欠かせないが、メガネが曇ってしまって前がよく見えない。その上、メガネに雨もかかって増々見えない。そこでマスクを外して帰ったが、雨なのにたっぷり花粉は舞っていたらしく、帰宅後、目がものすごく痒くなりくしゃみもしばらく止まらなかった。


2008年03月03日(月) 4匹に給餌。花子、キジー欠席。

7時45分に家を出る。プレイロットの植え込みを覗くとマロがいた。給餌する。

今日も一日花子のことを考えては涙ぐんでいた。確かに2日続けて欠席してみたり、7ヶ月ぶりに5号棟へ戻ってきたり、これまでとは違う行動を取っていた。然し私に従いて歩く足取りは軽かったし、何より食欲があった。

常々花子は可哀相だと思っていたが、こんなことになるとは夢にも思わなかった。山手猫の中では一番若い6歳半だ。

花子にライトを当ててよく見るんだった、とか、従いて回ったんだからもっとそばにいてやればよかった、とか悔やまれる。

先週の日曜日、我が家入り口の自転車置き場の隅にトレイを置き、カリカリを入れて花子が食べ始めるのを見届けて家に入った。そして15分後くらいに6号棟へ行く用事があり、まだその辺に花子がいるだろうと思いながら外へ出た時には、あまり食べていないトレイが残っているのみだった。

プレイロットを通って6号棟へ行ったのだが、その辺りの車の下や自転車置き場などにはいなかったのだろう、出てくるかと思ったがその気配はなかった。あんなにニャーニャー鳴いて従いて歩くのに触らせないことは致命的だ。今後もし出てくるようなことがあれば何としてでも捕まえよう。それからどうするかは、捕獲できてから考える。

雨がポツポツ降ってきたので傘を持って山手へ。今夜はコロンが戻っていた。ワカメ、コロン、ゲンキを連れて雨天餌場へ。

みんなよく食べた。ワカメは娘のコロンが戻ってきたのをとても喜んで盛んに舐めてやっている。雨は一時だけで、もう降らないようだ。
キジーは今夜も来ない。これで5日間連続で欠席だ。今までこんなに欠席が続いたことはなかったので段々心配になってきた。花子は8日間欠席。

一旦カイロだけをハウスに入れに行く。ワカメは目の前でハウス2号に入った。コロンもゲンキも庭園餌場にやって来た。

雨天餌場に荷物を取りに行き、庭園餌場に戻る。

狸の餌場にカリカリとドッグフードを置く。

黄色大トレイにフードの残りを入れ、缶詰を足しておく。

1号棟前駐車場の歩道にバイクを停めようとしている人がいる。ニャオニャオとくぐもった声が聞こえたような気がする。花子の声とは全然違うが・・・


2008年03月02日(日) 2匹に給餌。コロン、キジー、花子、マロ欠席。

今朝はJ先生と一緒に京浜東北線の大船回りで、湘南モノレールに乗り西鎌倉へ行った。キャットネットかまくらのS藤さん宅でもろもろ交歓会だ。このところ、「山手ネコロジー」はキャットネットかまくらと共同作業をしている。会長のM田さん以下、理事たちも揃い、S藤さんの妹さんお手製のちらし寿司やご馳走に舌鼓を打つ。(と言ってもベジタリアンのJ先生はサラダの野菜のみ。)

どこの団体も人間関係の悩みが深く、高い志を貫こうとしてもそうした雑事にエネルギーを吸い取られてしまうのが辛いところだ。
それぞれやり方は違っても、心あるグループが、ひとつの大きな目的(人間や動物は勿論のこと、この地球上の動植物、環境を労わり慈しみ育むことが出来るような法律を作ること)に向って一致団結できたら嬉しい。

*****

午後7時40分に家を出る。花子が失踪しているのでとても気が重い。
プレイロットにマロはいなかった。

足取り重く山手へ向う。
いないと分かっていても毎日、道路を渡って1号棟ミニプレイロットへ行く。花子がいるなら向こうから跳び出してくるはずなのだが。

1号棟前駐車場に沿って歩いていると鳴き声が聞こえたような気がした。慌ててフードを外し耳を澄ます。また聞こえてきた!が、よく聞くとそれは赤ちゃんの泣き声だった。花子なら鳴き声と共に足元にまとわりついているはずだし。

余計にガッカリして歩いているとまた鳴き声が!と思ったらワカメが山の上から私に向って鳴いている、いつもの声だった。

ワカメが道路を渡ってこないうちにこちらから駆け寄る。ゲンキも山から降りて来たがワカメはプンプンしていてゲンキに当り散らしている。コロンは今夜もいない。

庭園餌場に行くがキジーも欠席のようだ。数ヶ月前、キジーの口内炎が心配でせっせと写真を撮ったりしたのだが、キジーは痛がりながらもよく食べて太っていたのでいつしかひどく心配することを止めてしまった。先月からキジーも結構欠席が多い。なのに、キジーよりも花子の方がずーっと心配だ。

