初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2018年11月30日(金)
悪しき者 心のしずくを使う時、心は汚れ、しずくは消える

映画「劇場版 ポケットモンスター
水の都の護神ラティアスとラティオス」(湯山邦彦監督)から。
「水の都・アルトマーレの護神で、
秘密の庭に隠された『心のしずく』と呼ばれる宝石」を題材に、
その使い方によっては、街が崩壊する可能性もある、という設定で、
「水の都」という単語に妙に反応してしまった。
言い伝えられている「心のしずく」は、
「悪しき者 心のしずくを使う時、心は汚れ、しずくは消える、
このまちとともに」というもの。
水自体の良い悪いではなく、それを使う人の性格の良し悪しで、
街が栄えたり、滅んだりするという例えが、妙に引っかかった。
地球(自然)から与えられた「水」をどう護り、どう活用していくか、
それを考え、判断し、指示する人の「水に対する姿勢」が、
街を発展させるか、衰退(滅ぼす)させることになるということ。
全国には「水」(清流・湧水)をまちづくりの資源としている自治体は、
多いけれど、そのまちの行政、教育、産業、観光などの分野で、
「水」(清流・湧水)に対し、どんな考え方をしているか、
確認しておく必要があるかもしれない、そんなことを思った。
ポケモンの映画でそこまで推察するのは、考えすぎかな。(笑)



2018年11月29日(木)
まだ必要とされ、活かせる場を与えていただけるだけで嬉しい

書籍「定年前後の『やってはいけない』
(郡山史郎著・青春出版社刊・189頁)から。
仕事の帰り、寄り道した書店で見つけた、書籍タイトルに
思わず手を出してしまったが、面白くて一気に読み切った。
冒頭、再就職先がすぐ決まる人と、決まらない人の違いを
2人の例を挙げて説明している。
なかなか決まらない人は、収入や労働条件に拘っている人。
決まる人は、働かせてもらえるだけで嬉しい、と考えられる人。
そんなことかな、とメモを取った。
決まった人との会話はこんな感じで紹介されている。
「いままでの収入からかなり減りますが大丈夫ですか?」
「何より自分の経験や技術がまだ必要とされていること、
そしてそれを活かせる場を与えていただけることが嬉しいのです」
わかる、わかる、その感じ、とメモも増えた。
定年退職する1年って、今まで考えたこともないくらい、
残りの人生を考える機会を与えられる。
特に、定年イコール年金支給開始、とならない時代だからこそ、
その数年の生き方を考えることになるのも現実。
だからこそ、この考え方は、妙に腑に落ちた。
60年重ねてきた経験や技術が、若い世代に必要とされること、
そして、その場を与えてもらえること。
再就職って、収入じゃないんだよなぁ。(たぶん・・)



2018年11月28日(水)
課長、思い出に「駅伝」でましょうよ

話の発端は今週末の「静岡県市町対抗駅伝大会」だった。
わが課のスタッフは、さらっと言い放った。
「課長、思い出に『駅伝』でましょうよ」
(新年1月20日に開催される、町の駅伝大会のことだけど・・)
えっ?と耳を疑ったが、そう言えば4年前に走ったなぁ、と
ちょっとだけ判断に迷っていたら、
さっそく「エントリー方法」を電話して訊ねていた。(汗)
恐るべし、わが課のスタッフ、
私が「思い出に」というフレーズに弱いことを知っている。
「ということは、アンカーだろ? ということは、3.3キロか?」
この話を前向きに検討している自分が、たまらなく可笑しい。
でも「思い出だから・・」だけで、参加できるものじゃないし、
「年末年始の暴飲暴食」も、控えなければならない。
「う〜ん、もう60歳だからなぁ」と言えば、
「まだ、60歳じゃないですか」って言われちゃうし。
「出る、出ない」は別として、少し体重を落とそうかなぁ。



2018年11月27日(火)
勉強では人生は学べない

映画「ゴーギャン タヒチ・楽園の旅」(エドゥアルド・デルック監督)から。
物語は、タヒチに渡ってからの、画家・ゴーギャンを綴るが
私の気になったところは、フランスを去る前の
ゴーギャンの嘆きにも似た呟き。
「いつの世も画家は生活に追われ、時間とエネルギーを奪われる」
いつの世も、画家という職業だけで生活するのは難しく、
独身でも大変なのに、妻子持ちのゴーギャンは、
それ相当の苦労があったことが推察される。
また、一緒に移住すると思われていた家族に拒絶され、
子どもの将来を悲観する妻に、こう言い返す。
「勉強では人生は学べない」
いろいろな体験、経験することが「人生」を学ぶということ、
それには「タヒチ」という場所で生活するのも、
誰もが経験できることではないのだから、子どものためになる、
そんな意味なのだろうが、結局、妻には伝わらなかった。
「人生を学ぶ」って発想、なかなか難しいなぁ。



