ネガティ部 May日記

2006年08月31日(木) 
落ち着いた、というわけではまだないのですが。


失業保険の手続きをしたものの、(いわゆる正当な理由の無い)自己都合での離職なので給与制限が3ヶ月。実際貰えるのは12月になってしまいます。
さて、前に登録しに行った人材紹介の会社からは全くのなしのつぶて。
すっかり忘れられてるような気がします。なんてこったい!
というので日銭を稼ぐために別のところで登録してきました。とりあえず職業訓練校の合間に行ければそれでいいかと。
しがないスーパーの試食販売ですが、できることがこれくらいしかないので仕方ない。まあ、販売好きですからね。
今のところ2日入りましたが、3日目までは研修扱いなので時給800円で安い安い。実働は7時間ですが、間に休憩1時間、準備と片付けに1時間。片道1時間弱の道のりに余裕見て、トータルで家出てから帰り着くまで12時間かかりました。うわあ。
4日目以降は一応日給7000円ということになってますが、さすがにこれでは辛いかも。
尤も仕事を選べばそんな遠くまで行かずとも良いので、それに片付けも手馴れればもう少し早く上がれるか。という期待は持ちつつ、選んでいるほどの余裕がさてあるかというとこちらにも不安がありーのだったりします。うぅん。

ところで職業訓練校の方、受験はしてみましたが、倍率3倍の難関に何の下準備も無しに、ついでに考え無しに行ってしまったので、結果が出るまでまだ数日あるものの多分受かってないと思われ。・・・て、おいおい。
勉強する機会があって、その働けない間失業保険貰えるんならそれでもいいかといったごくごく不純な動機から発しているので、もう早々に就職活動したほうが良さそうです。元々、そんなに当てにしてたわけでもないしね。どちらかと言えば瓢箪から駒。
学校行かないのなら、週20時時間以上働いたら保険給付できないと言われても
働いたほうがよっぽどマシなのです。どのみち保険だけではやっていけないんですから。


2006年08月27日(日) 
ねむい・・・があと一仕事残ってる。うう。はやく寝たいじぇ。

明日いったん一区切りつくので、諸々のことはそのうち。


*

お盆からこっち、虫の集く声がよく聞こえるようになりました。
このごろは開けっ放しで寝ていると、深夜明け方は肌寒く感じるほどです。
今朝は6時半ごろ起きたのですが、なんだか関節がだるくセミの声もしません。
一階の窓を開けると虫の声が谺するように朝の空気に響いていました。
う〜ん、、秋だなあ。

て、そりゃ暦の上ではそうだけど、まだ8月も終わってないんですけど(汗
すっかり空けきった空に輝く太陽は、日中はまだまだ炎暑をもたらしていると言うのに1時間もその光を浴びたはずのセミが、気温(か体温か)低くて鳴かないってそらちょっと。
7時にはすっかり夏の朝に戻っていましたがね。


あっ・・・だめだ。
はやくねないと・・・・・・。

2006年08月23日(水) 
「魔法ファンタジーの世界」脇明子/岩波新書

正直言って児童文学は苦手です。小さい頃から本を読むのは好きで、昔話や童話は時間を忘れて読みふけったものですが、小学校の頃読んだいわゆる児童文学は家にあった「小公子」「小公女」「若草物語」、学級文庫の「先生のつうしんぼ」くらいしか記憶に残っていません。偉人伝とか科学よみものとかそんなものばかり読んでいた覚えがあります。
プーさんを知ったのは中学生のときですし、アリスは未だに通読してませんし、
あ、十五少年漂流記は読んだような気がするけど気のせいかもしれません。
ドクトル先生は(割と人気があったので)意識的に避けていたような気がします。
魔法ファンタジーと呼び慣らされるようなものを一口に児童文学というのはかなり乱暴でしょうが、当時の私にとってはひとしなみにそういう位置付けのものでした。
一足飛びに大人になることを夢見ていた私には、児童文学(というよりは「こどものための読み物」を一括りにして)はそれほど価値のあるものとは思えませんでした。
今になってその時々に読んでおくべき本を読まなかったことは、勿体無いことをしたとは思います。

