道院長の書きたい放題

2013年09月17日(火) 2013年三支部合同臨海合宿感想文・3

本年行われた三支部合同臨海合宿の感想文を載せます。全員ではありません。期限内に届いたものを載せています。最後は根岸道院です。


■横浜根岸道院

副道院長 大拳士五段 ○見○輔

合掌 今回の三支部合同臨海合宿では,渥美先生におかれましては多方面におきましてご指導いただき,誠にありがとうございました。また,実行委員の一人と致しまして皆様のご協力を得て合宿が無事終了いたしましたことに感謝申し上げます。合宿の回を重ねるごとに感じますことは,渥美先生が合宿のスローガンとされました,「楽しく安全に一生懸命!(訂正:安全で楽しく一生懸命)」をそれぞれの拳士が念頭におき参加していることです。

合宿の意義は所属(高校・大学)等によって変わると思いますが,三支部の合宿では楽しい中にも節度があり,それぞれの体調や体力に合わせて行い,できる力は最大限に発揮して研鑽に励んでいました 。職業柄合宿の経験は多くありマネージメントが多いなか,本合宿では小学生から60代までの方が一堂に会し,技術はもちろんのこと,寝食を共にすることで,協調する心,譲り合う心,励まし合う心など,多くのことを学ばせていただきました。また小学生女子からは元気なダンスの発表もあり,微笑ましい場面もありました。

大学OB,OGは社会人として時間の確保が難しい中,参加してくれて嬉しく思います。毎年この合宿を楽しみにする人輪が広がり,来年はもっと多くの拳士が参加できることを祈念しております。ありがとうございました。 結手



副道院長 大拳士五段 ○尾○由

今回の合宿では、過去の合宿と比べ3支部の結束力をすごく感じた合宿となりました。今回の合宿は、渥美先生の体調が悪く、二日目の午後〜夜まで先生不在で練習を行いましたが、その時、○澤先生や○見さんを中心とした根岸道院の幹部が全体をまとめ、怪我なく安全に楽しく一生懸命に取り組み拳士全員の協力があったことにより今までにない結束力を感じた合宿になりました。そんな中、若干の課題も今回の合宿で見えたと思います。私個人の意見ですが、箇条書きにて記載させて頂きます。

*事前準備、買出し、運搬業務が○見さんに集中してしまった事

*懇親会のあり方

*宿泊先の部屋割り

*熱中症対策として、帰りを電車・徒歩からバスへの変更を検討

最後に、渥美先生、今回の合宿におきましては、体調の優れない中ご指導ありがとう御座いました。来年は仙台の転勤がほぼ確定しており、来年以降どうなっているかわかりませんが、可能な限り参加させて頂きたいと思います。これからもご指導、よろしくお願い申し上げます。


大拳士五段 ○藤○毅

今回の合宿は、昼間は会社が通常勤務だったので初日の夜からの参加で、稽古の方は2日目からの参加となりました。子供から学生、社会人まで大勢の熱気の中での練習は普段の道院の中とはまた違った雰囲気で、学生かちの発する若いエネルギーを交えながらの稽古はこちらもまた刺激になります。今年も3日間があっという間に過ぎて行きました。しかし、ここ数年の異常気象でしょうか?合宿中に多少の疲れを感じるようになってきました。年々本当に暑くなって来たなというのが今回の合宿の印象です。何年か前まではA棟一階のソファーの所で涼んでいた覚えがありますが、今はいつも蒸し暑い状態で、とても長くは居られません。毎年同じ時期に同じ場所に来ているだけにここ数年の気温の上昇がよくよく感じ取れます。宿舎の冷房設備により練習中の熱中症は解消されましたが、道場から外に出た時の温度差で気分が悪くなる人がこれから出てくるのではないかと少し心配になります。特に普段から冷房慣れをしている人にはこれからが大変だと思います。

一日の練習が終わって、毎年恒例のコンパは毎回の楽しみの一つです。運動や仕事の後の酒はおいしいものです。ただ飲みすぎて翌日まで気分が悪くなる人も毎年一人二人出ています。二日酔いで辛い思いをするのも苦い経験として積み重ねて、酒の飲み方を若い人たちは覚えていくのでしょうが、飲む方だけではなく、飲ませる側の多少の気配りも大切だと思いました。

