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2003年02月28日(金) 温もりの記憶(前)

先日三本立ての夢(1)を見てから、そういえば最後に
満足いくまでだっこしてもらったのって
いつだったけっかなと記憶をたどった。
思い出していくうちに、ある古い記憶が出てきた。
思い出してみると結構気恥ずかしいのだけど、
人の体温を覚えていられるくらい
だっこしてもらったのはこのときだけじゃないかと思う。


相手は学校の先輩。
といっても女の人だ。(^^;


その人(Aさん)は、いつも一緒に行動している
Kさんという人がいた。Aさんは背が高いクールビューティーで、
Kさんは背が低いアイドルタイプの人だった。
その身長差もあり、二人が一緒に歩いているとすぐにわかった。
私は彼女たちが卒業するまでの間同じ委員に所属していて、
彼女らと一緒に役員活動をしていた私は
良く三人で一緒にいることがあった。

Aさんは普段は普通に話す人なのだけど、
私とKさんだけの時はあまり話さない人だった。
彼女は第二会議室(委員会の部屋)では本を読んでいることが多く、
静かな空気の中をKさんがばばばばと話しつづけ、
私やほかの人がそれを笑って聞いているということが多かった。

はたから見るとAさんがKさんを後ろで見守っているように見えるのだけど、
実際はKさんがAさんをサポートしているのではないかと思えるほど
Kさんのほうが行動的で、
あまり話さないAさんに話し掛けたり世話をやいたりしていた。
とはいえAさんも無愛想というのではなく、
委員活動の時はちゃんと仕切っていたし、
本を読んでいても時々本から目をあげてにこにこしていた。


三人という数は、二つのことを同時にしないといけない場合、
どうしても一対ニになってしまいがちだ。
そういう時は私とKさん・Aさんに分裂することが多かった。
なので、そういうことがあってしまうとAさんは
私とKさんが一緒に行動するものと思っているようだった。

ある時私は、Aさんは一人で本当に大丈夫なんだろうかと思った。
作業が一人でできないのでは、というのではなく、
本当は一人はいやなんじゃないかとなんとなく思えたのだ。
とはいえ、私も一人で行動できるほど頼もしいほうでもなく、
Kさんも私をほっとけなかったようだ。(^^;
Aさんは普段Kさんと一緒にいるのだから、
こういうときくらい離れても大丈夫かもと思い直した。


Kさんはちょっといじめられっこキャラな人だった。
ある時、Kさんがどうしても職員室にいかないといけなくなり、
一緒にくるように言うKさんに私はいじわるして
「風邪ひいてる子は一人でいってきなさい(笑)」
と言って、一人で職員室へいかせた。

そのときKさんが風邪をひいていたので
それをネタにいじめたけど、
実はKさんがその先生が好きだったのを私は知っていた。


Aさんは本から目をあげずに

「だめじゃん」

と言った。

「え?」

「あの子、当分かえってこない」

「え、でもKさんなんだかんだ言って
 T先生と話すの好きみたいですし」

「だから……だめなのに」

……

「じゃあ、10分くらいしたら呼びにいきますよ」

私はわざと笑ってかえした。

「だめ」

……

「行かなくていい。。。」

Aさんは消え入りそうな声で、つぶやいた。

困った私は言葉につまり、思わず言ってしまった。

「Kさんいなくてさびしーんでしょ」

私の馬鹿ーー。何を言ってるんだーー。

しばらくして、Aさんが目をあげた。
言ってから後悔したけど、もう遅い。

実はこのときAさんが「そんなわけないでしょ」と
言うのかと思ったのだけど、
Aさんは、本を閉じて顔をあげ、
困ったような顔をしてこっちを見た。
彼女は今までに見たことないくらい、赤い顔をしていた。


「……Kには、言わないで。。。」


そういうと、彼女は部屋を出ていってしまった。

うわー、私ってば、やってしまったよ。。。

その後30分くらいしてからKさんが戻ってきたものの、
なぜAさんがいないのか理由を説明できずに困った。
私がAさんをいじめました、なんて言ったら
殺されていたかもしれない。(^^;


(つづきは明日です。長くてすみません。(^^;)


2003年02月27日(木) 母は私の「父」となった

私は酒を飲んでいるときの母が嫌いだった。

話をしても翌日には忘れてしまうし、
平気で人を傷つけることをする。
酒が入っていないときの母は
私と一緒で父の「被害者」だったけれど、
酒が入るととたんに「加害者」にかわる。

夜になると母はいつも酒を飲んでいたので、
私は夜になると家ではあまりしゃべらなくなった。
家にいるときはいつも
母の一方的な愚痴をきかされるだけの
憂鬱な夜を過していた。

自分は悪くないと毎晩のように嘆く母を見ているうちに、
私は母のことがだんだん嫌いになっていった。
母は私のことがわからないと嘆いていたけれど、
話す機会を奪っていたのが自分だということに気づこうともしない。

一度、誕生日プレゼントは何がいいと聞かれて
その日にはお酒を飲まないでほしいと言ってみたものの、
そのときにもお酒が入っていたのか
かなえてはもらえなかった。


しかし、父の絶対的な立場が揺らぎ始めたここしばらくの間、
母は父を攻撃するようになった。
最初のうちは父はなんとか自分の立場を守ろうとして
必死に母を傷つけようとしていたけれど、
母は今まで傷つけられつづけてきた恨みからか、
父のちょっとした言葉でも何倍にして返すようになった。
先日母が父のことをあきれた表情で
バカ呼ばわりしているのを見て戦慄を感じた。

確かに父は今まで母にひどいことをしてきたが、
不景気は彼のせいではない。
金と体力が前ほどなくなったからといって
何十年もつきあってきた相手に対して
ここまで態度をかえられるものなのか。
彼に対していい感情はないけれど、せめてもう少しやさしくしても
いいんじゃないかと同情さえ覚えた。
(とはいえ、彼が改悛の情を示すはずもないので
 すぐに同情するのはやめてしまうのだけど。)


その頃からだろうか。母が昼間も、
酒を飲んでいるときの、
私の嫌いな彼女のままでいることが多いのに気が付いたのは。

歪んだプライドに、人間不信。
少しでも弱い人を見ると非難してやりこめずには
いられない態度。
人の話にとにかく耳を貸さず、自分と違う意見なんて
最初からないものと思っているあの態度。
まるで、母の姿を借りた父がそこに存在しているようだった。

ああ、そうか。

母は、父が威厳をなくしたとき、
自分をずっと押さえつけていた父に勝って、
ついにあの「父」になったんだ。

それに気づき、私はただ薄笑いを浮かべるしかなかった。


父とはなんとか顔を合わさずに過ごしているものの、
母とはどうしても毎日顔を合わせないといけないから
何かしら話さないといけない。
そのたびに、自分の心が消耗していくのに気づく。
以前は父と対立していたけど、今では二人の「父」と
ギクシャクするようになった。
ほとんど会話をしない分、父と一緒にいるほうが
ましかもしれない。

今の私は、ここから逃げるには
あまりにも自分の時間がなさすぎる。
身一つで逃げればいいのかもしれないけれど、
自分のものを一つでも置いていったら、
自分で買ったシャープペンシルや消しゴムさえもが
ひどい目にあわされそうに思えてなかなかできない。
何一つ、置いていきたくないのだ。


父が死に、母が死んで、
自分を押さえつけるものがなくなったとき、
私も「父」になってしまうのだろうか?
父の性格は私の大嫌いな祖父そのままの性格だ。
遺伝子を色濃く受け継いだ自分がああならないという保証はない。
そのことを考えるたび、
汚染された冷たい何かで濡れた布で全身を覆われたような、
とてもいやな気分になった。


自分の弱さと歪んだ心を守るために、
無神経に人を傷つける存在になって
高笑いをするくらいなら、死んだ方がましだ。
そういう人間に傷つけられた痛みは
人一倍わかっているつもりだから、
自分がそんなものになってしまったら
今度こそ本当に自分が許せない。

まだ自分では自覚はないけれど、
もし既に私がそうなってしまっているのなら、
誰でもいいから私を殺してほしい。
「父」になってまで、自分を守りたいとは思わない。


2003年02月26日(水) 夢の中で得た孤独

久しぶりにリアルな夢を見た。
しかも三本立て。
布団から手を伸ばして時計を手にとり、
まだ起きる時間じゃないことを確認した。

夢の中でくらい幸せでいたいのに、
なぜか私は追いかけられてたり、
自分で自分を追い詰めている夢が多い。

ときどき水滴が落ちる音がする。
雨でも降っていたのだろうか?


