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しもさんの「気になる一言」
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2008年03月31日(月)
フランスに占領されてたら、日本は違った

日曜朝のテレビ番組「ボクらの時代」から。
今回のメンバーは、ニュースキャスター・鳥越俊太郎さん、
女優&作家・岸恵子さん、そして数学者・藤原正彦さん。
国際経験豊かな彼らの話は、あっという間の30分だった。
溢れたメモの中で、私がなるほどなぁ〜と思った視点、
そんなこと、考えたことなかった・・という考え方である。
当然のことだけど、
アメリカに占領されたからアメリカの影響を受けた。
伝統とか文化よりも、
フランク・カジュアルに重きを置いた国の影響を。
(というより、アメリカに伝統と文化はなかった?)
だから「フランスに占領されてたら、日本は違った」となった。
また、もう一度初等教育で「国語」に力を入れるべきだと、
3人は強調していた。
「小学生に必要なのは、英語より国語」
多くの人が声を出しているのに、なぜか変わらない。
文部科学省には、この声、届いているのだろうか。



2008年03月30日(日)
大阪府・京都府・岐府(笑)

最近、気になり続けている、テレビで大騒ぎしている
情けない大人たち。
ここまで来たか・・というのが正直な感想である。
そんな迷・珍回答に、賞金何十万円も出す番組も番組。
常識ある大人たちのテレビ離れが進んでいることに、
マスコミ全体で気付くべきだ。
私の話のネタにはいいのかもしれないが、
物事にはバランスがあり、毎日、珍回答を見ていると、
こちらまで、おかしくなりそうで、最近はテレビを観ない。
「日本は○道、○都、○府、○県ですか?」の問いに、
堂々と「1道1都3府・・」と答えた女性タレントがいた。
県の数はわからなくても・・と思う私と同じ考えだったのか、
司会者が「3府ってどこですか?」と聞き返した。
その答えが「おおさかふ・きょうとふ・ぎふ」。
本当に彼女たちは知らないのか?演技なのか知らないが、
この程度の知識をネタに、番組が作られていることに呆れた。
「まぁ、京都府がわかっただけでも良しとしよう」と
片付ける問題ではない。
日本はどうなってしまうのだろうか?



2008年03月29日(土)
アイルケ、観たいと思いましたよ

先日書いた、映画「愛の流刑地」ネタの気になる一言、
読んでくれた読者からの嬉しいメールが届いた。
もちろんメール全文は紹介できないけれど、
「今日のコラムを読んで、アイルケ、観たいと思いましたよ」と。
はじめ「アイルケ」が「愛の流刑地」の略だとは気が付かず、
戸惑ってましたが・・(汗)
文字だけの、それも場面設定もしない台詞の一部だけで、
自分が観た映画を紹介するのは難しいけれど
こんなメールをいただくと、俄然、はりきってしまう私である。
書籍も映画も講演も、読んでみたい、観てみたい、聴いてみたい、
そう思ってくれれば、私は大満足なのである。
私にとって、インパクトのあったフレーズが、
読者にとっても、インパクトがあるとは限らないけれど、
そんな言葉遊びで、繋がっていることが嬉しかった。
一緒に、呑んでみたい・・って人がいてもいいのになぁ。(笑)



2008年03月28日(金)
部下を持ったら、まずは「自分のマネジメント」

最近、よく考えることが多い「管理職」の資質。
なぜか、そばにあった紙切れにメモしてあったのは、
「PFドラッガー。そもそも、自分をマネジメントできない者が、
部下や同僚をマネジメントできる筈がない。
ほかの人間をマネジメントすることは、
主として、自分が模範となることによって行なうことができる」
のフレーズ。
いつ書いたのかも覚えていないメモが、今頃になって
とても役に立ってきていることに、驚く。(笑)
何人の管理者が、このことを理解しているかな。
部下には厳しく、自分には甘い管理職って多いものなぁ。
異動の時期、もう一度、自分を見つめてみよう。
仕事ではなく、組織・団体の役員でも基本的には、同じ。
もしかしたら、親子の関係でも。(笑)



2008年03月27日(木)
そこに導ける男とそうでない男(R30指定)