さて帯には「もうひとつの世界へ! 確かな道案内」とあり、この本で主に取り扱われているのは「指輪」「ナルニア」「ゲド」です。
どれも最近映画化され一躍脚光を浴び、映画からその世界に飛び込んだという人も少なからず居るはずです。映画は見ずに原作を読んだ私も、その内の一人と言うべきでしょう。
これまで触れることの少なかった目くるめくファンタジーの世界を眼前に展開してくれるのではないかと、期待して手にとったのも致し方ないと思っていただけましょうか。
が、しかしこの本はむしろ、好きでその作品を読んでいる人たちに対するオマージュの意味合いのほうが濃い。
元になった伝承や作家の背景に踏み込むには、新参ファンタジー読みには少々荷が重いという印象を拭うことができません。
はじめから研究書や解説書として読むのなら、それ相応に楽しめるとは思うのですが。
あと、(題材とする作品に)著者の好みは勿論あるでしょうが、そこにお説教臭が漂うのは少々いただけないかな、と。



「無思想の発見」養老猛司/ちくま新書

問題提起しながら「わしゃ知らん」と切り捨てるその態度や立派。脱帽です。
ご無沙汰してます養老先生。「バカの壁」ですっかり有名になられて、なんとなく手にとるのを憚られていましたが、そろそろ時効でありましょうか。
少なくとも一過性の熱は通り過ぎたのではないかと思って(期待して)おります。
それはさておき。

日本人は無思想である。
それはつまり「特定の宗教・信条を有しない」という信仰である。
という説明に数字の「0」を当てはめたのはさすがと言うしかありません。
「0」はすなわち「無いということ」が在るに他ならない。
色即是空、空即是色。どちらも同じく無いということを表しながら、それでも色と空は別物である。
また多くの日本人にとって思想とは理想であり哲学であり、現実に入り込む余地などない。むしろそれは現実を脅かすものとして忌避されねばならない。
忌避するためにはいずれ何らかの主張が必要であり、その裏づけとして必要なのが、自分は「特定の宗教・信条を有しない」という信仰である。
ところで全然関係ないですが、先日本屋で立ち読みした「読むだけで禁煙できる」という本(タイトルは違うかも)を思い出しました。曰く、禁煙ができないのは「自分はタバコがやめられない」という信仰に縛られているからだ。実際はそんなことは全く無い。自分で自分の首を締めているだけであり、その信仰を捨てれば、自分がどれだけ自由であったか気づくことができるだろうという。まあ確かに、実際タバコが欲しいから吸ってるというのは日に何度もあるわけじゃないですからね。大抵は口寂しいとか食後の習慣とか、要するに惰性です。なるほど、と思ったので私はタバコを止めてません。
2006年08月18日(金) 
「「大きなかぶ」はなぜ抜けた? −謎とき 世界の民話ー」小長谷有紀編/講談社現代新書

16人の専門家による民話・伝承文学の考証。
地域は異にするものの、それぞれの立場による切り口はさまざまで、物語の持つ時代背景や土地柄、またその人間性ゆえの奥深さに興味の尽きない一書。
執筆者には民俗学者が多く、謎ときもさりながら(専門分野への)愛情自慢を聞いてるようでなかなかに楽しい。
余談だが巻末の執筆者紹介で同年輩の助教授が居られ、皆さんそろそろそんな時期なんでしょうか。第一線で活躍する姿に拍手。