一本目。

私はある人に追いかけられていた。
必死で走り回り、どこかの酒場の奧の部屋に逃げ込んだ。
扉のむこうで、その人が叫んでいた。

「こっちにこい!」

「いや」

「抱きしめてやるから、こっちにこい!」

「いや!」

「そうしてほしいんだろ!」

「違う!」

その人はやがて、私が扉をあける気がないのを見て、
扉のむこうから遠ざかっていった。
私は、その人がいなくなったのを感じ、軽くとん、と扉を押した。
鍵はかかっていなかったし、ほんの少し押せば扉は開いたのだ。
私はもう一度扉をしめて、今度は鍵をかけた。


……なんて赤面な夢をみてるんだ、私。
夢の中なんだからだっこしてもらえばいいのに。
でもその時は、そうしたら相手が死んでしまうと思えたのだ。


二本目。

真っ白い部屋に、こたつが一つ。
そこには、新聞を読んで座っている先客がいた。

私は彼の隣に座り、ストップウォッチを手にとった。
するとその人は、

「二分間ですので、よろしく」と
新聞から目を離さずに言った。

私はスタートボタンを押すと同時に、
下をむいて泣こうとした。

するとその人は、新聞から目をあげて、
私にティッシュを箱ごと渡した。
涙は出ていないのだけど、鼻はでて、
声も涙声になった。

「どうして、こうなっちゃうんでしょうか」

私がそういうと、

「どうしようもないんですよ」

と彼は言った。

「もう何もできないんですか」

「どうしようもないんですよ」

彼は悲しそうに私をみて、私は残りの時間を
ただ鼻をかむことだけに費やした。


……なんじゃこりゃ。(^^;


三本目。

暴風雨の日、私は薄暗い部屋の一室に座っていた。
窓の外はすごい天気なのに、音は一つも聞こえない。
部屋はほとんどからっぽで、
すみっこに一組の布団が無造作に敷かれていた。

扉をあけるとたくさんの人達が「帰る」準備をしていて、
中には私の両親もいた。
よくみると、そこにいたのは親戚の人たちばかりだった。
彼らに声をかけてみるけれどみんなぴくりともせず、
ただ静かに帰る準備をして次々と帰っていった。

どうやら、誰かの葬式が終わったあとのようだ。
すると、寝ている人は誰なんだろうか。

私がおそるおそる布団をめくると、そこには誰もいなかった。
しかし、その布団を見て気づいた。


これは私の布団だ。

……これは私の葬式だったのか。
どおりで、誰もこっちを振り向かないわけだ。


今の姓のままでは死にたくない。
自分の家の墓にははいりたくない。
両親に自分の死体にふれてほしくない。

これがのぞみだったはずなのに、
一番望んでいない最期を迎えたわけだ。
私らしいや。


布団には、ほんの少しだけ温かさが残っていた。


やっと、誰にも評価されずにすむんだ。
やっと、誰のことも求めずにすむんだ。
やっと、眠れるんだ。。。


私が布団に横たわると同時に布団は消え、
部屋の中には何もなくなった。
私は、誰とも言葉を交わせなくなったかわりに、
自分の家の隅っこで静かに眠る権利を得たのだ。
悲しいけれど、すごく幸せだ。


……


目覚めて夢の内容を反芻していた私は、
少し早いけどそろそろ起きることにした。
目を覚まそうと軽く顔の上半分に手をあてると、あることに気づいた。

さっきからやまない水滴の音は、
私の目からあふれている涙が頬を伝い、
まくらに落ちている音だった。

これは、いつの夢の時の涙なんだろう。
考えてみたけれど、わかるはずもなかった。


2003年02月25日(火) あなたの批評はもういらない



僕の友達を批判しないで
僕のアイデアを批判しないで
僕のライフスタイルを批判しないで

もうたくさんだよ、きみはただ批判したいだけなんだろ?




私の周りには「批評家」がいっぱいだ。
あれがだめ。これがだめ。
あんなんじゃだめだ。どうせだめにきまってる。
やっぱりだめだろうと思ってた。バカじゃないの。
だからだめなんだよねえ。

私は人の話を適当に聞き流すのがうまいようで、
自分の批評を聞いてもらいたい人がくっついてくる。
彼らは決していいところを見ようとしないし、
解決策を考える気もない。
批評家というよりか、批判家、
いや、悪口家というのが正しいかもしれない。

大抵の場合、彼らの言葉は誰かの受け売りだ。
だから、ちょっと弱い部分をつつかれると
実はどこかのえらそうな人が言っていたことだと言い出して
自分には責任がないかのように言い出したり、
逆にこちらのほうを攻撃してきたりするから困りものだ。
そういう話をするのが好きな人同士で
話すのは別にいいと思うけど、
こっちがぜんぜん興味がない話をするために
よってこられても憂鬱になるだけだ。


私は人の顔や外見の欠点にはあまり興味がないし、
景気の上下には興味があっても
政治の裏側とかにはあまり興味がないから、
政治家が金を使いすぎだとか
今の警察はだめだとか言う気はぜんぜんない。

外見なんて生まれつきのものだし、
年とれば白髪やシワなんてあたりまえ。
ブスかハゲかなんて私が言うことじゃないし、
某女優さんの乳や尻がたれてるからといって
私の生活には何の影響もない。

彼らが批判してやまない政治家さん等の中には
ちゃんとやってる人もいるのだから、十把一絡げに
「政治家は」「警察は」なんて批判したりしたら
気の毒だと思うし、一緒にされたらやる気をなくすだろうと思う。
よくない事件がおきているのは本当みたいだから
言うのはかまわないけど、
せめてその政治家の名前か警察署の名前を出して
批判すべきなんじゃないだろうか。


でも、そんなことは彼らには言わない。
彼らは自分の批評が一番だと思っていれば満足なんだから、
反論なんていらないだろう。

誰かと同じような意見であっても、
それがその人の意見なのであれば、批評を聞く気もおこる。
でも、彼らはただ言いたいだけ。
何かを批評して、けなして、
素晴らしい自分の「批評」に対する
standing ovationがほしいだけ。
私はそんな話、別に聞きたくもないのにおかまいなしだ。

なぜだめなままなのか、解決するには
どうすればいいのかと聞いても答えやしない。
言うのは別にかまわないから、
意見を交し合う気がないのなら
どこか他でやってくれないだろうか?

私の耳が欲しているのは楽しい話や、いい話。やさしい話。
分かち合える話。人のいい部分を発見したという話。
偽善者で結構。私はよく知らない人の悪口を聞くのはうんざりなの。
でも、そんな話がはいってくるほうが少ないから、
私の耳は炎症をおこしかけている。
たまには「近所の梅がきれいだよ」くらい
言ってくれないもんかな。


彼らは自分の批評を聞いてもらえれば満足なようなので、
私に意見を求めることはまずない。
でももし、意見を求めてくることがあったら
こういうつもりだ。


「わかったから、黙ってテレビでも見てれば?
 あんたの好きな批評がいっぱいだよ。(^-^)」


2003年02月24日(月) 茨で造った鎧

この二日間、人と接していて傷ついたことと
楽しいこととうれしいことと疑ってしまうことと
頭にくることが間をおかずにおこって、少し情緒不安定気味。
今にはじまったことじゃないんだけど、
この二日間で不安がピークに達した感じ。

メールを書いたり電話をかけるにしても、
ぴたっと手がとまってしまう。
この人と連絡をとる意味はあるの?
とらないほうが幸せじゃないの?
一緒にいたいと思った人ほど、別れないといけなかったじゃない。
ひどい誤解をされたままで別れたことをもう忘れたの?
少しでも長く一緒にいたいなら、
なるべく距離をおいたほうがいいんじゃないの?
そうすれば、別れが遅くなるかもしれない。

かかってきた電話や送られたメールをみて
ほっとすると同時に、別れが近づいたような不安に襲われる。
私、今までどうやって友達を作ってきたんだろう。
どうやって人との関係を築いてきたんだろう。
人との距離のとり方がわからなくなってる。