おまたせ、木曜日恒例、男女寝た・・男女ネタ。(笑)
映画「愛の流刑地」(原作・渡辺淳一)から一言。
(監督:鶴橋康夫さん、主演・豊川悦司さん・寺島しのぶさん)
想像力の豊かな方は、もうこの台詞でわかるらしい。
想像力の乏しい方のために、ちょっと解説。
まぁ、Hネタには決まっているけど・・。
冒頭は「女には2つのタイプがある。
それを知っている女とそうでない女」
そのフレーズを受けて「そこに導ける男とそうでない男」。
なるほどなぁ、とメモをした。(汗)
本当は、大好きな女優、寺島さんが呟いた
「私、初めてお逢いした時とは、
別の人間になっているんでしょうね」、
「天まで舞い上がった女は、もう地上へは戻れません」、
「ください、あなたとつながっていたいの」などを
メモしたんだけど、そのあとがうまく纏められなくて(笑)。
本当に「日経新聞朝刊の連載小説」とは、考えにくい内容だから、
「朝から読む小説じゃない!」とクレームが入るとか。
でも、このために「併読紙」から「単独紙」になることも・・。
頑張れ、日経新聞。(汗)



2008年03月26日(水)
えっ「満身創痍」は、人類だろ?

今回の一言は、私のつぶやきである。
ここ数年「地球温暖化」が世界的に叫ばれ、
「満身創痍の地球」というタイトルを、
最近、テレビや新聞でもよく見かけるようになった。
しかし、この表現はおかしいと私は思う。
地球は、46億年の年月をかけ、幾度も
「氷河期」や「灼熱」の環境を経験してきている。
温暖化により、人類が絶滅しても、
地球は(たぶん)回り続けるに違いない。
それを知ってか知らずか、
「地球が危ない」「地球が泣いている」等の
表現が目につくと、どうしても気になってしまう。
危ないのは「人類」。これだけは間違いない。
多くの動植物を巻き添えにして、人類は絶滅する。
そんな危機感がないから、今でも何も行動しない。
自分が生きている間くらいは、大丈夫だろう。
そう、思っているようだけれど・・。どうだろう。
映画「アース」が、予想以上に長期間上映しているのは、
なにか意味がありそうだ。



2008年03月25日(火)
グランドキャニオンのそばに住んでいる人は、悩みがないの?

日曜朝のテレビ番組「ボクらの時代」。
だいぶ以前のメモだけど・・
メンバーは小説家・エッセイストの「中村うさぎ」さん、
女装コラムニストの「マツコ・デラックス」さん、
そして、株式トレーダーの「若林史江」さん。
超個性的な2人に、若林さんが呟いた。
「グランドキャニオンとかさ、
大きなものを見て自分のちっぽけさを知ることって大切」
みたいな発言をしたら、
中村さんが噛みついた台詞が、妙に面白かったのでメモをした。
「ばかだねぇ、ちっぽけでも一生懸命生きていくのが人間だろ」と
彼女を一喝した後、
「グランドキャニオンのそばに住んでいる人は、悩みがないの?」と
言い放った。それはとても豪快だった。(笑)
私もよく、月食・日食などの宇宙や大自然に触れた時、
自分の悩みって、なんてちっぽけなんだって思う、と書いた。
しかし、ありきたりの表現かもしれない、と反省する機会となった。
それは、一瞬の感触であって、本質は変わっていないから。
「自然が人間を癒すなんて、勝手な勘違いだ」・・
彼女は、そう言いたかったのかも知れないなぁ。



2008年03月24日(月)
夢は大きい方が素敵でしょ

映画「ジャンパー」(ダグ・リーマン監督)から。
世界中のどこへでも瞬間移動できる能力(テレポーター)
が自分に備わっていると知る前は、
平凡な生活を過ごす15歳の学生だった主人公。
ガールフレンドの彼女が、世界旅行の夢を語るシーン、
輝きながら夢を語っている彼女が羨ましそうだった。
そんな彼に向かって、彼女が呟く。
「夢は大きい方が素敵でしょ」。
うんうん、なるほど・・そのとおり、とメモをした。
しかし、数年後、成長した彼女に逢うと、
「あれは、夢物語よ。大人にならなくちゃ」と諭される。
このギャップが面白くて、またメモをした。
「夢は大きい方が素敵」というフレーズには、
「どうせ叶わない夢ならば」という前提があるようだ。
私は「どんなに小さい夢でも、叶ったほうが素敵」派。
さて、みなさんは?