2018年11月26日(月)
温暖化の心配、と言えば、雪が重たくなること

先日、ネットで知り合った方々と、近況報告をしていたら、
東北地方に住む女性から「温暖化の影響が心配」とのコメントに、
私は単純に「ゲリラ豪雨」に匹敵するような「ゲリラ積雪」、
そんなものが発生する可能性があるのですか?と訊ねたら、
温暖化により、空気が湿ったり、中途半端に空気が下がらないと、
「重たい雪」が続き、雪かき、雪下ろしが重労働で腰が痛くなる、
そんな話だった。
以前にも、この気になる一言で書いたが、積雪地方では、
雪の量ではなく、雪の重さが生活に直結するようだ。
だから「温暖化の心配、と言えば、雪が重たくなること」。
この夏、私達が経験した、局地的な突然の猛烈な雨(ゲリラ豪雨)は、
外出しなければ、ある程度の難を逃れるけど「雪」だとそうはいかない。
重たい雪が降り積もれば、家が潰れるかもしれないのだから・・。
今年の冬は、そんな視点で東北地方の積雪を考えてみようかな。
天気予報の「雪」だけではわからない、重さを意識して。



2018年11月25日(日)
おにいさんに案内してもらって、ラッキーでした

週末も、なぜかノコノコ出かけてしまう柿田川公園、
行楽シーズンではあるが、いつも以上に観光客で賑わっている。
残念なのは、せっかく鮎が遡上し、産卵しているのに、
バスガイドは、目印の小旗を掲げたまま、お決まりのコースを
一定時間内にぐるっとまわっている。
(まぁ、観光バスツアーだから仕方ないけれど・・)
この時期しか観られない光景が目の前にあるのに、
それを伝えてあげることが出来ない、モヤモヤ感が残っていたが、
先日、エントランスのベンチで、休憩していたら、
突然「地元の方ですか?」と尋ねられた。
この公園の見どころを教えて欲しい、という質問に、
言葉で説明するのも大変なので、非公認の観光ガイドに変身した。
廻るコースは毎回ほとんど同じだけれど、季節が違うので説明も違う。
それが、観光ガイドの醍醐味といえそうだ。
まずは一声「皆さん、ラッキーですよ」。
続けて「今しか見られないシーンが待ってます」ともったいぶり、
「それも、例年ならまだ見られないんですが」と特別感を伝えた。
この一言で観光客の方々は、ほとんど大満足してくれるようだ。
帰り際に「皆さん、本当にラッキーでしたね」と念を押したら、
「おにいさんに案内してもらって、ラッキーでした」と返された。
この人たち、私の喜ぶツボ、知ってるな。(汗)



2018年11月24日(土)
人間を作った神様でもわからないと思うよ

映画「空気人形」(是枝裕和監督)から。
「私は空気人形、性欲処理の代用品」・・
このフレーズが何度も流れたが、そんなに違和感はなかった。
その人形が、人間と同じ「心」を持つことにより、
嘘をついたり、いろいろな感情を体験する。
その中で印象に残っているのは「切ない」という気持ち。
ある人を好きになり、その人のことを想うと、切なくなった。
それを「心を持つことは、切ないことでした」と表現したが、
人間には、好むと好まざるに関わらず、生まれつき「心」がある。
(勿論、他の動物にも心はあると思うが・・)
その心が、満たされているのか、空っぽなのか、を考えるのもいいが、
彼女を作った役を演じる、オダギリジョーは、作品の中でこう呟いた。
「なぜ、心を持ったか、なんて、
人間を作った神様でもわからないと思うよ」と。
言い換えれば、それを受け入れるしかないんじゃないか・・と
心を持った「空気人形」を諭しているようだった。
心があるから、辛いけれど、心があるから、幸せな気分にもなる。
人間として生まれたのだから、自分の考え方次第でどうにでもなる。
これからも、その「心」と仲良く付き合っていきたいと思う。