最後に、少子化の影響でしょうか、ここ最近少年部の参加が少なくなってきました。以前はもっと賑やかだったのを覚えています。久里浜からの帰りの電車の中で「このままずっと乗っているのは退屈!」と言う子供の声を今回初めて聞きました。以前は「静かに!」と大人に注意されながらも賑やかにやっていました。多ければ多いで引率する側にとっては大変ですし、また普段は少年部とはあまり顔を合わすことがないだけに、人数が多いとみんなの顔を覚えきれず、合宿の移動中や海で他の子供と区別がつかなくなるという苦労もありましたが、子供が大分少なくなっているのは少し寂しく感じます。特に参加する子供たちにとっては尚更のことだと思いました。


正拳士四段 ○澤○宏

夏季合宿については子供の頃から何回も参加させていただきましたが、今回の合宿については、私の他、長女○都、次女○子が一緒に参加することとなり、家族参加型の合宿となりました。一昨年は長女の○都のみが参加し、○子については、まだ小さかったこともあって、親元を離れて練習を行うことに抵抗があって参加せず、今回は親子三人が参加することができ、皆様には少しご迷惑をかけたと思いましたが、まさか自分の子供と一緒に合宿に参加することができたことに、とても有意義な合宿ができたと感じました。

岩井での合宿は、例年行っている恒例の行事ですが、昔と比べるとここ数年の猛暑で、都会を離れた千葉の田舎でも容赦ない暑さが感じられ、体にも応えました。まあ、自分の歳も40代半ばにかかり体力も昔のようにないので仕方はありませんが、幸いにも、合宿先の練習場には、業務用のクーラーがあって、大変助かりました。合宿は、練習はもとより、みんなとの共同生活及び団体行動と行い、組織として強調しあいながら行ったことで、全体的に良い合宿ができたと思います。今回私は、自分の子供が参加していることから、子供の面倒を見ながらの練習となりましたが、市大やフェリスの方、そしてOBの方の協力により、事故もなく無事に終了することができました。

今回の合宿で、子供について私の感じたことは、男の子より、女の子の方がはっきり物事を主張し、行動を起こしていると言う感じがしました。それは練習の時に、女の子がダンスをしてその場の雰囲気を和ましてくれた時も、その場に雰囲気に動じず、ダンスを踊り、質問に対してもはっきりと主張していたことです。その点男の子は、おとなしく、はっきり主張しない感じでした。練習にせよ、その他の事にせよ、男の子は女の子より、はっきりと主張や行動を起こさないので、自分の時はどうだったのかと思いながらも、今の男の子達がもう少し頑張ってもらいたいと思いました。

合宿は、根岸道院だけではなく、市大やフェリスの方と一緒に行うことができ、子供達からしてもお兄さん、お姉さんと一緒に練習や行動が出来、海水浴やスイカ割、怖い話や花火など、良い経験になったと思います。来年は、行けるかどうか分かりませんが、三女の○織が少林寺拳法に入るかもしれませんので、親子4人で参加出来たら、良い思い出になると思います。今回の合宿について、渥美先生をはじめ、池澤先生、鶴見、笹尾両副道院長、市大、フェリス、両大学のOBの皆様のご尽力により、怪我や事故もなく無事合宿が終了することが出来ました。本当にありがとうございました。


少拳士二段 ○磯○

「瞑目、合掌、感謝、いただきます。」元気な声が、合宿を思い出すたびに聞こえてくる気がする。日常の生活から離れ、一泊二日の参加ではあったが、今年も楽しく無事に夏合宿を終えることができた。今年の合宿は特に短く感じた。それは、練習に余暇に充実した時間を過ごせたからに違いないと思う。

小学生から学生、社会人まで全員で練習し、海で遊び、食事し後片付けをする。根岸道院の合宿では当たり前のことではあるが社会人の自分にとっては特殊ともいえる時間の過ごし方とではないだろうか。少林寺拳法を始めて、その考え方、技術、人としてのあり方を学ぶことはできるが、合宿は別な意味で学べることが多いと思う。