両肩をつかんで、目を見て、言ってほしい。
きみは、私と離れる必要はないんだ、って。
だけど、そんなことを私に言わないといけない理由は
誰にもない。

早く立ち直らなきゃ。できるだけ早く。
弱いままじゃ、戦えない。
不安でいっぱいの私の居場所なんてどこにもないんだから。

まるで、茨で造った鎧を着ている気分。
着ているだけでトゲが自分を傷つける。
でも脱いでしまったら、
何からも身を守れない。


2003年02月23日(日) 反省ひとしきり


ほんの少しだけ時間をちょうだい

きみに知らせなきゃ

知らせなきゃいけないことがあるんだ

きみが、僕の好みだってこと



昨日あんなことを書いたものの、
読み返したら恥ずかしくてちゃんと読めなかった。
こっぱずかし。

とはいえ、気持ちの整理はだいぶついた。
路上でばったりあってから何も手につかなくて
困っていたのだけど、
自分の気持ちを書き出すことでだいぶ冷静になってきたし、
彼に対してどういう気持ちをもっているのか、
なんとなくわかったような気がする。


そもそも外見から入る惚れ方なんて大嫌いなはずなのに、
あの手のタイプにはすごく弱い。
あの手、というのは、
メガネをかけた痩せ型タイプの男性で、
おしゃれというわけでもないし
普段目が笑ってないから怖い感じがするのに
笑うととてもかわいくなる、誰にでもやさしい人のことだ。
こういう人に会うと、趣味とか思想とか実は水虫だとか
おかまいなしに好きになってしまうから困る。
これが「好みのタイプ」ってものなのだろう。
私ってメガネっ子萌えな人だったんだ。がーん。

だけど、大抵の場合私にチャンスは回ってきはしない。
私が好きになるくらいの人なんだから、
欲しがる人はたくさんいるのだ。
今回についてはチャンスを掴む気すらないし、
もらえるはずもない。
大体、私はお客様なんだから
むこうが親切にするのはあたりまえだし、
仕事でしたことでそんなふうに思われたら困ってしまうだろう。

もしむこうから「きみみたいにいつも後ろ向きで
しがらみが多い人間不信な子ってもろに僕のタイプだ!」とか言われたら
そりゃーもううれしいんだけど(苦笑)、
たぶんそんなこと言われたら私は
「あんたおかしいんじゃないの?(<-ヒドイ)」とか
言いそうな気がする。(--;


でも、こんなことはもうないと思う。

たぶんもうすぐ、好きになっても
行動を起こすことすらできなくなってしまうから、
心のどこかで誰かを好きになりたいと
思っていただけなんだと思う。
ひどい話だけど、きっと彼じゃなくてもよかったんじゃないだろうか。
外見だけで好きになるなんて本当に好きなわけじゃない。
少なくとも、私にとってはそうだ。

どちらにしろ、好きになることはあっても
どうにかなろうという気持ちがないんだから、
早目に通常の状態に戻っておいたほうがいろいろお得だ。


今度彼に会ったら、心の中であやまることに決めた。


好きになったりして、ごめんね。
もう、そんなことしないから。

仲良くしようね。


2003年02月22日(土) Be still my beating heart


始める前に止めなくちゃ、

静かにして、私のときめく心。




業者さんと書類をやりとりするときに、
時々会う宅配のお兄さんがいる。

宅配の人にはほとんど平日は毎日会っているのだけど、
この人がくるのは三回に一回くらいだ。
最初、この人の印象はすごーく悪かった。(^^;

荷物の扱いは荒いし、愛想なんてまるでなし。
荷物受け取ったらありがとうございましたもなし。
愛想がないのはまあいいとしても、
こっちが話し掛けてもにらみつけるような
視線を返してくるのでなんだかムカムカした。
こちらは毎回笑顔で接してるんだから
せめて荷物は丁寧に扱いなさいよ、と思いつつも
にこにこしながら荷物の受け渡しをしていた。


その一方で、
この人、笑ったらかわいいだろうなあ。
とか馬鹿なことを思ってたりもした。
たぶん、この人は普段から客にはこうなのだろうから、
彼の笑顔を見る機会なんてありえないと思った。


ある日、いつものように「よろしくお願いしますね(^^)」と
愛想笑い100%で声をかけたら、
「おあずかりします」と笑顔でかえされ、一瞬ひるんでしまった。


い、いつもと違う!!!

……しかも、
……しかも……。

笑うと本当にかわいいじゃない。。。


その日から、彼は笑顔で接してくれるようになった。
私も彼に対する第一印象が悪かったことを忘れ、
彼がくるのが楽しみになった。
荷物の扱いもいつのまにか丁寧になっていたので、
やればできるんじゃーん(^^)、と思ったりもした。


でも、ある時から、
その感情がただ「くるのが楽しみ」と
いうだけじゃないことに気づいた。

私は、宅配の人がきたときは
なるべく他の人に出てもらうことにして、
彼が無愛想だったときによくやっていた荷物の引き取りにも
しばらく呼ばないことにした。
今後もかかわっていく人なのだから、
その気持ちに対して冷却期間をおかないと
いけないと思った。

その後、どうしても今日中に出さないといけない荷物があり、
コンビニに行くついでと称して近所のコンビニから
荷物を出すことにした。その日のことだった。


「あれ、どうも」

道の途中で後ろを振り向くと、彼がいた。
店の近くに荷物をもってきたらしい。
彼は私が彼のところの会社の伝票と
荷物を持っているのをみつけたようだ。

「荷物だしにきたんですか? もうちょっと待っててくれればなあ。
 俺、お宅にさっき書類届けにいったんですよ」

「ああ・・・そうだったの」

彼の顔がまともに見られない。

「○○さんに預けましたんで、よろしく。
 あ、それもってっちゃいますから貸して」

彼は軽くにこっと笑いながら
荷物の近くに手を差し伸べ、
私は言われるままに荷物を渡した。
彼は手続きをして運転席の近くにおき、
「じゃ」といって車に乗って去っていった。

私は、いつもの愛想笑いをする余裕すらなかった。
彼の車が見えなくなったあとでも、まだ顔が熱いのが
とても恥ずかしかった。


な〜んでこうなるの。
せっかく冷却期間おこうとしてるのに。。。

私は自己嫌悪に陥った。



たぶん、来年の今ごろには引越していると思うから、
そう遠くないうちに終わる縁なのだ。
それまでの間、ときどき会う配達の兄ちゃんに
でれでれしても別にかまわないじゃないか。
どうにかなりたいわけじゃないんだから、
黙っていれば誰にも迷惑はかからないのだ。

そもそも、無愛想くんが営業スマイル君になったくらいで
ころっとまいる私も私だ。



……だけど、会うたびにこんなふうになっていたら、
いずれ変なことをしそうで怖い。



早目に、嫌いになる理由を探さないと
いけないな……。


2003年02月21日(金) 許す人、許さない人

もうすぐ二月が終わる。
でも、また来年も二月はやってくる。
きっとあの風は、来年も私を許してはくれない。



憂鬱な気分で午後の時間を過ごしていると、電話がはいった。

またあの人か。

昨年から私のことをしつこくいじめてくるクライアントさんだ。
(この件についてはこちら参照)
電話をとるのもいやだったけど、
出ないわけにもいかないので受話器をとった。

でも、今日は少し彼女の様子が違った。
大きい仕事を任せたいのでスケジュールの相談をしたいと
言ってきたのだった。


いったいどういう風のふきまわしなんだろう。
彼女の態度の軟化に少し驚いた。
長く話し込んでいるうちに、彼女は最近
仕事がらみで自分におこったいろいろな事件を話しはじめた。


彼女の話を要約すると、去年の後半から
新しく出会ったたくさんの人の小さな裏切りに何度もあい、
たくさん怒り、傷つくうちに
比較的長いつきあいである私のたった一度のミスなど
とるにたらないものだと思えるようになったらしい。


つまり彼女は、私を許してくれるつもりなのだ。


なんだか不思議な気分だった。
うれしいという気持ちと、これは本当なんだろうかという
気持ちが同時に心にうかんだ。

人とぶつかってそのまま縁が切れてしまったことは何度もあったし、
自分からあやまってもとに戻ったことはあったけど、
許してくれることを望んだ相手から
許してもらったのはこれがはじめてかもしれない。
何度そう望んでも去られてしまったことのほうが多かったから、
願いがかなってどう反応すればいいのか
よくわからなかったというのが正直な気分だった。



数ヶ月ぶりの明るい会話。

未来の展望を分かち合い、
これからもよろしく、と言って電話を切った。



そうか。

ただ素直に喜べばいいのか。。。



明日はどうなるかわからないけれど、
今はただ、許してもらえたのがとてもうれしい。



ありがとう……。



その後はずっと一日、いい気分だった。





時がたてば、許されることも多いかもしれない。
一番悲しいのは、自分の存在とともに
許すことすら忘れられてしまうことだ。


あの風は、きっとずっと私を忘れない。
だけど、彼女が私を覚えている限り、
私を許してくれる日も、いつかくるのだろうか?


