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しもさんの「気になる一言」
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2011年05月31日(火)
黒鳥を踊ることは大変なことだよ

映画「ブラック・スワン」(ダーレン・アロノフスキー監督)から。
バレエと言えば「白鳥の湖」(たぶん、それしか知らない(汗))
主役である純真な「白鳥」が、邪悪で官能的な「黒鳥」に変身。
その2役を見事に演じきった主人公には、素直に拍手を送りたい。
同一人物が、そのニ面性を両方、表に出すところに、
この作品の面白さ、凄さがある気がしている。
しかし、自分の生活に置き換えてみると、
「善・悪」両方を使い分けて生きる必要性は、あまり感じない。
勿論「寛にして律」(寛大だけれど、怖れられる人物)のように
相反することを備えている人物には憧れるが、それとはちょっと違う。
誰もが持っているニ面性を、どのようなバランスで表に出して、
自分という人間を作り上げていくか、が大切であるといつも思っている。
さて、選んだ一言は「黒鳥を踊ることは大変なことだよ」。
これには、台詞には出てこないが「白鳥の心を持ったまま」という
気持ちが隠れていると思う。(だから、難しい)
どちらかに徹して良ければ、楽なんだろうけれど、そうはいかない。
この難役を乗り越え、彼女は誰もが認めるプリマドンナになった。
意外と重たい作品だったが、大満足である。



2011年05月30日(月)
子どもを信じて見守るしかない

日曜夜のテレビ番組「マルモのおきて」から。
家内の大好きな(笑)、俳優・阿部サダヲさんと
名子役2人(芦田愛菜ちゃん・鈴木福くん)を中心に、
「家族とは?」をテーマにした内容で、
久しぶりに、毎週楽しみにしている番組である。
毎回、気になることは、親友の子どもとはいえ、
「親というものはどうあるべきか」を真剣に考え、
一所懸命、子育てに取り組んでいる姿が、共感を呼ぶ。
何話目か忘れたが、子育ての基本中の基本として
私がメモした台詞は(なんだかんだ言っても)
「子どもを信じて見守るしかない」だった。
親が子どもを信じてやらなくて、誰が子どもを信じるんだ。
そんな気持ちが、この言葉には含まれている気がした。
周りがどんな反応をしようとも、親だけは
「信じて見守る」ことを忘れてはいけない。
「信じる」だけではなく「見守る」ことは、
頭ではわかっていても、なかなか難しいのは私も知っている。
今更だけど「わが子を信じて見守り続ける」を
実践することにしようっと。



2011年05月29日(日)
生き物が風景に輝きを与えます

NHK・BSプレミアム「みんなで探そう! ニッポンの里山」から。
番組を観終わってから、インターネットで「里山」を調べてみたら
国語辞典には「人里近くにある、生活に結びついた山。」
百科事典には「平地農村、都市近郊に存在した元薪炭林のこと。」
さらにWikipediaには「集落、人里に隣接した結果、
人間の影響を受けた生態系が存在する山をいう。」とある。
間違っていないのだろうけれど、これらの定義に、違和感があった。
たぶん私が、番組内で何度となく紹介されていた「里山」の定義
「人と生きものが共生する美しい風景」に共感したからだろう。
「里山」とは「単なる山のことではなく、ある環境のこと」
「自然との共生の知恵」「参加型の自然環境」、
「大自然の風景ではなく、人が手を入れた風景」などという、
「里山」に対する定義の方がわかりやすく、私のメモ帳を黒くした。
さらに(「mottainai (もったいない)」と同様に)
「satoyama (里山)」を英語の辞書に載せたい、と願う出演者に同感。
「未来に伝えたい日本の宝物」という定義にも、納得している。
その中で、私が選んだフレーズは「生き物が風景に輝きを与えます」。
里山の定義ではないかもしれないが、イメージとしてはこれだな。

PS.
実は、一番嬉しかったのは、番組最後に流れる、スタッフのクレジット。
「製作統括・小野泰洋」の文字かなぁ。
幼なじみが、こんな素敵な番組を製作していることが、
私の「誇り」である。帰省したら、是非、あのお店で宴席を。(笑)



2011年05月28日(土)
軽自動車だから「軽油」じゃないの?