PS.
中国へテレポートした設定なのに、地下鉄「銀座駅」の文字が。
ちょっと世界を飛びすぎて、ついていけなかった。(笑)



2008年03月23日(日)
このために、男の人には、ゴルフがあるのね

日曜日早朝のテレビ番組「はやく起きた朝は・・・」から。
出演者の1人、松井直美さんが語った台詞。
ある場所で食事をしていたら、男の人同士が
仕事の話で言い争いをしていた場面に遭遇したらしい。
彼女からみたら、なにもそこまで興奮しなくても・・と
いうくらい盛り上がり、最高潮に達した途端、
彼女の心配をよそに
「じゃ、この続きの話はゴルフでもしながら」の一言で、
和やかな雰囲気になったらしい。
その会話を聞いていた彼女は、悟ったらしい。
「このために、男の人には、ゴルフがあるのね」と。
なんてキレイなんだろう、と思ったようだ。
「仕事場でゴルフの話をして、ゴルフ場で仕事の話をする」
この感覚は、たぶん女性にはわからないだろうけれど、
そうなんだよ・・とメモをした。
この理屈を世の女性陣(妻も彼女も)がわかると、
気持ちよく、ゴルフに送り出せるのになぁ。



2008年03月22日(土)
「不満」と「不安」の選択

病院の待合室で読んでいた本。(メモし忘れました)
キャスターの「生島ヒロシ」さんの台詞だったと思う。
働く環境って、いろいろな要素があるけれど、
ほぉ〜、なかなか面白い視点だなぁ、とメモをした。
正確に表記すると
「会社員として『不満』を抱えるか、
フリーとして『不安』を抱えるか。
人生ってどちらかなんですね。」というコメントである。
もちろん「不満の無い会社員、不安のないフリー」が
ベストではあるが・・。(笑)
さて、私は?と考えると、不安がなくなるほど、
フリーとして活躍できる実力もないし、自信もない。
だから、当然のように「不満の無い会社員」を目指したい。
「不満」だけは、本人の考え方一つだから。
そう考えられるようになったら、とても仕事が楽しくなった。



2008年03月21日(金)
2歳児には「静寂」が必要

えっ?と思ったあと、なるほど・・・と感じたフレーズ。
保育士さんの研修復命書から。
「2歳児というのは社会の中で生きていく中で、
ルールを身につけたり、1歳半から3歳までの自我の拡大の中で、
特に大きな影響がある」とまとめたあと、
とても大切な時期の子どもを預かっているんだと痛感したようだ。
その中で「2歳児には静寂が必要であり、
子どもの声より小さな声で返してあげることで、
良い育ちに繋がっていく。」というフレーズを見つけた。
キャッキャッとはしゃぐ子供たちに「静寂」という単語が結びつかず、
最初は「?」と思ったが、よく考えると「!」である。
子どもにとっての「静寂」なんて考えたことがなかったが、
成長にとっては、とても大切な要素だと知って、嬉しかった。
やっぱり、子育ては、奥が深い。



2008年03月20日(木)
「報復」ではありません、「処罰」であります

映画「明日への遺言」(小泉堯史監督)から。
俳優の藤田まことさん演じる
戦犯裁判にかけられた東海軍司令官・岡田資(たすく)中将が、
この裁判で、何を言いたかったのか、
また、ここ数日、テレビで「東京大空襲」関連の作品が続いたが、
このタイミングで流す意味は何なのか、
多くのメモを眺めながら、しばらく考えてみた。
無差別爆撃を実行した米軍搭乗員を処刑した罪に問われ、
法廷闘争を「法戦」と名づけ立ち向かう彼の根底にある考えは、
「私が判断し指示したこと(米軍兵の処刑)は
『報復』ではありません、『処罰』であります。」だと感じた。
「誰が爆撃したかなんて問題ではない、何度も重ねたことである」
と、自分に言い聞かせるよう呟いた台詞も心に残った。
死刑の判決を受けた時、法廷を見守る妻に「本望である」と一言。
一つひとつが重たい台詞だったが、是非、観て欲しい作品である。



