2002年04月30日(火)
君の傷はどれくらい深い?それを誰かに見せられる?

前略


傷つけてほしいの?

人形には痛みなど感じないんだよ

きみは 今 生きている

夢を抱いて生きている



長い人生の中で辛さや悲しみを

感じただろう?



人形は痛みなど感じないんだよ

傷ついたら一生 治らなくなるのだよ



草々



2002年04月28日(日)

前略


忘れない、懐かしい君の声を

僕を捜し彷徨い狂った、君の叫び声を


きっと一生、忘れない


ねえ、君は今 どこにいるの?



草々



2002年04月27日(土)
ねえ、大事なものを失うときの辛さ 君は知っているのかなぁ

前略


世界が暗闇だったなら
君に出逢うこともなかったのに
失うことを知らずにすんだのに


きっと何もなければ
苦しみも哀しみも
何もかも知らずにすんだのに



僕は苦しい

僕は孤独だ



草々



2002年04月19日(金)
春のおわり

前略


今日は課題が出て、「春」をテーマに詩を書いた

ほんとうだったら、もっと深く書けたんだけど
あの場じゃあ恥ずかしくて書けなかったの

だから、ここにもう一度 改訂版を書いてみるね



あったかい風が吹いて
黒い髪がそれになびいたら

ライトピンク色の花びらが 君の頭の上にのった

意地悪しようと、僕は何も言わなかったけど
桜は自分でかえっていったね


「何よ」と不満そうに言う君

「なんでもない」とうそぶく僕


気がつけば、花見客もいなくなり
桜色の気配も感じられなくなって



春のおわりは近い



草々



2002年04月18日(木)
ああ 僕もきっと、君と生きていく 空よりも高く、永遠に

前略


死にたくない
でも 生きたいとも思わない


そう言った君の横顔が さみしそうだったから

僕は自分を憎んだ


大好きな君を汚してしまった 僕が許せない

大好きな君を哀しませた 僕が許せない



きっと君はこういうんだ

『お前がいるから いやになるんだ。
 どっか遠いところに行っちゃえ。』って

きっと君はそういうんだ




僕は......僕はまだここにいていい?




死にたくない
でも 生きたいとも思わない


だけど


あなたが生きてるなら、私も生きていようかな



草々



2002年04月17日(水)
想い出

前略


懐かしい音楽を聴いていた
ただなんとなく、なんとなく聴いていた

ちがう。いつも・・毎日聴いていたんだ


でもどうしてなんだろうか?

この日だけはとてつもなく懐かしく感じられた
涙が出そうになるほど
それは懐かしい曲だった


もう、遠い遠い僕がそこにいて

「いい人だね」って言ってくれた君を想った

僕がいて。


この歌には、僕の想い出がつまってる



草々



2002年04月16日(火)
癒えるもの

前略

傷は必ず癒えるもので
放っておけば いつかは消え去っていく

例え それが
手足が震えてしまうほどの痛みだったとしても

例え それが
涙が溢れてしまうほどの辛さだったとしても



でもそのとき僕らは
世界中の誰よりも弱い、と実感していたよね

手足が本当に震えて 鉛筆ひとつ持てなかったね

とても悲しく 悲しく 悲しくなったね



傷は必ず癒えるものだけど

そのとき僕らが負った深い傷は

本当のものだったんだ。


草々



2002年04月15日(月)
○月△日。

前略


その時もしかしたら
5年後  みんなとパーティを開いて楽しんでいるかも知れないし

その時もしかしたら
10年後 両親の死を悲しんでいるかも知れないし

その時もしかしたら
15年後 彼氏と会えない日々を切なく感じているかも知れないし

その時もしかしたら
20年後 友達と電話をしているかも知れないし

その時もしかしたら
1000年後  世界は滅亡して、もう何もかもがなくなっているかも知れない



でもその時 一瞬一瞬は「その時」だけにしかなくて
もう戻ってくることはない

たとえそれが一秒前でも その半分でも
もう戻らない


だから僕は今

この一時一時を、心から確かめたいんだ


草々



2002年04月14日(日)
Yes or No 〜うそとまこと〜

前略

あなたと笑っている私が 本当の私

友達とバカやってる私も 本当の私
嬉しくて悲しんで泣く私も 本当の私
誰かに怒っている私も  本当の私

あなたを眺めている私が 本当の私


懐かしい思い出が夢になってしまうまで
あなたを不意に視線で追う私がいる
もう終わったと・・・ もう終わったの・・・


遠い遠い空が いつまでも答えを探しているように
私は私を 「本当の私」にする為に


私の全てが 本当の私

受け止めてくれるまで それまで・・・


草々



2002年04月13日(土)
ふるさとへかえろう

前略

冬の景色はどこかへいってしまって
暖かい風がただ 草原をさまよう

静寂が街をさみしく照らし
蛍光灯も必要なかったろう

古びた昔のワイシャツが何かを
何かを語るかのように.........


hear......You please hear it......
むかしのあの空を風景を 忘れないように
そして思い出して
故郷まできこえるように あつく、つよく。

故郷(ふるさと)まで 故郷(こきょう)まで・・・


故郷へ帰ろう 忘れない何かをとらえるために
誰かが僕を待っている
それは風か、街か、思い出か、君なのか.........


ああ 僕は馬鹿な人間さ



草々



2002年04月03日(水)
blue fragrance 〜海の見える街〜

前略


翼は要らない
この足があるなら


僕の左眼の涙腺は 昔っから歪んで
淋しくない でも それなら何故
雨は降り続けるのだろう?

君はいつでも強気でいて 皆を楽しませて
嬉しくない でも それなら何故
嘘で笑い合えるのだろう?


ねえ いつから僕達は
懐かしい海のにおいに溺れたの


戻りたがっていたよね あの海の見える街へ
三人で一緒に泣いた この何ヶ月かの間も
青は深く染まり続けた


翼は要らない
僕にはこの足があるから

どこにでもいける この足があるから


草々



2002年04月02日(火)
答え

前略


「限りなく蒼い 果てしなく深い」

その答えを
僕らは見つける事が出来ましたか?



草々



2002年04月01日(月)
光景

前略


昼から降り始めた雨は
今もまだ降り続いていて

人々は静まり返り、
紫陽花は輝く

街が何かを言いたげにしていたので
私は傘を差して出掛けました

たれてくる雫が冷たく
ちょっと切なくなったとき
私は今、ひとりなんだということを実感した


見慣れた街並み
海の見える岸

その全てが哀しくなった。



草々


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鳥海

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