凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2010年05月30日(日)

さて。

なんか宙ぶらりんな日々を過ごしております。

アユムが小学生になって、送り迎えの時間の拘束が無くなってから、随分楽になったんだけど。
ちょっとまだ子ども達が運動会だのなんだの行事続きで、それに対してのメンテナンスというかフォローというかサポートというか、とにかく準じてこちらも落ち着かないでいます。
行事が終わるまで親も子も精神的に落ち着かなさそう。

落ち着かない理由の一つに、アイの問題がある。
4年生の時にばい菌扱いされたアイ
それが六年になった今も、続いているのだ。

もちろん、ばい菌扱いされた原因は治した。
本人も、キレ癖は意識して、我慢するようになったらしい。
それでも、五年でも周囲のそれらは治まる事無く、先生に相談したけれど、優柔不断っぽい担任は「お母さんが気にされるほどではないですけど」と頼りにならなかった。
当時不登校の生徒がいたから、そちらで手一杯で、とりあえず登校してくるアイにまで目が回らなかったんだろう。
そして「アイさんはちょっと怒りやすい所が」と、アイにも非がある、という事になって終わった。

六年生の家庭訪問の時に、新しい担任には、とりあえず話しておいた。
うちの子はきれやすい、4年生の頃からばい菌扱いされている、扱いにくい子かもしれません、と。
ベテランの女の先生は、「そうですか?今のところそう目にはつきませんが…」と首をかしげながら聞いてはくれた。

運動会の組体操の相手を決める時間。
アイの相手になった女子が突然泣いたそうだ。
アイとやるのは嫌だと。
全然同じクラスになった事もない子だったのに、アイの「ばい菌」としての知名度は、二年経った今、学年に浸透したようで。

クラスでは緊急会議になって、先生が匿名でアンケートを取ったり、懇々と説教したり説得したりしたらしい。
先生も、やっとアイの皆から受けている仕打ちに気がついたそうで。

なんだかもうどうすればいいんだか。

こちらも、もう「いじめられるアイにも問題があるわけだし」と、諦め、いじめられる事に対しては、こちらは原因は治しているし、治す努力もしている。
アイ本人は多少なりとも改善したつもりなのに、周囲の意識に変化がないのなら、こちらはこれ以上打つ手が無い。
一度「汚い」と感じたものを撤回するのは難しいんだろう。

幸い、アイは学校の授業は楽しいそうで、学校には行く。
でも、ばい菌扱いされ、机は離され、プリントは指でつまんで渡される。
休み時間は一人図書室で過ごす。
おかげで、アイは本が好きになった。
マニュアル本や図鑑しか見なかった子が、物語を読むようになった。
本の世界に逃避する術を覚えた我が子を、どう見ればいいのか。

そうして、バランスをとりつつ、この何年かを乗り切ってくれればなんとかなるんじゃないかとは思うのだけれど、「それがどんなに辛いか!ダメよそそんな事じゃ人との付き合い方が分からない大人になってしまう!」と担任の先生は、女らしく感情的に涙ぐみながら力説してくれた。

今までの男の担任二人と違って、今度の女の先生は、感情の波が激しくて少々戸惑う。
だって、先生達が今まで、アイにも責任があるっていったから、それならこちらも我慢する術を覚えなければ、と暗い気持ちで耐えていたのに。
耐えてきて、周囲が増長した今、これ以上どうしろと。

「アイさんももっと声をかけていかないと!勉強するだけなら家で家庭教師にならっておけばいいのよ?学校は友達を作るところなのよ!」

いじめられないように、勉強も頑張ってきたアイに、それじゃダメだというわけか。
アイは毎日放課後遊ぶ約束をしようと声をかけているけど、皆から断わられ続けているのに。
「今日も遊べないって」「今日もダメだって」と毎日肩を落として帰ってきているのに。
それでも、アイの、努力が足りない、という事なのか。

これ以上どうすればいいと。
私としては、周囲がそれなりに大人になって、そんなつまらない事で仲間はずれにするような幼稚な事をしない年齢になるまで待つしかないと思っているんだけど。
それじゃ遅いという事か。
それまで、アイがどんなに辛い日々を過ごすか考えてみろ、という事か。
でも、それじゃ、どうしろと。

学年通信で、アイの問題について、やんわりと触れてあった。
「詳細は皆さんのお子さんに聞いて見て下さい。来月の懇談会で内容は取り上げてお伝えしたいと思います」と書かれてあった。

この、懇談会に、私は出るべきなんだろうか。
いじめられている子の母として?
皆の前で、いかに我が子が辛い思いをしているか、訴えなければいけないのだろうか?
でも、懇談会に来る親はほんの一部、しかも、たいてい問題の無い子の親ばかりだ。
問題児の親は参観に来たとしても、懇談会にまで出る事は無い。
そういう無関係の親に向かって訴えてなにか改善されるのだろうか?
それとも、問題の無い子達からも、アイは避けられているのだろうか?

懇談会、私は、出る勇気が無い。
アイのためを思えば、出なければいけないのだろうけれど、
皆の前で話す時、泣かずに話す自信が無い。
そして、皆の前で、泣きたくない。
泣く事によって、泣くほど辛いんだ、という事を、周囲にアピールする結果になるのが悔しいから。腹が立つから。
いじめられてアイちゃんかわいそう、と思われるのが腹が立つから。
アイは可哀相なんかじゃない。
周囲が幼稚なだけなんだから。
今までそうアイや自分に言い聞かせて耐えていた事が、すべて崩れるから。


2010年05月14日(金)

病気ネタ続きで我ながらうんざりだけど。

アユム、小学校入学。
これで乳児医療が使えなくなった。
病院代がかからない未就学児のうちに、水疱瘡やおたふくはすませたかったけど、健康なのか、アユムはどちらもかからないまま入学。
アイはおたふく風邪にまだかかってない。
これはもう観念するかと、連休明け、予防接種を打ってきた。
二人でしめていちまんきゅうせんえん。とほほほほほ。
なんで任意の予防接種ってこんなに高額なの。
でもうけておけば、かかっても症状が軽くすむって話だし。
なんて、自分に言い聞かせて受けたのに。

予防接種から一週間後。
アユム、みずぼうそう発症(滂沱の涙)
「四月末か、五月一日あたりにもらったんでしょうね」との事。
つまり、予防接種打った時は、もうすでにうつってたって事なのね。
予防接種代が無駄だったって事なのね(号泣)
水ぼうそうの予防接種代いちまんえんがぱー…(遠い目)

病院では「アユムちゃんはタイミングが悪かったですね」と言われた。
乳児医療が切れた途端にだったからという事らしい。
「それでお薬ですが、こちらとこちらでは効き目は同じですが、お値段がこちらが千円安くなりまして、その分飲む回数が多いんですけど、どちらにされますか?」と安いお薬を教えてくれた。
もちろん、安いほうお願いしましたよ。
しめてにせんえんくらいしか安くならないみたいだけど。
焼け石に水?

狙ったかのようなこのタイミングの悪さ。
我ながらがっくり。
これでアイがおたふく風邪発症!となったらとどめだけど、アイは今のところ元気なので、大丈夫かと。

なんかもーどこまで運が悪いんだ私、とへこみながら、アユムの全身にくまなく出た発疹の一粒一粒に、せっせとクスリを塗り捲ってます。

痕が残りませんように。





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