2018年11月23日(金)
飲料水の自動販売機に領収書発行機能を

コピー機に、領収書発行機能をつけたら、利用者が増えた。
そんな話をラジオで耳にして、考えてみた。
昔から、ラジオにカセットテープを付けた「ラジカセ」など、
何かと何かを組み合わせたりするものに興味があった。
単なる製品に思いも寄らない付加価値をつけることで、
利用者が格段に伸びた、なんて話も大好きだったので、
今回の「コピー機に、領収書発行機能をつけた」という発想は、
なるほど・・という他なかった。
そのことにより、小さな会社は「事務機としてのコピー」は不要、
さらにわざわざコピー設置店に、領収書を請求する必要がなくなる。
既に、鉄道切符やパーキング料金などは、領収書発行機能があるし、
経費として計上できるのなら、大歓迎の機能だろう。
あとは、飲料水の自動販売機に領収書機能がついたら、
便利だろうなぁ。(コンビには困るだろうが・・(汗))
要は「時代の流れを上手に読むっていうこと」なんだろうな。



2018年11月22日(木)
俺の故国じゃこう言う

映画「ワンダーラスト」(マドンナ監督)から。
ポップ・ミュージック界の女王、マドンナの初監督作品。
物語の主人公が、語りのように口にするフレーズ。
それが「俺の故国じゃこう言う」
その諺みたいに台詞がまた面白い。
「ナイフのジャムを舐める者は舌も切る」
「空に届きたけりゃ、とにかく飛べ」
「悪魔が力を失ったら美女をあてがえ」・・
どうやら「ウクライナの諺」らしい。(汗)
「故国」を辞書で調べてみると、
「古くからあった国・昔あった国。 
自分の生まれた国・母国・ふるさと・故郷」の意。
翻訳者が、どうして「俺のふるさとでは・・」とか
「俺の母国では・・」と訳さなかったのか、
ちょっぴりわかるような気がした。
先述した諺、もう一度、読み直して欲しい。
何かの教訓なんだろうか・・なかなか味わいがある。



2018年11月21日(水)
来年3月の予定が、金曜日から埋まっていく

まだ11月だというのに、気の早い後輩たちが、
私の3月の予定を確認し「予約済」を入れていく。
それも、なぜか「金曜日」が一番人気。(笑)
嬉しいやら、寂しいやら、送別会の予定・・らしい。
私のスケジュールが「先着順」と知ってのことか、
3月議会の日程を外しながらの調整をしてくれている。
「まだ、11月だよ・・」と照れながら言うと、
「いやいや、きっとすぐ埋まっちゃうから」と返された。
一言にすると「来年3月の予定が、金曜日から埋まっていく」
確かに、3月15日、22日、29日は、予約済。(笑)
なにも「金曜日」に拘らなくても、と思うのだが、
次の日を気にせず飲める日がいいらしい。
まぁ、私の定年退職をネタに、みんなの笑顔が集まり、
楽しいお酒が飲めればいい、としようかな。
このまま予定を入れると、アルコール中毒になりそうだが、
それもまた、思い出かな、なんて呑気に考えている。
4月になったら、飲みに誘われなくなったりしてなぁ。
楽しみな3月まで、あと4ケ月と少し。あっという間だな。



2018年11月20日(火)
いや、見たもんしかわからん

NHK大河ドラマ「西郷どん」から。
残すところ数回にせまった「西郷どん」であるが、
42回「両雄激突」から「西郷VS大久保」の緊迫シーンが続く。
今回は、大久保利通らが欧米視察かなかなか帰国せず、
我慢に我慢を重ね、それでもたまりかねて
彼らの帰国を待たず、政治を動かそうとする西郷。
「何もしないのは、民への裏切りじゃ」という言葉は、
とても説得力があり、私もすぐさまメモをした。
時代の変化を求め、新政府に期待して動いてくれた国民に
その成果として、今までとは違うという動きをみせること、
政治家にとって、とても大切なことだと思う。
しかし、予定よりだいぶ送れて帰国した大久保は、
欧米の近代化を目の当りにし、肌で感じてきたからこそ、
その脅威に対する対応を急ごうとする。
欧米諸国の脅威に理解を示そうとする西郷に大久保は一喝する。
「いや、見たもんしかわからん」
この台詞の方がインパクトがあり、またまた上書きされた。
「百聞は一見にしかず」・・柿田川でも同じことが言える。
アユの産卵って凄さも、見たもんしかわからん」