「日本語の歴史」山口仲美/岩波新書

著者紹介を読むまで気が付きませんでしたが、この人の本、以前読んだことがありました。感想を書いたような気がするのですが探し出せません。エンピツさんは各日記に自板検索機能をつけてくれたら良いんじゃないかと思います。というのは置いといて。
「せめぎあう、話し言葉と書き言葉!」帯に踊る惹句のこのクォテーションが著者の思いを代弁しているようです。
古代から平安、鎌倉・室町、江戸を経て明治以降現在に息づく日本語の変遷が、各時代ごとにテーマを変えて取り上げられています。トピックごとに現象が顕著な時代を取り上げて、と言い換えたほうが正確かもしれません。理解しやすい、とっつきやすい手法で面白く読める。
例示が豊富で親切、多少煩く感じるときもあるが様変わりしていく様子が実感できて嬉しい。







最近になって、ようやっと少し本が読めるようになってきました。
ここ何ヶ月か、全くと言っていいほどまともに本が読めなくて、自分でもなんかおかしい。ひょっとして悪い病気でも患ってるんじゃないかと焦ったり消沈したりしつつしていたのでちょっと安心。
漫画とか軽い小説ならまだしも堅めの本になると手にとるのも億劫で、開けば上滑りする視線を引き止めるのに一苦労、ページを繰る前に閉じてしまうということが続いていました。
結果的に読まなかった時期というのはありますが、こんなに長い間、意識的に「読めない」と思ったのはかつてなかったような気がします。
頑張って取り返すぞ!(笑
2006年08月14日(月) 
「月館の殺人」(上・下)佐々木倫子/原作 綾辻行人

下巻が出るのに1年って長過ぎ・・・というのはさておき、テツがいっぱいおる!(笑
それだけで楽しめる漫画。
身近にテツオタ予備軍が約一名いるので、今後何テツになるのか興味津々で読みました。
その昔車販のバイトをしていたおかげで私も人よりは多少テツ寄りと言えるのでしょうが、バイト仲間には(社員さんにも)モノホンのテツもそこそこ居ましたね。
殺人事件と銘打った割にはサスペンス色の薄い娯楽作品だと思います。
綾辻さんは読んだことなかったのですが、駅売りのノベルスでよく見かける方です。火曜や土曜の2時間サスペンスのイメージが強いのですが、実際のとこどうなんでしょう。原作を読んでみたいとまでは思えませんでしたが。



「ハリー・ポッター ポッターと謎のプリンス」

このシリーズはもういいや、と思って今回買わなかったのですが、待ちかねていた家人が友人から借りてきました。
そして、やっぱり、読んだら面白いというのを確認。
元々の描写が細かいだろうのもさることながら、訳がいいんですよねぇこれ。
日本語文の小説としても完成度高いし、映画の功績も大きいです。
「あくまでも原作に忠実な映画」は映画としてストーリーを端折り過ぎてたり説明不足な点も多々あるにも関わらずイメージを損なわず、むしろ原作のイメージを膨らませるのに不可欠です。
それが良い悪いという論点は置くにしろ、私の頭の中では映画キャストである
ハリーやロン、そして舞台となったお城がホグワーツとして、読んでる間中動き回っていたのでした。

今回第6作は、全編暗いイメージの漂っていた不死鳥の騎士団から一変、全体的に浮ついたムードで推移していきます。
もちろん、周囲の状況は刻一刻と窮状を伝えて来ますし、それどころではないのじゃないか、と変なところで頭の固い日本人である私には両手を挙げて喜べないところがあるのですが、まあ、ハリウッドはさておき、何より青春小説(ビルディングスストーリー)ですからね。仕方がないというよりはもう少し肯定的に、避けては通れない部分でありましょう。
ですが何より最後の興味は、あの人とあの人ですね。
「ハリーを殺さないで!」と日本でもつとに有名な本国の作家さんが言及されたとかで一時話題になってましたが、こうなると正直言ってどうでもいい(笑
それより最後の最後のタネ明かしを、作者がしてくれるといいなと思っているんですが、これって甘い考えかしら(^^;
2006年08月10日(木) 
デスノート「アナザーノート ロサンゼルスBB殺人事件」読みました。