セルフのガソリンスタンドで耳にした会話の一部。
買ったばかりのような、軽自動車から降りてきたのは、
(たぶん)免許とりたて風の、若い女性。
助手席には、ちょっと突っ張った感じの男性。
初めて、ガソリンスタンドで給油をする様子。
手にしたのは「軽油」のレバー。
彼女の行動に「それっ、軽油だぞ」と慌てて止めた男性は
たぶん「レバー」を間違えたとばかり思ったようだ。
それを制するかのように、若い彼女がニコニコしながら、
真面目に答えた。
「軽自動車だから『軽油』じゃないの?」
それを聴いて、私が驚いた。(汗)
こんな知識の人たちに免許を与えておいて、
交通事故が減らない・・と嘆くのは、無理だよね。



2011年05月27日(金)
植物が光合成をするのは、晴れた日の昼間だけ

講演「現代に甦る『黄金の国ジパング』伝説
〜21世紀の資源大国・日本を語る〜」
(講師・竹下義朗氏)から。
たしか、地球温暖化の話をしていた時だったと思う。
植物の光合成について、の説明は衝撃的だった。
私の52年間の知識としては、植物の光合成は、
二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す(CO2→O2)。
だから、木の伐採も含め、緑を減らしてはいけない、と
ずっと教えられてきた。(はず・・)
「それが大間違いです」・・そんな台詞の後だった。
「植物が光合成をするのは、晴れた日の昼間だけ」
さらに、植物も、天気が悪い日と夜間は、人間と同じで、
酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す(O2→CO2)、
という説明に耳を疑った。
これが本当ならば、(たぶん、私も含めた多くの人の)
環境に対する前提知識が違うということになる。
信じないわけではないが、調べてみようっと。



2011年05月26日(木)
「ラッキーボーイ」ではなく「幸運体質」なのよ

小泉チルドレンの1人「杉村太蔵」さんの話題。
最近テレビで見た、悩み相談?なのか、占いコーナー。
彼は若くして議員になって、その後、落選したりして、
マスコミとしては面白いのか、取り上げられるけれど、
彼なりに、政治家を志し、真剣に取り組んでいる様子は
残念だが、あまり知られていない。
そんな彼は「ラッキーボーイ」という単語が
嫌いだということを、占い師に真剣に打ち明けた。
確かに、当時のブームに乗って、傍から見たら
「ラッキー」という感覚で衆議院議員になったけれど、
実は、僕だって・・という想いがそう言わせたのだろう。
そんな彼を見て、占い師が諭すように呟いた。
「『ラッキーボーイ』ではなく『幸運体質』なのよ。」
暗い雰囲気の彼の顔が、明るくなったのがわかった。
うん、いい単語だ・・と慌ててメモ。
私もこれからは「幸運体質なので・・」を使おうっと。



2011年05月25日(水)
「温めておきました・・どうぞ」「おじゃまします」

映画「ちゃんと伝える」(園子温監督)から。
主人公と父親が、同じ時期にガンを宣告され、
タイトルのように「ちゃんと伝える」ことの大切さは伝わった。
物語としては、主人公の想定外の行動や、
キーワードとなっている「セミの抜け殻」が意味するもの、
なかなか理解が難しい作品だった気がする。
しかしながら、私が選んだフレーズは、
父親役の「奥田瑛二」さんと、母親役の「高橋恵子」さんが
死ぬ直前に、病室で交わした夫婦ならではの会話。
いつもいつも、ベッドの横で夫を見守る妻に、
なぜか、ガンで横たわっている夫が、突然
「たまには隣にいろよ。一緒に寝ようよ」と切り出し
「温めておきました・・どうぞ」と布団をめくり、妻を誘った。
そんな夫の気持ちを察してか、病院にも関わらず、
狭い病院のベッドに添い寝し、2人で幸せそうな顔をする。
「おじゃまします。・・久しぶりだわね」と呟いた妻。
きっと、布団の下では、手を握り合っていたに違いない。
夫婦って関係、2人以外にはわからないことも多いはず。
主役の若い2人には申し訳ないが、
「好きだよ」「愛してる」より、気持ちが通じていることを
このシーン、この会話は教えてくれた気がする。

PS.
なぜか、ファンが多い「水曜日恒例・恋愛・エッチネタ」
またまた催促メールにつられ、始めることにしました。
お楽しみに・・と言っていいものかわからないけれど。



