甘えた関係




甘えた関係
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2001年12月31日(月)
D・K・グループ

めずらしく朝ご飯をおかーさんが作ってくれた。
彼女なりに、「なにかしなきゃ」感はあるのだなぁ、と、少し新鮮で良い気分になった。
たとえ、それが、お餅焼いただけでも。
そのあと、9時30分まで勉強して、それからとりあえず、12時まで眠った。
お昼に、2日くらい前から、ちょこちょこと用意をして作っておいた、松前漬けを出してみたら、それほど好評ではなく、少しばかりがっかり。
まぁ、普段そんな作らないから、なんだろうけれど。
数の子は普通におしょうゆとかつおぶしで出したほうがウけるということを、学んだ。
夕方くらいまでまた勉強をする。
夕食を作って、メニューをお品書きにして冷蔵庫にはりつけて、ハルちゃんに頼まれた20時までの巫女さんバイトをすることに。
ハルちゃんちのじゃないのに、することに。
てゆか、あたし、勉強したいんだけれどなぁ。
カナメくんと2時間くらい会うことができて、お外でずっと話したりして近況を報告していた。
あたしは巫女姿。
付き合ってからは、「好きよ。」とかそーいうのの前に、まず互いを理解しておきたい。
付き合う前はじゃぁどうなんだっていうハナシはパス1。
22時過ぎに帰宅したら、夕食がかなり残っていた。
妹になにかあったのかと聞いたら、まず、おとーさんが夕方からお酒をのみはじめ、おつまみを自分で作って、それで夕食としてしまったらしい。
それから、祖母が妹にお餅を焼いてもらって、それで夕食としてしまったらしい。
で、妹は、作ってある夕食のなかから、好きなのだけを食べたらしい。
なるほど。
あたしは夕食はハルちゃんちで食べちゃったので、もう食べれないし。
とりあえず、ヤマダの宅に炊き込みごはんと茶碗蒸しを差しあげておいた。
残りは、どうにもならないでしょうから、気持ちシャットアウトして、捨て。
それからまた勉強。
23時くらいに、年越しおそばを作った。
それからまた勉強。
何気なく、昨日のあのあとから、部屋に祖母がはいってこれないように、しておいてあったりする。

□ごはん
朝:お餅(1つ)
昼:お寿司・お豆腐と海草のお吸い物・里芋の煮ころがし・松前漬け
夜:ヒラメのお刺身・蕪と胡瓜と大根のぬかみそ漬け・豚汁・エリンギと豚肉の炒めもの・炊き込みごはん・茶碗蒸し
おやつ:お蕎麦(1/2人前)

■音楽・本・映画
・「憲法(第三版)」(佐藤幸治)
京都大学教授らしい。
詳しく書いてあるから体系的に学べて良いのだけれど、なにぶん高い。
4272円、プラス税。

□明日の予定
・明ける。

■メル
・ハルちゃんと。
<行ったんだろうな?>ってのとか、<どこにいるのよ。>てのとか。

□会話
・カナメくん:『・・・・・・ぐはっ。いや、わるかった。逃げんなよ。来い。』
夕方の5時間程度でもレジ打ちでも、巫女バイトだったため、巫女装束を着ていたのですよ。
で、カナメくんと会えたのですけれど、合間に。
指さして笑うのは失礼って思ったという咄嗟の判断だったってのは理解できるけれど。
右手を手のひら上に向けて、「さぁ。」ってカンジでささなくてもいいでしょうが。
おまけに、笑うし。そのあと命令口調だし。
珍しかったから、思わず、従っちゃったけれど。
りんご飴買ってもらってその場で食べながら歓談してた。


■睡眠時間
・4時間くらい
1日の2時から6時まで。

2001年12月30日(日)
ガラスの仮面の告白

朝11時前に起きて、少し勉強をすすませたあと、フローリングを拭いてワックスをかけた。
そのあと、徒歩で買い出しに。
うちは、ごらんのとウりおかーさんが主婦業を放棄してるので、夜くらいまで今日は勉強があんまり出来なさそう。
憲法まったくメドがつかないのに。
鬱になりそーになる。
が、祖母がいる間はなっているヒマないので、人格を適当に配合させて切り替え。
おかーさんが主婦業を放棄しているのをいいことに、祖母はやってきては、宅の「欠陥」について「奇妙」とか「おかしい」とか言うのだ。
家族を軋ませるそれだけは避けたいので、この時のあたしは、潤滑油な存在に変貌する。
おとーさんのカオをたてて、聞き分けのいい子供を演じて、「おかしい」なんて言わせない表皮を作るのだ。
いざ、発射。
気合をいれて、洗濯もした。
昼ころ、祖母がきた。
おとーさんから駐車場からケータイで連絡があったので、荷物もちのために、マンションと駐車場の間を2往復くらいする。
戻ってきたら、お茶と用意しておいたお茶菓子をだして、妹も自室から呼び出して、居間で最低20分は談笑。
こないだ130万やらルビィとダイヤの指輪やら、あまくも、目の前で遺産相続の紙を出して分配を記入しはじめやら、していたくせに、10万またもらう。
いらんっつの。
おもわず、また、つまむようにしてもらってしまった。
失敗。
したぶん、演技な微笑で装う。
お昼を作っていたら、「おもちがたべたい」と祖母が言い出したので、焼き網でおもちを磯辺焼きにして出す。
案の定、お昼はあんまり食べてもらえなかった。
「なぁにこれ?」と、中華スープの匂いを嗅がれ、少しムっとしながら、説明をするが、ただ聞いただけで興味はなかったらしく聞いていなく、ムカっとした。
が、「おいしい」と連呼したので、お昼のあと、中華スープの素のストックをさしあげる。
たぶん、絶対使わないだろうなぁ、と確信しつつ。
洗濯物を洗って干して、宅配便を管理人室まで取りにいたときが、一番安らいだってのは、いかがなものか。
おもっきし主婦してるじゃないの、心理まで。
そうツッコミつつ、祖母の寝台を用意し、祖母専用のテレビを用意する。
お茶を何度か出して、4時くらいまで居間ですごしたあと、自室に戻ってお勉強。
ふと後ろを向いたら、ドアがひらいて、訝しげに祖母が部屋のなかを覗いていてびっくりした。
声くらいかけてください。
「なにか用?」
勉強していたのを隠しつつ聞いたのに、気づかれていたらしく(いつからのぞいていたのですか)、「えらいねぇ。」と、またお金を渡された。
あと、1時間近く、自室に居座られる。
ベッドの上に座り、タンスやら本棚やらを探索していた。
なにしてるんでしょう。
眺めながら思った。
出来るだけ勉強をしておきたかったので、夜はおなべにした。
いつものように、お風呂に祖母と一緒にはいり、髪と身体を洗い拭いたら、またお金をもらった。
安いコンパニオンの気分になるですよ。
22時くらいに祖母就寝。
ネトにつないでチャットをかなりひさしぶりにしつつ、勉強もしつつ。
1時少し前くらいに、カナメくんから今帰宅しましたの電話がくる。
今日一日のはなしをしたら、ずーっと聞いてもらえたので、
「そっちはなにかあった?」
聞いて、こんどはあたしがずーっと聞いていた。
明日、ナゼかハルちゃん関係の宅にて一日巫女さんをやるので、カナメくんも呼ぼうと唐突に孤高に発案。
メルにて連絡をするのは便利だけれどさっきまで電話をしていたのだけれど、もっかい電話をして約束をとりつけた。

なんだか、しばらく愚痴日記になりそうだ。
姑のいる主婦ですか、あたしは。

案の定、勉強のノルマが終わらなかったため、結局この日は眠らなかった。

□ごはん
朝:なし
昼:中華スープ・ぎんなん焼いたの(おとーさんのお酒のつまみ)・ハム(お歳暮でもらったもの)・さやえんどうの卵とじ
夜:蟹なべ・烏賊の塩辛・鶏肉とジャガイモを煮たの・しぐれ・蕪と鯵の生寿司(今日の朝日新聞朝刊レシピ)

■音楽・本・映画
・「行政書士過去問マスターDX 廖陛豕法経学院出版)

□明日の予定
・カナメくんが実家に帰る。
お見送りをできない、なんとも当り散らしたいトコロ。

■メル
・とくになし。

□会話
・敢えてなし。

■睡眠時間
・0時間。
普段なら、朝から昼まで眠るのだろうけれど、祖母来襲のためそれができず。


2001年12月29日(土)
どちらかが魔女

起きたのは12時過ぎていた。
てゆか、いくらお勉強してもその分ぎっちし眠ってたら、意味ないんじゃねの?
てゆか、ゲームしながらお勉強だなんて余裕もうないだろ?
うーん、悩みどころです。
午後からは、明日から父方の祖母がお泊り(祖父はこない。ナゼだ。)にくるので、大掃除してました。
ソファベッドをベッドにして、祖母用の寝室を作ったり。
妹の部屋の床をウッドカーペットにしたり、ホットカーペットにしたり。
畳をはりかえたり。
つかれた。
だから、夕飯は手抜きでおなべ。
明日からご飯に手抜きできないしー。
キムチ鍋のシメはやっぱラーメンでしょう。
つかれた・・・おべんきょしなきゃ。
明日は午後には祖母が来訪してるので、家んなかをもうちょっとお片付けしなくてはいけません。

□ごはん
朝:なし
昼:たこ焼き
夜:キムチ鍋・鯵のお刺身・かきたま汁

■音楽・本・映画
・「刑法と判例」(石堂功卓)
これはちょっと読みにくいかも。
憲法と民法はキライだから、合間に刑法の本を読んで、テンションを高めていた。


□明日の予定
・祖母が来襲。

■メル
・とくになし

□会話
・カナメくんと電話でいろいろ

■睡眠時間
・4時間くらい
30日の1時から5時まで。



2001年12月28日(金)
みんな輪っかになってるの

夕方、母帰宅。
だるいなぁと思って日中動いていて、一段落ついたから体温計を出して計ってみたら、少し熱が出てた。
いくら、連日出掛けていたからって。
夕食の買出しの帰り道、モト同級生にナンパをされた。
向こうはあたしだって気づいていなかったらしくって、
『やぁ、おつかい?』
こっちは、向こうがあたしだって気づいていて声かけてきたと思ったもんだから、
「うん、てゆか、あたしが作る。」
普通に応対。
5分くらい立ち止まって話していて、なーんかハナシがズレているなぁと思って、それに話していて互いの名前を出さないっていう会話も、いくら二人称があるからって痴呆ッポイし、
「ねーねー、君、O田くん、こんな時間に何してるん?」
って言ったら、
『え?あ?は?なんで名前・・・あーーーーー、○○(=あたしの本名)?』
それで一気に状況を把握したあたしは、
「・・・さーて、答えてごらん。O田くんは何をしていたのですか?」
イジメモード。
『頼む。成人式んときに会うけれど、頼むからこれをネタとして言わないでくれ。』
「や、あたし、成人式でないから。」
『あ、マジ?あー、そうだな、そういうかんじするわ、君。』
『で、なんでこんなとこにこんな日暮れにいるわけで?』
「学区やん、ここ。おもっきし学区やん。あと5分歩いたら小学校やん。」
10分くらいそんなカンジでオハナシをして、解散。
てゆか、スーパーのビニ袋からネギが飛び出たコを、ナンパしますか。
今日から、憲法を勉強することんしていたから、やっていたら、なんか集中しちゃって、気がついたら29日の7時。
阿呆だ。
生活サイクルが崩れる予感。

□ごはん
朝:なし
昼:なし
夜:ポークステーキ・ポテトサラダ・豚汁・あさりごはん・鰤のお刺身・枝豆
おやつ:梅おにぎり(1つ)

