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2003年12月31日(水)
「意味のない戦い」と「意味のある戦い」

2003年を振り返り、2004年に想いを馳せるための大晦日。
私の中では、なぜか「戦い」がキーワードとなった。
2003年、世界的な戦争やテロとの戦いから始まり
日本の大晦日、格闘技番組のオンパレードで幕を閉じた。
特に戦う前から大騒ぎしていた「ボブ・サップVS曙」は、
画面いっぱいに、メッタ打ちされる曙の家族を映し出し、
日本人の残酷さを見たような気さえして、悲しかった。
この大晦日の格闘番組、私には「意味のない戦い」に見えた。
また、レコード大賞のノミネートを辞退した
SMAPの「世界に一つだけの花」も、その年の代表曲として
歴史に残しておいて欲しかった気がする。
オンリーワンがナンバーワンだって、ベストワンだっていい。
オンリーワンは自分の気持ち、ナンバーワンは他人の評価、
それくらいの考え方が欲しいと思う。
2004年、4年に一度のオリンピックイヤーということもあり、
1年を通じて「戦い」という単語が溢れることだろう。
だからこそ、私たちの心に感動として刻まれる戦い、
負けても価値がある戦い、そう、意味のある戦いが望まれる。
そんな私の願いを込めて、今年最後の「気になる一言」とした。



2003年12月30日(火)
「油断」と「慢心」からくるミスは「焦り」へと変わる

明日の大晦日は、じっくり1年を振り返りたいので、
とりあえず今年最後の、気になる一言かも・・。
半身浴での読書だから、まだ読みかけだけど、
「ジャイアンツ愛」(原辰徳著・292頁・幻冬舎刊)から。
今年は川相選手、幻の引退試合をはじめ、
何度となく東京ドームや横浜スタジアムへ足を運んだからこそ
文中で紹介される原監督の手記で、あの場面、
こんなことを考えていたのか、と思い出される場面が多かった。
そんな文中で、自分の生活や仕事に使えそうな台詞がパッと
目に入ってきたので、迷わずメモをし紹介することに決めた。
実は、本文はもう少し長い。
■「油断」と「慢心」からくるミスは「焦り」へと変わる。
■「焦り」が生んだミスというのは、致命傷のミスに繋がる。
このフレーズ、今後いろいろな場面で思い出すことになるだろう。
読者も、何かをミスした時に、思い出して欲しい。
ミスの原因は何か?「焦ってしまった」で片付けずに
その「焦り」の原因を調べ「油断」や「慢心」ではないのか?
小泉総理からプロ野球の監督、校長先生まで、
管理者と呼ばれる方々は、特に心に刻んでおかなければいけない、
と感じたフレーズである。
「致命傷のミス」に繋がる前に、しっかり処置をする。
これって意外と考えている以上に難しいことも知っている。
しかしその判断を誤った時、自分だけでなく、
多くの人が犠牲になることも、自覚しておく必要があるだろう。
「来年は厳しい年となる」、そう言った人がいる。
1年を振り返る年末だからこそ、私が冒した何度かのミスが
「油断」や「慢心」を原因にした「焦り」ではなかったか、
もう一度、見つめ直して新しい年を迎えたいと思う。



2003年12月29日(月)
マソリン、ガンタン

やばい・・ついハマってしまった、オモシロ言葉。
耳で覚えてしまったから、始末が悪い。
なにが変わると言う訳ではないけれど、正月のために、
愛車の洗車をしたり、飾りを付けたり、忙しそうな年末に
ガソリンスタンドで聞こえてきた台詞。
一度、どこかで聴いたフレーズだったけれど、
イメージがつかめず、その時は気にならなかったのに、
今回は耳について離れなくなってしまった。
たぶん場所が場所だけに、ピッタリはまってしまったのだろう。
このフレーズは年末から年始にしか使えない台詞。
自分が、ガソリンスタンドの店員になったと想像して欲しい。
寒風吹き荒ぶ中、一台の車が給油にはいって来た。
停車位置を誘導しOKの合図、勢い良く掛け寄る。
そのタイミングで運転手側のウィンドウが自動で下がる。
「いらっしゃいませ」と元気な声で対応。お客さんの要望を聞く。
そんな時、ドライバーが給油カードを出して一言。
「マソリン、ガンタン」ここで笑ったら、負けである。
なにもなかったように落ち着いて
「マソリン、ガンタンですね、少々お待ち下さい」と給油作業。
その間に灰皿、ゴミを片付け、ウィンドウを拭く。
そして、最後に
「お待たせしました、マソリン、ガンタン、入りました」と告げ
「ありがとうございました、またお越し下さい」と挨拶しよう。
さぁ、どうでしたか。「マソリン、ガンタン」覚えましたか?
これでガソリンスタンドへ行った時、この台詞を思い出すはず。
誰かに話して伝えないと、いつまでも覚えているから気を付けて。



2003年12月28日(日)
性格と性分は違う

anego(林真理子著、393頁、小学館刊)を、
なんと半身浴をしながら朝風呂の中で読み終えた。
33歳の独身女性が主役のこの話、
溢れる恋愛ネタ・不倫ネタに、私のメモ帳は真っ黒になった。
しかし今回は、読者の期待を裏切ってなるほど、と思った一言。
「性分」とは、
その人間の持っているパーソナリティに宿命が組み合ったもの。
「性格」は変えることが出来るけれど、
「性分」は変えることが出来ないから、
もうイヤだ、イヤだと思いながらもそうしちゃう、という感覚。
自分の周りを眺めてみた。
よく「小さな親切、大きなお世話」と言いたくなるような人がいる。
頼むから、そのお節介やめてくれぇ、と思う人もいる。
それはたぶん、その人の「性分」だから、本人にも止められない。
カチンとくる行動も、性格ではなく性分なんだと理解しよう。
たぶん、この台詞で納得してしまう人が多いはずである。
なにもそんな細かいことまで指摘しなくても・・と思う人も、
焼肉や鍋料理の時、鍋奉行よろしく、なぜか仕切る人も、
そういう性分なんだと考えるだけで、彼らの行動が許せてしまう。
人間関係の基本は、どれだけ自分と違う行動を許せるかだろう、
そんなことを考えた時があったが、
このフレーズが大きなヒントとなった気がする。
年末にきて、林真理子さんから戴いた言葉のプレゼントとしたい。