2011年05月24日(火)
机の上は、頭の中と同じ

ある会合の懇親会で、こんな話を耳にした。
「机の上は、頭の中と同じ」
思わず、なるほど・・とメモをした。
たぶん、机の上の整理整頓が出来ている人は、
頭の中の情報整理も出来ている、という例えだろうが、
へそ曲がりの私は、いくら杖の上が煩雑でも、
不思議と欲しいものがすぐに見つかる人は、
頭の中の情報も、素早く検索するシステムを持っている、
そんな意味に解釈した。
びっくりするほど、キレイに整理してあっても、
欲しい情報がすぐ見つからなければ、整理整頓の意味はない。
飲み屋のボトル探しと同じで、自分なりのルールを確立し、
必要な情報ばかりではなく、関連情報も意外と簡単に手に入る、
そんな情報整理ができる人こそ、情報の達人と言えそうだ。
そのためには、情報を単なるデータとして整理するのではなく、
五感をフル活用して、モノとして整理すると忘れにくい。
この書類は、美味しいお菓子と一緒にしまった・・なんて。(笑)
情報整理術、私の関心事である。



2011年05月23日(月)
Web日記が、また減っていく・・

久しぶりに、私の嘆きを呟いてみた。
無料のレンタルWeb日記サービス「さるさる日記」が、
2011年6月30日にサービスを終了する。
レンタルWeb日記の草分け的存在であったから、
私が知る限り、書くことが好きな人たちは、ほとんど
この「さるさる日記」のお世話になっている。
ブログなどと違って、自分の想いを1日単位で書きっぱなし。
勿論、トラックバックやコメント機能もないから、
読者の反応を、あまり意識していないで書いていた。
故に、生活の中で、Web日記を気にするのは、1日1回。
今、ブログやツィッターなどを利用している人たちは、
1日に何度も、自分の書いた日記の反応を確認するようだが、
Web日記は、読者の反応をあまり気にすることもなかったから、
書きたいことが書けた時代、とも言えそうだ。
そんな「Web日記が、また減っていく・・」のは正直、淋しい。
私の書いているWeb日記も、いつまで続くやら。(汗)



2011年05月22日(日)
「夫妻」って、自分たちでは使わない

今日は、28回目の結婚記念日だった。
そこで、夫婦ネタを。(笑)
恥ずかしいけれど「夫婦」と「夫妻」の使いわけを
あまり意識していなかった。
気になって、辞書で調べてみると
「夫妻」とは「夫婦」の、やや改まった言い方。
そこまでは、私でもなんとかわかっていたが、使い分けが・・。
それを簡単にワンフレーズで説明すると、
「『夫妻』って、自分たちでは使わない」となる。
振返ってみたら「私たち夫妻は・・」のように、
自分たちについては使わない単語だと理解できた。
どう考えても「私たち夫婦は・・」と使うに決まっている。
逆に考えれば
「ご夫妻でおいでください」「有名人夫妻」のように、
よその夫婦に対して使うということだろう。
今更、何を言っているの?と叱られそうだが、新しい発見。
こういう知識が、私を喜ばせてくれる。
さぁ、スッキリしたから、ワインで乾杯だ。(汗)



2011年05月21日(土)
大きな仕事をしたね、お疲れさま

久しぶりに、大きく新聞紙面を飾った、わが町の記事。
日本三大清流のひとつである「柿田川」を、
「天然記念物」に指定するよう、文化審議会が
高木義明文部科学相に答申した記事である。
昨年4月に人事異動で、私が生涯学習課に着任した時点では、
想像もできなかった快挙であると、2人の女性を誉めてあげたい。
県の富士山世界文化遺産担当と、わが町の文化財担当の女性職員が、
どんな想いでこの仕事に向き合い、時には、深夜にも及ぶ作業を、
(精神的にも辛いことも)、1人コツコツと続けてきたことを、
私は目の前でみてきたので、誰よりも知っている。
その努力が、ここに住む清水町民、静岡県民、
そして国民のためになることを、彼女たちは気づいているだろうか。
勿論、この成果は、個人のものではないし、
多くの方の協力なしには実現できなかったことも承知の上で、
やはり、何度も挫けそうになった壁を、必死に乗り越えた彼女たちに
「大きな仕事をしたね、お疲れさま」の言葉を贈りたい。