■音楽・本・映画
・「日本古代新講」(神野清一・梅村喬)
古墳は大正時代の前に作られたとか、聖徳大使はいないとか、そういうハナシを講釈っている本。
なかなかに面白い。
履修している日本史の先生が書いているので、兼教科書でもある。

□明日の予定
・明後日、父方の祖母がしばらく泊まりにくるのでその用意。

■メル
・成人式でネタにしないかわりに、同級生3名と他数名に、O田くんナンパ事件をメルで一括送信。
したら、次々にネタがネタだから返事が返ってきて、かなりてんやわんやになった。

□会話
・とくになし。
勉強中の独り言が多い。

■睡眠時間
・5時間
29日の7時から11時まで。
おみごと。

2001年12月27日(木)
きっと半熟のディスカバリィ

明け方、ガタガタとうるさくって起きたら、おかーさんが荷物を持ってクローゼットの部屋でゴソゴソとしていた。
「なにしてるん?」
問いたら、
『今から旅行行くの。』
とのこと。
おかーさんに関するこれくらいのことではあたしは驚かない。
以前、朝起きたらおかーさんがいなくって、お昼くらいになって電話がかかってきたかとおもいきや、
『今ねー、イタリア。半月くらいこっちにいるからー。』
ってことがありましたし。
さすがにこれは何か遭ったときにヤバイのでは?ってことで、時前連絡をするように躾をしました。
けれど、その翌年、ベトナムにおかーさんが飛んでいったときは、朝起きたら、テーブルの上に<ベトナムにいってきます。たぶん半月。>というメモ一枚が置いてあった。
てなわけで、おかーさんに関することでこれくらいのことではあたしは驚かない。
「いってらっしゃいませー。ご無事にねー。」
お見送りをして、おかーさん、一泊二日の満腹温泉旅行へ。
あたしも行きたいーっつの。
金沢あたりで、温泉。
豪華な料理じゃなくて贅沢な料理で、和風な旅館に、露天お風呂あるところで、和風庭園あるところで、あんまりお客がワイワイしていないところで、お金使って一週間くらいダラーンと過ごしたいっての。
ブツブツと思いながら、妹が起きてきたので朝食を作って、朝フロに入って、洗濯物をとりこんで、お化粧をして、れつらごー。
モト中3は棟は違うけれど同じマンションなので、マンション内にある時計台か日時計で待ち合わせしてもいいかなぁと思ったのだが、
『や、ほら、世間体ってあるから。』
不倫カップルのようなコトを説かれ、バス停で待ち合わせ。
今日はレディースディで映画が1本1000円なので、頑張って2本観るのが目標。
もちろん、モト中3はレディースではないので、通常料金。
『係員騙すとかさ、駄目なわけ?』
とかブツブツと言っていたけれど、
「いやだ。君、そんな陰鬱で罪悪なデートにしたいワケですか?」
質問を仕返したら、黙ったので、ざまみろっておもった。
でも、ホントのところ、モト中3の気持ちを利用して使ったこのときの「デート」という単語をに少しだけ罪悪感があった、のは秘密。
ハリーポッターは、時前に「予習」とか言って本を読破していたので、結構簡単に観てしまった。
こんなんなら「予習」なんてしなければよかった、ってくらいに。
先週おかーさんがハリーポッターを観てパンフレットを買ってきたので、それを持参して見ていたら、モト中3が、可笑しそうに笑っていた。
「いーじゃん、同じ家に同じパンプ2冊もいらんでしょ。高いし。」
って言い返そうと思ったけれど、そうしたらそうするほど、せっかくモト中3が言葉に出さずに笑うだけで済ましてくれたオバサンぽいカンジが前面に出ちゃうから、黙っておいた。
間にお昼を食べて、もう一本観て、そのあとは、ツインタワーの高島屋のなかをブラブラと歩いた。
互いに服を見たり、文房具を見たり。
あたしのいつもつけているグレのカボティーヌがもう少しでなくなるから、香水を買ったりもした。
ギラロッシェのフィジーもなくなりそーなんだけれど、お金がないから、お年玉が出たら仕入れにこよう、と決心。
んあと、モト中3が怪訝そうに香水を嗅いでいたので、オンナモノの香水をつけさせたりしてイジメたりもしたけれど、そんなイヤそうな顔じゃなかったので、ちょっと不満足でちょっと安心。
帰り道、モト中3が手袋を買いにいっている間、携帯を互いに持っているから別にいっかなぁ、と、フラフラっと店を出て歩いていたら、やせっぽちのひょろひょろした関西人にナンパをされた。
なんか、目が一重で細くてってのまでは別にどーでもいいんだけれど、茶パツでロンゲで似合わないホスト系イタリア黒コート。
それで、
『あのな、自分、関西から仕事をしに来てんねんな。』
てこられましたら、
「君のコトなぞ知らん。」
と、ものすごーくお答えします。
けれど、ひょろひょろなのだけれど背が結構高くってそう言うのがなんか怖かったので、はぐらかし作戦でいくことに。
「あ、道ですか?なら、お店の人に聞いたほうが解りやすいですし正確ですよ。」
と、意識した標準語でさらりと言って、さらさらーっと逃げよう、としたら、
『や、仕事やなくてな。今からどっかいくん?』
逃げろ、あたし。逃げろ逃げろ逃げろ。
「自宅に帰るの。バスの時間があるから、悪いけれど、もうほっといて。」
言い逃げ成功。
背後でなんかブツブツまだ話していたけれど、フェードアウト。
腕とかカバンとか服とか掴んでくるよーなコワコワな人ではなかったから、ちょっと悪かったかなーって思ったけれど、まぁ仕方ない。
モト中3と合流をしたときに、
「っていうふうに、ナンパされたんだよ。」
報告をしたら、
『なにそいつ。まだいる?どこらへんでそんな目にあった?』
いきなし息まきはじめて、反応はするだろうなって思ってナンパされたと言ったのだけれど、息まくくらいに反応するだなんて思ってもいなかったから、びっくりした。
「君、ちょっと、それ、紳士違うから。ね?」
肩たたいて諌めた。
でも、モト中3が息まいてくれたおかげで、セーブされていた感情が立ち上がって、人ごみのなかにいるのが急に怖くなって、
「怖いからもうやだ。帰りたい。ココやだ。」
我侭を言ってしまううことになって、ホントはこの後は観光客チックに展望台にでも行こうってハナシになっていたのだけれど、バスに乗ってマンションの戻ることにしてもらった。
「わー、これって、傍から見たらラブラブなカップルに見えるのかしら?」
モト中3の腕にしがみつきながら、そう笑って言ったら、
『いないから大丈夫だよ。』
なんていう、オモテからみたら見当違いのお答えをされて、ウラを見透かされてムカっときて、腕をつねったら、何も言わずにせずに顔だけしかめていた。
「ごめんなさい。」
手っ取り早く謝った。
バスのなかでもそのまんまにしてもらった。
マンションに戻ったあとは、モト中3の家でしばらくグダグダーとして、なんとかあたしが元通りになった20時過ぎくらいに、帰宅をした。

□ごはん
朝:なし
昼:サラダ・ボンゴレロッソ・鶏肉のトマトソースのパスタ・アイスティ
夜:鶏肉をカリカリに焼いたの・冷奴(モト中3作成。酒のつまみかっつの。つまみだったが)・ネギとハムと卵のチャーハン(あたし作)


■音楽・本・映画
・「ハーバード流NO!と言わせない交渉術」(ウィリアム・ユーリー・斎藤精一郎訳)

□明日の予定
・おかーさんが旅行から帰宅。

■メル
・セイリョとヨースケさんと、すこし。
内容なんかどーでもいい、とりとめのないはなしを、打って送った。

□会話
・いろいろ

■睡眠時間
・2時間。
モト中3の家にての17時から19時まで。
夜は眠るのが怖かったし横になるのが怖かったし目を閉じるのが怖かった、ので、まったく眠れなかった。

2001年12月26日(水)
Singin'in the Rain

11月からマスヤマ先生が、
『俺をかまえ。さもなくば俺をかまえ。たのむ。』
と、こうるさいので、カルバッヂョ展を鑑賞しに、東岡崎へ。
マスヤマ先生というのは、あたしの女子高時代の数学の担当の先生で、大学の数学科を出ていて、30代独身で色白で少してっぺんがハゲていて、そのくせ、指とかの毛が濃くて、友達にはあたし以外男の人しかいないという、パーフェクトな人。
「俺」と自分のことを言う男の人を、あたしは、怖いから駄目で、「僕」と自分のことを言う人ばかりが周囲にいるのだけれど、このマスヤマ先生だけは、「俺」でも怖くない。
なーんか、「俺」が似合わない人なのです。
如いていうなら、小学校高学年の男の子が、「俺」っていうかんじ。
「俺」が先行していて本体が一生懸命追いかけていっているかんじ。
んで、あたしが高校生のときは隠れ友達で、今は正式に友達。
カルバッヂョというのは、総括して言うと下記の「会話」にあるよーな人間。
宗教画が好きで果物と白い布を描くのが自分は得意ってのがわかっている人で、筆の跡が判らないえらく精密な絵を書く。
同じ展示会にその弟子(または彼から派生した人たち)の絵もあったのだけれど、カルバッヂョと比較すると、人物の顔が下手に見える。
だいたいの共通項として、印象的な赤い色があった。
出口の間際にあった、3人の男の顔の絵を並べて書いた絵画が、面白かった。
てなことを思いながら、美大生の後ろについてまわり、彼らの薀蓄を聴きつつ、マスヤマ先生と90分かけて中を歩いた。
んで。
帰り道におかーさんのおとーさんなおじーさん宅に寄ったら、130万円とルビーの指輪を押し付けられ、あげくに、遺産相続の相続表を見せられる。
あたしは、山とビル2本とマンション1本とあと不動産とお金らしい。
成人になるからって言うけれど、いらんっての。
1万円くらいまでなら、嬉しくいただけるけれど、それ以上のって、ただ気持ち悪いだけだ。
そんな赤裸々で遠回りのされるのよりも、もっと直情的に赤裸々にあたしへの好意を声に出して示してください。
それが出来ないからお金、ていうワケじゃぁないと思いたい。
マスヤマ先生を連れていったら、なんか終始、マスヤマ先生に質問をしてばっかりで、かなりげんなり。
「あのね、あたし、別にこの人と付き合っているってのじゃないのよ?ただの友達なのよ?」
何度も念を押したのだけれど。
<妻子はいるのか?離婚歴は?>とか<高校生だったコに手を出すだなんて俗悪だ。どっかおかしいのではないか?>とか。
マスヤマ先生はずーっと笑いながらお答えしていたけれど、あたしはかなり意気消沈で、せっかく楽しく今日は過ごせそうだったのにってずっと思っていた。
「友達がいっしょにいるから、近くにいるけれどムリだよ。」
って電話であたしが何度も言ったのに、
『迎えに行くから来い。おまえの祖父は俺なんだぞ。』
って何度も言い返されて、それでヤな予感しながら来たのに、どんぴしゃじゃありませんか。
帰りの電車のなかで、
「ごめんなさい。」
って何度も言おうとしたんだけれど、そのたびに気づかれて、
『いいよ。』
ってやんわりと優しく言われて遮られた。
言わせて欲しかった。

□ごはん
朝:なし
昼:天ざるそば
夜:春巻き・中華風スープ・蟹と大根のサラダ・お刺身・木苺のケーキ

■音楽・本・映画
・「利己的な遺伝子」(R.ドーキンス・日高ほか訳)

□明日の予定
・モト中3と映画を観にいく。
ハリー・ポッターはちゃちくっても観なくちゃいけないでしょう、ていう心意気で。
あともう1本テキトーなのを観ようかなぁ、と。