2008年03月19日(水)
人間って6年間でこんなに成長するんだぁ

久しぶりに私の雑感。
昨日、幼稚園の卒園式で人間の「純粋さ」に感動し、
今日、小学校の卒業式で人間の「成長」について驚いた。
私の目の前を通り過ぎる小学校6年生は、
昨日の幼稚園児と比べたためか、もの凄く大きく感じた。
たった6年間で、こんなにも人間は成長する、を
実感させていただいた体験であった。
着慣れたはずの小学校の制服が、妙に窮屈そうだったが、
成長したのは「体格」だけでなく、
いろいろな経験をして「心」も成長したに違いない。
それに比べ、私たち大人は、6年前とあまり変わらない。
ヌクヌクとした環境の中で、成長が実感できない。
体格の成長は難しいけれど、せめて「心」の成長をしたい、
そう思わずにはいられない、子どもたちの姿であった。



2008年03月18日(火)
ひゃくにんでわらいたい せかいじゅうをふるわせて

地元の幼稚園の卒園式に来賓として招かれた。
元気いっぱいの子ども達と、それを見守る保護者、
先生たちの姿に、またまた涙が・・。(汗)
たぶん、娘の幼稚園の卒園式と重なったからだろう。
今回の気になる一言は、卒園生が口を思いっきり開けて、
叫ぶように歌ったお馴染み「一年生になったら」の一節。
たしか、3番の歌詞だったと思う。
正確には「いちねんせいになったら いちねんになったら 
ともだちひゃくにん できるかな
ひゃくにんでわらいたい せかいじゅうをふるわせて
わっはは わっはは わっはっは」
「ひゃくにん」は、大人が考える「100人」ではなく、
子ども達の感覚「いっぱい(たくさん)」の意味だろうな。
たくさんの人で笑って、世界中を笑い声で震わせる。
いいなぁこの台詞、と呟きメモをした。
今、日本に足りないものは、
「たくさんの人の笑い声」かもしれない、と同時に感じる。
帰宅したら、なぜか娘の幼稚園時代の写真が見たくなった。
明日は、小学校の卒業式かぁ。また、楽しみである。



2008年03月17日(月)
疲れているからって休んでばかりいるのは、性に合わない。

雑誌「ゴルフダイジェスト・チョイス163号」から。
アダム・スコット(オーストラリア・プロゴルファー)の台詞。
正確には、この台詞のあとに
「オフタイムを充実させると、さあ次は本業のゴルフをやるぞ!!
って、自然とスイッチが入るんだ。」とコメントしている。
ライターも、彼のことを
「オンとオフをアクティブに過ごし分ける気分転換の達人」と
賞賛していたから、メモをした。
オフは「身体を休める」と考えるのは、容易い(たやすい)が、
もっと行動的に過ごすことにより、気分転換を図ることもできる。
なるほど・・私はこのタイプだなぁ。
休むとよけいに疲れちゃうのって私だけかな?と思っていたから、
このフレーズはとても嬉しかった。
また明日から、オフもアクティブに過ごそうっと。
えっ、充分すぎるほど動いているって?(笑)



2008年03月16日(日)
着物の国に生まれたのに自分で着られないなんて

「和装」という本で見つけたフレーズ。
確かに・・と賛同して、メモをした。
国際交流などのイベントに参加しても、
みんな自分の国の「国歌・国旗・民族衣装」を大切にし、
自慢げに私たちに披露してくれる。
さて、日本人は?と振り返ってみると、みんな洋服。
祝日でも国旗を揚げている家はわずか。
国技の相撲も・・・(汗)
もう少し「祖国愛」を大切にしたいな、といつも思う。
ちょっと過激な発言のようだが、
日本が立ち直るためには「祖国愛」の教育を・・。
七五三と成人式、結婚式、卒業式、お葬式くらいしか、
着物を着ないなんて、もったいない気がする。
自分たちが着ないのに、来日した外国人に対しては
「日本文化体験」と称して、着物を着せたがる。
まずは、自分から。
そのためには、自分で着られるように。