2003年02月20日(木) たまには、自分にやさしく。

ダンボールを片付けていたら、
紙の端で手を切ってしまった。

結構スパッと切れた。
赤ボールペンで線をひいたみたいな感じで
赤い線がついて皮までむけてしまったのだけど、
見かけほどそんなに痛くないし
左手の横なので普通にしている分には
大丈夫だろうと思って放置していおいた。

でも、思っていたよりも不便だった。
そういうときに限ってがんがんぶつけたり
手をふんばらないといけないことが
あったりするので、また血が出そうになったり
シャンプーがしみたりとさんざんだった。

そして、請求書を書いていたら
いつのまにか傷が開いてて
請求書に血をこすりつけてしまった。
血ぞめの請求書って。。。(^^;
「お金くれないと悪いことがおこりますよ」って
言ってるみたいで怖い。
そういうときに限ってはんこがきれいに押せているので
捨てるにしのびなかったのだけど、
信用問題になりそうなので泣く泣く廃棄した。

三日たっても傷がかさぶたになってくれない。
困ったなーと思った私は、とうとうあきらめて
傷テープを貼る事にした。
大抵の場合傷は放置しておけば治るので、
傷テープなんてめったに使わないから
探すのにこれまた一苦労だった。

母がいつのまにか薬の場所をかえたようで、
何がなんだかよくわからない。
仕方なくバッグにいれている応急キットから
取り出して貼った。

とりあえず、その後は順調に回復していき、
テープをはがしてみるとかさぶたができはじめていた。
最初からこうしとけばよかったなあ。(^^;
今度から怪我したときくらいは
自分にやさしくしよう。

……もしかして、回復が遅くなったのは
年とったせいなのかも。
がーんがーんがーん(エコー)


2003年02月19日(水) 雨の日に、猫と

その日は雨だった。

打ち合わせから帰ってくると、家の近くに猫がいた。
近くの建物で雨宿りしていたようだけど、
私を見ると軒下から出てきた。
薄暗かったせいか、彼女の白さが夜道に映えていた。


猫は苦手だ。

嫌いなんじゃなくて、一度かまってしまうと
なかなか離れられないから、できるだけ避けているのだ。


猫は、私の目の前にくるとこちらをじっと見上げた。
私がよけて歩こうとすると、そちらの方向に歩いてきて
足を止めた。

「おまえねえ……私に近寄ったって何もいいことないよ。
 食べ物とか持ってないし」

そう言って反対側へいこうとすると、
猫は再び私の足の方向へ歩いてきて足を止めた。

どうやら、かまってあげないといけないらしい。
私は静かにその場にしゃがみ、
指先がかなり冷たかったので、両手をこすりあわせて
暖めてから左手でなでた。
右手はかさを持ったままだったので、
まるで彼女と相合傘しているみたいだった。


彼女の背中から腰、首の下やおなかにふれた。
少しぬれていたけど、ほんのり温かだった。

「おまえ、あたたかいねえ。。。」

猫が目を細めて気持ちよさそうなのを見て、
自分の表情が緩むのを感じた。



自分以外の誰かのぬくもり。

私がずっとほしかったもの。



猫をなでているうちに、暖かいものが
頬を伝うのに気づいた。

「なんだろうね、これ。変なの。。。」

なんで……

なんで、泣いてるの?

私はこらえきれず、声をあげて泣き始めた。

私の声は雨音にまぎれるほど小さかったから、
たぶん猫以外には聞こえなかったと思う。


その間、私の手はお留守になり、
猫はじっと私の様子を見ていた。

猫は私が泣き止むのを見ると、私のそばから離れていった。
まるで私が泣き止むまで待っていてくれたみたいだ。
私は猫の行った方向に「ありがとう」と言って
その場を離れた。


何かをもらいにきたんじゃなくて、

与えにきてくれたんだね……


家に帰ると誰もいなかった。

よかった。ひどい顔を見られずにすむ。
早くシャワー浴びて寝よう。

久しぶりに心が温かくなったような気がした。
シャワーの熱よりも、左手から心へ伝わった温かさのほうが
長持ちしたような気がした。


ぬくもりがほしくなったら……
また猫捕まえてなでようかな。(笑)


2003年02月18日(火) 試してみたい


人を傷つけるようなことをして平気でいたり、
自分勝手なことをしている人をみると、
自分はこの人たちを許さないといけないのに
なぜ自分が同じことをしてはいけないのかと思える。

もっと適当に生きて、
わがままをたくさん言って、
弱い人をふみつけたり、
迷惑をかけてもいいのかもしれない。

でも、同じことをしようにも
私は手加減の仕方を知らない。
嫌われない程度に迷惑をかけたり傷つけたりするには
どうすればいいのだろうか。


知りたい。


どこまですれば、笑ってすませてくれるのか。
どこまですれば、「ごめんね」ですむのか。
どこまですれば、一週間で忘れてくれるのか。



どこまですれば、心が死んでしまうのか。



試してみたい。



あなたを傷つけて。





……冗談よ。



たぶんね。


2003年02月17日(月) 雨の日にて



雨が降っていたので出かけることにする。

私の周辺で雨が好きな人はいない。
だから、誰かと一緒だとすぐにせかせか歩いていってしまうので
雨の中にあまりいられない。
こんな日は、一人で歩くほうが気が楽だ。


小さな別れを少々と、
大きな嘘を一つ。

出会ってみたところで、別れる運命にある人との
運命はかえられない。
どうあがいても別れるときは別れるし、
別れない人とはずっと別れない。
別れがほんの少し早かっただけのことだ。
私には、自分の両親や、今は離れたところにいるあの子くらいの
トラブルメーカーがお似合いなのだ。
もう、運命にさからう気力もない。


古本屋さんで「ノッティングヒルの恋人」の
ノベライズ本を見つけた。
「馬と猟犬」がめちゃくちゃツボだったのだが、
文字になってみるとそんなにおもしろくないのが悲しい。
探していた本がなかったので、何も買わなかった。


バスを待っていると、隣にかわいい小さな女の子が
母親に手をひかれて歩いてきた。

そんなにかわいい子は、
早くずるくならないとうまく生きていけないよ。

心の中でそう思った。


帰ってきたら、飲み残しのコーヒーがすっかり冷え切っていた。
その冷たさが心地良かった。


2003年02月16日(日) あなた宛の本音

小学生の頃だっただろうか。
私は母と交換日記をしていた。
幼稚園の頃から何かと保母さんの手を煩わせていたので
いろいろ心配だったのかもしれない。
心配、といってももちろん私のことが心配なわけではなく、
世間体が心配だったのだけど。

それもある時をきっかけに途絶え、
私は自分で日記を書くようになった。
ある夜、眠りから目を覚ますと、母が私の日記や
ノートをむさぼるように読んでいるのを見てしまった。
「何しているの」と言おうと思ったけど、
今日だけの出来心かもしれないと思って黙って目を閉じた。

しかし、それはその日だけではなく、
母は私が寝ているのを見計らって日記を読んでいた。
きっと母も悪いと思っているだろうと思って
追及はしなかったのだが、
その後母と大喧嘩をし、勢いで
「人の日記読んでるくせに」と言ってしまった。
母はそのときいろいろ言い訳をあたふたとしはじめたが、
そのうちに「親が子供のことを知るのは
当然の権利だ」と開き直った。
そのときから、日記を書くのをしばらくやめた。

それから10年ほどたち、Web日記を書くようになった。
しかし、やはり近しい人が見ているせいか
いろいろと心配されたり日記の言葉に対する
不安をうちあけられるようになった。
そこでもやりづらくなり、逃げ込んできたのが
このエンピツさんだった。
今では、ネット上の知り合いだけでなくオフラインの知り合いにも
私が日記を書いていることを教えていない。


先日、エディタで日記を書いていたら、
うしろからの視線に気づいた。
うたたねしていたはずの母が食い入るように
画面のほうをみていたのだ。
私が顔をそちらの方向にむけるとさっと目を閉じたけど、
正直言ってうんざりした。
そんなに見たいならこっちにくれば?
手紙も請求書も貯金通帳も全部見てるのに、まだ足りないの?