■メル
・とくになし。
美術館で携帯電源オフにしてたんだけれど、そのあと、電源をオンにするのを忘れていた。

□会話
・マスヤマ先生:『芸術家で繊細で人殺しで行き倒れって肩書きに、絶対、食いついてくると思った。』
など、チクチクとイジメてくるので、
「うるさいですよ。」
ってずっと言い返していた。
舌たらずなもので、「る」が巻き舌になっちゃいましたけれど。

■睡眠時間
・5時間
27日の3時から8時まで。


2001年12月25日(火)
音のように戻らない

お昼から会えちゃうことになって、嬉しいっていうのよりも、驚いた。
本当にだいじょうぶなのかなーとか、無理してないのかなーとか。
とりあえず会えたので、何しよっかーってコトになって、互いに「会う」ってのを目的にして動いてたから、互いにそういうの決めてなかったから、どうしよかーってコトになった。
ま、とにかくお昼だしおなかすいてはないけれどなんか食べておきますかーってコトになって、カナメくん宅の残り物で昼食。
外でるー?どうしよっかー?って、ずーっとグダグダしていたら、日が暮れてきたので、やめとこうってコトになった。
終始「とりあえず」。そんなカンジ。
プレゼントの見せ合いっこをしたときも、そんなカンジ。
カナメくんは、靴をくれた。
可愛いっていうふうではないシンプルなちょいオトナっぽいかんじの、あたしのお気に入りなかんじのやつ。
あたしは、ほんのり薄い茶色のはいっているサングラスを渡した。
ブランド物ってなんか意識しちゃいそーで選ぶのヘタなんだけれど、カナメくんあと2ヶ月くらいしたら27歳になるので、その年でノーブランドはちょっとキツイかなぁと。
巧く説明できないけれど、類似例でいくと、大学生が古着トレーナー着ているのはかっちょいいけれど30過ぎた大人が着ているとかっちょわるい、ていうやつ。
貰ったのでその場で履いて、どうよ、とポーズをつけたら、カメラで写真を撮ってやろうと言われて、えーと、あの、あたし写真大嫌いなのだけれど。
だけれど、あんまりにもあたしがカメラ大嫌いなのふっとんじゃうくらいに上機嫌でいそいそっとしているので、ま、いいかって思って、撮っていただいた。
唇を真っ赤に「引く」ってかんじで塗ってイーーーって口していたり、ワイングラス越しにだったりと、マトモにはやっぱり一枚も撮らせませんでしたけれど。
こーいうときに、普段なら、後から思い出して、なんでこんなことしちゃったんだろ、って思うんだけれど、クリスマスってので、ちょっと理由ができて思いきれて、こーいうときだけ、ちょっとだけ、誰にっていうワケじゃないけれど、感謝をする。

□ごはん
朝:なし
昼:焼きうどん(カナメくん作成)・えびとチンゲン菜の炒め物
夜:なし
おやつ:マルベリのココナッツプリン

■音楽・本・映画
・「聖邪の行進」(窪塚洋介)

□明日の予定
・高校のときの数学のセンセだったのマスヤマ先生と美術館に行く。。

■メル
・携帯の電源は、時々切ってたので、そんなにはしてない。

□会話
・カナメくん(酔っ払い):『僕が上機嫌でいると嬉しい?』
この馬鹿愚かめ。


■睡眠時間
・3時間くらい
総計で。
明日出掛けるのになぁ、朝から。
他の、敢えていうなら、男の人と。

2001年12月24日(月)
ドラム缶5缶分の低俗

□ごはん
朝:なし
昼:オープンサンド(ハムとトマトとレタス)
夜:サラダ・トマトとモッツレラのパスタ・杏仁豆腐・紅茶

■音楽・本・映画
・「最新労働法」(橋詰洋三)

□明日の予定
・会えたらいいねーって程度の、カナメくんとの約束がおひとつ。
ま、今日も会えたのだけれどね。
一言も会話されませんでしたけれど、眺められていただけでしたけれど、20分間も。
簡単にそのときの状況を説明すると。
あたし、ホールの終わったあと神父に拉致られて教会でときたまクリスマス気分味わう人たちのために軟禁されてピアノ弾き。
カナメくん、そのあたしの状況を携帯メルで知るやいなや、上司に『タバコ買ってきまーす。』言って20分かけて教会にきて20分あたし眺めていって20分かけて戻っていった。
ちなみに、カナメくんはタバコはほとんど吸わない。

■メル
・ヨースケさんと。
落ち着いてきたからって通院をサボるな、と言われた。
春休みに検査入院あるから、てのも。

□会話
・とくになし。
アタマのなか、賛美歌で反響ワンワンしております。

■睡眠時間
・5時間
25日の3時から8時まで。

2001年12月23日(日)
After you

ただいま1月11日。
オフラインにて日常をメモしたテキストを見ながら、アップしている今って、結構ムダなことをしているなぁって思う。
けれど、あたしのパソコンは度々初期化されるわけで、そーいうときって大抵バックアップなんてとっていないから、そのための保険、でもココはあるワケ。



一日中眠ったり起きたりお掃除したり、していました。
その合間にピアノ触ってた。

□ごはん
朝:なし
昼:玉子入りおうどん
夜:お雑煮


■音楽・本・映画
・「人質カノン」(宮部みゆき)

□明日の予定
・仕事する。

■メル
・とくになし。

□会話
・いろいろ。
カナメくんと電話して、いろいろ。

■睡眠時間
・10時間
昨日眠ったのに今日もか、ってカンジだけれど。
これは明日疲れるからそのための睡眠ってことで。

2001年12月22日(土)
現代の環境破壊の具体的な形態

今日は、午前中に目覚めて、そのまま直で栄に行った。
そこで、神父さんらと喫茶でカルクお茶をしながら、クリスマスにやるプログラムの内容や進行の確認。
そのあと、伏見まで地下鉄で行った。
なぜなら、そこに、今回やるお仕事のホールがあるので。
今日は、ホールでの練習なのです。
聖歌隊さんたちは、午前の部と午後の部で入れ替わるので楽なのですけれろも、あたしは入れ替えなしでして、かなり疲れた。
パイプオルガンでさえなかったら、もっと疲れはしないんだろーけれど。
チクショメ。
普通なら通しのリハーサルは前日にやるのだけれども。
きっとあたしがかなり疲れるから、前日にやったら当日は使いもんにならなくなる、と神父さんに主張して、今日になったのでした。
つまり、今日は手抜きは許されない。
結果、フクラハギがガクガクでニノウデがブルブルでユビがボキボキでカタがガキガキになりました。
しりごむな、あたし。決戦は明後日。

夜は、ヨースケさん宅にて、セイリョとヤマダを呼んでの、ちゃんこ鍋宴会でした。
途中、クロカワから電話かかってきて、クロカワも参加した。
固定メンバーに戻りつつある。

□ごはん
朝:なし
昼:ポテトサンド・アイスティ
夜:ちゃんこ鍋・納豆を油揚げにいれて焼いたの、とか、おつまみ系いろいろ


■音楽・本・映画
・「行政書士過去問マスターデラックス 廖陛豕法経学院出版)

□明日の予定
・でろんとする。

■メル
・カナメくんからメル。
こないだの話持ちかけの下手な電話のあとから、なんか、ちょくちょくっとメルがカナメくんからくるようになった。
メンテナンス、ってやつ、受けているんでしょか、あたし。

□会話
・カバっぽいことをいろいろ。
酔っ払いの会話なんてそんなもんですよ、ハイ。

■睡眠時間
・10時間
23日の4時から14時まで、疲れてたってのと安定な空間ってのとお酒ってので、ぐっすり。
起きたら、セイリョが、
『うわ、お医者さんったら、ギターなんて持ってる。』
って、可笑しそうに笑いながら、ポンポンと弾いていた。


2001年12月21日(金)
レプリカ

お昼に、セイリョが、おふろ代とか言って、たこ焼きを買ってもってきてくれた。
セイリョ宅から自転車で20分くらいのところにあるお店ので、味はかなり抜群なのだけれど、あたしの家からもセイリョの家からも遠いという、そんな場所にあるお店。
つまり、二等辺三角形の頂点にある。
なのに、まだ温かくてというか熱くて、
「どーやったの?これ。」
聞いたら、
『保温した。』
だから、その保温方法を聞いているわけで。
だけれど、ま、いいやって思って、笑っておいた。
そしたら、神妙なカオをして、頬を平手打ちされた。
ゾンザイにしてごめんなさい。
15時から教会に行った。

□ごはん
朝:なし
昼:たこやき(6つ)
夜:かつどん・ワカメとたこの酢の物・お吸い物

■音楽・本・映画
・「秘書検定二級問題集」(実務技能検定協会)

□明日の予定
・教会に行く。

■メル
・カナメくんとちょっぴり。

□会話
・よくおぼえてない

■睡眠時間
・3時間くらい
11日の21時から0時過ぎくらいまで。

2001年12月20日(木)
リスペクト

髪を切った。
帰り道、一時間30分くらいかけて、徒歩で歩いてみた。
大学と家との間の半分よりすこし少ないくらいの距離。
けっこう疲れないもんだなぁ、って思った。
今度、帰りに時間の余裕があるときに、大学から徒歩で帰宅してみたい。

□ごはん
朝:なし
昼:塩やきそば
夜:キムチなべ

■音楽・本・映画
・「人質カノン」(宮部みゆき)

□明日の予定
・墓場ネコにエサをやりにいく。

■メル
・おじーちゃん(正確には祖父の弟)と。
あたしは携帯から、おじーちゃんはパソコンから。

□会話
・よくおぼえてない

■睡眠時間
・0時間
2時には一応横になったんだけれど、眠れなかった。

2001年12月19日(水)
贅沢なサパー

今日が、後期講義の最後の日だった。
3年生が近いなぁって思って、ちょっと違和感をもった。
だんだんと年齢が増えていくにつれて、違和感の質量が大きくなっていっている気がする。
これが単に、「アイデンティティの芽生え」うんちく、なモノなのか、どーかはワカラナイけれど。
いつになったらこういうのなくなるのかなぁって思った。
おとーさんとか、ヨースケさんとか、セイリョとか、センセとか、そういうあたし以外の人たちは、もっていないのかなぁって思った。
けれど、こういうの聞くのって、なんだか、ひどく「幼い」カンジがして、聞けない。

夕方、セイリョーをオフロにいれた。
たぶん今日が今回の腕の件では、最終日。

今日の帰り道に、なんとなく生協の駄菓子コーナーで買ってみた、金太郎飴。
1袋に6・7コはいっていて、55円。
久しぶりにこーいう系の食べてみたいなぁって思って、2袋買ってみた。
夜、ネットしながら、いそいそと食べてみたら、美味しくなんてなかった。
イチゴミルク味なんて、ひどすぎて、舌がしびれた。

□ごはん
朝:なし
昼:チーズパン・りんごジュース
夜:鶏のからあげ・サーモンと野菜のマリネ・野菜くずスープ・たくあん



■音楽・本・映画
・「模倣犯」の下(宮部みゆき)
もうだいぶ読む気失せてんだけれど、最後まで読まないと気持ち悪いから、読みきった。
これでもうしばらく読まなくて済む。