西尾維新て、そんなに(一部では)有名な人ですか。私は存じませんでしたが。
以下ネタバレ含む。









*






正直言って文章は巧い。ディテールも凝ってる。
構想段階でよく練られた話だと思う。登場人物に対する思い入れも見える。
しかし、これは同人誌だ。
同人誌という言葉に対するイメージとか付加価値とかは人それぞれだとは思うが、これは小説化というよりは紛れもない二次創作だ。
話の筋立てに明確な矛盾点があるわけでも、キャラの変質があるわけでも決してない。(多少の受け止め方の違いは誤差の範囲内だと思う)
それでもそう思ってしまうのは、「メロが書いた」にしては南空ナオミの感情に踏み込みすぎるということと、最大の理由は趣味に走りすぎ、凝りすぎだということ。
何年か前に一作読んで、もうこの人は読まないと決めた某商業作家さんを思い出してしまいました。
そこまでは言いませんが、最初に引っかかった魚の骨が、食事が美味しく済んでも喉に残っているような、そんな感じがします。
この人は何冊か漫画のノベライズを手がけているそうですが、(他の作品を読んでいないので何とも言いかねますが)名の知れた同人作家、と思ってよろしいんでしょうか。それなら刺さった小骨も飲み下せようというものです。
内容の完成度がどうの、というよりももっと原作に近い、原作自体を穴埋めする作品を期待していたもので、少々期待外れでした。

え?
いえいえ、十分楽しめましたよ。
帯に二次創作だと謳ってあれば、もっと楽しめたのにと思うだけで。
2006年08月09日(水) 
自分の至らなさを痛感してへこたれる。

言うべきことを言わず、言うべきでないことを言ってしまうのがいけないのだけれど。
それぞれに理由があっても指摘されたとき弁明できないのは、言い訳がましく聞こえるのが嫌だからなのだけど、それでかえって事態の悪化を招いているのは本末転倒だよなあ。

身内に頗る評判が悪いです。

仲良くしたいと思うほど、態度が乖離して空回り。
始まる前から守勢に立ってるのが辛いです。
2006年08月07日(月) 
何でこんなに眠いんだか・・と思っていたら、午前2時回っているではないですか。当然ですわな。

家の中に夏風邪が発生して丸五日。
38度後半から39度前半を行ったり来たりする家人は、頓服を飲んでごまかしごまかし、それでも一向良くならず無駄に体力を浪費している模様です。
明け方は肌寒いくらいとはいえ、日中はおそらく30度を優に越えるだろう室内に、扇風機さえ拒否して汗だくになっている姿は見ているほうも暑苦しい。
夏は汗をかくもの、と思い定めてエアコンのない生活を送っているわけですが(あっても年に数度しか使わなかったし)、さすがに病人にはつらかろうと思われます。
早く良くなって頂きたいところ。

本日はそんな人を横目に、レンジ周りの掃除をしてました。
レンジフードの中のファンまで外したので結構な大仕事になってしまい、一日がかり。まあ、日頃のツケってことでしょう仕方ありません。




ふぅ。



日々は、日々として淡々と過ぎていく。

ちょっと発散が必要かもしれません。
後は、何か思い切りのようなものとか。

家に居るのももうひと月になんなんとしてますからね。
少しのつもりが、随分長くなってしまいました。
あれこれ考えているのも億劫なので、先ずは動かないと。



2006年08月01日(火) 
なんだか急に身辺が慌しくなってきました。

それもあちこちから巻き込まれて、ずるずると。
ええんかいなーと苦笑いしながらも流されていくのが性分なので、とりあえず流れに乗っかってみようとおもいます。
数年に一度のことなので。



*

それにしても。
夏の大イベントが近いからでしょうか。
最近ちょくちょくサとナとゾで検索に引っかかって来られる方があるようです。
ええと・・・どうもすみません。

とちょっと謝ってみたくなったり。
     
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