2003年12月27日(土)
外人と二人きりの大浴場、長い沈黙に恐怖心

中学の同級生と熱海で泊まりの忘年会。
夕食は繁華街へ繰り出して、食べて飲んで、大満足だった。
その後、部屋に戻って、一年間を振り返りながら飲んでいたけれど
ちょっぴり眠たくなってきたので、私は一人で10階の展望風呂へ。
事件はその時、起きた。(別になにも起こらなかったけれど・・)
お風呂の先客は、大きな身体の外人が一人。
私が入った時、ちらっと見られたが、そのまま身体を洗っていた。
それからしばらくの沈黙。風呂の中の静寂がこんなに恐いとは・・。
襲われるかもしれない・・もちろんそんな恐怖ではない。
ただ言葉が通じない外国人と、外は真っ暗で二人っきり。
ときたま天井からポタンと落ちる水滴の音だけが、浴場に響いた。
恐さに耐えきれず、単語だけの慣れない英会話。
カナダ人、観光で来た、そんなことが分かってからホッとした。
打ち解けると、今度は私のそばによってきてそれもまた恐かったが、
とても緊張した温泉大浴場の体験。
なんとか言葉に残したくてその雰囲気を、気になる一言とした。
部屋に戻ってみんなに話すと、大笑いされたけれど、
こんな経験を通して英語を覚えたい、と思うんだろうな、と感じた。
「外人の女性を恋人にすればいいよ」なんて、
実現しそうもない例えより、説得力がある英会話のすすめである。
「大きかった?」と尋ねられ
「なにが?」と返すウィットならあるんだけれど・・。
次回は、積極的に話かけてみようと思う、勇気を振り絞って。



2003年12月26日(金)
いつの世も「水こそご馳走」

今年、仕事を通じて女優・冨士眞奈美さんと知り合った。
多方面で活躍していらっしゃる忙しい方だから・・
と思っていると、突然、彼女から自筆のハガキや封筒が届く。
今回も「あの時戴いたパンフレットを参考にして
ちょっとした小冊子に随筆を書きました・・・」等の
メッセージ入りで、ある本が同封されていた。
私たち広報スタッフにとっては、思いがけない
1日遅れのクリスマスプレゼントとなった気がする。
食べもの通信、2004.1 No.395号(食べもの通信社刊)の中、
表紙をめくると一番最初に目に入るリレーエッセイ。
「心に残る食べもの一品」を紹介するコーナーのようだ。
その中で「水こそ違いのわかる『うまいものの一品』」として
わが町の柿田川湧水を紹介してくれている。
東京で暮らしている彼女らしい表現を、気になる一言とした。
私たちは、当たり前のように富士山の湧水を飲んでいるけれど、
ホントだなぁと思った文章で嬉しくなった。
また私を喜ばせてくれたことが、もう1つある。
彼女が「私の故郷は」に続いて、
「静岡県東部の清水町という所である」と書いてくれたこと。
今まで、彼女に対して何もアクションを起こしてこなかったから
三島市出身として紹介されていたことを記憶している。
だから小冊子とはいえ、自分の故郷は清水町なのよ、という
フレーズを見つけて、胸が熱くなった。
そんな彼女から、こまめに手書きのお手紙が届く。
今回の封筒の封印には「ト音記号」がさりげなく書かれていた。
「へぇ、オシャレだなぁ」と感じながら、
彼女のやさしさ、暖かさが伝わってきた御用納めの日となった。



2003年12月25日(木)
お〜い、お風呂にメモ帳と鉛筆持ってきて・・

最近、夜10時からの楽しみが一つ増えた。
なんと、ぬるめの半身浴をしながら読書。約1時間。
そのために、激しいスポーツをする時しか使用しなかった
コンタクトレンズをするなんて、と思うがなぜか楽しい。
週末や年末年始に読もう、と考えていた本が、
あっと言う間に読破されていく快感は、表現しがたいものがある。
本には当然、気になる台詞、リズムのいいフレーズが溢れている。
当初は付箋を貼っていたが、そのうち付箋だらけとなって
もう一度、風呂上がりに読み直すのが億劫になってきてしまった。
そこで、居間でテレビを見ていた家族に、素っ裸で叫んだ台詞、
隣の家の人が聞いていたら「?」と思う台詞が、気になる一言。
以前は防水ラジオやCDを持ち込み、のんびりするつもりでいたが、
どうも我慢できない、時間がもったいなぁ・・と感じていた。
しかし今回は、しばらくは続きそうである。
そのために飲み会も1次会で帰ってくる徹底ぶりだから。
そして風呂上がりの1時間、マッサージチェアーにかかりながら
お気に入りの音楽を聴いて、一日の疲れをじっくり取る。
是非、自分なりのリフレッシュ方法を考えてみて欲しい。
但し私の場合、メモだらけで、紹介しきれない悩みが増えた。
今は、林真理子さんの「anego」を読書中。
次は、原辰徳前監督の「ジャイアンツ愛」が待機中。乞うご期待。



2003年12月24日(水)
安心できるあったかい時間☆かな

さすがに、クリスマス・イブ、
今日は、携帯やパソコンのメールに
名前も知らない出会い系の女性らしき人達から
「Merry X'mas」のメッセージメールがたくさん届いた
不思議な日であった。
その中に高校時代の同級生からメールが入っていた。
「Merry X'mas サンタクロースさん、来ないかなぁ?」と
書かれたメールだったので、
「サンタさんに何をプレゼントして欲しい?」と返信した。
その返事が、気になる一言。
予想していたのは物欲に任せて、あれが欲しい、これが欲しい、
えっ冗談でしょう?と言いたくなるような高価な物。
しかし、彼女が欲しがったのは精神的なやすらぎ。
即答だったので「うっ、やられたぁ〜」が感想であった。
あいつ、苦労してるもんなぁ・・と思いながらも、
この発想の転換、切り返しに巧さに脱帽である。
私だったら、なんと答えるだろうか、いまだ思い付かない。
宝くじが当たったら・・という現実的な話ではなく、
サンタさんにプレゼントを貰えるとしたら・・
という夢のような会話を、ロウソクの炎で作られた、
ほんわかした気分に包まれたまま、
ビールをシャンパンに替えて、飲み過ぎないうちにしてみたい。
意外と夢のあるプレゼントが思いつかない、
悲しいかな、45歳・男性・仕事人間の私がいる。