□明日の予定
・髪を切りにいく。

■メル
・神父さんと打ち合わせ。

□会話
・とくになし

■睡眠時間
・3時から11時まで。
8時間くらい。

2001年12月18日(火)
桜の森の満開の下


ヨースケさんにお昼に会って奢ってもらった。
最初ヨースケさんが話したのは、あたしの体調のこと、ヨースケさんの近況。
そしてあたしが話したのは、クリスマスのハナシ。
それから、あたしの髪の話になった。
『伸びてきたな。』
「うん。」
「20日に、切る。予約いれたから。」
『そうか。』
『あ、芝えびのと、少し交換しよーよ。』
「わかってるよ、それくらい、言い出すの。」
いつもそんなの言わなくても、黙って互いに普通に交換するのに、なんで今だけ。
それはたぶんきっと、あたしが髪を切るのとカンケーあるのだろうけれど。

あたしが高校3年生の、受験終わって、春休みを迎える前のとき、あたしは、そのときのあたしにとっては「ぐちゃぐちゃ」で、そんなとき、
『時々あるハナシだけれど、髪、切ってでもみたら、気分変わるんじゃないの?』
と、ヨースケさん本人としてはカルク言ったその言葉に、あたしがすがって、翌日すぐに、いつもは必ず予約をいれるくせに予約もいれないで美容院に朝から押しかけて、髪を、そのときのあたしの感覚からいえば短く、切った。
仕事から帰ってきたヨースケさんは、そのあたしを見て、すこし傷ついたけれどそれを巧く隠した表情をした。
あたしはそれに気づかないフリをしたけれど、きっと、互いにその感情もバレていることも、バレていた。
けれど、互いにそのことを指摘しなかった。
それが、最初の、今では一番重い、「澱」みたいのになったのだと思う。
『そろそろ伸ばしたら?つか、冬寒いだろ。』
なんていうかるくを装った言葉を無視して、四季にカンケーなく切っていた。
最初は、ただの気分転換だった。
けれど、今ではもう意味が変わっている。
髪を伸ばすと、オンナノコみたいに見えるのが、ひどくあたしにとって気持ち悪い。
恋人いるくせに、オンナノコな自分が気持ち悪いだなんて、何言ってんだってカンジだけれど。
ショートにすると、例えスカートを履いても、オンナノコからは少し遠のいている存在に成り得るような気がして、気が楽。
だけれど、共有している時間の長さのぶん、全てのその意味をしっているヨースケさんからみたら、あたしが髪を短くするこの行為は、「自傷行為」以外のナニモノでもない。

そこまであたしも解かっているから、ごめんねって思う。
ヨースケさんのお皿に、芝えびのチリソースをとりわけながら、ごめんねって思った。
もうあなたのせいじゃないんだけれど、あなたからは自分のせいに見えるのだろう。
自分があたしの背を押したように見えるのだろう。
「あなたのせいじゃないから。」
って言いたいけれど、バレていないって互いに思いたくて沈黙をしている事柄だから、言えない。

すごくたいしたこと、そして、ささいなこと、おろかなこと。
だけれど、年月を過ごしたぶん、そういう、ささやかでおろかな地雷は、日常にまで繰り上げて、ただそこにある。
その上に踏み立つどころか、存在を指摘するだけの勇気をもない。
出来た当初は、たいしたことでは本当なかったんだろうね。
だけれど、時間がそうした。

「あたし、ピーマン、あんまり好きじゃぁないんだけれど、知ってる?」
ヨースケさんが取り分けているチンジャオロースの赤と緑の鮮やかさに、怖気づいているフリをして、言った。
『知らない。』
にっこり完璧な微笑みで、チンジャオロースを盛った小皿をさしだすヨースケさん。
喧騒のなかに戻る。
その表情に、また、ごめんねって思って、あたしのカオがきっと、少し固まったのだと思う。
また喧騒から外れた。

夕方、宅まで付いてきたセイリョーをオフロにいれて洗って乾かした。
昨日までは、意味のないコトでも話したりしていたのに、あんまり会話をしなくなった。


夕方、クリスマスに突如「決定」として組み込まれたお仕事のために、ピアノを弾いた。

今日、セイリョをオフロにいれているとき、すとん、と、気が楽だった。
そーいうときに、なんか感づかれたのかもしれない、と思うのが、深読みではないっていうコトが多いから、たぶん、なんとなくあたしもよくワカンナイもやもやっとした何かにセイリョーに気づかれていて、それでなんだろうな、と、夜になって、いつもの習慣で一日を反芻していて、やっと悟った。
あたしが、鈍くなっているのかもしれない。

□ごはん
朝:なし
昼:食前酒・前菜5品・たまごスープ・芝えびのチリソース・チンジャオロース・マンゴープリン・紅茶・ごま団子
夜:きのこごはん・かぶのお味噌汁・ひじきと大豆の煮たのにインゲン投入・豚肉の生姜焼き

■音楽・本・映画
・「模倣犯」の下(宮部みゆき)
やっぱり、この人は、「火車」が一番の最高峰だと、あたしは思うのだけれど。

□明日の予定
・とくになし。

■メル
・とくになし

□会話
・よくおぼえてない

■睡眠時間
・4時間
19日の3時から7時まで。

2001年12月17日(月)
Wizard of Oz-ism.


今週で大学の後期は終わって、あと来るのは、後期試験のときだから、ノート集めをしている人は、かなり必死でバタ足だ。
ま、かくいうあたしもそうなのだし、たいていの人はノート集めに必死なのだけれど。
でも、いくらバタ足な状況だからって、マナーってあるとおもう。
「美意識」てのと換言できる「マナー」。
試験前のときにだけ優等生さんに挨拶の声もかけない人とか、やたらニコニコと笑いながら歩き交渉をもちかける人。
前者の人は、もし断られたりでもしたらどうしようとか思わないのかなぁ、と思う。
だって、相手も人間なんだから、それくらいありえるでしょうに。
アイテムなモノ扱いをするだなんて、サイテーです。
後者の人は、いくら「日本人の笑顔は神秘的」って言われていたからって、もすこし演技でも悲壮そうな顔をしなきゃって思う。
笑顔って、ニコニコともとれるけれど、ヘラヘラともとれる。
んなワケで、あたしはノートを貸してもらった人には、たいてい、物品でお礼をする。
といっても、代わりに他のノートとか、お菓子とか、そーいうちゃちなモノだけれど。
それでも、それくらいでもすると、今度カオを合わせたときに謙るコトなんてないし、一度きっちしお礼をしておけば、その件については、たいてい、もうお礼をしなくても、ちゃらになったんだから、済む。

夕方、帰宅した妹がやけにあたしにあたるので、理由を問いただしたら、妹、先週の中頃からやっていた出前寿司のバイトを、研修中だったのだが、クビになっていた。
なるほど。

「ねぇ、なんで笑うの?」
そう言うときのあたしは、たいてい、不機嫌のほんのちょっと手前。
ピエロになるのってダイッキライだから、小話以外のコトで、笑われるのってあんまり好きじゃない。
あたしのイッキョイットウソクをいちいち笑われるのって、ちっとも嬉しくなんかない。
『不思議ちゃんだよね。』
とか、
『普通じゃぁないよね。』
とか、言われるのって、すごく大嫌いだ。
思わず、綺麗に微笑んでしまうほどに。
口元と目じりまで意識してきちんとコントローラを握っている微笑み。
『そのカオ、好きだよ。』
って言う人もいるけれど、そういう人には、あたしは、
「あなたって、つまらない。」
って言う。
『僕は勉強ができない』(山田詠美)っていう本で、「つまらない」にはどんな修飾語をつけてもなにもフォローができないってあって、そのとウりだって思った。
だから、使う。
そうするとたいてい、言われたほうは、
『まーた意味わからないこといってるし。さすがだよね。』
みたいなコトを言う。
「あたしを理解しよーとなんて最初からしていなくて、ただ聞き流しているだけだからそう思えるんでしょう。努力しなさいよ。」
って思う。
あたしを眺めないで、って思う。
演出してないところで、笑われるのって、高飛車なコトだと自分でも思うけれど、嫌いだ。
ものすごく、お嫌い。

□ごはん

朝:おじや
昼:なし
夜:ひじきと大豆の煮たのにインゲン投入・かぶとハムのサラダ・豚肉の野菜巻き・鶏肉のトマト煮

■音楽・本・映画
・「模倣犯」の上(宮部みゆき)

□明日の予定
・ヨースケさんとお昼をホテルで食べる。

■メル
・久しぶりにサワベ(同じ学部の一年生)と少し。
携帯が、こないだ壊れたので、今、代わりの携帯を貸し出してもらっていて、それなのだけれど、それが、ドコモの初代の携帯でして、まさしく、「自衛隊携帯」ってカンジの形状。
ボディが黒でライトがオレンジなところが、またそんなカンジを誘っている。

□会話
・セイリョー:『でも、して。』
今日も昨日と同じく、セイリョーとオフロをはいった。
額縁で打ったところが、青あざになっていて、関節をちょうど跨っているから、曲げるだけでもなんか痛そうにみえた。
だから、洗ったげている間のなかで、その関節を曲げてもらわなくてはいけないとき、無意識でもあたしがカオを少ししかめていたらしくって、
『そこまで痛くはないんだけれどね。』
って、その度に、セイリョーに苦笑された。
それがちょっとだけシャクだったから、
「じゃ、明日からはオフロのお相手しなくてもヘーキなわけ?」
聞いたら、
『でも、して。』
でもって、なによ。


■睡眠時間
・5時間くらい
帰宅してから、夕方眠って、夜もう少し眠った。

2001年12月16日(日)
かたつむり前線

確かに、昨日、
「オフロ一緒しよ。」
と、約束を結んだけれど、いきなし、朝こられるとは思っていなく、眠っていた。
ら、
『でっこぴん。』
陽気に起こされた。
あまりにも朝にしてはテンションがお高いので、問いただしたら、まったく眠っていないとのこと。
理由は、オフロはいれなくて気持ち悪かったから。
だからって、朝一で来るなよ、8時20分に。
『だって、小学校とか中学校とか高校んとき、それくらいの時間にいつも登校してたから。』
おかしな理由だし。
とりあえず、あたしが寝呆けから覚醒するまでに、オフロを洗わせてお湯をはっていてもらうことにする。
30分後、あたしは、黒のジーパンに黒のタンクトップ、それに、黒のグラサン。
セイリョーは、黒の下着(って書くとなんかいやらしいが、トランクス二枚重ねです)に黒のグラサン。
なんでグラサンをしているのかというと、あれです、互いになるべく見難いように、懸命の配慮。
の結果が、打ち合わせしてないのに両者同じだったってのが、なんだかなぁ。
オフロにセイリョがつかっている間ヒマだったので、絵本を読んでいたら、
『音読してー。』
甘えられたので、とりあえず拒否るのがめんどく、しとく。
結果、なれない環境のせいか、互いにテンションが高くなって、妹にオフロ場の外から、
『うるさいっ。』
怒鳴られる。
テキトーに身体を洗い、髪を洗い、
『足の指の間もやってよ。』
無視して、ハラをおもっきしこすって赤くさせてみたりした。
オフロから出たあとは、仕方なく身体を拭いて髪も拭いて、
「あ、なんか、飽きた。」
庭に放り出して干しておいた。
洗ったげた代償として、午後からセイリョの運転する軽トラ(先輩が帰省している間貸してくれているらしい。代償として、セイリョんちの駐車場に置いておくこと。いつも路駐だから帰省中に警察に奪われるのはキツイんだね、と解釈。)に乗せてもらい、教会へ。
聖歌隊と神父と簡単な自己紹介をしたあと、曲目を確認。
すこし合わせて、夕方近くに、帰宅。

□ごはん
朝:なし
昼:舌平目のムニエル・オニオンスープ・さつまいものフライドポテト・ドイツパン
夜:鶏だんご鍋
おやつ:落花生

■音楽・本・映画
・「模倣犯」の上(宮部みゆき)
あたしとしてはそんな面白くはなかったのだけれど、なんか「すごい」とかいまさらながらメディアが反応しているので、読み直すことにしてみた。

