道院長の書きたい放題

2013年09月13日(金) 2013年三支部合同臨海合宿感想文・2

本年行われた三支部合同臨海合宿の感想文を載せます。全員ではありません。期限内に届いたものを載せています。二回目はフェリス女学院支部です。

■フェリス女学院少林寺拳法拳法部

4年 初段 ○本○奈

今年は現役生として最後の参加なので、とてもしみじみとした気持ちで合宿に臨みました。期待と緊張が混じった一年生の頃を思うと、とても懐かしいです。合宿の始まる直前に田村裕さんの『ホームレス中学生』や、山折哲雄さんの『わたしが死について語るなら』という本を読んだり、祖母が緊急入院したりが重なりました。そのせいか若いくせに、と思われるかもしれませんが、合宿を終えて思い返すと「無常観」というものを強く感じます。

今年は七年越しのOGの先輩も来てくださったり、逆に同級生は中々来られなかったり。在学中は毎週決まった日に部活があって、当たり前のように合宿にも参加する。けれど卒業後はこういった恒例行事がきっと、もっとありがたいものになるんだろうと漠然と思いました。これから先もずっと変わらないなんていうのはとても野暮なことですが、少林寺拳法を通して身に付いたこと、入れる輪があることは変わらないと信じています。それは人としてとても幸せなことなんだと思います。つまり、終わる終わらぬも自分の手の内にあるうちは、これからも細々とでも少林寺拳法を続けていけたらいいなと思いました。今年も楽しい合宿、本当にありがとうございました。


4年 初段 ○谷○桜里
 
一年振りに参加した千葉合宿は、一年生二年生の時に参加したときよりさらに充実していたと思う。四年生全員が揃って参加することが出来なかったのは残念だが、その分他学年や他支部との交流を濃くする事ができたと感じている。わたしは毎年千葉合宿が少林寺拳法部に所属していて1番楽しみにしている行事と言っても過言ではない。普段の練習も楽しいが、合宿という非日常的な状況でしか得られない経験は少なくないだろう。

三日間様々な年代、職業、考え方を持った人達と同じご飯を食べて練習をし、さらに懇親会を通して交流を深めるというのはなかなかできない経験だと思っている。わたしにとって千葉合宿はまさに活人拳、人を活かしまた他人も活かす少林寺拳法の根底とも言える行事だ。この先どんな進路に進むにしても、活人拳という概念を毎年アップデートする為にも千葉合宿に参加し続けたいと思う。


3年 初段 ○塚○紘

この合宿は、私にとって楽しいことしかない、と言っても過言ではありません。いくら少林寺拳法が年齢性別問わずできるとはいっても、すべての人が一様に楽しめる合宿というものは、中々つくることが難しいものだと思います。よく遊び、よく練習する。指導してくださる方がたくさんいらっしゃり、冷房もある、たっぷり練習できるというこの環境は本当に贅沢なので、来年度以降も手放したくないものです。 

今年度は主将として参加させて頂いた合宿だったので、楽しいと思うと同時に、とても緊張しました。しかし渥美先生、池澤先生、根岸道院のみなさま、市大医学部のみなさま、フェリス支部のみなさまに支えられて、何とか合宿を無事乗り切ることができました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。


2年 2級 ○木○香

少林寺拳法を始めてから2年目での参加となった今回の合宿は、私自身の成長と課題を見つける良いものとなりました。昨年は少林寺拳法においても生活面においても、分からないことばかりで周りの方々にお世話になることばかりでした。しかし、今年は後輩に伝えていく立場になったり、自分自身でも技の効き方や意味を考えるようになったりと、昨年と比べたさいに成長を感じられる自分がいます。とても嬉しいことです。三支部の方の前で初めて演武を発表したことは、合宿中一番緊張したことでしたが、今までで一番の気合が出て、いい経験となったものでした。

今年も昨年と変わらず、非常に過酷な暑さの中での移動となりました。宿舎到着前は、「これからが楽しいから頑張ろう」とお互いに励ましあい、帰りは「フェリーの中でアイスが食べられるから頑張ろう」と言って暑さを乗り越えました。練習以外でも、海やバーベキューなどのイベントも本当に楽しみにしていましたし、実際に楽しむことができました。多くの方とお話しすることができ、また少林寺拳法をより知ることのできた、素晴らしい合宿となり、夏休みの思い出の一つとなりました。来年も参加します。


2年 3級 ○田○沙

二年生になり、他の部活動などでなかなか少林寺拳法をやることができていなかったので、正直合宿がとても不安でした。周りの方についていけるかという気持ちでいっぱいでした。しかし、久々にやってみると不安という気持ちはどこかへ消え、ただただ本当に楽しく思えました。一年ぶりに会った市大の方は去年よりもずっと上手くなっていてとても感動しました。また、新入生も動きがよく、私は焦る気持ちとともに負けてられないと強く思うようになりました。

そして、最終日の演武発表ではあがってしまい、思うようにできないところがあり、とても悔しい思いをしましたが、とても良い経験になりました。いつ、どんな場面であってもきちんとできてこそ、本当に技を習得したことになると思います。なので、日々の練習で細かいことにも注意しながら何度もくり返しやり、どんなに緊張していても正確にできるようにしたいです。また、他の方の演武を見てとても刺激されました。技の難易度、動きの正確さ、速さなどどれもとても素晴らしいもので、いつか私もあんな風になりたいと強く思いました。この合宿を通し私は改めて少林寺拳法をやっていて良かったと思いました。本当に楽しい3日間でした。