2018年11月19日(月)
馬の鈴の音「じゃらん、じゃらん」

「草枕」(夏目漱石著)を読んでいて、引っかかった表現。
なんと、馬の鈴の音を「じゃらん、じゃらん」と記している。
以前から、宿泊の宿・ホテルの予約を中心に、
日本で刊行されている旅行専門雑誌「じゃらん」って、
どういう意味なんだろう?と思っていたが、
あっ、もしかしたらこれかも・・と苦笑い。
ネットで調べると「『じゃらん』の由来は「道」「プロセス」を
意味するインドネシア語の「jalan」から。
ちなみに『jalan-jalan』で『散歩する』『ブラブラ出かける』
『旅行する』の意味になる」とあった。
「またJALANの真ん中に『レジャー(leisure)}』の『L』があるという
意味でも名付けられている」という説明も。
なんだか無理やりつけた定義のような気がするな。
夏目漱石の「草枕」に出てくる「馬の鈴の音、じゃらんじゃらん」を
参考に「馬の鈴の音を聴きながら、ゆっくり旅をする」の方が、
面白かったのになぁ・・残念。

P.S
「馬には五、六匹あった」という言葉も、気になった。
だって「馬は一頭、二頭」と数えるものの思っていたから。(汗)



2018年11月18日(日)
「行政」「ビジネス」「NPO」を行き来できる人材

久しぶりに情報源不明ですが・・・
ハーバード大学院に通う、将来を嘱望されている女性が、
どんな人間になりたいか、の問いに答えたコメントだった。
「ハーバード大学院では『政府』『ビジネス』『NPO』、
この3つの分野を行き来できるリーダーの養成を目指している」と
説明した後「政策提言するには」と前置きをして、
「しっかりと現場がわかる人間になりたいと思った」と纏めた。
どれか1つの分野に精通しているのではなく、
3つの分野を経験しながら、バランスよく周りの景色をみる余裕こそ、
これからのリーダー像、と教えていただいた気がする。
私たちの場合「政府」を「行政」と読み替えて、
「『行政』『ビジネス』『NPO』を行き来できる人材」と書いたら
私の目指す人間像と重なった。
「臨機応変」に対応できる能力って、憧れるよなぁ。
「変幻自在」とはちょっと違う「臨機応変」、
来年の書き初めの四字熟語、これにしようかなぁ。



2018年11月17日(土)
「写真」を撮っている姿がプロモーション

今週は、鮎の産卵シーンのネタが多いが、
期間限定、条件が揃わなければ観られない光景なので、
お許し願いたい。
週末、行楽シーズンなので、いつもより観光客が多いけれど、
目の前で「天然鮎の産卵」が繰り広げられているとは誰も思わない。
だから、誰かが呼び止めない限り「水がきれい」「湧き水がすごい」
そんな感想を口にして、駐車場へ向かう人が多いので
「教えたくて、伝えたくて」ウズウズしてしまう私がいる。(笑)
けれど、観光ガイドでもないし、余計なお世話になると困るので、
どうしたら、気に留めてもらえるか、作戦を考えた。
それが、ややオーバー気味に驚きながら、色々な角度から
スマホのシャッターを切ること。(もちろん本当に撮影するけど)
その様子を見て、素通りだった観光客が立ち止まり、
目の前の黒い固まりを見つけた後、それが魚の気付き、
それも、鮎だと知り、同じように「写真」を撮り出す。
インスタグラムなどに投稿してくれたら、もっと嬉しい。
「観光ガイドブック」や「パンフレット」に掲載するよりも、
「ホンモノを見せる」ことの方が、宣伝効果は大きいはず。
なんたって、無料のプロモーションだから。
最近の気付きとして、メモを残しておこうと思う。
「『写真』を撮っている姿がプロモーション」
ガイドの仕方、変えなくちゃいけないかも・・(笑)



2018年11月16日(金)
また、観に来ちゃったよ

毎朝の通勤時、柿田川公園で、すれ違う男性がいる。
朝の散歩コースに「柿田川公園」が入っているようだ。
始めは、無言ですれ違っていたのが、
「おはようございます」と挨拶を交わす関係になり、
続いて「今日は寒いですね」等、一言ずつ増えていった。
最近の会話は「まだ、アユいますよ」「毎日が楽しみですね」
「アユの産卵」ネタで、立ち止って会話することも増えた。
先日「朝のアユも面白いですが、昼間はもっと活発ですよ」と
情報提供をしてみたら、さっそく見にでかけたようだ。
私が昼食後の散歩で、柿田川公園をぐるっと回ったら、
朝挨拶したばかりの彼が、照れくさそうに言った。
「また、観に来ちゃったよ」
「はい、わかります、その気持ち」と返してお互いが笑った。
「柿田川公園」を散歩しているだけで、
いろいろな人と交流ができるのも、嬉しいな。



2018年11月15日(木)
なにか、困ったことはないか?