2008年03月15日(土)
神秘さや不思議さに、目を見張る感性

書籍「沈黙の春」(サイレント・スプリング)の著者、
レイチャル・カーソンの作品から。
娘の本棚にあった「センス・オブ・ワンダー」
(レイチャル・カーソン著・上遠恵子訳・新潮社版・60頁)を、
何気なく手に取り、読み直した。
それも土曜の朝、スカイラークのドリンクバーを利用して。
さて今回の「気になる一言」は、文字通り書籍のタイトルの定義。
「センス・オブ・ワンダー」とは
「神秘さや不思議さに、目を見張る感性」ということ。
この感性を持ち続ければ、
人間サイズの尺度の枠から、解き放たれていくようだ。
双眼鏡や虫眼鏡も、子どもの頃には宝物だったのに、
いつしか、夜空を見上げる回数も減り、
小さな虫の鳴き声にも興味を示さなくなった。
「今、少しの出費を惜しまないで、上等な虫めがねを買えば、
新しい世界が開けてきます。」と、著者は伝えている。
今度のボーナスで「双眼鏡や虫眼鏡」、買ってみようかな。



2008年03月14日(金)
美術に出逢えて、幸運だった

わが子が、4年間通った大学の卒業式だった。
正式には「平成19年度 女子美術大学大学院・芸術学部学位授与式」。
たぶん「幼稚園・小学校・中学校・高校・そして大学」と
全ての娘の卒業式に出たと思うが、やはり大学が一番感激した。
彼女が、浪人しながらも「美大」にこだわっていたことを覚えているし、
何もできないわが子が、本当に親元を離れて一人暮らしが出来るだろうか、
という心配をよそに、4年間で「生きる力」を掴んだことも知っている。
今日の一言は、同じ「絵画学科」の仲間が読んだ「卒業生総代答辞」から。
何かを作り出すことの楽しさと、辛さ・苦しさを語り、
絵筆が自分の思うようにならない苛立ちと不安を、素直に表現した。
「でも・・美術は感覚だから人の心に残る」と4年間を振り返り、
殺伐としたこの時代「美術に出逢えて、幸運だった」と続けた。
そして最後に「こんな私を理解してくれた家族に感謝」で結んだが、
もうその頃には、涙腺が緩んで困ってしまって、メモもうまくとれない。
たぶん、わが子も同じように感じてくれているに違いない、
そう思ったのか、隣に座っていた妻や母も、涙ぐんでいる。
大学の卒業式に、親(家族)が行くなんて・・と言うなかれ、
立派な大人に成長したわが子を見る楽しさは、大学の卒業式である。
若い頃「美術や音楽など」に4年間も夢中になれた彼女たちが羨ましいが、
私たちだって、まだまだ・・
「○○に出逢えて、幸運だった」と堂々と言えるもの、探したいと思う。



2008年03月13日(木)
すべての女性の人生が、美しい一瞬を持っている。

映画「眠りにつく前に」のサブタイトルである。
([原題] EVENING・ラホス・コルタイ監督)
いろいろな言葉をメモしたが、いざ、書こうと思ったら、
このフレーズが浮かんできてしまった。
挿入歌のワンフレーズ(歌名はメモ忘れました)
「私は、あなたを愛せて、何て幸せなの・・」と
同じ意味で使われている気がしてならなかった。
それは、男性の私にはわからない、(たぶん)
女性独特の「恋愛」に関する感覚なのだろう。
特に、死ぬ間際に思い出す「恋愛」は、
想い叶わぬ失恋だろうが、喧嘩別れした恋愛だろうが、
「美しい一瞬」として輝きを増すのだろう。
男性だって・・と思ったが、やっぱりわからなかった。
心が温まる、とても素敵な映画だった。是非、御鑑賞を。