2年 2級 ○田萌

期末テスト地獄を乗り越えての夏休み初日、「北海道楽しー!」「マレーシア行ってきまーす!」といったつぶやきをTwitterで見ながら、私は風邪をひいていた。大好きな夏休みの幸先は最悪だったが、千葉合宿にだけは参加したいと丸2日おとなしくベッドで休んでいた。そのおかげか多少の咳が残ったものの元気な状態で千葉合宿をむかえることができた。今回で2回目の合宿は立場も異なり、昨年とは全く違ったものになった。移動中の酷暑を除けばすべてが楽しく充実していた。フェリーでカモメと戯れ、海で泳ぎ、バーベキューで肉を喰らい、懇親会で語り、部屋で遊び、階段でゴキブリと対峙した。そんな中でも1番楽しかったのは練習の時間であった。去年は緑帯がフェリス支部のみだったため、練習する相手がいつものメンバーであることが多かった。それはそれで楽しかったが、今年は根岸同院に同じ級の方がいたため、さらに楽しく学ぶことができた。

身長の低い私は、ほとんどの場合相手の方が身長が高い。しかし自分より36センチ高い相手と練習するのは初めてで、技を掛けにくいのはもちろんのこと、剛法の守者では上受けしかしていないような気がする。また自分より36センチ小さい相手に対する優しさ溢れる蹴りを受けながら、身長が高いのも色々大変なのだと感じた。そして今年の合宿で初めて会った相手との演武は、出来不出来はともかくとしてとても楽しくできた。作ってもらったものではなく自分たちで演武の構成を考えたのは初めてだったのもその理由の1つである。相談しつつ合宿で初めて習った技をいれ、迫力ある技を盛り込み、「どの順番でやればテンポよくできるか。」「技のひとつひとつがきれいに出来ているか。」などに注意しながら何度も練習をする。分からないことがあれば先輩や先生方に聞きに行き助言を得る。短い時間ながら少しづつ演舞を仕上げていき、最後には無事に発表することが出来た。改善点をあげれば限りないが、一つの演舞をやりきったことが嬉しく楽しく、さらに強い拳士になりたいと思うきっかけにもなった。

来年はさらに後輩も増えまた今年とは異なった苦労や楽しさがあると思う。その時は今年の反省点から学び全力で臨みたい。最後にこのような合宿を計画実行して下さった根岸同院の方、少年部や横浜市大支部、フェリスの仲間とOG、OBの方々、先生方に感謝いたします。またこれからもよろしくお願いします。


2年 2級 ○上○緒

今回、千葉合宿に参加するのは二回目となりました。今回の合宿は二回目ということもあり、多少の不安はありましたが、前回よりもより一層多くのことを学ぶことができた、充実した合宿になったと思います。またこのように三支部での合同合宿というのは、とても貴重な機会です。普段はほぼ女性としか練習を組まないため、合同練習はいつもとは違う相手と組める唯一の機会なので、とても身になります。

今回の合宿で特に心に残ったのが、最終日に行った演武です。きちんとした演武を全部自分たちで考えるのは今回が始めてでしたが、先輩の力も借り、満足できるものとなりました。また他の人の演武もとても勉強になりました。声の出し方から技の細部まで、学ぶことが多かったです。とても充実した合宿となり、とてもよかったです。来年も機会があれば、ぜひ参加させていただきたいです。


2年 3級 ○宅○衣

千葉合宿は二回目の参加だったのですが一回目はなかなか集団生活になれずに疲れてしまい、帰りに体調を崩してしまいました。なのでたくさんの人に迷惑をかけ、申し訳なかったです。ですが今年は、最後まで元気なまま過ごすことができてとても嬉しかったです。わずか三日の中で練習はもちろんBBQをしたり、海に行ったり、夜は友達と話したりなかなかタイトなスケジュールではあったのですが、夏を満喫することができました。

練習では、道場の方々、市大の方々、OGの方々など普段とは違う人達と練習することができてとても刺激になりました。アドバイスなどもとても分かりやすくしてもらい、とても参考になりました。今後の部活で生かしていこうと思います。至らない事や反省点も多々ありましたが、私にとってとっても思い出深い合宿になりました。来年も参加したいと思っているので、来年もよろしくお願いします。

1年 6級 ○華奈

合宿が近づくに連れて、私の中の不安は日に日に増していっていました。三支部合同ということもあり、普段とは異なる中での練習がどのようなものなのか、皆目見当もつかないほどでした。この合宿で私は大事なことを学びました。それは、たとえ知り合いであろうと初対面であろうと、年上であろうと年下であろうと、私たちは同じ拳士であり、同じ仲間であるということです。

練習を通して、沢山の方々と組む機会がありました。その度に、私は技のコツや新しい発見など今まで気がつかなかったことに多く触れることができました。そして、皆で練習することでより頑張ろうと燃えることができたのです。年齢や級を問わず、一緒に練習に取り組んだからこその結果だと思います。この合宿のおかげで、以前の自分よりも精神ともに鍛えられたと思います。合宿を通じて学んだ様々な事を、今後に生かしていこうと思います。本当にありがとうございました。


1年 見習い ○山○子

私は7月に少林寺拳法部に入部し、二度ほどの練習で合宿に参加しました。また、最終日に演武発表を全員で行うということだったので、私はきちんと技を覚え、みんなの前で発表できるのか、不安でもあり、楽しみでもありました。

合宿初日から、周りの雰囲気に圧倒されてしまいました。しかし、先生方や、先輩方に丁寧に教えてくださったので、私は3日間の練習で基本的な技をしっかり覚えることができました。自分の演武発表もしっかり行うことができてよかったです。ほかの人の演武発表を見て、自分も同じようにうまくなりたいと感じました。次回の3支部合同練習や合宿へ向けて、技を習得させるだけでなく、精神も成長させていきたいと感じた、今回の合宿でした。少年部の方々の演武発表も励みになりました。


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あつみ [MAIL]