2003年12月23日(火)
来年は、凸じゃなくて、凹で行こう。

「でこぼこ」って打ち込み変換したら、凸凹と表示される。
最近、読んでる小説によく出てくるので、気になっていたから。
(これって漢字?文字?記号? まぁ、どっちでもいいけれど・・)
私にとっては、この形に興味がある。
性格や生き方にも、当てはめて考えられないだろうか?
プラス思考・マイナス思考、長所・短所、ポジティブ・ネガティブ
いろいろな例えが出来るなぁ、と考えていたら
ある雑誌でこんなフレーズを見つけた。
「凹じゃなくて、凸で行こう」
凹は、へこんだところを埋めよう。凸は、飛び出たところを作ろう。
言い換えれば、自分の長所を伸ばす、そんな視点で紹介されていた。
しかし、私はどちらでもいいと思う。
いつもいつも前向き・攻撃型では疲れるし、怪我をしやすい。
時には、自分が置かれている現状を再点検して、
凹んでいる部分を埋めることも大切だと思うからである。
毎年繰り返される年末の道路工事も、
基本的には、危険と思われる凹んだところを埋めることが多い。
もちろん、事故や怪我をしないように・・という観点である。
来年は、どんな年にしようかな・・と考えた時、
凹という、一見消極的な視点も必要なんだと気が付いた。
守りに入ると言うこととは、ちょっと違う。
積極的に自分を守る姿勢。
私も来年は、じっくり凹んだところを埋めてみようかな。



2003年12月22日(月)
まわるのは、ホームランの時だけですが・・

先日、炬燵に入りながら、観ていたテレビのワンシーン。
「週末は何してますか?」
「これです」と言いながら、素振りの真似。
「どれくらいでまわるんですか?」
「えっ?」と言いながら、気になる一言。
この会話が面白くて、いつか使おうと思ってメモをした。
素振りが、ゴルフなのか、バッティングなのか、
シャドーで振る高さは微妙のところが勘違いしそうでいい。
年末、お酒を飲む機会が増えるけれど、
仕事の愚痴や家庭の不満では、せっかくのお酒が不味くなる。
こんな時は、楽しい話に限ると私は思う。
「今年さ、こんなことあったよ・・」という話を聴くことが
最近の私の楽しみ。
何年かぶりに復活したゴルフの話になると、
決まってスコアを尋ねられる。
「どれくらいでまわるんですか?」
以前なら「除夜の鐘かな」なんて言っていたけれど・・。
(前回のスコアは思い出したくないので、省略)
昔は「100を切るには仕事を犠牲にしないとね。
90を切るには、家庭ほ犠牲にしないと・・。
80を切るには、人生を・・」なんてよく言ったものである。
私は、仕事も家庭も大切にするから、100を切らなくてもいい。
それにしても、今では信じられないことがある。
ベストスコア90の時があったなんて・・。



2003年12月21日(日)
宮部みゆきさん「誰か」を反面教師にしてみようかな

身体が水を欲しがるように、脳が活字を欲しがっていた。
その欲求にかられ、久しぶりに朝まで本を読んでしまった。
宮部みゆきさんの最新作「誰か」(実業之日本社刊・379ページ)
本の帯には、こう書かれていた。
「著者2年ぶりの現代ミステリー 待望の書き下ろし! 」
まわりの評価が絶賛なのに、私は「?」の作品だった気がする。
その原因は、2年の間に貯めた彼女のボキャブラリーが
増え過ぎたのではないのかな?と感じていた。
ちょっとしたものの表現に、例えが多く、なかなか話が進まない。
あれ?、こんなにくどかったかな・・が私の読書感想だったから。
もちろん彼女の作品について書きながら、自分への注意としたい。
覚えた例えを使ってみたくなる気持ちは、私に強い傾向だから。
だからあえて今回は私の感想を「気になる一言」にとりあげた。
いつ目にしても、思い出せるようなフレーズとして。

それでも、私のメモ帳は真っ黒になったから、記録としてご紹介。
(またいつか使えるフレーズがあるかもしれないしね)
■どれぼと祝福され成功した結婚でさえも、
 どこかに親不孝を含んでいるものだ
■手に入れたものはみんな宝物だけど、
 手に入れられなかったものはもっともっと宝物なんですよ
■秘密は人を孤独にする
■歴史資料館の順路を逆にたどると、時を遡っていくようで面白い
■「それなのに」ではなく「それだからこそ」
■男と女はね、
 くっついていると、そのうち品性まで似てくるもんだよ。
 だから付き合う相手は よくよく選ばなくちゃいけないんだ



2003年12月20日(土)
ふたりは、気持ちを形にすることが上手ですね

ヤワラちゃん・谷選手の結婚披露宴を一言で表現すると、
この宴席に招待されていた、
元バトミントン選手の陣内さんのコメントかな、と思った。
全体の感想は、このフレーズで言い尽くされていた。
あまり、この手の番組は好きではなかったけれど
今回は二人の人柄か、最初から最後まで観てしまったから。
勿論、素敵な言葉が溢れていたけれど、今回はちょっと苦言。
幸せいっぱいの彼らにではなく、企画関係者のプロに向けて。
感謝の気持ちを手作り感覚で形にしていた主役に対して、
それをアシストするはずの演出家たちの手抜きが感じられた。
画面から直接感じたのは、両親への手紙の時、
ヤワラちゃんの顎あたりに反射していた、宝石のキラキラ。
一番感激する映像の場面が、一転して煩わしくなってしまった。
彼らのやさしさをどうやって表現しようか、
いろいろな角度から試行錯誤して欲しかった、と思う。
また紅い打掛けの着物、白のウェディングドレス、
シャンパンピンクのカクテルドレスと変わったというのに、
ふたりのバックにある金屏風はそのままだった。
新婦が一番輝くように、着ている服の色にあわせて、
パックの色も変えて欲しかったな、と感じたのは私だけだろうか。
初対面のSMAPを出すお金があったら、カラーコーディネーターや
フラワーコーディネーター等にお金を使って欲しかった。
彼らの結婚披露宴は、番組的にはショーだけれど、
二人にとっては、一生に一度のことだから、
関係者は、二人の気持ちを大切にしてもらいたかったな。