□明日の予定
・とくになし
明日もいっしょにオフロはいる。

■メル
・ヨースケさんと。
火曜日、マルベリホテルでお昼食べることになりそう。

□会話
・クロカワ:『はい、ずどん。』
クロカワの発言。
アタリってこと。
「ダウト」っていうトランプゲームを思い出した。

■睡眠時間
・5時間くらい。
17日の2時から7時まで。

2001年12月15日(土)
Ex-Files

昏々と眠ってからやおら起きて、今度は、懇々と掃除をしていたら、カナメくんから電話がかかってきた。
(あれ?今日も仕事はいってるって言ってなかったっけ?)
と思いながらとったら、案の定仕事中で、
「電話いいの?」
って言ったら、
『カツカツカツと廊下を無意味にウオーキングしながら、ビジネストーク中を装っている。』
本人はいたって真面目な声で、そのギャップに思わず笑えた。
ってワケで、急遽、夜会うことに。
眠っておいて良かったーと、思った。
とたんに、なんか、電話の向こうでは、声をかけられたらしくって、
『じゃぁ、時間と場所はあとでまた連絡するから。待ち合わせ、20時過ぎると思けれど、へーき?』
「あ、うん。」
答えたとたん、慌しく、ツーツーツー。
でも、切る直前に、とても小声で、
『ごめんなさい。』
って、聞こえて、嬉しくて、人っ子一人居ない家のなかで、一人にやけてしまった。
かなり白痴ッポイ光景。
10日くらいぶりにきちんと会えそうなので、いつも家のなかではケータイを持ち歩かないのに、ワンピからわざわざジーパンに着替えて、ポケットにケータイを突っこみ入れて、お掃除を再開。
したのがいけなかったのか、初期不良だったのをそのまま放置していたのがいけなかったのか。
16時30分までは、ケータイ大丈夫だったくせに、17時過ぎに、壊れた。
画面がまったくつかなくなった。てゆか、ボタンどこ押しても、電源オフ状態。
壊れたと気づいた瞬間、阿呆みたく焦る。
即ドコモショップに電話して、壊れっぷりを伝えたら、
『直すのには3・4日かかりますね。』
焦りに回転(ほとんど空転)がそれによってプラス。
〔恋人の携帯番号くらい、乙女っぽく記憶しておけ。〕
と、人は言うかもしれないけれど、あたしはそれを記憶していない。
というのは、教えてもらった時点では、別にカナメくんのことはどーにも思っていなかったからだ。
家電話の着信履歴を探ってみたところ、やっぱり律儀なカナメくんは、家電話には家電話からかけいているばかりだった。
こんなときこんなとこで堅物ぶりを再確認なんてしたくない。
会社に電話しちゃヤバイよなぁ、とか、20時過ぎたくらいに会社前で待ち伏せとかいかがなもんでしょう、とか、思っては却下思っては却下。
ま、結末としては連絡ついて会えたのだけれど。
その状況ってのが、カナメくんリーマン服で背後にモト彼女さん(ただいま人妻。現在、派遣社員として在籍。)がスーツ服、あたしが、ピーコート(黒)タートルの淡い水色のセータ。
即、もうピーコートなんてせめてこの冬は着ないって決めた。
で、とりあえず、大笑いしながら近づいてきたカナメくんのハラを、ボグッとジョーク装って殴ってみた。
そしたら、またカナメくんは大笑いをするし、背後のモト彼女さんは顔を背けて笑う(見えなかったけれどたぶん絶対笑ってた)し。
『まだふてくされてるの?』
歩きながら、何度も聞かれた。
「アタリマエでしょ。」
とか、
「キライよ。」
とか、言いそうになったけれど、言うの我慢した。
言ったら、余計、今日がヤな日にメモリ傾いちゃうから、それだけは禁止。


□ごはん
朝:なし
昼:オニオンスープ
夜:ガーリックトースト・カニクリームコロッケ・魚介サラダ・りんごのソルベ・白ワイン

■音楽・本・映画
・「最遊記」の八巻(峰倉かずや)

□明日の予定
・セイリョのお風呂介助。

■メル
・とくになし。

□会話
・セイリョ:『フロ入りたい。』
電話にて、開口一番そう言われて、
「入れば?」
って受け答えたら、
『腕、いかれちゃった。』
「なんで?」
理由を聞いたら、
『うちんちの階段のとこに飾ってある額縁、あれが、落ちそうになっていて、かけ直そうとしたら、バランスを崩した。』
第三者から見たらすごくバカみたいな理由だけれど、その額縁を知っているあたしからしたら、とてもバカみたいなんて到底思えない理由で、
「じゃ、明日ね。」
明日、セイリョのオフロ介助をすることに、相成ったっていうワケ。

■睡眠時間
・4時間
3時から7時まで。
大学がもう休みでも、高校や母や父の仕事はまだ休みではないわけで。

2001年12月14日(金)
だってふたりはミサイル・ラヴ

試験だった。
『1分でも遅刻したら試験会場には入れません。』
なーんて言われたから、小心者なあたしは、いつもよりも早めに家を出てみました。
ら、いつもなら小一時間かかる道程を、20分ちょいでクリア。
まだだーれも着いていません。
しばらくしたら、当然だけれど、人が集まってきたけれど。
んで、出席点が必要なら単位は貰えるだろうな、っていう、出来でした。
だって、ゴールデンウィーク終わってから出はじめた講義だったし。
そのあとも、休みまくってたし。
主に、講義が一時間目からってのと、講義がたるいってのが理由で。
とれているといいなぁ。
一年生んとき単位半分ちょいしか取れなかったから、2年は1科目落とす程度にしたい。
てゆか、その1科目、もう決めてるんだけれど。
なんで数学なんて履修登録しちゃったんだろう。
前期と後期にちょびっと出ただけで、解からないからもう出ていません。
マスヤマにーさん(高校んときの数学担当のセンセ)に、電話して聞けばどーにかなるのかなぁ。
あー、でも、数学なだけに毎回出席とっていただけに、これはもう取れなさそうだ。
とにかく、残り科目の、勉強しよ。

>>>私信:アヤカへ
民法兇離譽献絅瓠後期の最後の講義のひとつ前のときの、コピらせてください。
もうちょっと解りやすくいうと、こないだコピらせてもらったレジュメのことです。
なくしたのではないの、今回は。
お昼に、ヤマダが吹いた珈琲で、見事欠損いたしました。


□ごはん
朝:なし
昼:ボロネーゼ・ブルーベリーチーズケーキ・紅茶
夜:茄子と鶏肉のカレーライス・蛸とアボガドのサラダ

■音楽・本・映画
・なんかいろいろクリスマス曲や賛美歌や鎮魂歌の譜面
クリスマス、カナメくんはお仕事なので、あたしもお仕事をいれてみました。
「ヒマだ。」
って周りに愚痴っていたら、捕まえられたってのが、最も現実に近い表現なのだけれど。
チカラコブなんて全然なくって、腹筋もほとんど出来ないっていうのに、指筋力や手のひら筋力だけは成人男子ポイほどあるという事実が、そうさせたのです。
でも、あたしだって、パイプオルガンなんてヤだよ、疲れるよ。
ハルちゃん(僧。友達に牧師)のバカ。

□明日の予定
・ゆったりぐでりんとする。

■メル
・とくになし

□会話
・ハルちゃん:『やー、毎年任せていたお姉さんが、今年は産気づいちゃってるらしくってね?』
だからって、あたしを紹介せんといてください。
『やー、だって、ほら、おめでたいでしょ?クリスマスの子供。御子ってカンジで。だから、君がんばって。メンツつぶすの禁止な。』
ハルちゃん(僧。友達に牧師)のバカ。

■睡眠時間
・15時間くらい
17時から20時まで、と、23時から15日の10時まで。
かなり眠った。
そこまで眠たかったのか、自分。ってくらい、眠った。


2001年12月13日(木)
やすらかに眠れ

後期のいろんなノートをいろんな人からコピさせてもらっていたので、お昼を作成して、学校にもっていって、配った。
好評で万歳。

□ごはん
朝:なし
昼:ホットドッグ・エッグドッグ・サラダ・リプトンのストレートティ
夜:とんかつ・グリーンサラダ・さつまいものレモン煮・糸こんにゃくとはんぺんの煮たの・薬味とたまごいりひきわり納豆・茄子のお味噌汁

■音楽・本・映画
・「道徳形而上学概論」(カント)

□明日の予定
・一時間目から試験。
遅刻したら受験資格なくなるので、要注意。

■メル
・とくになし。

□会話
・とくになし

■睡眠時間
・3時間
13日の17時から20時まで。
夜眠るのちょっと抵抗があったので、夕方眠ってみた。

2001年12月12日(水)
奇絶の舞台


12日の夜、人間を殺した夢の続きをみた。

はじめてその夢をみたのは一年くらい前。
その一年前の夜にみたときのなかでは、あたしを知らないオトコノヒト(たぶん。その人の顔の部分は黒く塗りつぶされていた)に襲われていて、その人を殺していた。
方法は、何だったのか、分からない。
たぶん、ナイフみたいなものだったと思う。
絞殺ではない。毒殺でもない。突き落としたりとか、そういうのでもない。
何か光沢のあるもので、あたしは、相手を刺していた。
相手の左胸の下の部分を。
オトコノヒトを殺したあたしは、とりあえず、安堵の息を吐いて、それから、その死体を、丁度破れている自室の壁のなかに隠した。

一年くらい経ったあとの今日、あたしはまたその夢をみた。
それは不思議なのか当たり前なのか判らないけれど、夢のなかの時でも一年経っていた。
あたしはなぜか、おかしなことに、一年前殺して壁のなかに隠したオトコノヒトの髪の毛を切らなくてはいけないと思っていた。
そうしなければ、あたしが殺したことがバレてしまう、と。
そこが夢のおかしさなのだけれど、夢のなかのあたしは真剣。
しまったオトコノヒトを出すために、一年前隠した壁の部位を隠すためにに置いていた家具を移動させた。
壁紙は、くろずんでいて、剥がすために触ったらなんかしめってべちゃっとしていた。
ふやけているから、ビリビリに周りがやぶれないようにそーっと剥がしていくにつれて、だんだんと、くろずんだ人体がみえてきた。
「なにをしているんだ?」
いきなし、そこにおとーさんがはいってきた。
もう、イイワケもできない状態。
どうしよう、と思ったけれど、すぐに、
「あたし、人を殺したの。一年前に。」
そして一気に、
「だって、その人、あたしを襲ったのよ。怖かったんだもの。」
「なんで気づいてくれなかったの?あたしが人を殺したことに。」
するとおとーさんはすぐに言った。
「わかった。ビニールのシートを買ってこよう。」

そこで目覚めた。
あたしは、寝起きはいつも貧血状態だけれど、その日は特にひどかった。
身体が動かなくて、仕方なくしばらく横になっていた。
そして、あたしは、夢の続きを見ようとした。
情景を思い浮かべながらすぐ眠れば、たいてい、見れるから。
なぜかというと、次の夢からは、もう、それは悪夢ではなくなる予感がしていたから。
夢のなかのあたしにはもう味方がいるのだ。
おとーさんはたとえあたしが現実で人を殺して自室の壁のなかに死体を隠していたしても、あたしの味方をするだろう。
あたしを支援し、そして、被ってくれるだろう。