2008年03月12日(水)
「たられば」の「たら」は北海道

思わずハマってしまったフレーズ。
ゴルフをはじめ、生活の多くの部分で言い訳をする。
「〜だったら」「〜れば」・・これを称して「たられば」。
「ゴルフは、たらればのスポーツ」という人もいた。(笑)
私も、よく口にする、この「たられば」
誰の台詞だったんだろう?と考えたけれど、思い出せない。
高田順次さんあたりのギャグセンスなんだけど・・。
続けて「ればは・・」とならないところが、またまた面白い。
仕事でもなんでも「〜だったら」で言い訳する人には
タイミング良く、間髪入れずに「たらは北海道!!」と言ってみたい。
どんな顔するんだろうな、ちょっと楽しみである。
しかし、こうなると「〜れば」を考えたくなるのが私。
「ればは、貧血に効く」では、ありきたりだしなぁ。
う〜ん、もうちょっと・・思案中。



2008年03月11日(火)
乾坤一擲(けんこんいってき)

お待たせ、NHK大河ドラマ「篤姫」から。
なんといっても、私の好奇心のアンテナをくすぐったのは、
お姫様のたしなみとして、篤姫が書の教育を受けたシーン。
教育係の幾島より「お姫様、お好きな言葉を」と言われ
迷わず書いた「四字熟語」が気になった。
(私に「メモしろ」と言わんばかりの演出だった気がする(笑))
「乾坤一擲」(けんこんいってき)
昨年カナダに行く前に買った「電子辞書」では、
「運命を賭として、のるかそるかの勝負をすること」
某百円ショップで買った「四字熟語辞典」では、
「運を天にまかせて大勝負をすること。
 天下をかけてサイコロを投げる意から。
『乾坤』は、天と地、『一擲』は、一度投げるの意。」
ここまで「天命」を意識した脚本?と苦笑いをした。
なかなか覚えられない「四字熟語」も、
こうしたドラマの中で使われてくると、調べようと思う。
この「四字熟語」を日記に書くと、不思議にアクセスが増える。
インターネットで、検索する人が多いということである。
私はやっぱり「松坂慶子」という「四字熟女」の方がいいなぁ。



2008年03月10日(月)
「優秀」って「優しさ」に「秀でる」こと

結婚式などのスピーチで「彼は優秀な人材で・・」と
上司が、新郎のことを誉め殺しをするが(笑)、
一概に嘘とも言えないと思うようになった。
ある講演会で「優秀」の意味を再定義できたから。
それが「優秀」って「優しさ」に「秀でる」こと。
仕事の能力ではなく、誰に対しても優しく接する能力。
すなわち、まわりを元気にする能力があるということだ。
ただし、これって一番難しい能力かもしれない。
特定の人にだけ「優しい」のは、ちょっと違う。
誰に対しても、どんな状況に置かれている人に対しても、
「優しく」接するのは、簡単ではない。
だからこそ、それが出来る人は「優秀」なんだと思う。
「優しさ」に「秀でる」こと。う〜ん・・・。(汗)



2008年03月09日(日)
うれしいな たのしいな しあわせだな ありがとう

今日は、3月9日。そう「サンキュー」、感謝の日。
日曜日の朝、6時半からのテレビ番組「早く起きた朝は」でも、
「ありがとうの日」と紹介していたが、
私はこの日、思い出す人が2人いる。
1人は「昭和39年3月9日生まれ」の女性。
「私の誕生日ね、サンキュー・サンキューなのよ」と
屈託のない笑顔で教えていただいた彼女は、
今や、テレビやラジオにも出演するほど大活躍している。
そしてもう1人は、今日の一言に選んだ歌をCDにした女性。
彼女は、全身「ありがとう」で出来ているような人。
歌のタイトルは「気がつけば」なんだけど、
「感謝だらけの毎日」を気が付かせてくれるフレーズである。
「うれしいな たのしいな しあわせだな ありがとう」
つらい時ほど、このフレーズを口ずさむといいようだ。
繰り返しているうちに、本当に気持ちが変化してくる。
もちろん、今日だけでなく毎日口ずさんで欲しい。
信じるかどうかは、あなた次第。お試しあれ。