私は、母に対しては嘘はついていない。
言っても無駄だと思えることを言っていないだけで、
疑われるようなことは何もしていない。
母が見ているとおり、私はいつも「食事して、風呂にはいって、
仕事して、寝る」生活を送っているだけ。
でも、母は口から出た言葉よりも
こういうものに書かれた言葉や伝え聞いた言葉のほうが
信頼できるらしい。
ある時も、近所のバーで父がふともらした愚痴を聞いてしまい、
母はさんざん父のことをうそつき呼ばわりしていた。

言っても無駄、というより
言わなくてもいいこと、と言えばいいだろうか。
どっちでもいいのだけど。
母は落ち込みやすい人なので、
不満があっても我慢できる程度のことは
言わないでおいているだけなのだ。

言ってもいいのだけど、言えば言ったで
こちらが罪悪感を感じるほど嘆かれてしまうし、
言外のことまで勝手に想像されるので、
1しか言ってないのに10責めたことにされてしまうのだ。
とはいっても、三日すればまた同じようなことを
しはじめるので、言うだけ意味がない。
そもそも自分が悪いって思ってないから、
改善する意思自体もとからないのだ。

「明日から気をつけるね」って
明るく改善してくれるならいくらでも言えるし、
悲しませるだけなら我慢したほうがいいって思うのだけど、
でももう、そのままでいいや、ってあきらめてる。
だからちょっとした不満をどこかで言えば大丈夫になれるなら
そういう場をもったっていいんじゃないかと思う。
父も仕方ないとわかっているものの
つい酒の席で言ってしまった、とその程度なのだろう。
その愚痴を母に言ってしまったバーのママもママだけどね。


その人のことがどんなに好きでも、
いつも100%好きでいつづけることって難しい。
だから不満を感じるとどこかに出したくなってしまう。
でも、そのちょっとした不満をどこかに出すことで
相手のことをまた好きでいられるのなら、
そんな場所があってもいいんじゃないだろうか。
嫌いだからそうしてるんじゃなくて、
好きでいたいからそうしてるのだ。
でも母は、私や父がそんな場所を持つこと自体不満らしい。

私は、あなた宛ての本音は全てあなたに聞こえるように
目の前で口頭で言ってるはずなのだけど、
これ以上何を言えばいいのだろう。
もう腹の中を探られるのはこりごりです。
口で言って信じてもらえないんだから、手紙でもだしましょうか?
あんまり疑われたり探られすぎると、いい加減疲れます。


とりあえずこれからは、誰もいないときに書こう。。。(--;


2003年02月15日(土) 2月14日の私

「今日は2月14日」と聞いて、とっさに
「カードの引き落としうまくいったかなぁ(10日)」と
思った自分。枯れすぎ。
毎年チョコをくれる近所のおばさんが
いつも思い出させてくれたのだけど、
今年は彼女も忘れていたらしい。そんなもんだ。


とはいうものの、御世話になっている人にはとりあえず配布。
ネット関連の人にはカードを送ってみた。
カードは毎年送ってはいるけど、複雑な気分。
好きでもない子かららぶらぶかーどもらって
うれしいかなあという気もするんだけど、
まあ、送らないよりかは送ったほうがいいかな、ってことで。


この時期のチョコってムカつくくらいおいしそうでイヤ。
ゴディバの10000円のやつ、一人でばくばく食べてみたい……。
いいよなあ。男は。
とりあえず自分用にホットチョコレートをいれてガブのみ。
その甘さの反動で味噌汁が飲みたくなった。


メールがごちゃごちゃしていたのでメールの整理を開始。
フォルダーに分離してみて気づいたのだけど、
相手からのメールにあまり返信していないことに気づく。
でも、メールは毎日出してはいた。
……よーく考えると、メールは出しているものの
一方的に用件しか書いていなかった。
ご神託じゃないんだから、返事しなさいよ自分。
とりあえずメールは書けるけど返信ができないモードに
突入していることに気づく。

相手が目の前にいる場合はふんふん相槌をうっていれば
大丈夫な場合もあるけど、メールだとそうもいかない。
仕事関係のメールは30秒で返信が書けるけど、
プライベートのメールは丁寧に書きたいと思うせいか
いつも遅筆になりがちだ。
でもとりあえず、私信はしばらくやめとこ。
今は自分のことで手一杯だ。


数年前のバレンタインデーのことを
思い出してもあまりぐさっとこなくなっている自分に気づく。
まあ、祝祭日にもうとくなってるからなあ。
はっはっは。(何がおかしい。<自分)
私があの頃とかわったところと言えば、
義理チョコ配布してもあまり気にならなくなったことかな。
今、前の彼と会っても、きっとまた同じことを言われるだろう。


この二日間原稿を待たされっぱなしの会社から、
明日の夕方には出るから、と連絡がはいる。
土曜の夕方は遊ぶもんじゃ!(怒)


……なんて言ってるけど、本当は遊ぶどころか誰とも会いたくない。
会話も食事も面倒になってるし、
正直言って朝起きるのがつらい。
というか、ずっと起きなくていいやとか思ったりして(危険)。


YESでも聴くかーと思って適当にCDをいれてみたら、
1曲目が「Owner of a Lonely Heart」だった。(苦笑)
ううむ、元気を出すつもりがかえっていい具合に落ち込んできたよ。(^^;
でも、他のアルバムも聞いているうちにだんだん元気になってきた。
やっぱりおじさんはいいなあ。(涙)


今の仕事が終わったら、また海でも見に行こう。
少し甘めのココアをいれて、また頑張るか。


2003年02月14日(金) どうか、いい日をお過ごしください


-ここに、きみを待っている愛がある
ここに、きみを待っている魂がある
僕はいつもの場所で待っているよ



海外ではどうだとか、
お菓子会社の陰謀だとか
そんなことはおかまいなしで。

相手がいる人は幸せに、
相手がいない人はそれなりに。
どうか、いい日をお過ごしください。

今日だけは、
誰のもとにも別れが訪れませんように。


2003年02月13日(木) 2月12日の私

昨日調子が悪かったこともあり、昼まで寝ていたので
一日が早く終わってしまった。
寝るのは嫌いじゃないけど、
あまり起きるのが遅いとなんだか損したような気がする。
体調はいいのかわるいのかよくわからないけど、昨日よりは好調。
ちょっと疲れがたまっているのかもしれない。

予定より多めに寝てしまったため、仕事が遅れ気味。
余裕がなかったので書類とパソコン以外何も見なかったし、
ほとんど誰の話も聞かなかった。
まあ、忙しいほうが好きだからいいんだけどね。

父の言動が最近おかしい。
もうシャレにならなくなってきている。
母はふざけているだけだと思っているようだけど、
確実におかしいと思う。
仕事場では大丈夫なのか?

最近テレビを見てなかったので、
行方不明の女の子たちが
まだ見つかっていなかったことを知って驚く。
こういう子たちに限って忘れられないくらい
いい子たちだったりするんだよねーと思ったりする。

部屋を片付けたいけど片付けられない。
症候群じゃなくて、片付けたいと思うときに限ってほんとに時間がない。
でも、時間を作らない限りは片付かない。ジレンマ。

一日が短いと考えることも少ないから
書くことないなー。今日はこれで終わり。


2003年02月12日(水) 薄れゆく意識の中で

昨日、知人宅で具合が悪くなってしまった。
気分が悪くなってしばらく横になっていたのだけど、
ゆるい頭痛とともに意識がだんだん遠のいていった。

意識は薄く残っているのだけど、起きることができない。
それどころかだんだん下へむかって沈んでいくような感じがした。
こんなことははじめてで少し驚いたけど、
なんとなく助けを呼ばないほうがいいような気がした。