あたしはこういう人間。

ちなみに、あたしの自室には、あたしの背の丈のとこから床まで壁紙がやぶれている部位があって、そこは今、タンスで隠してある。
といっても、宅はマンションなので、壁の厚さを考えたら、そこに死体(しかも成人したあたしより背の高いオトコノヒト)を隠すのは無理。
けれど、一年くらい前、あたしはホンキで考えたときがあったのだ。
ま、殺したらそこに死体を隠せばいいか、と。
そう考えついたのはほんの一瞬だったけれど、一瞬だけでも、ホンキだった。
まぁ、すぐに構造的に無理だって気づいて、他の場所を探していたのだけれど。
一年前、その夢を見たとき、ひどく怖かった。
とうとうホントにやってしまった、って思ったから。
人間、80年くらいもう生きれるわけで、あたしはまだ19歳。
4分の1にもまだ辿り着いていないのに、幾度となく殺意を持ったことがある。
ならば、あたしが、この先、誰も殺さないという保証は?
そんなの無いし、なんか、自分で言うのもなんだけれど、あたしは人を殺すかもしれない。
その可能性は、少なくとも、家族のなかで比較級ではなく最上級を使ってしまえるくらい。
だから、ひどく怖かった。
とうとう殺しちゃったって思って、でも、どこかで、少し安心をしていた。
その安心の理由は、すごく愚かで、これでもう殺さなくて済むなぁ、だった。
一年前の夢で思ったことは、あたしはこの先誰かを殺す可能性が高くて、殺すなら相手はたぶんオトコノヒトで、ナイフであたしはそれを殺す。
で、一人以上は殺さないだろうなぁ、ってくらい。

現に、あたしは、人を刺したことがある。
一年前の夏の終わりに。
安全ピンで、オトコノヒトの手首に、根元まで、深々と刺した。
あたしは声をあげなかったし、その相手も声をあげなかった。
バカみたいに、刺しこまれていくピンを、二人して、見つめていた。

あたしのなかの殺意が、いつも、
「殺さなくちゃいけない。」
なのが、これがまた、甘えているトコロなのだけれど。

□ごはん
朝:なし
昼:なし
夜:なし

■音楽・本・映画
・「マドンナ古文単語230」(萩野文子)

□明日の予定
・大学に行く。
期間外後期試験の週にとうとうはいったから、休むのは禁止。

■メル
・とくになし

□会話
・よくおぼえてない


■睡眠時間
・2時間
13日の4時から6時くらいまで。
続きを見そうで、もう怖くはない続きなのだろうけれど、でも、眠るのがひどくこわかった。
馬鹿みたい。

2001年12月11日(火)
勝敗は50年後に

1時間目を終えたあと、「ついで」で法学部棟のほうにだけ設置してあるゼミ掲示板を見て、愕然。
昨日のお昼に、Iセンセの3年内定ゼミの人たちで、集会があったらしい。
それくらいの時間、あたし、眠いなぁと思いながらお昼食べていました。
久しぶりの「やっちまった」感。
パニクりながらもIセンセの研究室に押しかけてみたものの、Iセンセ、本日は講義がないので学校にきておらず。
どうすればいいのか解からなくなって、セイリョにその場から電話をかける。
「どうしよー。あたし、どうなるんだろ。サボっちゃった。あたしだけかなぁ?」
『君だけとかそーいう問題ではないしょ。とりあえず、事務の人に相談してみたら?そーいう役割でしょ、あの人たちって。』
こーいうあたしがパニクっているときは、セイリョに事情すべてを話して、そして従っていたほうがいい。
『君だけとかそーいう問題にするなら、まだ昨日の今日だから、ほかにもいるかおしれないし、ならば、その他の人たちを出し抜いておかなきゃ。』
対照?
ま、そゆわけで、事務のおばさんに相談。
結果、研究室のドアのとこに、事務のおばさんが、メモを貼っておいてくれることに。
『じゃ、この用紙に、事情を書いて。あ、連絡先も書いてね。』
「はい。」
理由をなんて書こうって少し迷ったけれど、こーいうときってやっぱり、素直に書いたほうがいいんだろうなって思って、素直にそのまま書いた。
《ゼミ掲示板を見ていなかったので知りませんでした。》
その後、待ち合わせ場所で、セイリョとクロカワとモモちゃんと合流して、お昼を食べに行きました。

□ごはん
朝:お大根をお出汁でとろみつけて煮たのに鳥そぼろいれたの(昨夜の残り)
昼:鍋焼きうどん(1/2)
夜:甘鯛のムニエル・お豆腐と油揚げのお味噌汁・薬味とたまごいりひきわり納豆・グリーンサラダ・お揚げのなかに野菜(にんじん・さといも・おだいこん)と鳥のひき肉をいれてお出汁で煮たの・鰤のお刺身

■音楽・本・映画
・「模倣犯 上・下」(宮部みゆき)

□明日の予定
・倫理の前期と後期のノートを全コピさせてもらう。

■メル
・ホリエさんと。
3年のゼミが同じなうち唯一連絡が出来る相手なのです。
で、あたしと同じく昨日の集会をすっぽかしたらしいので、対策を練っていた。
だって、一人じゃ怖くて動けないし。

□会話
・『ちょっと、どうにかしてください。パソコンのパスワード、勝手に変えているヤツラがいるんですよ。学籍番号メモっておいたから、呼び出して停学にしてください。』
カウンタでIセンセ当ての釈明メモを書いていたら、オトコノヒト(たぶん学生)が、事務室に、怒鳴り込んできた。
法学部専のパソコンは、他の全学部共通のパソコンと違って、IDとパスワードが個人ごとではなくてPCごとで決まっている。
けれど、たまに、悪意で、自分のIDとパスワードでパソコンをセットする人たちがいて、そのオトコノヒトはそのパソコンを貸し出されて、で、キレたらしい。
けれど、それって、普通に、IDとパスワードをそのPCごとのに打ち直したら、パソコン、起動するんだけれど。
すごい剣幕で怖かった。
事務の人が、適当にいなして、もう一台パソコンをそのオトコノヒトに貸し出したら、また、IDとパスワードが変えられていたらしくって、
『これもですよ。学籍番号、メモっておいたから、掲示板で貼り出して呼び出してくださいよ。今年の2年は程度が低いですよ。』
思わず肩をすくめてしまった。

■睡眠時間
・4時間くらい
12日の少し過ぎたくらいから3時まで眠っていて、それから朝まで起きていた。

2001年12月10日(月)
マニュアル

□ごはん
朝:なし
昼:いわしのつみれ揚げ・豚肉のそぼろ煮・ちくわと野菜との和え物・きぬさやと揚げ豆腐のお味噌汁・たくあん
夜:お大根をお出汁でとろみつけて煮たのに鳥そぼろいれたの・牛肉とたまねぎの簡単焼肉・きぬさやの卵とじ・焼きたらこ・豚汁

■音楽・本・映画
・「ペパミント・スパイ」(佐々木倫子)

□明日の予定
・とくになし

■メル
・とくになし

□会話
・よくおぼえてない


■睡眠時間
・4時間
11日の2時から6時まで。

2001年12月09日(日)
エントロピー増大の法則

□ごはん
朝:なし
昼:塩ラーメン
夜:ホタテとブロッコリのクリームシチュー・枝豆入り揚げだし豆腐・さつまいものレモン煮・竹の子の煮物

■音楽・本・映画
・「三月は深き紅の淵に」(恩田陸)
・「冷たい密室と博士たち」(森博嗣)

□明日の予定
・学校に行く。
一時間目はどーでもいいけれど二時間目はきちんと受けるコト。
あと、3時間目の再履修科目、今年で取れるように挙手をしまくるコト。

■メル
・多忙なヨースケさんと珍しくした。

□会話
・あたし:「あのね、あたし、これからってか今もだけれど、試験期間突入するのね。だから、たくさんいつもより勉強をしなくちゃいけないの。だからたくさんするから、しているんだから、いつでもそっちの時間が空いたときに、気兼ねなく連れ出しちゃってかまわないし、気を使う必要はないんだから。あの、あたしの言ってる意味と意図、わかる?」
クロカワと昨日約束したのです。
反応待ちだなんて今はするべきじゃなくて、こっちからもっと動いてアピールしなくちゃいけないんだから、頑張らなきゃだめだよ、と。
明日必ず実行しなくちゃダメだからな、と。
だから、したのだけれど。
カナメくん、帰宅してなかったので、留守電に。
なんだか、また、弱みを自ら作ったような気が。
えーと、これでいいんだよねぇ?と、自分で自分に首をかしげる。
が、取り消すにはカナメ宅に火を放つしか方法がないので、1択のせいだもの、と、放置。

■睡眠時間
・2時間くらい。
10日の5時から7時まで。
他人と一緒に眠った次の日だから、これはもう、仕方ないとしか言えない。




2001年12月08日(土)
天秤と同化

最近、クロカワとすこぶるく仲が良い気がする。
まぁ、なんでそうなっているか、だいたいは分析が出来ているのだけれど。
ヤマダやセイリョやヨースケさんは、あたしが11月が苦手な理由を知っている。
というのも、その苦手になった理由が発生したとき、3人はあたしを補佐してくれたからだ。
すごく我侭なハナシなのだけれど、だからこそ、3人とこの時期顔を合わせると、あたしは、その時のことを思い出してしまって、ひどく冷淡になるか強暴になる。
精神的な落差がかなり激しいと、体力的にも結構ダメージがきちゃうから、はっきし言うと、すごく我侭なハナシなのだけれど、この時期3人と顔を長時間合わせるのは、エネルギを消耗して疲れるのだ。
だから、つい、3人のうちの一人と目があったときには、ぷいっと背けてしまう。
すごくすまない気分になるけれど、でも、やめられない。
もう少しすれば、もっと新年に近づいてくれれば、モト通りになれるのだけれど、絶対。
時間に全てを頼るだなんて、サイテー。

てゆワケで。
今朝、
「親子3人が宅から都合よくいなくなったのだよ、たった今から。」
と、クロカワと電話で話していたら、
『じゃ、試験勉強ごっこと称してさ、泊まりをしてもいいってことだね?』
てなカンジの反応がきたわけで。
「へ?あー、うーん。」
(分析タイム、5秒)
「あ、そっか。よかとよってことか。」
なんか、精神的にキていたらしい、クロカワ。
こっちも、昨日のことでキていたが。
つまり、昨日のあたしのコトもあって、試験勉強うっちゃって恋愛ハナシにれっつらごー。
とりあえず、昨夜のハナシを披露。
『だめだなぁ、ボス。』
「でしょー。ボス、イケてない。」
『それはボスとしてはどうかとおもうよ。』
「あはははは!ボス、さいてー?」
『「せーのっ、」』
(顔見合わせて深呼吸して)
「『さいてー。』」
西の方向(カナメくん在住地方向)を二人で向いて、親指を曲げる(機関銃発射の手。最近ローカルで流行。
その後はもちろん会話にならない大爆笑。
ハイテンション過ぎです。
お次は、クロカワのハナシ、披露目。
『なんかさ、部屋にくるんだよね。』
「こないだ別れ告げられたひと?」
『そう。向こうから告げたくせに、くるんだよ。くればなんかなるとでも思ってんじゃねーのかな。』
「それは、ちょーっと、あたしは戴けないなぁ。」
『僕もだよ。何考えてんだかわっかんねぇもん。』
「せめてもうすこし待て、とか思わん?」
『待つ?なにを?』
「仕掛けてくんのを。」
『あー、おー、はい。ま、されるなら、確かに思うなぁ。それなら思わず戴くかもしれん。』
「冷めるでしょー。だって、すぐ来られたら。情けないもん見てるような気分になるから。」
『あははは。色褪せた日々、てなもんですよ。自分のプライドまで傷つくわ、ホント。』
んなテンションを夕方からやっていたので、当然のように、体力も消耗。
おかげで、夜こそお勉強しようって言っていたのに、9日の1時越したときにはクロカワ、ううつらうつら。
というか、すわりながらではなくベッドにもぐりこんでしていらっしゃる。
うーん。
それを眺めていたら、あたしも眠くなってきた。
だって、他人の寝息って効きます、睡眠欲に。
2時過ぎくらいに、隣りにもぐりこんで、崩御。
朝10時過ぎにクロカワ起きてシャワ浴びて出てった。
5分後くらいな11時くらいに母が、15時くらいに妹が帰ってきて、父は帰ってこなかった。