健康で、このような濃密な時間を過ごせ、快く合宿に送り出してくれる家族を持つ、自分をしみじみと”幸せ”であると思う。最後に、渥美先生をはじめ合宿を支えていただいた幹事、幹部の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。


少拳士二段 ○口○弘

私が合宿に参加するのは今年で5回目でした。今年の合宿は、「合宿は皆で作っている」ということを実感した合宿でした。一昨年から合宿の運営に関わらせていただいています。主に懇親会の準備や運営を担当していますが、今年もその仕事がスムーズに行えたのは、根岸道院や市大・フェリスの皆さんと、お互いに信頼し合って、協力をお願いできたからだと思います。しかし、まだまだ、実行委員の先輩方に頼りすぎてしまっている部分が強いという反省点も今回感じました。先輩方の負担をより軽くするために、もっと積極的にサポートを行っていくことが今後の課題です。

また、今年は弐段となってからはじめての合宿ということもあり、級拳士の指導を行う機会をいただきました。まとまった人数を指導することは初めてだったので、まだまだ、十分な指導が行えたかどうかは疑問です。しかし、後輩を教えることで、自分の足りない部分など新しい気付きがあり、後輩から教わることも多くありました。このように、皆で協力し合い、切磋琢磨していく環境は、私にとって非常に貴重であり、根岸道院をおいて他にありません。残念ながら、私は海外ボランティアに行く為、これから2年間合宿に参加することはできませんが、参加ができなくても、今まで得た皆さんとの縁を大切にし、日々の練習や行事などを通じてより良くしていきたいと思います。

最後に、例年にも増して暑さが厳しい中、大きな怪我や病気も無く、合宿が無事に終了できたことを、ご指導していただいた渥美先生をはじめ、実行委員の先輩方、根岸道院の皆様、横浜市大医学部、フェリス女学院大学の皆様に感謝いたします。


初段准拳士 ○木○

合掌 まず初めに、今回も酷暑の中ご指導を頂きました渥美先生に心から感謝申し上げます。そして、諸先輩、拳友、市大医学部、フェリスの皆様にお礼を致します。“安全に楽しく一生懸命に”と言うキーワードでここ数年合宿を行っていますが、このキーワードは十分に満足できる内容だったと私自身思っております。

今年は、毎年と違い初段になって初めての合宿でしたが、(自分の気のせいかも知れませんが)今までより、広い視野で合宿に参加できたような感が有ります。いつもは、自分の身の回りのことや、技の向上等に視点が行ってしまっておりましたが、少年部の皆さんとも会話や稽古をする時間を設けたり、他支部の方々とも交流する時間が出来たりと皆さんについていく事で一杯だったものが、少し楽しむと言う要素も味わえるようになった感じもします。と、同時に主催する側の細かい配慮、調整の積み重ねがこのような長年に渡る合宿成功の秘訣であり、少しでも今後も末永く合宿が開催できるようお手伝いができればと感じました。

社会人になる前は働くことでお金も入り、行動範囲も広くなり色々な事が可能になり夢が広がるのではと思っていましたが、仕事に対し責任が生まれ拘束時間が多くなりなかなか理想と現実は違うということに気付かされます。そのような中で、これだけバラエティーに飛んだ方々と寝食を共にし、同じ志をもって楽しい時間を過ごせるということはなかなか無いのではとふと思ってしまいます。これが活人拳の効能であり、又、精神修養、健康増進、護身練胆の三徳(どころではなく十徳も二十徳もありそうな)を兼ね備えた少林寺拳法の醍醐味ではと感じております。又、来年も今回のメンバーそしてそれを核に更に広がったメンバーで再び合宿が出来る事を希望しております。 結手


初段准拳士 ○場○男

合掌 入門以来、毎回参加させて頂いており、今回で9回です。この合宿は、社会人の私にとって、多忙な日常生活から離れ、まるで学生に戻ったような感覚を与え、身心を解放してくれるひとときですので、毎回、小学生が修学旅行を楽しみにしているかのように、合宿を楽しみにしています。