今年度、わが町の文化イベントで力を入れていた
「若山牧水最後の高弟 大悟法利雄回顧展」で、
大変お世話になった方が急に他界し、お通夜に参列した。
読経が始まる前にモニターに流れる「思い出の写真」の中に、
この企画展について、地元新聞社に取材された時の記事が
大きく映し出され、私の涙腺を緩ませた。
家族からも「いい思い出ができました」と感謝され、
我慢していた涙が、溢れてしまった。
(「感謝」するのは、間違いなくこちらの方だから・・)
そんな彼の人柄を表わす話を、菩提寺の住職が明かしてくれた。
20年前、若かった頃の住職に、彼は何度となく声を掛けた。
「なにか、困ったことはないか?」
その言葉に励まされて、ここまでやってこれた・・と、
度業が始まる前に挨拶した住職も、驚いたことに泣いた。
振り返れば、私たちの企画展にも、体調が悪いにもかかわらず、
何度も会場に足を運んでは「なにか、困ったことはないか?」と
私に声を掛けてくれたのが思い出される。
もう一度、ゆっくり話がしたかったなぁ。
でも、あの笑顔を見ると、泣いてしまうかもしれない。(合掌)



2018年11月14日(水)
「宝くじ」のハズレ券が「当たった」(汗)

1年間買い続けている、宝くじが当たった。
当たったことには変わりないのだが、ハズレ券が当たった。
毎年、9月2日を「宝くじの日」(9/2=クジ)と定めたのを記念し、
昭和48年から始まった行事で、宝くじのハズレ券を対象とした、
いわば「敗者復活戦」であるが、それでも嬉しい。
賞品は、お米や今治タオルなどから選ぶことになっていた。
これも何かの記念だと、その中から「タンブラー」を選び、
今か今かと待っていたら、やっと自宅に届いた。
一等の組違い(10万円)など、かすったことは何度もあるが、
やはり、ハズレはハズレ。
その点、今回は「ハズレ券でも、アタリはアタリ」(笑)
こういう小さな幸運の積み重ねが、いつの日か、
大きな当選につながることを夢見ている自分が可笑しい。
私も、既に還暦を迎えた60歳。
神様、せっかく「宝くじ」を当ててくださるのなら、
足腰がしっかりし、自由に旅行にでも出かけられる年代、
そう言い換えれば、ここ数年の間にしてください。
出来れば、年金支給が始まる63歳前にお願いします。
みんな同じこと考えて祈っているんだろうなぁ。

P.S (記念に記しておく)
『宝くじの日 お楽しみ抽せん』当せん番号決定!
下4ケタ3985番



2018年11月13日(火)
直接見ると感動しますが、写真だと若干気持ち悪さが・・

わが課のスタッフには、柿田川のアユの遡上と産卵シーンを
直接、現場で見てくるように指示を出した。
他市町、全国からの観光客、もしかしたら外国人に訊かれても、
その様子が伝えられないとしたら、それは恥ずかしいこと。
いくら「わが町の宝、日本の宝」と口にしたところで、
この川の凄さを自分の目で確かめないと、わからないから。
ところで、見てきた感想は?と訊ねたところ、
「直接見ると感動しますが、写真だと若干気持ち悪さが・・」
そうだよ、そのとおり、と素直な感想が嬉しかった。
柿田川の凄さは、写真では表現できない気がしている。
ものすごい勢いの湧き間も、写真ではなかなか難しいし、
産卵のため遡上したアユの大群も、写真では真っ黒の塊。
やはり、動画の方が、この川はわかり易い。
しかし、その感想は「感動」にまでは辿り着かない。
やっばり「現場で直接見る」に勝る方法はないと思う。
その場の空気感や緊張感などを味わいながら、
アユの遡上と産卵シーンを眺めると、本当に感動する。
「いまだけ、ここだけ、あなただけ」
直接見るってことは、そういうことなんだよなぁ。