□ごはん
朝:なし
昼:野菜炒めビーフン
夜:きのことマグロのお鍋(クロカワ作:うわ、おとこらしー料理!と大笑い)・モツレラと生ハムとトマトとほうれん草のサラダ(をしたら、続けてコレを作成された。何こじゃれてんだよ、合わないよ、鍋と。)
おやつ:ヨーグルト・焼き餅

■音楽・本・映画
・「ウエハースの椅子」(江國香織)

□明日の予定
・お勉強

■メル
・とくになし
人が滞在してたから、メルするなんて、失礼ですし。

□会話
あたし:「ごめんなさ・・・ひー。」
クロカワ作成の夕食を食べたあと、クロカワを放置して、クロコネコと戯れていたら、クロカワが演技でぐれる。
あたしがクロコネコの手を握ると、クロカワがあたしの手を握る。
あたしがクロコネコの腹を撫でると、クロカワがあたしの腹を撫でる。
「ほう?やるね?」
と、クロコネコの手を口に含むというケンカを売ってみたら、
やおら右手を掴まれて、
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさいごめんなさいってばー。」
抵抗をしたってのに、
パックン
「ごめんなさ・・ひー。」
買われた。
あったかーい、ていう、ハナシではなくて。

■睡眠時間
・9時間くらい。
2時から11時過ぎくらいまで。
試験前だってのに。
クロカワが出ていったときはなんとなーく記憶にあるんだけれど、
『起きなくてもいーよ。』
って言われたので、そのまま二度寝。
覚えているのは、そう言われたときに、
「わーい、しあわせですー。」
と、にこにこな無邪気笑顔で答えたコト。
白痴ですか、あたし。

2001年12月07日(金)
Isoparametric

□ごはん
朝:なし
昼:茄子とモツレラのパスタ・アイスティ
夜:お雑煮

■音楽・本・映画
・「吉祥天女」(吉田秋生)の1〜4巻
・「南瓜とマヨネーズ」(魚喃キリコ)

□明日の予定
・試験勉強

■メル
・とくになし。

□会話
カナメくん:『耐えられないとおもうなら、諦めたほうがいいとおもう。』
1時過ぎてからかけてなんてくるなんて、電話でさえこの頃珍しい傾向があるってのがプラスされて、すごく珍しかったから、思わずおそるおそるとってしまった。
『もしもし。こんばんは。』
少し反響している声。
「こんばんはー。」
『ねむってた?』
「いいえ。なにかあったん?めずらしいねぇ。」
『えーと、今特別になにかあったっていうわけじゃないんだけれど。』
うわ、なんかカナメくんの口調重い。なんかくるぞ。これは絶対。
予感して、パニック防止対策を立てて実行、したうえで、
「なになに?」
『あのさ、これから先、仕事がもっと忙しくなっていくんだ。』
「うん。」
とりあえず聞く。
『こう言っちゃなんだけれど、独身っていうせいもあるからたくさんまかせやすいんだと思う。』
「うん。かもね。」
聞き手になって話させる。
『あー、もう、うまく言葉が言えない。』
「うん。」
聞く。
『とにかく。もう10日近く会っていないでしょう?』
「うん。」
うわー、こうくるかっ、とか思う。
『こーいう状態のもっと長いのが、これから先、もっと出てくると思う。確実に。』
「うん。」
そろそろです。
『耐えられる?』
はい、聞かれました。
(思案と反芻のための6秒)
「うーん・・・なんとかやりくりしてけれるとおもう。」
深呼吸をして、息とめて、吐きだすのと同時に、
「もすこし、そっちが言うのがキツイっていう表現、ないわけ?」
『キツイ・・・?えーと、あ、耐えられないとおもうなら、諦めたほうがいいとおもう。』
(正面きって受け取らないための準備の3秒)
(次の手を考えるための思案の4秒)
思いついた手を繰り出すための前提確認。
「あたしのこと、たぶん好き?「けれど」ってつけないで。」
『そりゃ、きっと好き。』
「付き合っていたい?」
『はい。』
これでこの手を進ませる勇気が湧いた。
「なら、なぜこんなことを言いだすの。動機は?せめて、これ思ったときの情景でもいいから、言って。知りたい。」
答え受けとめるために、余計聞きにくくなるっての知ってはいるくせに、どうしてもなんか受話器に耳を押しつける。
『こないだ、残業していたんだよね。夜遅くまで、一人で。そのときに、ふと、会いたいなぁと思ってでも会ってないでしょ?っていうことに気づいて、これから先もっとそういう時間が多くなるんだと思って、それからいろいろと思って、危ないからやめようとは思ったのだけれど、とまらなくて、たどりついた。』
思っていたのと結構違って、その安心の溜息と共に、
「この、馬鹿め。」
『うわ、ひでぇ。』
そしてちゃらかす。
「ねぇねぇ、なかなか可愛いコト言うねぇ。」
『うるさいよ。』
「ねぇねぇ、いいこと教えてあげる。あたしもあなたを好きでね、付き合っていたくって、でもって、今あたしとあなたは付き合っているのよ。」
↑ふざけて少し詠うように
『うん。』
↑普段ならそういう口調にツッコミをいれる、から、
「馬鹿め。」
『ごめん。』
「だから、それ言わないでよ。ったく、ホント会話告げるの下手だよねぇ。」
『今どこ?』
会って言う気なのかなぁ、とか思う。
「家。そっちは?」
『会社。』
ハナシをずらして逃げてしまえ、とか思う。
「大変そー。」
『会議3.4つかけもちしてるからなぁ、今。』
「あはははは、人気者!」
逃げてしまえとか思ったくせに、やっぱ気になるから、心のなかで深呼吸。
息をとめて一気に吐き出す。
そして、いっせーのーで、
「別れ話かと思った。」
カマかけ。
『へ?あ、違うよ?』
カナメくんの驚いた声に、こっちまで動転。
何が違うのかわからなくなって、
「え、そうなの?」
『何が?』
残っていた息といっしょに、
「これ、別れ話?」
(カナメくんからの3秒の空白)
『えーと、あの、違う。全く違う。言ったでしょ?好きだって。付き合っていたいって。だから、敢えていうなら、ただの愚痴。に、聞こえなかった、みたいですね。』
「うん。それに、んな攻めるようにいわないでよ。」
『ごめんなさい。』
「それ言わないで。今は特に聞きたくないから。」
(気持ち入れ替え切り替えるための3秒)
「会社の今どこ?」
『あ、第三会議室です。』
あたし言われてもワカラナイのに、「第三」ってのまで言ったってので、少し気分が挽回。
「え。会議中なの?」
『いいえ。』
えーと、じゃぁ。
『一人、会議室にたてこもって、警備員に発見されたら怖いから電灯つけずに、椅子にすわってあなたと電話中。』
(情景を想像するための3秒)
『なに笑ってんの。』
カナメくんが少し笑ってそれが受話器越しに伝わってきて、君さっきあたしにどんだけダメージ与えたか憶えているワケ?と思ったので、思い出させるために、
「気ぃぬけた。」
そのあたしの追撃にたぶん気づいて、
『えーと、精進します。』
(さらに追撃でなんとなく沈黙をしてみた、4秒)
『泣かせてすみません。』
声殺してたのに気づかれていたってので、ダメージくらった。
から、
「お黙り。」
『はい、イヤです。』
何か言ってやろうとアタマのなかで検索していたら、間髪いれずに、
『じゃ、そろそろ、最後のシメやるんで。』
逃げのお言葉。
けれど、「愚痴をしようとおもった。」って言葉がなんか何かでリンクして思い出して、26歳のこの人も19歳のあたしとおなじよーに、やっぱ愚痴ってあるしそれに愚痴をあたしに言おうとしてくれていたんだってので、機嫌直って、
「まーたねー。」
『おやすみ。』
って言ったアトは、互いに機嫌がよくなったってのもあって(カナメくんはあたしを泣かした泣かすことができたってので少しカナメくんの機嫌がよくなったのにカンケーをしているのだと思う。かばめ。)毎回のお約束な、切る直前の言い合い。
「あたしただいま試験勉強しようか迷い中なのに嗾けないでよ。」
『電話しながらんなこと君は考えていたワケ?』
ほら、「君」口調だし。機嫌がいい証拠。
「んーと、平均して30%くらいこの思索で脳みそつかってた、かなぁ。」
いじめてみる。
『ふぅん。』
少し語尾下がりの声に、思わず、慌ててつけたす。
「君、下手だからだから、途中途中で0%になったりもしたけれど。」
『ふぅん。』
少しうれしそうなカナメくん。
しまった、と思う。
「自惚れないでよ。」
『ははははは。』
渇いた笑いをされる。
「帰り道、事故らないように気ぃつけてね。」
えーと、ほかは何かあったっけ。
『はい。』
「泥棒にはいられないように気ぃつけてね。」
えーと、ほかは何かあったっけ。
『はい。』
「仕事よりも健康だからね、それ忘れないでね。」
えーと、ほかは何かあったっけ。
『はい。って、僕は園児ですか?』
「違うけれど。」
攻撃。
「要約すると、つまりね、会う前には死なないでってこと。」
(ワザと作った沈黙の6秒)
平然と、
「寝坊するくらいの心意気で。」
平然と、
『うーわ。』
「今日のとこは、ぐんない。」
『またね。』
なぜかオンナ口調。
「またな。」
なぜかオトコ口調。

てゆか、切ったあと反芻をしていて、あたしがこいつ殺す、とか思った。
とりあえず憶えてアタマのなかで再現することができるよーに、カキコ。

2001年12月06日(木)
茹ですぎのマカロニ

てワケで、またもや寝坊をした。
4時間目にだけは出ようと頑張って行ったら、大学前にてバス降りたその背後で、4時間目担当のセンセがタクシーに乗って去って行った。
いちおー、総合電光掲示板の前にて、休講なのかどーか確認してみたけど、リストのなかにはなかったし。
いちおー、教室に行って覗いてみたら、たくさん人がつまっていたけれど、センセの来る気配はなかったし。
図書館にて、「フライパンで焼かれたローラ」というたぶん心理学部カンケーの本を読んで、そのあと、帰宅した。

□ごはん
朝:なし
昼:チーズクリームパン・お茶
夜:なし(家族他3人がお外で各々食べてくるらしーんで、必要がなかった)

■音楽・本・映画
・「両親にフライパンで焼かれたローラ」(著者はわすれた)

□明日の予定
・一時間目に間に合うようにする。
試験前最後の講義なので、なんか情報をセンセが漏らすかなぁ、と。

■メル
・とくになし。

□会話
・誰か(複):『ボス。』
カナメくんが、最近(といっても10日くらい会っていないけれど)、職場や職場ではないところで、『ボス。』と呼ばれている。
理由は、カナメくんがボスジャンをテラモトさんっていうモト同僚(今はゲーセンの店長)にいただいたからだ。
カナメくんはそれを着て歩くのは恥ずかしいからって、家のなかでお仕事や本を読んでいるときにだけ、羽織って、一人ボスになっているのだけれど、なのに、職場や職場ではないところの人は、カナメくんがボスジャンを持っていることを知っている。
理由は、あたしとテラモトさんがその情報を撒いたから。
おかげさまで、上司にまで、ボス、と呼ばれる日々を送っているらしい。
以上、「ボス」基本情報。