2003年12月19日(金)
ねぇ、痩せた?、顔ちっちゃくなったね

今日もまた飲み会。
最近では、おいしい肴とおいしいお酒を、静かに小人数で・・が
私のスタイルになってきた。
以前ならこの時期、年に一度くらいしか行かない飲屋さんへ
通称「檀家まわり」をするけれど、今は落ち着いて一軒だけ。
今回は炉端を囲んで、炭焼きのホタテとか、厚揚げ等を口に運んだ。
今年1年を振り返ったり、来年に向けて豊富を語ったり、
楽しい時間を過ごしたのは、言うまでもない。
今回のお店に顔を出したのは、たぶん5年ぶりくらい。
それでも覚えていてくれていて、
私の顔を観た途端、女将さんから発せられた台詞が、気になる一言。
タイトルだけ観たら、女性が喜びそうなフレーズだなぁ、
と笑いながら45歳・男性の私が言われるとまた違った意味になる。
確かに当時から比べたら、痩せて、太って、痩せて・・を繰り返し、
今回、偶然、痩せた時だったんだぁ、と苦笑いしながら、
言われて嬉しい台詞が、男性と女性では違う、なんて感じていた。
男性が「ねぇ、少し太った?頼もしくなったね」と言われて
嬉しいかどうかは別問題だけれど、今回のフレーズは
「ちょっと働き過ぎじゃない?身体壊してない?」みたいな
心配の意味にも使うことがあるんだな、とメモをした。
本音は、最近、腰痛を気にするほど太り過ぎていたから嬉しかった。
TPOによって、意味が全然違くなるから、不思議なものである。
だから、言葉って面白い、を実感した飲み会だった。



2003年12月18日(木)
心臓が止まって、また動き出す映像を見せてあげたい

地元の女性コーラスグルーブが、地元の病院へ慰問、
ちょっぴり早い、ミニ・クリスマス・コンサートであった。
病院でクリスマスを迎える患者に、
少しでもその雰囲気を味わっていただきたい、
そんな彼女達の想いが伝わってきて、とても温かい気分になった。
聴いている患者さんも、大きな拍手で彼女達の好意に応えながら
最後は一緒になって歌い出すほど、大喜びだった。
その温かさを壊したくなかったので、フラッシュをたかずに撮る。
ほんのりした雰囲気の写真が撮れていればいいな、と思ったから。
その後、病院の食堂で、ちょっとした反省会も兼ねた慰労会をし、
私も、その場に同席させていただいた。
その時、看護婦さんが私に話してくれた台詞が、気になる一言。
心臓を診療科目としているその病院だからこそ出来る教育は、
365日休まず動いている心臓を題材に、
「子どもたちに命の大切さを伝えることです」と熱く語ってくれた。
私は、とても嬉しかった。
いつも忙しそうで、近寄りがたい病院側が、そんなことを考え、
行政ともっと連携をとっていきたいんですよ、と言ってくれる。
ありがたいことだな・・と感じてメモをした。
今の私に出来ることは?、と考えてみたら、
単なる「活動」を伝えるだけでなく、その「想い」を伝えること。
私の役割を再認識して、しっかり紙面を埋めていきたいと思った。
「いつでも来て下さい」・・この言葉に甘えちゃおうかな。



2003年12月17日(水)
『目習い』こそ上達のかぎ

何かを習おうと思うと、必ず手本がある。
それは、師匠の動作であったり、完成品であったりする。
「まなぶは、まねぶ」などとちょっとありふれた表現であるが、
本当に「真似する」ことから始まるなぁ、といつも思う。
その習い方も手取り、足取で教えてもらう方法や、
失敗を繰り返して、身体で覚えていく方法など、様々である。
特に、書に関しては「目習い」が大切であるという話を聴いた。
鑑賞力を養い、その上美しい字が書けるようになる、
字は、形であり、バランスであるからだろう。
一つひとつはかっこ悪くても、全体的に眺めると
とても素敵な書に仕上がっている作品を目にすることがあるが、
よく見ると、書全体を1つの形として捉えていることがわかる。
逆に、一字ずつはとてもうまいのに、
全体で見るとなんだか落ち着かない、書を見かける時がある。
たぶん、余白の使い方とか、字の配置などの
紙に対するバランスが良くないのかもしれないな、と考えた。
そういえば、最近は手書きの文字を書くことが減った。
字は書けば書くほど上手くなるといわれているのに、
その努力もせずに、字がうまくなりた〜い、と思う私がいる。
来年こそ、努力したい。



2003年12月16日(火)
勝利の女神は、謙虚と笑いを好む

一気に読み終えた「返事はいらない」(新潮文庫・宮部みゆき著)
の巻末、茶木則雄氏の解説で見つけた台詞。
50歳という将棋史上最年長で名人位を獲得した米長邦雄氏が
著書『運を育てる』の中で語っていた言葉らしい。
(本当は、じっくり著書を読めばいいのであるが・・)
今年を振り返ってみて、勝利を手にした人達を観察すると
「謙虚と笑い」を持っていたと思う。
メジャーリーガー・松井秀喜選手をはじめ、多くのスポーツ選手。
その他にも各界で活躍した人達に共通する要素が「謙虚と笑い」。
ついつい周りがおだてると「おごり」が出てくるのが人間。
実力以上に評価されても、自分の実力と勘違いする。
だから最後の最後で、勝利の女神にそっぽを向かれることになる。
運を育てるには「謙虚」はもっとも不可欠な条件かもしれない。
「自分の能力・地位などにおごることなく、
素直な態度で人に接するさま」が「謙虚」の意味。
そして、買うことも、強要することも盗むこともできない。
無償で与えて初めて値打ちが出るものが「笑顔」。
そんな二つの条件が揃っている人達に、勝利の女神が微笑んだ。
なるほどなぁ、と妙に納得してしまうフレーズだった。