何故だろうと考えてみると、キジーが強そうなのに比して、花子はとても哀れなのだ。外猫のメスはとても分が悪い。身体が小さいのでオス猫たちに食料を奪われる。母猫は子育てのため火事場のバカ力的なエネルギーを振り絞って頑張るが、手術済みのメス猫はそういう頑張る要素もないため増々不利になる。勿論、自分は食べずに子育てをさせられる未手術の母猫が一番かわいそうなのだが。

私が山手に行き始めた6年前から考えても、ゲンキたちに追い出されたメス猫は、パンダ、小桃、ラッキー、さくら、かりん、花子と6匹もいる。まだいるのは、Y野さん宅で保護されている18歳のパンダと北側へ逃げたかりん、Pハイツへ逃げた花子だけだ。

かりんも北側でいろいろと苦労しているらしい。花子はPハイツ内でもオス猫の来襲を避けて転々とした。そうして遂に失踪だ。悲しくてたまらない。

ワカメとゲンキに給餌する。モニーも来ないしシーンとしている。2匹とも寂しそうだ。

カイロを取り替えて戻ってくるとワカメも餌場から動かない。珍しく脚にスリスリするのでワカメを抱き上げる。いつものようにギャーと言わない。抱いてほしかったようだ。

ワカメを撫でながらボンヤリと花子たちのことを考える。ノワールも新黒も最後にはお礼を言いに来た。花子が5号棟に舞い戻って姿を消したのは最後のお礼を言いに来たのだろうか。ノワールも新黒も殆ど食べられなくったのだが、花子は食べていた。

満足したワカメは自分から膝を降りて水を飲みに行った。トレイを洗って戻ってきても、ゲンキは食べているしワカメもそばにいた。

ノロノロと帰る。
歩いているとゲンキが一緒に歩いている!よほど寂しいのか?1号棟前駐車場に入った。振り向くと、太った身体を揺すってガニマタで追いかけてくるに決まっているので、そのままスタスタと立ち去る。


2008年03月01日(土) 3匹に給餌。コロン、花子、キジー欠席。

今日も花粉が大量に飛び、大いに苦しんでいる。

午後7時20分に家を出る。プレイロットの植え込みにマロはいた。昨日のレトルトがおいしかったのだろう。トレイを忘れたので新聞紙をトレイにしてレトルトとカリカリを与える。

やはり花子は出て来ない。日記をチェックしてみると去年の7月18日まではピーチがいなくなってひとりぼっちになっても5号棟に踏ん張って食事していた。ところが翌日の7月19日からは1号棟に舞い戻ってしまい、それっきり。

山手の帰りに私の後を付いて来ても、小学校の正門止まりだったのが、こないだから3回、5号棟まで戻ってきた。私にまとわり付くような素振りだった。そして失踪だ。膀胱炎かもしれなかったが、弱ったりしているようなところはなかった。変わった行動をすると、「今までのお礼を言いにきた」ような気がして不安になる。

花子は触らせない猫だったので治療ができない。例え、何とか捕まえても信頼関係はなくなり、たった1回の治療で終ってしまう。餌に混ぜて薬を3週間与え続けたと思っていたのだが、花子の口に入らなかったのだろうか?それとも何か別の病気だったのだろうか?

花子が6日間も出て来ないのは全くおかしい。去年12月には皆勤で今年1月には1日だけ欠席だった。それが、2月後半には欠席が続いた。何かがおかしい。それでも出て来た時には変わりなく元気で食事量もいつもと同じくらいだった。こんな消え方をされては心配でたまらない。病気だとしたらどこかでうずくまっているだろう。一体どこで?

山手に行くとワカメだけが山の上から降りて来た。1匹だけ?と思ったらゲンキが階段から降りて来た。コロンはいない。

庭園餌場に行くと「西側猫庭園」の奥でガサッと音がして、ゲンキたちがその方向を凝視する。狸かアライグマだろう。

キジーも来ない。キジーこそ花子以上に欠席が多かった。
寂しく2匹に給餌する。

カイロを替え、トレイを洗って早々に引き上げる。
ゲンキも寂しがって甘えながら従いてくる。

帰りにも花子の気配は全くない。
6年前、生後半年くらいだった花子に踊り場で初めて会い、写真を撮った時のことはよく覚えている。兄の太郎も母の小桃も非業の死を遂げた。父のプリンスは天寿を全うしたが。


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