こないだ、カナメくんちにて、
「ここらへん、触ってもいい?」
って聞いたら、
『ぜーんぜん、その言いかた可愛くなんかないから。』
「そんな効用、あたし、お望みなんてしていないもんね。」
って、即、先まわって用意しといた答えして、
「で、ボス、いい?」
もっかい聞いたら、
『だめ。上書き保存まだしていないから。』
これまた即答されたのを、さっき、ふいに思い出した。
そのとき、あたしは、舌打ちをしようとした。
のだけれど、舌打ちって失敗しそうで出来なかった。
舌打ちの失敗だなんて、したことないのだけれど。
失敗しそう、ってすごく思った。

ってのを、さっきふいに思い出した。
それだけ。


※「ボス」その他関連情報は、HPのヒビに載せております。興味あれば、どうぞ。

2001年12月05日(水)
秘密はいかにして愛撫されたか

てワケで、寝坊をしたので、3時間目だけ出て帰った。
定期でよかったなぁ、って思うとき、こんなとき。

なんとなく、10日くらい、カナメくんに会っていない。
互いのスケジュールというか主にカナメくんのスケジュールが、噛み合わないというよりも空いていない。


□ごはん
朝:なし
昼:しぐれおにぎり(1つ)・聞茶
夜:ぶり大根・えのきだけとお豆腐のお味噌汁・ほうれん草のにんにく炒め・オムレツ

■音楽・本・映画
・「カバチタレ」の一巻
試験勉強しなくちゃぁいけないので、法律モノ(これは行政書士のおはなし)を見ればやる気がでるかなぁ、というのと、いちおーこれも法律カンケーでお勉強の役には立つもんね、ていう、これまた甘えたさんの動機で、見ていた。
で、いちおーやる気は出たものの、今勉強しなくてはいけないのは、パンキョの言語学と倫理であり、えーと、つまり、ベクトル違って役立たず。

□明日の予定
・午後から。
なんか寝坊しそーな予感がひしひし。またもや。

■メル
・引き続き、シバとメル。
「大宰府天満宮の梅ヶ枝餅、買って帰ってきて頂戴、」と、我侭を言うてみる。
美味しいから好きなの。

□会話
・とくにあんまり。

■睡眠時間
・3時間。
してしまいました、お寝坊。
クセがやっぱ抜けていないみたいで、7時まで眠れなくった。
どうやったらモト通り。



2001年12月04日(火)
類推

最近、ごはんって食べると身体のなかでエネルギになって体温が作られていくんだなぁ、と実感中。
つまり、朝ごはん食べないで行くとかなり寒いカンジがして、食べていくと結構なんてことはないカンジがする。


□ごはん
朝:紫蘇梅おにぎり(1つ)
昼:ポテトサラダ・スープ・あさりのスパゲッティ・紅茶のシフォンケーキと生クリーム・紅茶
夜:具だくさんチゲスープ・鶏のからあげ・モッツレラとトマトとほうれん草のサラダ

■音楽・本・映画
・「アリーマイラブ・1」の(プロローグ・12話)
セイリョんちでクロカワとヤマダとあたしとで観た。
『アリー、スカートほんとミニスカだなぁ。セクハラ遭ってもおかしくないよ、これ。』
とか、
『アリーに、性的関心は抱かん。』
とか、主にヤマダが言っていた。
セイリョが、ヤマダにもっと喋らそうとして、
『それはどうかなぁ?』
『え?どうして?』
と、演技っぽく質問をしたから、案の定、ヤマダが熱く語りだして、それを聞いていたクロカワがソファに伏せして苦しそうに笑っていた。
おまえら、あたしのお金で借りてきたんだから、観るならきちんと観ろよなぁ。
今度から250円ずつ回収すること、決定。
↑ビデオ4本一週間で1000円。

□明日の予定
・なし
憲法の宿題、もう今年はないから、すごく火曜日が楽。

■メル
・シバと少々。
12月終わりくらいにこっちに帰省するからってメルがきたから、帰ってきたら何しようねぇ、ってハナシをしていた。

□会話
勅使河原家の墓から出てきた知らないおばさん:『汚らしい。』
墓場ネコにエサをやりにいったら、ちょうど、隣りの墓場に一人でお参りというかお掃除にきているおばさんがいまして、それは別にいいんだけれど。
さすがにネコ缶まで用意して餌付けしてんの見られるのは恥ずかしいので、こそこそっとやっていたら、あたしだけ発見されまして。
通りぎわに、
『汚らしい。』
ヘコむ。

■睡眠時間
・3時間くらい
5日の7時近くまで眠れなくて、一時間目も二時間目もサボってしまった。
さすがに3時間目には出たけれど。
またノートをコピさせてもらわなくっちゃ。
あーあ。

他人(クロカワ)と一緒に眠って過ごしてなんていたから、クセがついちゃったのかもしれない。

2001年12月03日(月)
ヴェルネルの法則

□ごはん
朝:なし
昼:蓮根と明太子のはさみ揚げ・鮭とキュウリのマヨネーズ和え・ひじきといんげんの炒め物・お大根のお味噌汁
夜:牡蠣フライ・グリーンサラダ・野菜くずスープコンソメ版・芹と油揚げの炒め物・きのこ(まいたけ・えりんぎ・しめじ・えのきだけ)の炒めもの
おやつ:イチゴ(3粒)

■音楽・本・映画
・「女王の百年密室」(森博嗣)
いまいちトリックが利いてこなかった、主にあたしに。
まぁ、世界観を構築しちゃうってのは、手がかかっているんだろうけれど。

□明日の予定
・墓場のネコにエサをやりにいく。
ひそかに、うちのネコ用のネコ缶やネコカリカリエサを持ち出していたり。
絶対、交通事故とか殺人とかで死にたくないと、それらがかばんのなかにはいっているときは強く思う。

■メル
・これといってなし。
4時間目んときにかなりやりとりはしていたけれど、内容なかったし。

□会話
・セイリョ:『あー、3・4・5日後くらいに、風邪ひくから、よろしく。』

■睡眠時間
・5時間
4日の2時から7時まで。


2001年12月02日(日)
下界の神殿

寝坊して、とりあえず、朝からたいやき。
冷凍モノのなんだけれど、半ってより2/3解凍くらいまでレンジで温めたあと、オーブンで焼くと、表面カリカリってなって、かなり美味しくなるのですよ。
今日、可笑しかったコトは、行きの栄の広小路通りはクリスマス一色で《メリークリスマス(英語)》な垂れ幕までかかっていたのに、帰りの栄の広小路通りは、《雅子様おめでとう》一色になっていたこと。
思わず二人でカオ見合わせたとこに、あたしのドコモ携帯に広告メル。
《ただいま雅子様女児出産のお祝いにより、入会金タダでございまーす。》
腹筋がヤられるかと思った。

□ごはん
朝:たいやき(1匹)
昼:やきそば・ワカメとごまのスープ
夜:紅茶豚・トマトのサラダ・ひじきと大豆とお野菜の煮たのの・鯵と鰯のフライ

>>>手間いらずなくせにかかってるように見えてしまう紅茶豚の作り方

・材料
ぶた:豚かたまり肉(400から500グラムくらい)・ティーバック(2袋)・ネギ(たっぷり)・ラディッシュ(3コくらい?)・チンゲン菜(お好みで)

ドレッシング:しょうゆ(大2)・酢(大2)・お砂糖(ちょっぴり。小さじ1もいらない。)・ごま油(大1/2)・トウバンジャン(ほんのほんのホンキでちょっぴり)

・作り方
いち)豚肉とティーバックをなべにいれて、それらがかぶるくらいのお水を投入。
にぃ)煮たったら弱火にして、ふたをずらしてのせて、時々あくをとる。
さん)竹串を刺してみて、澄んだ肉汁がそっから出てきたら、ゆであがった証拠。
よん)とりだして、3から5ミリくらいの薄切りにする。
ごお)ネギの白い部分を千切り、ラディッシュは輪切りにして、ぱりっとさせるためにお水につけておく。チンゲン菜はゆでておく。
ろく)お皿に盛ってドレッシングをかける。

てか、これ、夏のスタミナ食だったりするのだが。
ドレッシングかけないと、味がほとんど豚はしないので、要注意。

■音楽・本・映画
・なし
クロカワんちはいっつもジャズ風な曲が流れてはいるんだけれど、曲名ワッカンナイんだもん。

□明日の予定
・大学に行く。
クロカワ宅は大学からあたしんちからと比べたら近いので、気楽。
二人とも地下鉄ダイキライ人間なので、バイクのうしろについでに乗せてってくれるっていうし。
らっきー。

■メル
・とくになし
てゆか、これといってなし。

□会話
セイリョ:『悪いことをしないときは良いことはしないよ。』
何をえらそうにんなとちくるったことを言うですか。

■睡眠時間
・5時間ちょい
2時から7時過ぎまで。


2001年12月01日(土)
にしむくさむらいしょうのつき

学部長さんに連れていってもらったお店は、料亭ってカンジで、懐石ってかんじで、なんかかなり高そうなカンジで、さすが美味しくはあった。
いろんな会話をしたけれど、
「あたしですかー?うーん、妻よりは愛人がいいけれど、愛人よりは恋人のほうがいいんですよねぇ。」
ってせりふを吐いた自分に、思い出してはかなりの驚き。
クロカワんちに戻って、そのハナシをしたら、大笑いをされた。
てゆか、そんときちょうどリンゴジューズを飲んでいらっしゃって、むせていた。
ごめんなさい。
あと、
「あのあのあの、週末なのにココに恋人こないの?」
って質問をしたら、
『なんか、別れちゃったんだよね。』
どつぼ。
別に奥さんにはバレてはいなかったんだけれど、なんか、向こうにどうしても負い目というか引け目があったらしくって、それが態度に現われてしまっていて、軋んでしまって別れたらしい。
「えーと、握手をしよう。」
クロカワがまた大笑い。
したけど、握手。

□ごはん
朝:なし
昼:「加瀬」っていうなんか高そうなお店にて、懐石っぽい料理。
夜:きのこと鶏肉のなべ・炊き込み御飯(昨日の残り)の焼きおにぎり

■音楽・本・映画
・シムピープル
というクロカワ宅にあったゲームを、やりはじめている。
あたしの家にもあるのだけれど、どこやったんだっけ、最近してないなぁ。
ハマると危険。
試験とレポがもうすぐだから。

□明日の予定
・クロカワがカルク買い物をしに出掛けるらしーんで、ついていってしまう。
『寝坊するの禁止。』
だそうで。

■メル
・とくになし
報告メルみたいのとそれのお返事メルみたいのはしてるけれど。

□会話
・あたし:「クロカワはやさしい言葉を煙みたくポポポと吐くので、安心するんだよ。」
『なんで僕を選んだの?』
って聞かれたから、そのお返事。
『それは、セイリョやヨースケさんもじゃないの?』
「うん、そうなんだけれどー。」
機嫌悪くしないで聞いてね、っていう前提つきで、
「うちんちから、クロカワんちが選べる中で一番遠かったの。」
ってお答えしたら、可笑しそうに、
『安全で怖くなくて安心できる場所として選ばれるのは光栄の至りですよ。』
って笑われながら言われた。
「それがひとつだけじゃないのが、あたしのタチ悪いおトコロ。」
って言ったら、
『そうじゃないんじゃない?』
代名詞指示語。

■睡眠時間
・8時間くらい
2日の3時から11時過ぎまで。
二人して寝すごしけり。



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