2003年12月15日(月)
ミーハーって「みいちゃんはあちゃん」の略

昨日、娘と東京へ向かう新幹線の中で
「六本木ヒルズなんて、まったくミーハーなんだから」と
会話をしたあとで、
「ところでさ『ミーハー』ってどういう意味?」と聞かれて
さっと答えられなかった。
チャラチャラした人達のことじゃない?と言いながら、
気になったので、携帯のメモ機能に書き留めておいた。
さっそく国語辞典で調べてみたら
世の中の流行などに熱中しやすい人たち。
〔「みいちゃんはあちゃん」の略。
もともとは,趣味・教養の低い人たち,
また,その人たちを卑しめていった語〕と説明されていた。
しかし、その「みいちゃんはあちゃん」がわからない。
まさかね・・と調べたこの単語が、
しっかり辞典に載っていたことには、さすがの私も驚いた。
意味は同じであったが「みいはあ」とひらがなである。
確かに「みいちゃんはあちゃん」の略なら
「ミーハー」ではなく「みいはあ」だよな、と笑いながら
「みいちゃんはあちゃん」の語源を調べてみたら
いくつか説があり、けっこう真剣に語られていた。
ピンクレデイは「みいちゃん・けいちゃん」だし・・なんて
くだらない事を考えながら、今度の飲み会でこのネタ使おうと
企んでいる私が、一番滑稽だった。

PS.ちなみにいくつかの説があるようですが、
「ミーハー」というのは、昭和初期に流行した言葉。
ミーチャンは、みつ豆の好きな女の子、
ハーチャンは林長二郎(長谷川一夫)のファンの女の子、
の意味という説が私はお気に入りですね。
今風に言うと、何だろう? あれ?男の子には使わないのかな?
ますます疑問が増えてしまった。



2003年12月14日(日)
ねぇパパ〜、六本木ヒルズ行かない?

突然、娘からデート?に誘われた一言である。
えっ〜、木・金曜日と研修で東京に行ってきたばかりなのに・・
と思ったが、今週末、偶然にもイベントがなかったので
生まれて初めて、娘と二人で東京に出かけることにした。
話を聞けばどうも、絵の勉強も兼ねて「森美術館・ハピネス展」
を見たかったようだ。
我が子とはいえ19歳の娘と一緒に歩くのは照れる、が本音である。
見応えのある企画展に3時間も費やし、その後ちょっと遅い昼食。
初めて、進路のこと、将来のことなどをじっくり話した気がする。
さらに本好きの二人は本屋に3時間、ショッピングに2時間。
帰宅は22時をまわっていた。
こんな長い時間、二人で行動したのは、本当に初めてであった。
携帯電話もほとんど鳴ることはなく、
時々「喧嘩せず、仲良くやってる?」
という妻からの心配メールが届くだけだった。
知らないうちに、こんなに大きくなって・・と思いながらも、
ここへ行きたい、あそこへ行きたい、と自己主張する
彼女の成長を喜んだのは、親バカかもしれない。
いつもなら「私が二人で行ってくるよ」と言う妻なのに、
今回ばかりは風邪ぎみのこともあり、私に譲ってくれたのかな?
夕方に届いた「まだ喧嘩してない?」という心配メールに対して、
私はこう打ち返した。
「娘と二人になれる時間を与えてくれてありがとう。
感謝しています」・・今日の私はなぜか素直である。



2003年12月13日(土)
パーソナルカラーはメラニン色素で決まる

「パーソナルカラーで自分の魅力再発見!」と題した講演会、
あっという間の1時間半だった。
主催は、働く女性の交流会「ATGネット」。
よりアンテナを高くしていたい、前向きな友人がほしい、
情報がほしい、講師のお話が聞きたいetc...
そんな女性たちが集まっている例会である。
どうせ忙しい毎日を送るのなら、
明るく(A)楽しく(T)元気よく(G)生きていたい!
というキャッチフレーズどおり、とても好奇心旺盛な女性の集まり。
今回のテーマは「色」。意外と知っているようで知らない部分。
ファッション、メイク、ネイル等でカラーに敏感な女性たちは、
自分がどんな色をベースにした方が似合うのか、興味津々のようだ。
ブルーベース(シルバー系)のビビット、パステル。
イエローベース(ゴールド系)のディープ、ブライト。
この4分類を知っただけでも、私にとっては大きな成果だった。
「年齢や、髪の色などによって、ベースの色も変化するのですか?」
の質問に対して「いいえ、変わりません」と言い切ったあと、
間髪入れずに講師が答えた台詞を、気になる一言とした。
一度しっかり、自分の色(パーソナルカラー)を見つめ直し、
「好きな色ではなく、似合う色」を知るということ。
これって魅力が倍加するから、とても大きな発見であると思う。
「パーソナルカラー診断」をしてみたくなった男性の私がいる。