2011年05月20日(金)
「自粛」と「他粛」

東日本大震災を契機に、多くのイベントが
「自粛」か「自粛せず」で揺れている。
「自粛」とは、辞書で調べると
「自分で自分の行いを慎むこと。」
「粛」とは「おそれ慎むこと、うやうやしくすること」
さらに「うやうやしい」とは「敬い慎んで礼儀正しいさま」
けっして、他人の目、周りの反応を気にして、
仕方なく取りやめることとは違う、と私は思う。
それは「他粛」といえばいいのかもしれない。
ボランティア活動も同じ。
以前「ボランティア」という単語には
「自ら進んで」という意味がある、ことを紹介したが、
無理やりとか上司の命令で、支援活動をするのは
「ボランティア」とは言わないのと同じように、
自分たちの判断で、自分たちの行動を慎まなければ、
「自粛」とは言えない気がする。
やるかやらないか、の判断基準は「誇り」でいいと思う。
違うだろうか。



2011年05月19日(木)
(3500塁打達成は)どうでもええわ。

「気になる一言」をメルマガの形として、配信を始めてから
ちょうど「3500号」になった。
そこで、興味本位でインターネットで「3500」を検索すると、
なんと最初に引っ掛かったのは、鉄道車両の「3500系」
続いて、携帯電話の「Nokia 3500 classic」
その後は「3,500円以下で泊まる!東京の格安ホテル」。
私はてっきり「イチローの日米通算3500本安打」(2010年9月)だと
思い込んでいたので、ちょっと意外な結果だった。
イチローにとって、MLBでの2222本目の安打に過ぎなかったし、
日米通算という数字は、何も意味を持たないことを、
彼は知っていたから、当時も大きく採り上げられることがなかった。
今回の気になる一言は、なんと、ジャイアンツにも在席していた
ソフトバンク小久保裕紀内野手が、先日達成したばかりの
3500塁打達成後のコメント。
日本のマスコミは、川上の記録を抜いた・・と大騒ぎしたけれど、
当の本人は「(3500塁打達成は)どうでもええわ。
しかし、3タテ(3連勝)したかったな。」と無関心。
実は、私のメルマガ発行も同じ感覚だったので、今日の一言。
3500という数字、きりがいいと言うだけで、あまり感動がない。
ただし10年近く毎日続けたと言う意味では、
健康でいられたことと、一言のネタ提供者に感謝したいと思う。
とりあえず、目標は4000号、さらに、夢は5000号と続く。
まぁ、メルマガのシステムが残っていればだけど。(汗)



2011年05月18日(水)
児玉でしょうか「その通り!」

以前、原発に対する政府の対応を皮肉った、
ACのコマーシャルを紹介したのを覚えているだろうか?
(2011年03月22日(火) こだまでしょうか。 いいえ、枝野です。)
実は、本家本元のパロディを発見した。
タイトルは、同じく「こだま」(金子みすゞさん)
以下、パロディ。
正解をいうと「その通り!」っていう
間違いをいうと「残念!」っていう
何もいわないと「ご存じなかった?」っていう
児玉でしょうか「その通り!」
この「こだま」と「児玉」を引っ掛けたところが巧い。
おまけに「AC」は(Attack Chance)の略・・とまで。
誰が考えたのか知らないけれど、
これまた、笑いのセンスが抜群だな、とメモをした。
最近、みかけなくなったなぁ・・あのCM。

PS.
テレビ番組「パネルクイズ アタック25」の名物司会者、
児玉清さんが、他界したそうですね。ご冥福をお祈りします。



2011年05月17日(火)
金を使うには教養がいる

ある雑誌で見つけたフレーズである。
正確には「金を稼ぐのに教養はいらないけれど、
金を使うには教養がいる」
「教養」とは、辞書によると
「単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、
それによって個人が身に付けた創造的な理解力や知識。
その内容は時代や民族の文化理念の変遷に応じて異なる。」
そんな難しいことではないけれど、
お金で必要なことは「貯め方ではなく使い方」だということ。
義援金・税金でも、貯め方はどうでもよい。
その使い方にこそ、その人の教養(技量)がわかる。
だからこそ、今、震災のために集めた義援金の使い方、
国や地方公共団体の税金の使い方が試されていると言える。
さすが・・と言われる使い方をしたい。



2011年05月16日(月)
母親の詩は、まちの定食屋さんの手づくりおかず

白寿の詩人「柴田トヨ」さんの息子、健一さんの台詞。
自分の母親の詩を、彼はこう表現した。
「母親の詩は、まちの定食屋さんの手づくりおかずです。
手近な材料で心をこめて作っている。
だからみなさん、いい詩だ、おいしいといって、
柴田食堂に並んでくれると思うんです。」
なるほど・・うまい表現だと思ってメモをした。
私の「しもさんの気になる一言」も、
柴田さんの詩には到底かなわないけれど、
身近な題材を、私の感覚で調理して、読者に食べていただく。
もちろん、プロではないけれど、心は込めている。
ネタは新鮮なうちに調理する・・をモットーに、
基本的には書き書き溜めはしない。
出し切れないときは、単語・フレーズだけを
瞬間冷凍保存するけれど・・。
「まちの定食屋さんの手づくりおかず」
この表現は、私にピッタリだと思う。
「Shimo's cafe」もいいけれど「しも食堂」もいいな。(笑)