2018年11月12日(月)
「還暦女子旅」はターゲットだな

今年もわが町の芸術祭に、怖いもの知らずで参加した
中学校の同級生だけで楽しんでいる「混声合唱団・風の会」。
2月から11月まで、月に一度の練習、それも約1時間、
言い換えれば、年間10時間の練習で、芸術祭に参加してしまう
とんでもない「還暦男女」たちである。
今年の発表曲は「なごり雪」と「負けないで」の2曲であったが、
まぁ、それなりにハモれたのではないかと思っている。(それなりに)
その後「反省会」と称する打ち上げで、近況報告もしながら、
ランチを楽しんだ。
その中で、女性陣の一人から、今年は「還暦イベント」が多い、
先日も「還暦女子旅」に行って来た・・という話が、
なぜか私のアンテナに引っかかった。(もちろん、私も還暦60歳)
単なる「女子旅」ではなく「還暦女子旅」。
還暦を迎えた人達は、何か記念に・・と行動を起こす。
それは「60歳・3回目の同窓会」から「記念旅行」まで。
大学の卒業旅行とは、ちょっと趣きが違い、
子育てを終え、親の介護まで、ほんの束の間の自由時間、
いままで忙しくて行けなかった、仲のよかった友達との旅行も、
還暦を迎えた今だからこそ、ちょっと贅沢に・・のイメージがある。
観光地巡りではない、ゆったりした旅行を望む「還暦女子」。
観光業にとって「還暦女子旅」はターゲットだな。(汗)



2018年11月11日(日)
鮎って、こんな色になるんだぁ

柿田川の最上流部に設置されている、柿田川公園(舟付場)で、
1ヶ月ほど早い鮎の産卵を眺めていると、
多くの観光客が、驚きの声を挙げる。
まずは、その多さに驚き「うぁ、魚がいっぱい!!」
とくに男性陣の中からは「なんという魚だろうね」が多い。
「鮎ですよ」と私が伝えると、必ず不思議そうな顔をして
「鮎は、あんな色をしていないよ」と言い返す人もいる。
「実は、オスは産卵前になると『婚姻色』になるんです」
こう説明しても、納得しない人が意外と多いのも無理はない。
先日は、その場で若い人がスマホで「婚姻色」を調べ始め、
「婚姻色とは魚類や両生類、爬虫類などの一部の動物種で
繁殖期に現れる平常時とは異なった体色や斑紋だそうです」と
偶然居合わせた人たちに説明したのには、ちょっぴり感動した。
「こんな色の鮎、見たことがない」と首を傾げながら、
それでも「鮎って、こんな色になるんだぁ」と呟いた男性は、
「普段は滅多に見ることのない、天然鮎の産卵シーンを
眼の前で見ることができて、大満足だな」と喜んだ観光客。
これが柿田川の凄さなんだ、この魅力を伝えなくちゃ・・と
改めて「柿田川の魅力をお裾分け」を心に決めた。



2018年11月10日(土)
割り切れる? 人生が・・

文豪の恋愛短編小説を映画化したオムニバス・ドラマ(6編)、
「BUNGO ささやかな欲望」の1編。
映画「BUNGO〜ささやかな欲望〜握った手」(山下敦弘監督)から。
原作は「坂口安吾著『握った手』」。
主役の男女で「生き方」の話になる。
「人生を割り切っているだけなんだよ」
「割り切れる? 人生が・・」
「割り切るべきなんだよ、割り切ることを薦めるね」
この会話がなぜか、気になって仕方がなかった。
そして「割り切る」という単語も。(笑)
「割り切る」とは「割り算で、端数を出さないで完全に割る」
「(例外などを無視して)きっぱりと結論を出す」
「こだわらずにやる」などの意味がある。
要は、あまり小さいことにこだわって生きるより、
ダメなものはダメ、不可能なことは不可能、と判断して、
違う選択肢を見つけることも、生き方のひとつ。
そんな意味で「人生を割り切って生きる」方法もあるよ、
って言いたかったのかなぁ。
人生をいくつで割ったら割り切れるんだろう、
「2」かな「3」かな。(汗)



2018年11月09日(金)
PCのハードディスクがお腹いっぱい

基本的には、朝の通勤時と昼休みに「柿田川の今」を撮影し、
Facecbook ページ「『柿田川公園』最新情報お届け隊」と消し、
写真をスマホからアップ。
動画は、帰宅後、スマホからPCに取り込んで、
Facecbook ページ「柿田川evol」の管理人としてアップする。
ほぼ毎日のことなので、作業にストレスは感じないが
最近、困ったことがてできた。
例年より、産卵のための鮎の遡上が1ヶ月ほど早く、
毎日、撮影する写真と動画が、莫大な量になり、
PCのハードディスクを圧迫している。
一言でいうと「PCのハードディスクがお腹いっぱい」
このままではいけないま、と自覚し、
外部記憶装置にもパックアップをとっているが、
それでも、毎日のように増え続ける、柿田川の「写真と動画」。
整理して削除すればいいのだが、撮り続けきた作品は、
ピンボケでも、愛着が湧きなかなか削除できないのが私。
誰が、写真の整理の仕方、教えてくれないかなぁ。