2008年03月08日(土)
影が形に添うごとく

またまた一週遅れの再放送、NHK大河ドラマ「篤姫」から。
島津本家の姫にふさわしくなるようにと教育係に任命された
老女・幾島(松坂慶子さん)が「姫、いつでもお傍にいますよ」
という意味で「影が形に添うごとく」と表現した。
特に目新しい表現でもなかったが、先日観た映画、
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」にも、
守護精霊(ダイモン)が「影が形に添うごとく」
人々と決して離れることは出来ないパートナーとして活躍するので、
あれ?、幾島は篤姫の守護精霊(ダイモン)か?と一人で笑っていた。
いやいや、ダイモン(主人公の性格を象徴する動物)の性別は、
人と逆になるんだった・・と映画を思い出して、一人でまた笑った。
ただ、別々に観た話が、突然繋がってきたことに驚いている。
さらに、しばらく「篤姫」のことを考えていたら、
わが町に隣接している三島市「佐野美術館」で
「雛の宴・篤姫と皇女和宮が愛したお雛さま」と題し
「徳川将軍家ゆかりの人形と雛道具」が展示されていることを思い出し、
何かに引っ張られるように「篤姫の愛した雛人形」と御対面をした。
私の周りの関心ごとが、なぜかすごい勢いで繋がっていく。
運命論者ではないけれど、ちょっと怖い気がするくらいだ。



2008年03月07日(金)
本は心の栄養

読み聞かせの現場を身近で観察していると、
「一緒に喜んだり、驚いたりして共感してくれる大人が
そばにいることで、子どもは安心感を持ち、
豊かな喜怒哀楽が育つんですよ」と話していた
ある保育士さんを思い出した。
彼女曰く
「それにも増して大きな喜びは、
絵本を読んでくれる人との心の通いあいです。
小さくても、その子なりに物語の意味がわかり、
読み終えると満足そうな顔をしますよ」とも。
その通りだよなぁ、と思ってメモをした。
今や、ゲーム機で何でも済んでしまう世の中だけど、
絵本だけは、子どもと一緒に、同じ本を眺め、
喜んだり、驚いたりしながら、時間を過ごして欲しい。
本を読むのが好きな子は、大人になっても、
楽しい人生を送れるような気がしている。
最近また、私も「活字中毒」になりつつあるけど、
「本は心の栄養」だよなぁって思う。
私の場合、メモしながら読むから、もっと楽しい。(笑)



2008年03月06日(木)
しもさんのメール、男らしくなってきたね

忘れたころに、メールをいただく知人がいる。
そんなに頻繁にメール交換しているわけでもないのに、
メールの特徴から、私の生活環境を当てられてしまった。
以前は、文章が女性っぽかったのに、
最近は、男らしくなってきた、というのであるが、
自分では、全然気が付ついていない。(笑)
たぶん、今回の配属課は、女性が多い職場だから、
私の男の部分が発揮されている、という。
職場だけでなく、幼稚園、保育所、子育て支援センターと
私の管理しなければならない施設も、女性中心。
なるほどなぁ、とメモをした。
以前は、ほとんど男性ばかりの職場だったから、
私の母性本能が力を発揮した、ということなのだろう。
まぁ、両方の力が発揮出来る人はなかなかいないよ、と
誉められた私としては、嬉しいけれど・・。
この「気になる一言」も、変わってきたのだろうか?
ちょっぴり気になるメールであった。
「しもさんのメール、男らしくなってきたね」



2008年03月05日(水)
悩みは負けじゃない。

たしか映画を観た後に読んだ原作
書籍「陰日向に咲く」(劇団ひとり著・幻冬舎・220頁)
からのメモだったと思う。
実は「悩みは、まだ結果じゃなくて過程なんだよ」と続く。
そう「悩む」ことを悪いことだと評価しがちであるが、
実は、悩むだけでは、けっして何も生まれてこない。
以前「悩」という字を取り上げ、
2003年05月07日(水)「悩」は「心を箱にツメ」と書く。
と紹介した。
大切なことは、悩んだ後の行動から生まれる成果である。
そういう意味で「悩みは過程」と言えそうだ。
悩むだけで「負け組」に入ってしまったと考える人たち。
そんな時には、寄り添ってあげて
「そんなことないよ、悩みは負けじゃないから」と声をかけたい。
真剣に考えているからこそ、悩むのだから。
それにしても、映画と原作が、こんなに違うとはなぁ。



2008年03月04日(火)
like this old man.