2011年05月15日(日)
あなたの心だけは/流されないで

「被災地のあなたに」と題した、
白寿の詩人、柴田トヨさんの詩の一節である。
(詩のもつ魅力「改行」を変えてしまってすみません)
「最愛の人を失い/大切なものを流され/
あなたの悲しみは/計り知れません/
でも 生きていれば/きっと いいことはあります/
お願いです/あなたの心だけは/流されないで/
不幸の津波には/負けないで」
この詩を読んで、私の心が大きく動いた。
これだけの被災を受ければ、誰だって途方にくれる。
先行き不安の未来を抱えて、身も心もくじけそうになる。
その気持ちを汲み、彼女は呟いたに違いない。
(どんなに辛くても)「あなたの心だけは 流されないで」
99歳での詩集「くじけないで」と変わらぬ口調で。
私が、被災者や病人に対して、今まで口にしていた台詞、
「頑張らなくてもいいから、負けないで」もいいけれど
「心だけは流されないで」は、もっといいな。



2011年05月14日(土)
ドレスコードを勘違いしてないか、環境省

目を疑った「Tシャツ、ジーンズ勤務OK」の新聞の見出し。
環境省が6月から実施を決めた「スーパークールビズ」
「来月から節電徹底へ率先」を理由に、
ポロシャツ、アロハシャツ、スニーカーは「可」
Tシャツ、ジーンズ、サンダルは「節度があれば可」。
これには、声を大にして訴えたい。
「ドレスコードを勘違いしてないか、環境省」と。
ドレスコードは、働く人の服装規程ではない。
「接する人に不快を与えない服装」こそが、
私の考えているドレスコードであり、
涼しいから・・を理由に、軽装を認めるのは
直接、住民と接することがない国の官庁らしい発想だ。
「サンダルは、節度があればOKだけど、
ピーチサンダルは不可」(当たり前だろう(怒))
こんなことをワザワザ書かなければ、ビーチサンダルで
仕事をする職員がいるということなのか。(笑)
そもそもジーンズが涼しい・・という感覚が理解できない。
「服装が緩めば、気も緩む」という視点はないのだろうか。
「スーパークールビズ」だけは、今からでも再考を期待する。



2011年05月13日(金)
礼儀は「体で表わす言葉」

(最近、情報源不明が多く、すみません(汗))
たしか「立派な日本人とは」というタイトルで
書かれていた文の一部である。
「基本は礼儀と親孝行の実践。礼儀は「体で表わす言葉」。
親孝行を通じて「感謝の心」を学ぶ。
人の為・世の為に尽くし、立派な人間になろうと常に努力し
挑戦し続けることである」と私の汚いメモが残っていた。
どんな美しい言葉を口にしたり、立派な文が書けたとしても、
その人の生活態度から、滲み出ている「礼儀」にはかなわない。
最近、そんな気がしていたので、私のアンテナに引っ掛かった。
「礼儀」とは、人間関係や社会生活の秩序を維持するために
人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。
「―にかなう」「―正しい人」「親しき中にも―あり」「―作法」
また、違う辞書には、
「礼儀」は対人関係での気配りや敬意、慎しみの気持ちにもとづく
行動の規範である、とある。
最近、「礼儀」を教わる・教える機会が減ったけれど、
本当は、他のことを教えなくても、礼儀だけは教える、
そんな仕組みを作らなければいけないんだろうなぁ。



2011年05月12日(木)
日本のトイレは、お尻を洗うのか?