2018年11月08日(木)
ウソが写すのは、人の心そのものだから

映画「祈りの幕が下りる時」(福澤克雄監督)から。
阿部寛主演、東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編。
映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」(土井裕泰監督)との関連も
気になりながらの鑑賞となった。
冒頭、映像ではなく、文字で場面説明がある。
「仙台に田島百合子が、たどり着いたのは1983年の冬だった」
「母親の恋人、綿部俊一の消息をつかめぬまま16年の月日が流れた」
「現在」「東京都葛飾」・・・
もちろん作品の中で、年代を遡っていくとは思ったけれど、
やはり、最初に文字を読まされた感じは、違和感があった。
書籍を意識してのことなのか、脚本の妙なのか、私には分からない。
タイトルと台詞を繋げるフレーズは、演出家の浅居博美役を演じた
松嶋菜々子さんが呟く。
事件は「異聞 曾根崎心中」の公演初日くらいから話が展開し、
公演最終日に解決するような仕掛けに、ちょっと笑えた。
「もうすぐ幕が下りますね」
「やっと下ろすことができます。長い悲劇でしたけど・・」と。
その台詞をフォローするように、また文字が登場。(笑)
「ウソは真実の影、その影に何をみるのか。
それはきっと悲劇だけではない。
ウソが写すのは、人の心そのものだから」
映画で伝えたいことを文字にするのって、どうなんだろうなぁ。



2018年11月07日(水)
お酒を飲んでも優等生は大変らしいよ

飲み会の帰り、いつものように「最近どうですかか」と
タクシーの運転者さんに声を掛けた。
今回は、ちょっと笑ってしまう下品な話なので、
女性には、不快な気分をさせるかも知れない。(汗)
「先日乗せた、若いお客さんとの会話だったんですがね」と
口を開いたと思ったら、笑いながらこう言った。
「お酒を飲んでも優等生は大変らしいよ」
酔っ払ってもハメを外せない、ということらしい。
年を重ねた経験豊富な運転手さんが、ピンクと言えば
「ロンドン」とか「ハワイ」などに代表される、
キャバレーの話をしたらしい。
それを真剣に訊いていた乗客が、驚いたと言う話。
「どこを触っても怒られないなんて信じられない」と。
その話を教えてもらった私も、大笑いした。
「飲み放題・食べ放題ばかり行っているから、
こんな話になるんですね」と運転手に声を掛けた。
「つまんねぇ世の中になっちゃったねぇ、お客さん」と
相づちを求められて、またまた大笑いだった。



2018年11月06日(火)
紙は便器へ

東名高速道路・海老名SAの大便トイレで見つけた。
「紙は便器へ」がデカデカと貼られ違和感があった。
日本人なら、お尻を拭いた紙は「便器」に落とし、
あとは「大」か「小」を選択して流すだけ、だから、
小さい子どもでも理解しているはず。
それが「英語・韓国語・中国語」で書かれていて、
特に「中国語」は、これでもかってくらい強調されている。
ということは、裏を返せば、
「紙を便器に捨てない外国人がいるってこと」なんだと思う。
慣れない異国の文化だから、仕方ないのかもしれないが、
私の次の疑問は「便器に捨てなければどこへ捨てるの?」だし、
そもそも、シャワー付き便座が外国人に使いこなせるだろうか、
そんな疑問さえ残っている。
外国で販売されている「日本」の旅行ガイドブックには、
この便座の使い方って書いてあるのかな?
一番大切な部分なので、誰か教えて・・。



2018年11月05日(月)
今日からだ、俺はお前のもんだ

映画「私の男」(熊切和嘉監督)から。
全体的には、私の好きなタイプの映画ではないが、
さすがに、原作がしっかりしているので、
安定したストーリーで観終った感じがする。
(原作・桜庭一樹による第138回直木賞受賞作)
いつものように、タイトルが気になっていたので、
作品中に見つけようとメモをしようと待ちかまえたら、
意外にも冒頭、北海道奥尻沖地震で孤児になった少女に、
彼女を引き取った遠縁の主人公が呟くシーンがあった。
「今日からだ、俺はお前のもんだ」
その言葉を胸に刻んだ少女が大きくなって、
「私の男」として、物語は思わぬ方向へ展開していく。
「俺も家族が欲しいんですよ」「だって親子でしょ?」
「あれは、本当の家族ってもんだ」「同じ血が流れてんだよ」
鑑賞後にメモを整理すると、家族とか、親子という単語が
頻繁に使われていることに気が付く。
いろんなタイプの家族・親子があるんだなぁ。