2003年12月12日(金)
仕組みがわかると、少し役に立つ

カメラの講義2日目。だんだん面白くなって原因を考えたら、
1日目に講師の先生がおっしゃった台詞が浮かんできた。
なんにでも共通するフレーズだなぁと思い、気になる一言。
今回はメモ代わりに、その一端を書き留めておきたい。
■デジタルカメラとスチールカメラ、記憶の仕方が違うだけ。
そうなんだぁ・・とメモをする。
■シャッターは1枚目の幕の動く早さは同じ、
2枚目の幕の動き始めが違うから、シャッター速度が違くなる。
へぇ知らなかった。幕が2枚だということは知っていたけれど。
その仕組みを知って初めて「フィルムをまく」ということは、
シャッターを元の位置へに戻すという行為だと知った。
そういえば、プログラム全盛の今でも、
■箱にシャッター速度1/500秒の時の絞り値が書いてある。
フィルムの箱なんてじっくり見たことがなかったなぁ、と苦笑い。
■50ミリレンズでは、43度しか見えない。
これって、とても大切なカメラレンズの仕組みであると思う。
部屋の中を一枚では撮れないと言うことだから。
■真ん中より手前の人にピントを合わせると、全体にピントが合う。
「でも、私は一番前の人にピントを合わせます、
だって、一番偉い人(一番大切な人)が座っているから・・」
という講師の一言は、会場から笑いが漏れた。
■デジカメでも、ブレ防止のためにファインダーを覗く癖を。
これって確かに・と最近思っていたこと、
液晶画面を見ながらは、どう見たって手ブレの原因だから。
■緑色(植物など)は、モノクロになると、濃い色になるから注意。
カラー版の広報じゃないから、とても大切なヒントだった。
■目をつぶっちゃった・・それは失敗ではない 単なる偶然。
「だって目をつぶった瞬間って、1/60秒か1/125秒くらいだよ。
撮ろうと思って撮れるものじゃないから」
この講師の台詞は、私にとって、救いのフレーズとなった。
■蛍光灯って、上から落ちてくる光。
あんまり意識したことがなかった光の仕組み。
真下は意外と顔が暗くなることも、撮り比べてハッキリ理解した。
■フラッシュは、影が出やすいから注意 
フラッシュだからどこでもいいですよ・・は一番悪いな台詞かな。
紹介しきれないので、またの機会に少しずつ。
最後に、これって名言と思ったこと。
■踊りを撮るなら、踊りを知っていた方が有利
■音楽会を撮るなら、音楽を知っていた方が有利
どこでどんなシーンがあるか予想できるから・・、と言う。
「撮影に有利な条件を探す」、今回のキーワードは、これかな。



2003年12月11日(木)
プロは、有利な条件で撮っているだけ

東京・渋谷で、地方自治体の「広報写真」応用講座を受講した。
今回のテーマは「人物写真と絞り・シャッタースピード」
講師は、フォトハウスセゾン代表・宮崎洋氏である。
たった2日間であるが「気になる一言」が散りばめられていた。
その中から、講師の先生が何度もおっしゃっていた台詞を・・。
確かに持参したカメラ本体は、先生と受講生、ほとんど差がない。
もしかしたら、先生より高級カメラを持っている広報担当も
いるかもしれない。
しかし出来上がった写真に大きな差が出る理由、それがこの台詞。
多くの広報担当は(全てとは言えないけれど・・)
とりあえずいろいろな角度で撮っておいて、編集レイアウトの時、
写真を選定するけれど、プロのカメラマンは、
どんな特集記事で、どんなページレイアウトの場所へ使う写真か、
どんな大きさの、どんな向きの等、出来るだけ撮影前に目的を絞り、
さらに撮影現場では、その目的のために一番有利な撮影ポイント
(光の当たり方やバックの処理も考えながら・・)を選び
被写体とのコミュニケーションをとったり、姿勢や服装を直したり
この人はいい写真を撮ってくれそうだという信頼感と誠意を与え、
人間関係が出来あがったところで、初めてファインダーを覗く。
一度決めたら、素敵な表情を狙って、連続で何枚も撮る。
それが人物写真の撮り方だと知った。
今までの私の撮り方を根底から覆されたが、とても勉強になった。
出来上がった写真の差は、カメラというハードの差ではなく
いい写真を撮ってあげたいというカメラマンの心構えの差だと知り、
ますます興味が湧いてきた、人物写真である。



2003年12月10日(水)
人生の結果=考え方×熱意×能力

京セラ名誉会長、稲盛和夫氏のメッセージである。
「成功のための方程式」というタイトルが付いていた。
「熱意・能力」も、0〜+100まで、人によって違うが、 
「考え方」は、−100〜+100までの幅がある。
この計算式のポイントは「+」ではなく「×」ということ。
「熱意なし」「能力なし」の成果は、ひとつでもゼロになると、
全てゼロなってしまうから気をつけたほうがいい。
しかし、一番大切なことは「考え方」。
いくら「熱意・能力」が+100に近くても、
「考え方」が−100では、とんでもないマイナスの成果が生じる。
せっかくの「熱意・能力」が、悪いことに使われてしまう。
だからこそ、考え方はどんなに小さくても、プラス思考がいい。
この計算式は、そう教えてくれているのだと思う。
これは、人生だけではない。
自分の仕事に当てはめて考えてみよう。
どんなに能力があっても、熱意がなかったり、
考え方がマイナスでは、会社にとって満足した結果が生まれない。
(能力がある人は、意外と気が付かないことが多いが・・)
職場は、一人ひとりの成果のプラス合計。
それを意識して仕事をしないと、大きなマイナスを生む人は
自分ばかりではなく周りの人を引っ張って、
職場全体をマイナスの雰囲気を作ってしまうから気をつけたい。
今年も、あとわずか。いやいや、あと20日以上もある。
まだまだやれることは、いっぱいあるはずだ。



2003年12月09日(火)
自動車税、滞納15万人 (静岡県)

私にとっては、ショッキングな新聞の見出しだった。
税額にして54億円、昨年度からも含めると80億円。
これが、自動車税滞納の現状である。
サブタイトルは「財産『差押え』県が通告書」。
差押えの通告と言うことは、
それ以前に、督促状・催告状が出ているということ。
それでも納めない人がいるなんて、と目を疑った。
車検には納税証明書がいるのだから、滞納なんて・・と
思う私の常識は、完全に覆された。
税金が払えなければ乗るな、が今回の私の主張である。
車を持てばお金がかかることは、誰もが承知のこと。
ガソリン代、任意保険、その他諸々。
自動車教習所では、運転技術だけ教えるのではなく、
是非、ルールとマナー、
それより以前の「自動車税、納税の義務」を教えて欲しい。
税の徴収に、どれだけの経費と労力がかかるのか、
そしてその徴収事務も、税金でまかなわれていることを・・。
やっぱりこの国は、どこか歯車が狂い出している。
義務を無視して、権利だけを主張、大きい声を出した人が得。
国造りの基本に戻って『教育』に力を注ぐべきだと、
改めて感じた新聞の見出しであった。
小林虎三郎「米百俵」の話、単なる例え話ではなく、
真剣に考える必要がある気がしてきた、今日この頃である。