このフレーズだけで、あっ・・とわかった人は、凄い。
実は、クラーク博士の有名な台詞
「Boys,be ambitious!(少年よ 大使を抱け)」に続く、
フレーズである。(ある講演会で教えてもらったけど・・)
正確には「Boys,be ambitious like this old man.」
(小供等よ、此老人の如く大望にあれ)らしい。(汗)
実は、この「Boys,be ambitious!」には説が多くあって
どれが正しいのか、私には判断できない。
ただ50歳に近づき、この「like this old man.」が
妙に頭から離れないのも事実。
若い人に私の生き様を伝える機会が合ったら、
「この私のように、夢を持って生きたらどうだい?」と
伝えたいと思う。
その時「Boys,be ambitious like this old man.」。
憧れる、自分の人生の語り方である。

PS.
「Boys,be ambitious!」は略して「BBA」というようだ。
このネタの方が、飲み会では使えるなぁ。(笑)



2008年03月03日(月)
早いか、遅いか、だよ

自主上映の映画「1/4の奇跡 本当のことだから」から。
ある方のお誘いで、東京・虎ノ門で上映された自主映画を観た。
49年間持ち続けていた「障害者」に対する私の考えが、
間違っていたことを気付かせていただいた作品である。
「障害者は、その機能がなくても暮らせていけると判断したから
神は、障害を持って生まれさせた」など、
言葉として、うまいこと言うなぁ・・程度の認識だった。
それは、自分がいつまでも健常者であるのを前提に。(汗)
しかし映画の中の障害者が呟いた台詞に私は頷いた。
「歳を重ねてくると、みんな障害を持ってくるもの。
だからその障害になるのが、早いか、遅いか、だよ」と。
恥ずかしいけれど、その事に、私たちは気付いていない。
いや、「健常者」だと思っている私だって、
切り口によっては、すでに「障害者」かもしれない。
だからこそ「早いか、遅いか、だよ」のフレーズの意味は重い。
今までの考え方を、心から反省したいと思った。



2008年03月02日(日)
映画は映画館で、野球は野球場で

中学校の同級生限定掲示板、映画の話題で盛り上がっていたら、
函館に住む同級生の奥さんがこんなことを言っていたらしい。
「映画は映画館で観る、野球は野球場で応援する」
うん・・その通り、とばかり私はコメントを書き込んだ。
最近、映画や野球をはじめ、ほとんどの関心事が、
全てテレビで放映される。
でも私は逆に、最近ほとんどテレビで映画やスポーツを観ない。
その根本に流れるのは、彼女と同じ考え方だから。
「映画は映画館で、野球は野球場で」
自宅のご自慢の大画面で観るのもいいけれど、
途中CMが入ったり、何かをしながら観たり、と意外と集中できない。
映画では約2時間、野球では約3時間、そのことだけを考える。
現場でしかわからないことも溢れている。
ゴルフの応援だって、近ければ、ゴルフ場まで足を伸ばす方がいい。
テニスだって、バレーだって、サッカーだって、相撲だって・・。
この楽しみ方を知ったら、もうテレビ観戦はつまらない。
目だけで感じるのではなく、五感をフルに働かせて楽しんで欲しい。
お金がかかるから・・は言い訳のような気がする。(汗)
さぁ、面倒くさがらずに、外へ飛び出そう。



2008年03月01日(土)
うどんをおかずに、蕎麦を食べているんです

映画「チーム・バチスタの栄光」(中村義洋監督)から。
ストーリーと全然関係ないけれど・・
あとから思い出すには、この台詞のメモとなった。
主演の阿部寛さんが、うどんと蕎麦を同時に食べているシーン。
同じく主演の竹内結子さんが、呆れたように話しかける。
「うどんと蕎麦、一緒に食べて美味しいですか?」
その問いに、当然のように答えた彼の台詞が
「うどんをおかずに、蕎麦を食べているんです」。
言葉というよりも、その発想が面白くてメモをした。
濃い焼酎を好む人には「焼酎の水割り」ではなく
「水の焼酎割り」みたいなもの。
もしかしたら「焼酎は、何で割りますか?」と訊かれて、
「焼酎で割って」と答える「焼酎の焼酎割り」。(笑)
レストランで「ピラフ」を頼んで「ライスもつけて」と
いうギャグと同じようなものか。
う〜ん今度、うどんをおかずに、蕎麦を食べてみようかな。