でも、彼女が私の様子がおかしいのを見て
声をかけてくれたのがきっかけで、だんだん意識が戻ってきた。
今ではなんともない。たぶん。

大丈夫かと声をかけてくれたけど、
大丈夫かどうかなんて今の私にはどうでもいい。
そうじゃなくても、治療する意思なんて
もともとないんだから心配する意味がないよ。

……そんなこと言ったら心配されてしまうので、
「大丈夫だよ」と答えておいた。
悪い人ではないから、余計な心配はさせたくない。

でも、少しずつ身辺整理をしたほうがいいかもしれないと思った。
時々調子が悪いことがあるし、
これから何が起こるかわからないから。


薄れゆく意識の中で思ったこと。


「メールや日記見られたらどーしよー。やだなー。」


意識がだいぶなくなってきてたのにそんなこと考えてどーすんだか。。。(苦笑)


2003年02月11日(火) なんだか疲れた

ここ数日、いろいろなことがあって疲れてしまった。
言いたい事はたくさんあるのに、
頭の中でごちゃごちゃになって固まっている感じ。
なんだか、人の肌の暖かさが恋しい。

今日は、あまり会いたくない人と会わなくてはいけない。
80年くらい生きるとして、
本当に好きな人といられる時間は
生涯で何時間くらいが普通なんだろうか。

最近、70-80年代おやじブーム到来。
ドゥービー・ブラザーズとかポコとかの
アルバムを見つけて聞きなおしたのがきっかけで、
最近立て続けにおっさんものばかり聞いている。
知ってる人の言葉より会うこともない人の歌を
聞いていた方がほっとするのはなぜなんだろう。

Mさんから電話。
この人のことを英語でfair-weather friendというらしい。
付き合い方がわかりやすいので
他の人よりも話していて楽かもしれない。

映画版「スターゲイト」を見逃した。残念。
ビデオデッキを買い換えてはやくレンタル生活に
復帰したいのだけど、それ前に買わないといけないものが
他にもあるので後まわしになりがち。ふう。

いろいろなことがうまくいかないのはいやなのに、
最近はうまくいってるときのほうが怖い。
私を困らせていた友人としばらく会わなくてすむことを知って
ほっとするものの、ほっとした分何かがありそうでいやな予感。
「お気楽主婦」と自称している人がいるけれど、
本当に気楽ならなってみたいものだ。



2003年02月10日(月) 現実なんてこんなもの

Big Joke(1)-(3)で書いた、私と彼との関係。

結末を書かないままで終わったけれど、
私の中ではどれがベストなのかわからなかったから、
自分で納得できる方法を選んで
うまくいったらどこかに書こうと思っていた。

悩んだ末、やっぱり私にはどれがいいのかわからなかった。
この人と結婚していいものかと他の人に相談してみたけれど、
本当はこの人じゃないって
自分でわかってるんじゃないか、と言われた。

でも、考えていくうち、
この人じゃないと思ったところで
どうだっていうんだろう、と思えてきた。
ハッピーエンドがいいものだと思えるのは、
誰にでもあるわけじゃないからなんじゃないだろうか。
みんな、妥協して生きているのだから
このぐらいできなくてどうするんだろう。

最初から一番いい方法なんてありはしないのだ。
どの方法をとっても、
ここにずっといるのとあまりかわらない。




でも、一番楽な方法ならある。




彼の希望はわかっている。




私に、カスタマイズ可能な自分のお姉さんに
なってほしいのだ。




わかったよ。




なってあげる……。




だから、




私を、




早く、




ここから出して……。


2003年02月09日(日) 孤独を招く病

私は昔から、人から必要とされたり、
逆に自分が相手を必要としていることを悟られるのは
あまり好きではなかった。

お互いにずっと依存しあってきた両親と、
私に対する依存が強すぎた母を見ていたせいか、
誰かを必要とするのはみっともないことだと思っていた。
だから、誰かを好きになることはなかなかなかったし、
あっても何かしら理由をつけて嫌いになろうとしていた。
好きだからこそ自分の人生に巻き込みたくなんかなかったし、
みっともなくその人にすがる自分なんて想像したくもなかった。
だから、友達と一緒に遊んでいても、
次はもうないかもしれないといつも思っていた。

大人になるにつれ、自分の中の「一緒にいてほしい」という
気持ちをうまく隠せるようにはなった。
わざと嫌いにならなくていい分少しは楽になったけど、
私が「好き」だとも「一緒にいてほしい」とも言わないから
相手がすぐに去っていってしまうのだ。
最初は辛かったけど、次第になれて、
やさしくはするけどできるだけ人には深入りしないようになった。

とはいえ、自分の中の誰かを好きになる気持ちが
まったくなくなったわけではなかったから、
たまにこちらの気持ちに気づかれてしまうことがあった。
そして悪いことに、相手も同じ気持ちであることに
気づいてしまうこともあった。

でも、私はその人とどうにかなりたいわけではなかった。
ただ、やさしくしたことで喜んでくれる顔が見たかっただけ。
その手や頬にふれたいなんて口に出していってしまったら
気持ちが止まらなくなってしまうから、
絶対に言ってはいけないと思った。

今までどおりのやさしい関係が保てないことを
少し残念に感じながらも、相手には
そういう感心がないことをはっきりわかるように告げた。
はっきり言わなかったせいで人を傷つけたこともあるから、
進む気がないことは早目にはっきり示さないといけなかった。

愛情なんて半年程度しか持たないんだから、これでよかったのだ。
どろどろになって別れるより、
今のうちにセーブしておいたほうがいい。
そう何度も自分に言い聞かせたけど、
大抵しばらくの間はうまくやれなかったことで落ち込んでいた。

好きだと言ってくれる人と
勇気を出してつきあってみたこともあった。
だけど、彼らが必要だったのは私ではなく、
私の向こう側にいた別の人だった。
相手の選び方が悪かったのかもしれないけど、
一緒にいても一人でいるようにしか思えなかったから
相手の気持ちにはなかなかこたえられなかったし、
他の人と付き合ったところで同じ結果にならないとは
限らないから、やっぱりこういうのは無駄なんじゃないかと思える。

回りに気を使うことが多いせいか、
ずうずうしい人ほどなかなか離れてくれない。
その人に手をかけているうちに、
本当に好きな人にかける手のほうが少なくなって
しまったこともよくあった。
それでもその人からおかえしがあればいいけど、
ほとんどの場合私はその場限りのお友達だ。

その場限りの友達のために
好きな人とはあまり関われなくて残念に思う一方で、
自分と関わらなくてよかったのだから、
かえってその人には感謝すべきかもしれないと思ってしまう。


好きな人には近づけない。
好きになってくれた人にも心を許せない。
好きじゃない人には好きな人以上に
時間をかけてやさしくしている。

普通は逆なのだろうけど、私はそうするのが怖い。
自分の人生にまきこんで後悔させたくないし、
相手との関係がだんだん薄れていくのを感じるのも辛い。
だから、こうでもしないと自分を守れないのだ。

傷つけたくないし、私も傷つきたくない。
だから、私の気持ちにはどうか気づかないで。
あなたにやさしくできる間だけが、私にとっては
一番幸せなのだから。


すぐに人から離れたがる私のことを、
病気だと言っていた人がいた。

たぶん、そのとおりだと思う。


2003年02月08日(土) 冷たい風が、手招きをする。

今の時期になると、今年はどうしようかと考える。
あの場所に、行くのか。行かないのか。
暗闇と永久の孤独が待っている、あの場所へ。

もう、たくさんの約束を抱えてしまったから
今年はきっと行けない。
逆に、今の時期に誰も私とかかわりをもたなくなったら
それがそのときなのだ。

今の私をつなぎとめているのは、
さほど楽しくもない約束事だけ。
今の時期はわざと人を避けているのに、
それでも約束事はやってくるのだ。
でも、何かが私をひきとめるのならまだ急ぐ必要はない。

いつか、その日はくるのだろうか?
あの場所のことを二度と思い浮かべることのないほどの
安らぎをくれる人に出会える日が。
でももしそんな人がいるのなら、私よりも
もっとそれを必要としている人のところに行ってほしいと思う。
だから、順番がくる頃には
私はもういないんじゃないだろうか?
私はいつも、タイミングの悪い人間だったから。

だからせめてそのときがきたら、失敗させないでほしい。
その時くらいは、今まで保留になっていた分の幸運を
まとめて払い戻してもらっても文句はいわれないだろう。


また来年、迎えにきて。


2003年02月07日(金) 後悔のしようもない

Sくんの話には、もう一つの話がある。

実は、Sくんがふたまたかけられていた彼女の
もう一人の相手・Hさんも、実は私の友達であり。。。
バイト先の同僚だった。
Hさんはあまり話さないまじめなタイプのSくんとは対照的で、
おしゃべりな女の子大好き人間だった。
私は、何かと私を女の子扱いする彼がちょっと苦手だったけど
話しているととても楽しかった。