映画「トイレット」(荻上直子監督)から。
実際は、私の読みが甘いのだろうけれど・・(汗)
どうして「トイレット」というタイトルなのか、
また、監督は何を伝えたかったのか、わからなかった。
作品中には、トイレに関する会話は少ない。
「トイレには、それぞれの国の文化が反映されているんだ」
「日本に行ったマドンナがこう言った。
日本の温かい便座が懐かしい」
「ただのトイレじゃない、日本の偉大なテクノロジーだ」
「つまり、日本のトイレは、お尻を洗うのか?」
「1度洗うと、誰もが病み付きになる」・・・
日本の洋式トイレの快適さは、私も愛用者として実感している。
(特に、痔の人には、効果があるらしい・・(笑))
だからこそ、これをどう作品として、料理するのか、
大変、楽しみだったが、結局、私の場合、消化不良で終えた。
なぜ、母は亡くなる直前に、祖母を日本から呼び寄せたのか、
それがわかれば、もう少し、理解できたのかもしれないな。



2011年05月11日(水)
羆(ひぐま)の晩酌

北海道料理の店「中むら」で見つけた、赤ワインである。
横には「富良野ツバイゲルトレーベ」の文字。
なんと言っても、ネーミングに惹かれた。
「羆(ひぐま)の晩酌」
こんなインパクトのあるフレーズは、
そう簡単には、忘れることが出来ないだろう。
まず、想像ができない、羆の晩酌。(笑)
誰が、どんな目的で命名したのか、その方が気になる。
それも「赤ワインで晩酌」とは、お洒落というべきなのか。
そう言えば、飲み屋でも、面白メニューを探しメモする癖、
町を歩いていても、面白看板、面白標語に反応してしまう癖、
ますますエスカレートしている気がする。
みんなは不思議がるが、日記のネタには困らない。
けれど、メモが多過ぎて、1つに選ぶことに困ってしまう。
「羆(ひぐま)の晩酌」・・メモしたのは、もう随分前のこと。
やっと「気になる一言」に登場です。(笑)



2011年05月10日(火)
戦争を知らない子どもが66歳になりました

「今年って、戦後、何年?」と訊かれて、
すぐ、答えることが出来なかったけれど、
このフレーズを覚えてから、すっきり出来るようになった。
テレビ番組のキャッチコピーだったと思う。
「戦争を知らない子どもが66歳になりました」
実は、私たちの青春時代に「戦争を知らない子どもたち」という
フォークソングが流行った。
不思議なことに、今でも歌える。(汗)
当時は「戦争を知らない子どもたち」は、少なかったのに、
今では、66歳以下の国民が「戦争を知らない」。
いや、終戦から66年なのだから、戦争の記憶が残っている国民は、
もっともっと少なくなっている。
この事実を、私たち、国民はどう考え、どう教わり、
どう伝えていくかが、これからの大きな課題と言えそうだ。
目先のことにとらわれず、100年先の日本を考えられる人物が、
今の世の中には、必要なんだろうなぁ。



2011年05月09日(月)
「アタッシェケース」と「パーティション」

タイトルを読んで、すぐさま
「アタッシュケース」と「パーテーション」の間違い、と
決めつけないで欲しい。
何十年も、私も間違えて覚えていた「カタカナ」言葉である。
「アタッシェケース」は、テレビのショッピング番組。
アタッシェ(フランス語で大使館に派遣される専門職の人)が、
好んで使っていたことから、こう呼ばれていたらしい。
「パーティション」は、仕切りのこと。スペルは【partition】
確かに、英単語としては「パーテーション」はおかしい。
しかし「この部分を仕切るから、パーテーション持ってきて」等の
使い方をしているのも事実であり、念のため、
事務機屋さんのカタログで確認したら「パーティション」だった。
どちらも仕事上では、意味が通じるからいいよ、となるのだが、
語源をしっかり知った上で、使っているなら良いが、
最初から間違えて覚えるのは、ワケが違う。
こんな些細なことから、みなに伝えていきたいと思っている。
それが、私の役目のような気がしているから。



2011年05月08日(日)
「果物」は快癒に向かう人への激励にふさわしい

病院などに入院している人に対して、果物を持参する人を目にするが、
病院で出される食事もあって、なかなか食べられないだろうし、
お花と違って、部屋に飾って置くわけにもいかないのにどうして?
という疑問を、以前から抱いていた。
その疑問を解決してくれたのは、果物のイラスト付き「お見舞い袋」。
同封されていた説明書に、こう書かれていた。
「果物は、からだにやさしいというイメージがあるだけでなく、
『実がなる』ということが、
比喩的に『成果』や『達成』をあらわすため、
快癒に向かう人への激励にふさわしい贈り物とされてきました。
1日も早く元気になってください、の意味を込めたお見舞い袋です。」
恥ずかしい話、患者さんが、毎日出される病院食では物足りなく、
ちょっと甘味が欲しい時に、チョコレートなどのお菓子よりも、
水分も含んだ「果物」の方が最適なのかな?程度の認識だった私。(汗)
今度、お見舞いの機会があったら、花か果物を持っていこうっと。
お見舞い袋も、果物のイラスト付きを探して。