2003年12月08日(月)
先生の授業も、プレゼンテーションなんだよ

先日、中学生に話をした「プレゼンテーションの力」、
今日、生徒たちからお礼のメッセージがたくさん届いた。
私なりに、キーワードとなるフレーズを選んだつもりだが、
彼らの心のアンテナには、同じような台詞が引っ掛かった。
その一番多かった台詞が、気になる一言。
調べてきたことを全部説明するのではなく、
伝えたいことを、短いフレーズでポイントを絞りながら話す。
それは教科書に書かれた文字を読むのではなく、
表情豊かに生徒にわかりやすく説明する。
そういった意味では、先生という職業はプレゼンターである、
そんなことを話したのだが、彼らには印象に残ったようだ。
また、聴衆が大変だと思っていることを説明する時に引用する
「○○は『大変』ではなく『大切』なんだよ」という台詞、
これも、記憶に残った生徒が多かった。
「勉強は『大変』ではなく『大切』なんだよ」
「子育ては『大変』ではなく『大切』なんだよ」等、
応用範囲は広いはずだから、是非、使って欲しい。
そういえば、広報の見出しでも
「防災訓練は『大変』ではなく『大切』」使った覚えがある。
「ジャイアンツのコスプレ、最高でした!!」
この感想はどう解釈したらいいんだろうか、と悩みながらも、
なぜか私にとっては、心地よい癖になりそうな感想である。
大勢の前で、話しながら着替えたのは初めてだったし、
不安いっぱいの演出を評価された気がして嬉しかった。
さて、次はどんな衣装持っていこうかな?と考える私が
一番、プレゼンテーションの力を楽しんだのかもしれない。



2003年12月07日(日)
静岡県駿東郡

久しぶりに投稿した「冬の朝」が、読売新聞に掲載された。
各紙、テーマで募集する投稿欄があることに気付いたのは
恥ずかしい話、つい最近であるが、
雑感として日々気が付いたことを書き投稿するよりも、
以前、WEB日記サイトで毎日書いていたからか、
与えられたテーマに沿って、締切までに書くことの方が面白い。
しかし今回、運良く採用されて掲載された投書欄を見て、
ちょっと照れくさかった。
勿論、間違いがあったわけではないが、投稿者の住所が
私ひとりだけ「郡」だったから。
巷では、これだけ市町村合併が進み「郡」というくくりが
意味を持たなくなったし、先月の衆議院選挙の小選挙区でも、
「郡」という地域割ではなくなっているのに、未だ存在する。
郵便番号も、電話の市外局番も関係ない、この「郡」という地域。
「静岡県清水町」でもいいのに・・という私の想いとは別に
全国紙の新聞では「静岡県駿東郡」で紹介されていた。
自分の名前より、インパクトが強く私の目に焼き付いたので、
気になる一言にして、残そうと思った。
市町村合併が進むと、ますます「町村」が減り「市」が増える。
国民のほとんどが都市部に住んでいる現在、
生活者の視点では、少なくとも「郡」は外して困らないだろう。
今度から、投稿は「静岡県清水町」にしようと思う。
怒られるかな?



2003年12月06日(土)
おい、そこの傘、どけ!! お〜い、どけよ!!

プロのカメラマン魂を見た一言であった。
その一言は、しずおか市町村対抗駅伝のゴール、
草薙陸上競技場のゴール地点で、怒鳴り声となって発せられた。
降りしきる雨に耐えながら、ベストポジジョンを陣取り、
自分の身体より、カメラに気を使いながら、ある場面を待つ。
優勝ゴールの瞬間、アンカーが仲間達と抱き合って喜ぶシーン、
誰もが、連写で撮りたくなるシーンを待ち構えていたのは、
報道・広報としてカメラを手にしている人達にしかわからない、
なにか緊張したものがあった。
そして1位の浜松市がゴールし、私たちの予想通り、
アンカーがタスキを繋いできた仲間達もとへ、駆け寄ってきた。
絶好のシャッターチャンス、誰もがそう思った瞬間、
満面の笑顔で抱き合う選手と報道カメラマンの間にひとり、
黒い傘をさして、視界をふさぐマスコミ関係者らしき人が・・。
そして、この台詞が生まれた。
シトシト雨だったから、傘もささずに、この瞬間を待っていた。
それが、同じマスコミ同業者に潰されたという悔しさが
痛いほど伝わってきた。
頼むからインタビューなんてあとにしてくれ〜、
そんな悲鳴にも似た想いが伝わってきた。
雨にも濡れず、大きな傘をさして競技場にいる奴等に、
この気持ちは絶対にわからない。心からそう思った。
こちらは、真剣勝負なんだぞ、という熱い想いを彼から教わった。



2003年12月05日(金)
初冬の彩 おちこち

朝日新聞(静岡の地方ページ)で見つけた見出しだった。
「あれ?『あちこち』の間違いかな」と思ったが、
朝日新聞が、そんな単純なミスをするはずがないと考え直し
国語辞典で、さっそく調べてみた。
■おちこち
(代)場所・時を示す指示代名詞。
(1)あちらこちら。ここかしこ。
(2)未来と現在。
たしかに掲載されていてのを確認した後、
自分のボキャブラリーの少なさを痛感し反省した。
「おちこち」で漢字変換すると「遠近」と出る。
これさえしらないと「遠近」の読みテストで
「おちこち」とルビを振ったら×にしてしまうところだ。
新聞が情報産業ではなく、知識産業と呼ばれる所以である。
三島大社の新年に向けた準備も始まった。
「日本一遅い紅葉・熱海」は、初冬の風物詩でもある。
俳句では困るだろうな、と苦笑いしながらも、
あわただしい師走らしからぬ光景に、
少しだけ心が温かく色づいたのも事実。
これから一雨ごとに富士山の雪の白さが変わってくるから
私の楽しみのひとつとなっている。
その分、寒さがこたえるけれど・・やっぱり、富士山が好き。