ある時期からなぜか二人のシフトがあまり一緒にならないことに
なんとなく気づいてはいたけれど、
まさか同じ人と付き合っていて、お互いが
それに気づいていることまでは知らなかった。

S君の帰り際にHさんがはいってきた日、
普段へらへらしている彼がすごい顔をしているのを見てしまい、
私はてっきり自分が何か変なことをしたのかと思って
どうしたのかと聞いてしまった。
そのときに黙っていれば巻き込まれずにすんだのになあと
時々思うのだけど、もう今となっては仕方がない。


「俺がMって子と付き合ってるっていうのは
 知ってるよね?」

「はあ」

「Mのやつ、俺ともめてから
 Sとつきあってるみたいなんだ」

「へ。。。(頭の中真っ白)」

「だから、きみに対して怒ってるわけじゃないんだ。。。」


ぼーぜん。
S君がこの二ヶ月の間、会うたびに
愛しさを隠し切れないような表情で話していた彼女は、
Hさんの彼女だったんだ。。。

私はその日から微妙な立場になってしまった。
私は、純粋なS君はそんなこときっと知らないだろうと
思っていたので、私が知ってしまったことは
知らないふりをしないといけないと思った。

その一方で、HさんにはS君からも話を聞いていることを
悟られてはいけないと思っていたので
それぞれの話を聞いていると
心がちくちく痛んで仕方がなかった。

でも、それ以上に不安だったのは
もしこのことがこじれたら、どちらかが
いなくなってしまうような気がしていたのだ。
きっと避けられないことだと思ってはいたけれど、
私はどちらも好きだったから、
どちらかがいなくなるなんて思いたくなかった。


その緊張状態はある日突然とけた。
Hさんから、新しいバイトの面接をするけど
人数が増えるわけではないので
忙しいのは今までどおりだと聞いて、愕然とした。
SくんがやめるというのをHさんが
即日で認めたことをあとで知った。

そして、彼女はHさんのもとへ戻ったものの、
その後やはりうまくいかず別れてしまったらしい。

そもそもHさんと彼女がもめたのは、
Hさんが彼女にプロポーズしたことが原因だったらしい。
でも、S君に話を聞くと、S君は彼女と
一緒に暮らしたいと思っていた。
まだ彼女は誰にも束縛されたくなかったのかもしれないけど、
なぜ私と仲のよかったあの二人が同じ人のせいで
傷つかないといけないのか納得いかなかった。

その頃からいらついていることが多くなったHさんとは
その後あまり話す機会をもつことも減り、
私はそこを去ることになった。
いずれ私も二人とは別れることになったかもしれないけど、
こんな形でお別れなんてしたくなかった。
だけど、別の選択肢なんてもうどこにもなかった。


どうすれば一番よかったのか、
今ではもうわからない。


2003年02月06日(木) 24/7/めんどくさ。

メールでのコミュニケーションについて
先日書いた時、ある人のことを思い出した。



数年前のこと。

「彼女がメールをあまりくれなくなったんです」

バイト先で一緒だった学生のS君から相談をうけた。
メールをくれない、といっても会わなくなったのではなく、
会うようになってからメールがもらえなくなったのが不満なのだという。
彼は、私と二人でいるときにだけ
よく愛する彼女のことを照れくさそうに話していたけど、
彼女のことで悩みを打ち明けられるのはそれが初めてだった。

「直接会ったり、電話でよく話してるんだけど、
 それでもやっぱり、前みたいにメールもほしいんです」

「そうなんだ。」

「出せるときは出す、っていってくれるけど、物足りなくて。。。
 隣に寝ていてもいつか彼女は帰ってしまうし、電話だって
 いずれ切らないといけない。でも、その後に彼女がメールをくれれば、
 会えなくても我慢できるんです。だけど、わかってもらえなくて。。。
 姿がないときでも、彼女のくれた言葉で彼女を感じていたいんです。
 僕は。。。わがままですか?」

「……う」

「……う?」

そのとき私は、「うらやましい」と言いそうになった。
(当時の私の彼はそんなにまめな人じゃなかったので。(苦笑))
しかも、じっと目を見詰めて言われたので、
ちょっとドキドキしてしまった。(^^;

迷った末、こっちから根気良く出してだめなら
たぶんもう前みたいに出してもらうのは無理だと思うから、
今の状況に慣れるしかないんじゃないかなーというようなことを言った。
S君はちょっと寂しそうだったけど、
私が「そういうふうに思われてるのっていいな(^^)」と言うと笑っていた。





それから一ヵ月ほど後のこと。
私はなぜ彼がそんなに彼女の言葉を欲しがっていたのかを知った。

彼はふたまたかけられていて、彼もそのことを知っていた。
しかも、その相手は彼がよく知っている相手だった。
それを承知の上で、相手に隠れて
彼女と付き合っていたのだった。

うらやましい、なんて思ってごめん。
不安だったんだね。。。

彼女がもう一人のほうを選んだとわかり、
彼はしばらくしてバイトを辞めた。
それ以来、彼とは直接会うことはなくなった。

一年たち、S君からメールがきた。
会社に就職して社会人になったという連絡だった。
久しぶりに連絡がきてうれしかったし
いろいろ聞きたいこともあったけど、
自分の彼への懐かしい気持ちとは裏腹に
そっけなくやりとりは途切れた。
たぶん、彼にとって私はもう以前のような
親しい存在ではないのだろう。


あなたは、もうみつけただろうか?
そこにいるときも、
いないときも、
24時間いつでも自分を満たしてくれる人を。

もしまたいつか会うことがあるのなら、
またあの照れくさそうな笑顔で、
愛する人のことを聞かせてほしい。








ふが。。。
人ってなんでこんなにめんどいの。(涙)
考えないでしばらく目を閉じておこっと。


2003年02月05日(水) 日本工業規格にお願い

兼業主婦の信頼度の標準化希望。。。(^^;
なんでこんなに責任感がないのやら。
初めて会う人をどこで信頼すればいいのか
最近わからなくなってきたですよ。

こづかいをあげるために
仕事をあげてるんじゃないんだから、
夫や子供を言い訳に使うんなら
最初から大変な仕事をうけないほしいです。
こういう人がいるせいで、まじめにやってる主婦まで
信頼を落とすんですよねえ。
まあ、私は別に主婦じゃないからいいけど。。。(苦笑)


その無責任主婦さんとひざを詰めて
話をすることになったものの主婦さんは言い訳ばかりで、
契約書にサインしたことなど忘れたかの様子。

仕方ないので、責任をとっていただくことになりました。
こづかい稼ぎだと思って甘く見ているとこうなる、ということを
わかっていただくしかないようです。
大人なんですから「契約」の意味を
ちゃんと理解してもらわないとね。


約束は、ちゃんと守りましょう。
守れない約束はしてはいけません。
最初はそのつもりがなくても
途中で守れないことがわかったら、
その時点で速やかに申告してくれれば、道はあったのに。


2003年02月04日(火) 2月4日のひとりごと

あるテーマで日記を書いたのだけど、
これを出したら絶対本当におかしいと思われるな、と思えたので
もうちょっと内容を軽めにして書くことに決める。
自分の日記なのに書きたいことが書けないという
変な矛盾にちょっと笑う。
そもそもこれは誰のために書いてるのだろう?


あちこちの日記で節分ネタが出ていたけど、
今年は私は豆をまいていなかった。
というか、節分っていつ?


毎月買っている自分へのプレゼント。
12月分はCDだったのだけど、
海外通販だったのでくるのが遅れ、
今月になってやっと手にはいった。
ぼーっとしてるときに聞いてみたけど、
1曲目が何度も同じところでとぶのに気づく。
新品なのにいきなりキズモノかい。


この週末で3キロ太っていることに気づく。
何食べたかなあ。


私にはメールが書ける時期と書けない時期があるのだけど、
書けない時期と言っても全然書けないわけじゃない。
その時期はメールにかける時間が少なめだということもあるのだけど、
嘘やおせじが何も思いつかないから
相手のことを思いやれないから個人宛てのは書けないと言っているだけで、
その時期に書くと絶対後悔するようなことを書いてしまうのだ。
今日も、やはりやってしまった。


前から痛かった部分の痛い範囲が広がってきていることを自覚。
ほっとけ。


寛大なのに許せる人がいない、という人を発見。
しかし、私もこの人に許してもらってもありがたみを感じない。


母の頼まれごとをして「ありがとう」と言われる。
いろいろ頼まれごとはしてるはずなのだけど、
最後に彼女に感謝されたのっていつだろう?