2011年05月07日(土)
「ふるさと納税」って、まだ有効だよね

最近では、イベントで義援金を募っても、
なかなか集まらないのが現状である。
思うように、被災地へ届けられないことへの不満と
義援金をやり過ぎで、自分の懐が淋しくなってきた、
というのが、多くの人たちの理由だろう。
では、どうすれば被災地の復興支援に役立つお金を
今後も、集める事が出来るだろうか、と考えていたところ、
ネットで囁かれている、あるヒントをみつけた。
それが「『ふるさと納税』って、まだ有効だよね」
私は、思わず「これだ・・」って、メモをした。
なぜ気がつかなかったんだろう、という思いさえする。
被災地の市町村に「ふるさと納税」をする、ってことは、
直接(例えば、大学時代の友人が住む福島県双葉町)にお金が届くし、
ふるさと納税した人には、税の控除があるので、一挙両得。
たしか「そのまちに、住んだことがある」などの条件もなく、
ふるさと納税者には、そのまちから復興状況が逐次届くと思われる。
これからは、個人レベルの「ふるさと納税」が主流となり、
義援金に変わる役割を果たしていくものと考えられる。
「善意」を「税額控除」につなげるなんて・・と言うべからず。
これからも、長期間の復興支援が予想される中、
「ふるさと納税」は、大きなキーワードとなる気がしている。
政府は「復興支援の『ふるさと納税』は無効です」と言うだろうか。



2011年05月06日(金)
巨人の小笠原選手は愛妻家である

昨日、2,000本安打を達成した、巨人の小笠原道大選手。
久しぶりの野球ネタで喜んでいたら、
ネットの見出しは「巨人の小笠原選手は恐妻家である」(笑)
原因は、ウィキペディアの「人物」の項目に
「恐妻家である」との記述があることらしい。(笑)
そこで「恐妻家」を調べてみた。
「恐妻」とは、夫が妻に対して頭の上がらないこと。
「恐妻家」とは、妻に頭の上がらない、妻を恐れる夫の事。
しかしもっと調べてみると、
「恐怖以外の理由(例えば純粋な愛情)によって
妻に尽くすタイプの夫も「恐妻家」と呼ばれるケースがある。
また、愛妻家の男性が卑下や照れ隠しの意図で
自らを恐妻家と呼ぶ場合も日本では多い」という説明を発見。
と言うことは「恐妻家」イコール「愛妻家」とも言えそうだ。
数億の年収を夫人に一括管理されているだけで
「恐妻家」の表現をされているが、結果を残した彼にとっては
どちらでもいいはず。
奥さんだけが真実を知っていると思うから。
せっかくの記録が、こんな話題で打ち消されるのが嫌だから
ファンの1人として、ネットに書き記したい。
「巨人の小笠原選手は愛妻家である」(私も?)



2011年05月05日(木)
子どもが傍にいると、エネルギーがどんどん湧いてくる

「こどもの日」だから・・と言う訳ではないけれど・・。
歌手、シルビー・バルダンのインタビュー記事だったかな。
彼女は、わざわざ、小さな子どもを里子にとして育ている。
そして、大きくなったら、自由に生きさせる。
どうして?って思っていたら、この台詞が目に付いた。
「子どもが傍にいると、エネルギーがどんどん湧いてくる」
子どもの持つ神秘的なパワーを常に感じて、傍にいるだけで、
自分のエネルギーが湧いてくるのがわかるということだろう。
なんだかわかる気がするな・・とメモをした。
疲れた時、小さな子どもの傍にいるだけで、元気になってくる。
これは、私も実感できた。
子育てをしながら、働いている母親をみると、
帰宅して、子どもにパワーをもらっているから、頑張れるんだ、
と思えるようになった。
育児をしながら、働くことの大変さを知っているので、
その仕組みが理解できたようで嬉しかった。
子どもって、小さい時に「親孝行」しているんだよね、きっと。