2003年12月04日(木)
写真で出来る、ちょっとボランティア

週末の市町村対抗駅伝に向けて、
写真機材(カメラや三脚、脚立等)の準備をし、
さらに昨年の写真を見ながら、今年の撮影ポイントを検討していたら、
自分の町の代表選手と競り合うように、
他市町村の選手が歯を食いしばり頑張っている姿が印象に残った。
そういえば、ホノルルマラソンでは、
参加選手にいろいろな角度から撮影された力走写真が届けられる
という話を聴いたことがある。
恒例となった市町村対抗駅伝も、
毎年数えきれないほどのアマチュアカメラマンが沿道に立ち並び、
自分の応援する選手を主役に撮ろうとするが、
どうせ何箇所も移動して撮ることはできないのだから、
フィルムが許す限りで他市町村の選手も撮影したらどうだろうか。
区間とゼッケン番号で市町村や選手が特定できるし、
選手にとっては、一生に一度の思い出となる晴れ舞台だから、
走っている写真は多ければ多いほど嬉しいに違いない。
デジカメならコピーしてメールで送ってあげることもできる。
大会本部に届けてもいいし、
各市町村の駅伝担当課や広報に届けてもいいだろう。
なにげなく撮った写真が、選手にとっては
とても大切な宝物になることを、今年の静岡国体で知ったから。
もう一度、写真という形で選手の思い出づくりに関わってみたい。



2003年12月03日(水)
2003年を一字で表現すると「?」

年末恒例の今年1年を漢字一字で表現すると・・を
真剣に考えていたら、なぜか「?」が浮かんでしまった。
ルール違反、漢字じゃな〜い、と怒られそうだけれど
記号ではなく文字として「?」を推薦したい。
だってこの1年、わからない、理解に苦しむ、どうして?
そんなことばかりだった気がするから。
今年の新語・流行語大賞も
「なんでだろう〜」(テツandトモ)が選ばれたし、
「疑」ではちょっとイメージが違う、やっぱり「?」。
白装束の行動も、ジャイアンツ・原監督の辞任も、
みんな「えっ?」が一番最初に口をついて発せられた。
(阪神タイガースの優勝は「?」ではないと信じたいけれど)
そして新年、2004年に望む一字は「!」。
2003年の「?」を「!」に変える、国民にわかりやすい説明が
今の日本には必要であろう。
もし、どうしても漢字でなくちゃ・・と言うのなら「変」。
「ビューティコロシアム」とか「ビフォー・アフター」に
代表されるように「使用前・使用後」「改築前・改築後」。
どのように「変化」したかが話題となったから。
「改革前・改革後」「合併前・合併後」
大きな変化の波が、今の日本に押し寄せているのを感じる。
ただし「変える」のか「変わる」のか、意味が違くなる。
もしかしたら、単純に「変(へん)」だったりして。



2003年12月02日(火)
内容、濃かったですねぇ

地元の中学2年生が総合学習として「職業体験」をした。
しかし、その体験を発表をさせようとすると、
原稿を書いて、一字一句間違えず読むかもしれない。
こんな発表の仕方を危惧してか、中学校の先生から
自分の考えたことをわかりやすく相手に伝える力
(プレゼンテーションの力)を身につけさせたいから、
外部講師を招き、その手法を学びたい、と依頼された。
「私で出来ることでしたら・・」と受けたものの、
いざ教えるとなると、なかなか難しかったが本音。
情報を集めるときは、人間の五感をフル活用すること。
情報を整理するときは、
特に伝えたいことに絞り、あまり欲張らないこと。
情報を表現するときは、
テレビ番組やポスターなども参考にすること等、
より実践的なプレゼンテーションに役立つノウハウを
盛り込んだつもりであるが、わかっただろうか。
時には、小道具を利用したり、
タイトルのつけ方にも工夫を凝らし、
是非、自分の伝えたいことを3分以内でまとめて欲しい。
100名以上の生徒を前に、こんな例え話をした。
例えば、私が「ジャイアンツファン」と伝えるためには、
いくら言葉で説明するより、清原のユニフォームを着たり、
Gマーク帽子をかぶった方が、インパクトがあるでしょ?と。
そして突然、持参した清原のユニフォームを着てみせる。
「えっ〜、後ろ向いて」という声を聴きながら、
こんなところで着る事になるとは・・と、苦笑いをした。
本当に、彼らの目的が達せられただろうか?
そんな不安を抱えながら授業を終了したが、
担当の先生が発した感想が嬉しかったので、気になる一言。
「私が一番勉強になりました」と言われ、
もっと勉強したくなった「プレゼンテーション」である。
プレゼンテーションは「言葉の贈り物」。
自分が説明したそんなフレーズを、実感した。



2003年12月01日(月)
45過ぎたら、まずケツから

多くの女性陣に怒られそうな台詞だけれど、
なんとなく「没」にするにはもったいないと思ったフレーズ。
最近、読者を意識した文が多くなってきたと反省し、
あらためて、メモ帳をめくっていたら目に飛び込んできた。
男同士の話題だから、どこかの宴会でメモしたに違いない。
「女性の身体で、どこに一番先に目がいく?」
そんな話題だったと思う。
「もちろん、顔でしょ」、
若い人達は何もためらうことなく言い切った。
「う〜ん、オッパイかな?」と悩みながら答えたのは30歳代。
「やっばり、足首かな。。」と答えた奴もいた。
しかし、年齢を重ねるにつれ、視点が同じになってきた。
「それがさ・・ケツなんだよねぇ」と誰かが言い出すと、
「実は俺も・・」と何人かが続いたから、おかしかった。
結局その場は、歳を重ねると「ケツ」に目がいく、
ということでおさまった。
ただ、女性陣に勘違いしないで欲しいのは
「ずっと、見ていたい・・ではない」ということ。
何気なくすれ違ったりした時とか、ほんの一瞬の話である。
以前は、間違いなく顔だったのにねぇ、という中年のボヤキ。
でも、インパクトあるでしょ? 短フレーズだけれど。
そこに居合わせたメンバーの会話で、根拠もなにもないけれど
「性があるから文化・芸術が育つ」という言葉が思い出された。