Tさん経由で某企業から仕事を受ける予定だったけど、
最初からひどい内容だとわかっていたのに
「あなたのところに無理させるわけにいかないから」と
断ったという連絡をうけた。
あなたのためなら無理してあげるのに。


エンピツさんでいつも見ている日記を見に行ったけど、
この作者さん、普段はどんな人なんだろうとつい思ってしまう。
興味はかなりあるもののこの人とは関わる予定なし。
いつか終わってしまうならはじめないほうがいい。


今日は寒い、と言われるもののぜんぜん自覚がないまま一日を終える。
しかし、寝る直前になってやっと寒いと感じる。
なんなのこの寒さは。
明日はあたたかいといいけど。



2003年02月03日(月) 強くなれるものをくれる人


「ああ、だめだよ。この油とり紙。
 肌に悪い成分がはいってるんだよ。
 僕のをあげるからこっち使いな」

「ありがとう〜(^^)」

彼は私と同い年なのに、お兄さんのように
何かと世話を焼いてくれる人だった。


肌にやさしい傷テープ。
ノンカフェインのコーヒー。
リップクリーム。
ペンダントのチェーン。
元気づける言葉。
成功するおまじない。
他にもいろいろ。


彼は、私の持っているものを強くしたり
守ったりするものをくれるのが上手だった。
誰にでもそうだったので、
プレゼントがうまいなあと思っていた。

彼がいろいろくれるので、
たまにはこっちからおかえししようかな、と思って
「何かほしいものある?」と聞いてみると、
彼は微笑みながら「ないよ」と答えた。

私は彼が照れてるから言えないのだと思っていた。
でも数日して、彼がほしいものがなんだったのかを知った。

彼は同じ職場のUさんが好きだったのだけど、
彼女は女性が好きな人だったので、
彼の気持ちにはこたえられなかった。
ほしいものがないわけじゃなくて、
あるけど手に入れようがないのだ。

それを知った時、なぐさめるべきなのか
何も言わないのがいいのかわからないでいた。
彼は私の様子を察したのか、
「一緒に食事にでも行ってくれればいいよ」と言ってくれた。

一度だけ、彼がUさんを見つめているのを見たことがある。
普段見たことないくらい真剣で、悲しそうだった。
でも、私が彼のほうを見ているのに気づくと、
すぐにいつもの笑顔に戻っていた。

彼はいつも誰かに気をつかっていて、
求められればなぐさめたり一緒に遊びにいったりしていた。
でも、彼がなぐさめられているのは一度も見たことがなかった。
プライベートで心を許せる友達がいるのかと思ったけれど
そういうわけでもなかったらしく、
両親とも連絡をとっていないと言っていた。
それを聞いてから、彼がなぜいつも笑顔でいられるのか
私には疑問だった。


強くなれるものをくれる人は、
誰から強くなれるものをもらうの?
守るものをくれる人は、
どうやって自分を守っているの?


必要なものをいろいろくれた彼だったけど、
その問いには答えてくれなかった。

彼と最後に会ったのは何年も前で、
今どこにいるのかはわからない。
今ごろ、どうしているのだろうか。


2003年02月02日(日) 空回りする信頼

パソコン通信の時から数えると私の電子メール歴は10年くらいになる。
もっと長い人はたくさんいるけど、
去年始めたとか最近はじめたという人と出会うことのほうが多い。

電子メールをインターネット経由で
使うようになった頃にできた友人と、
「昔はよかったなー」と時々話すことがある。
今みたいにDMやワームが出回っていなかったから
メールの受信をするだけで不快な気分になることはほとんどなかった。
それに、その当時に出会った人のほうが
いろいろな意味で信頼できた。

インターネットの初心者が急激に増え、
いわゆる個人サイトがたくさん増え始めた頃だろうか。
その初心者さんが「文字だけのコミュニケーションは
つながりが希薄」というのを聞いた。
でも、当時の私が知っていたメールでのコミュニケーションは
希薄と思えるものではなかったから、
「そういうふうにしてるのは自分たちなんじゃないの」と思っていた。
少なくとも、自分がちゃんと接していれば
相手もこたえてくれるだろうと思っていた。

でも、hotmailのようなフリーメールがあちこちで
使われるようになってからだろうか。
一人でたくさんメールアドレスを持てるようになると、
突然コミュニケーションが切られてしまうことが増えた。
もともとサーバの管理がゆるいせいで
サーバが止まったままになって自然消滅というパターンもあったけど、
最近多いのは一方的にコミュニケーションを切られるパターンだ。

一番最近のは、喧嘩をしたわけでもないのに
相手から一方的に自分の都合だけ並べられて
連絡手段を絶たれてしまうというものだった。
いろいろ考えてみたけれど、
もう理由を聞くことはできないのでその人のことは考えるのはもうやめた。
だけど、もともと怪しい感じの人や評判の悪いユーザサポートならともかく、
個人同士で普通に言葉を交していただけでもこういうことがあるのでは、
何を信用していいのかわからない。

連絡がとれなくなりそうなときは別の手段を用意するけど、
私にとってメールが重要な連絡手段であることには今でもかわりはない。
文字でしか気持ちを伝えられないからこそ、
不安にさせたり誤解をまねくようなことはできる限り避けていたのに、
それでも、首をかしげるようなことはおこってしまうのだ。

ここ数年、そう思いたくはないのに、
「初心者」の人に言っていたとおりメールでのつながりは
希薄なものだと思えるようになってしまった。
相手がいつ消えてしまうかわからないのに
こうやって言葉を交し合う意味はあるのだろうか、と
メールの送信ボタンを押すたびに思うようになった。

つながりを希薄にしているのは
電子メールじゃなくて、その当事者同士だ。
だから、自分がちゃんとしていればうまくいくものは
うまくいくのだと思ってはみるけど、
つい「この人はいつまで私とこうしていて
くれるのだろう」と考えてしまう。

顔が見えようが見えまいが
信じられる人は信じられるし、だめな人はだめ。
騙されたとしても、騙すほうが一番悪いのだから
信じるのをやめてはいけない。
そう思ってはいるのだけれど、
私の軽い人間不信はしばらくなおりそうにない。



2003年02月01日(土) Romance

ro・mance

n. 中世騎士物語, 伝奇小説, 恋愛[冒険]小説; 【楽】 ロマンス(曲); 情話; 小説的な事件, ロマンス (love affair); 作り話, 空想(物語); ロマンチックな雰囲気[気分]; (R-) ロマンス語(派). 
− a. (R-) ロマンス語(派)の. 
− vi. 作り話をする, 空想する (about); 求愛する (with).

- EXCEED英和辞典



この辞書にはこれしか書いてないけど、
私の持っている英和辞書には
少し違った言葉での表現もある。



「絵空事、虚構」



舞い上がるような気持ち、なんて味わったの
何年前のことだろう。
その日を最後に、恋愛や愛情という言葉を
一歩ひいた目で見ていた。
うちの両親を見ていると、年をとっても
恋人同士のような関係の夫婦、なんてありえないと思える。
でも、そのくらい気持ちが長く続くのでなければ
私には必要がない。

今、誰かと出会って
久しぶりにそういう気持ちを味わえたとしても、
私はその人をなかなか信じられないし、
その人も本当の私を知ったら見放すと思う。
そういう遠回りをするより、
最初からやめておいたほうがいいと思っているせいも
あるのかもしれない。

一つの言葉で言い換えると、「臆病」ってやつ。
若い頃は傷ついても治すことができるけど、
この年になると痛みに鈍感にはなるけど
なかなか治せないものなのだ。

最近、ある恋愛している女性のサイトを見に行くようになった。
事情ある恋愛ではあるけど、うらやましいほど愛し合っていた。

でも、私はきっとこうはいかない。
若さという塗装もはげてきているし、
目覚めた瞬間に「あー、もうだめかも」なんて思うような
人間にはそういう機会はたぶんもうないだろう。

しょせん、私にとっては別の世界の物語なのだ。


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