合宿には、下は七、八歳から、上は六十過ぎまで老若男女職業もばらばらで、少林寺拳法の行がなければ、決して、知り合うこともない人たちと、合宿で寝食を共にし、稽古、懇親会ができることは、とても素晴らしいことだと思います。今回の合宿では、自分が入門したてで娘(中学生)と一緒に合宿に参加したときの当時のフェリス女学院大学主将のSさん、そして、自分が三級の昇級試験を受ける際、指導してくださったKさんが参加されました。

通常の組織では、卒業、離籍、退会した人が、その組織の行事に参加することはまず、無いと思いますが、根岸道院は、去った人が、いつでも戻れる、優しく受け入れてくれる、まるで家(家族)のような雰囲気をもったところであると改めて感じました。そして、その場所にいる自分は本当に幸せで、こうした場所、機会を与えてくださる道院長をはじめ、実行委員の方々に感謝しております。ありがとうございました。私も黒帯になりましたので、来年の合宿では、少しでも実行委員の負荷が軽減できるようにお手伝いをさせて頂きたいと思います。また、来年の合宿を楽しみに稽古に励みたいと思います。ありがとうございました。


4年生 ○澤○都

わたしは、がっしゅくで一番たのしかったのは、海水浴です。海水浴では、海の中に、もぐって貝をとったりしました。ほかにも、クロールを練習したりしました。

二つ目に、楽しかったのは食事です。食事はいろいろありました。その中で一番おいしかったのは、最終の食事のスパゲッティです。何がおいしかったかと、いうと、パスタのやわらかさです。

あと、もう一つ楽しかったは、朝昼晩夜やった練習です。いろいろな、わざを覚えるのが、たいへんでした。それに、大人との練習もきんちょうしましたけど、楽しかったです。

3年生 ○木○く○

わたしは、今回で合宿に行くのは二回目で、さいしょはふあんでいっぱいだったけど、一回目に行ったとき、いろんなひとたちがやさしくしてくれて、ふあんだったことが、だんだんふあんでなくなって楽しくなってきて、また行きたいと思いました。

そして二回目、行ってきたら、練習のときは、すごくいろんなことがわかったし、海では○子ちゃんがうきわをかしてくれて、いっしょにきてくれた人たちはあそんでくれて、本当に楽しかったです。さらにはスイカわりをして、スイカにあたってひびがはいったときは、すごくうれしくて、一番の思い出になりました。その夜はみんなでバーベキューをしたときに、おいしい食べ物をいっぱいたべて、本当に楽しかった二はく三日の合宿でした。


2年生 ○澤○子

わたしは、がっしゅくのときは花火と海水よくが楽しみでした。海でおよぐことが大すきだったからです。花火は、とて、もたのしかったです。


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以上です。尚、遅れて提出してくれる人が若干おり、それぞれの支部のところに追加します。



一級拳士 ○見○里

今年の夏合宿は、二年ぶり・三回目の参加になりました。

しばらくお休みしていたので、みなさんについていけるかドキドキしていました。以前と違い他支部の方々が同世代になっていますので、今までとは違った楽しみがあることにもワクワクしていましたし、卒業してしまったOB・OGの方々にもお会いできるのも楽しみでした。

夏合宿が始まると、フェリーからワイワイとたくさんの方とお話ができ、また練習が始まるときりりとした表情で練習をし、ごはんやバーベキュー、海や懇親会の場ではみなさん和やかにお話をします。その切り替えが本当にこの合宿の醍醐味だと感じます。小学生から還暦を迎えた先生方の世代までが同じごはんを食べ、同じ練習をし、同じ屋根の下で眠るのは、なかなかあることではありません。とくに、学生にとってこのような経験はなかなかないのではないでしょうか。私たちはとても素敵な体験をしているように思えます。

参加した合宿の中で毎回募ってくるのは、帰りたくない!毎年必ず参加したい!という気持ちです。これから就活や、環境が変わることがたくさんあります。道場に来れなくなることも多々あると思います。しかし、先生やみなさんが暖かく迎えてくれるからこそ、辞めずに、いつでも戻ってきたいと思うことができるんだなぁと感じます。この合宿は、そんな気持ちを強くしてくれたと思います。そして、ただ純粋に、とっても楽しかったです(笑)









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