2018年11月04日(日)
愚かだね、人間は・・

映画「不能犯」(白石晃士監督)から。
「やっぱり、この一言ですか?」と言われようが、
この作品を思い出すには、このフレーズが相応しい。
松坂桃李さん演ずる「思い込みやマインドコントロールで、
ターゲットを殺害する『不能犯』の男」が、殺害したあと、
その殺害を依頼した本人が嘆き悲しむシーンの後に呟く。
(実は私のメモだけでも、3回は記録に残っている(汗))
でも「なぜ、彼はこんなことをするのかな?」と思っていたら、
物語の中に、しっかり会話として残されている。
「あなたの目的はなに? 何なの?」の問いに
「人間のもろさと強さ、知りたいんです。
どちらが本当の人間の強さなのか」と答える。
強がっている人に限って、もろい面を持っている、
そのもろさを隠すために、強がって見せている、
だから、どちらがその人の本性なのか、知りたい、
ということなのだろうか?
どちらにしても、自分の欲の為に殺害を依頼するなんて
「愚かだね、人間は・・」。



2018年11月03日(土)
あの人にもこの人にも・・お世話になりました

我が町の「町制施行55周年記念式典」が挙行された。
幹部職員(課長)は、会場入口で、来賓者、招待者、表彰者らに
最初のご挨拶をする役目をいただいたが、
目にする人たちの半分以上は、顔と名前が一致して、お辞儀した。
特に、各種団体の人たちと一緒になってまちづくりをしてきたからか、
懐かしさとともに、「叱咤激励」された当時が思い出された。
いや「叱咤・叱咤・叱咤・激励」くらい迷惑を掛けたかもしれない。
しかしこうして、定年退職を来春に控えてみると、
楽しい思い出しか思い浮かばないから、不思議なものである。
本当に「あの人にもこの人にも・・お世話になりました」という想いが
胸に強く残った。
遠くから私を見つけ、わざわざ近寄ってきてくれて
「久しぶりだな、元気にしてたか?」と声を掛けてくれる人がいたり
「近いうちに連絡するよ、また一杯やろう」と誘ってくれる人までいた。
38年間が走馬燈のようにフラッシュバックしてきて、
ちょっぴり涙腺が緩んだことを記しておきたい。
いつか、しっかりお礼をしなくちゃなぁ・・と感じた記念式典であった。



2018年11月02日(金)
しもさんの予定、争奪戦ですね

先日、職場に顔を出すのもあと100日、と書いた。
その一言を読んでくれた方からメールが届いたのたが、
思わず、そうきたか・・と笑えたので、メモをした。
それが「しもさんの予定、争奪戦ですね」
私はモノじゃないよ・・とブツブツ言いながらも、
なんとなく嬉しくなったから、気になる一言。
飲みにいけるのも、あと100回。
(いくらなんでも、そんなに行けないってばっ・・)
いろいろ相談できるのも、あと100回。
(それは、退職してからでも、どうぞ、どうぞ)
私の場合、スケジュールは先着順だから、
連休をとれないくらい予定が埋まっている。(笑)
そんな私を見ながら、妻が横で呟いた。
「手帳の予定が埋まるのが嬉しいんだよね」
「ごめん、平日100日は60年分のお付き合いを優先させて」
そう言い訳するしかなかった。(汗)



2018年11月01日(木)
ここは数分間、空いています

平日は、仕事場への通勤時間を活用し、
朝・夕に眺められる柿田川公園からの景色を撮影し、
休日の土・日・祝日は、公園以外の景色を撮ることが多い。
但し、撮影禁止の場所もあり、なかなか苦労しているのだが、
先日、夢中で写真を撮っている私を見つけ、
遠くから訪れた観光客と勘違いしてくれたのか、
普段、開いていない門が開いて、私に声を掛けてくれた。
「今から数分間、私は出かけますから、大きな声では言えませんが
この門は数分間だけ、開いています」
いかにも、独り言のように呟いたのが、印象に残っている。
それが何を意味するのか、野暮なことは気がず、
何事もなかったように出かけた彼に頭を下げたまま、
普段撮れない場所から、柿田川を撮影することができた。
こんなことは本当に滅多にないが、それだけに嬉しい出来事。
「見るからに怪しい人だったら声を掛けませんが、
柿田川を撮るだけでしょう」と言われ、ますます嬉しくなった。
やはり「続けていて良かった・・」と本気で思った瞬間である。