2011年05月04日(水)
惚れ込んだ服じゃないと、買っても着ないものよ

映画「しあわせの隠れ場所」(ジョン・リー・ハンコック監督)から。
作品紹介には、過酷な少年時代を過ごしながらも、
ある家族との出会いによって自らの才能を開花させ、
NFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の
感動の実話、とある。
しかし、私のメモ帳は、主人公の台詞ではなく、
裕福な白人家庭の母親リー・アンの台詞で溢れた。
その中でも、彼の洋服を買いに入った店内でアドバイスした会話。
「惚れ込んだ服じゃないと、買っても着ないものよ。
覚えておきなさい。着ている自分を想像するのよ。 
これ僕っぽいって。(Is this me?)」
なるほどなぁ・・と自分の洋服選びを反省した。
そして、自分らしい服装かどうか、を想像するなんて、
今まで考えたこともなかった。
ストーリーと関係ないところでも、気になる一言はあるもの。
私は、やっぱりメモ帳が手放せないな。



2011年05月03日(火)
「3,697円でございます」「えっ?」

久しぶりに、妻とスーパーへ買い物に出かけた。
彼女にとっては、連休中の食材調達なのだろうが、
買い物かごへ、次々と入れていく様子をみて、
これは、高額になるぞ・・と予想していたら、
レジ係の「お会計、3,697円でございます」。
私は耳を疑った。「えっ?」(ウソでしょ?)
「こんなに山盛りなのに、3,697円ですか?」と
訊き直そうと思ったくらいだが、
妻は、買い過ぎちゃったかな?って顔をしていた。
私たち男どもが飲みに行くと、最低5,000円。
管理職の私たちは、10,000円なんてのもよくある。
ちょっと洒落たショットバーなどでは、
カウンターに座って、1杯飲んで、4,000円(汗)。
う〜ん、3連休最初の一言が「3,697円でございます」。
たまには、食材の値段を知らないとダメだな。
たぶん、私が「ゴチになります」に参加したら、
間違いなく「自腹」組だな、きっと、とほほ。



2011年05月02日(月)
場合によっては、5年以上かかるかも知れません。

義援金以外に、私たちに出来る復興支援を探していたら、
復興支援「牡蠣オーナー制度」を発見した。
「三陸牡蠣の復興を支援するプロジェクト」
(詳細は、ネット検索して下さい)
ネットでの説明を読み、私が決断したフレーズが
「場合によっては、5年以上かかるかも知れません。」。
これが「来年にはきっとお届けします」なんて書かれていたら、
これは、震災被害を装ったビジネスだと疑ったかもしれない。
「通常時の三陸牡蠣養殖の場合でも、成育に2年〜3年かかります。
港湾の復旧、漁業操業許可を経て養殖の準備が再開されることから、
現状では出荷再開の時期をお約束できかねます。」
この方が正直だよな、と早速、登録することにした。
以前私は「今回の被災に対する支援は長期化する」と書いている。
そして、義援金やチャリティー活動は、日本人の体質から、
そう長く続かないとも・・(汗)
「美味しい牡蠣が届くのを楽しみに待ってます」メッセージこそ、
復興に向けて頑張っている人にとって、励みになると思うから。
私がこの「気になる一言」を10年以上続けられているのも、
拙い日記を楽しみにしてくれている読者がいることが理由だから。
「続ける」コツ、やっぱり、ファンを持つことだな。



2011年05月01日(日)
なぜ、ツイッターやってないの?

最近、飲み会と称する懇親会で、よく訊ねられる。
「なぜ、ツイッターやってないの?」
「しもさんの、気になる一言は、ツイッター向きだよ」
この東日本大震災で、一番役に立ったのは、
「ツイッター」と「フェイスブック」という情報は、
何度も何度も、インターネットで目にしたのだが、
正直、まだその面白さ、大切さが、私には理解できていない。(汗)
「フォローして下さい」等、その用語の意味もわからないし、
もうこれ以上、あまり知らない人の書き込み・コメントに対して、
返事を書く時間も元気もないんだ・・と答えたのだが、
それまた、私の認識不足らしい。
とにかく、試してみて下さいよ・・が、お誘いのフレーズであり、
面倒くさい・・なんて答えようなものなら「先日の講演で
『老い』とは、面倒くさくなることって、言ったじゃないですか」と
問いつめられるだろうし、その前に、
「講演では幾度も『可能性は試みる人だけのもの』って、
カッコいいこと、言いましたよね?」と、笑われそうだ。
あれから「ツイッター」のサイトを訪れ、確認しているのだが、
それでも・・まだシステムが理解できないので、踏み切れないでいる。
やり始めたら、止まらなくなることを自分が一番知っているから。
誰でもいい、私に「ツイッター」の魅力を教えて欲しい。
私の呟きが、社会の為に役に立つなら、始めようと考えているので・・。