| 2001年12月30日(日) |
『本年の重大事件を記録する!』 |
■ 今年、世界の重大ニュースであった“同時多発テロ事件”に関する掲示板の書き込み/9.12〜24日までを、「書きたい放題」に記録しておこうと思います。
今、読み返してみても臨場感に溢れていますね…。大変な新世紀の幕開けとなったものです。
------------------------------------------------------------ メールの紹介 投稿者:あつみ 投稿日:09月24日(月)12時45分43秒
昨日、世界銀行支部長の大橋先生からメールが届きましたので、一部を紹介します。
「…それにしても、物騒な世界になったものです。ひとつの考え方としては、極端な世界的な貧富の差と社会的差別が無くならない限り、政治社会体制に対する不満は無くならず、差別される側が弱いほどテロ活動を武器にする以外に戦う方法がないという構図が続くのかもしれません。
幸いに豊かで差別の少ない世界に住んでいる我々が、そうではない世界に住むことを強いられている多数の人々の事を考えずにいると,我々が当然と思っていた安全な生活環境も脅かされるような事態になる危険性があるということを学ぶべきなのかもしれませんね。
半ばは他人の幸せを考えるという少林寺の教えを、日常の人間関係を超え、社会的国際的のレベルでも実践していく必要があるのかもしれません…」
大橋先生は現在、愛犬、愛猫達も含め、家族とネパールに赴任しています。なお、東部地区の拳士の被害は無いようです…。
------------------------------------------------------------ (無題) 投稿者:かわにし 投稿日:09月18日(火)15時12分06秒
「映画みたいだなあ」 不謹慎ながらそれがニュースを見たときの最初の感想でした。確かに凄い事件だが所詮は他人事。私には関係無い。 私は大抵の事にはこの様な感想を抱く人間です。そういう訳で今回も初めは例外ではありませんでした。今回は緊急ニュースによりドラマのクライマックスが潰れたのでいつもより若干腹が立つといった程度でした。 ところが一夜明けるともっと凄いことになってました。米国国防総省にハイジャックされた飛行機が墜落していました。そして遅まきながらようやく私にもこれがただ事ではないことが判ってきました。容疑者はイスラム原理主義の組織らしいですね。米国に物凄い憎悪を抱いている様です。 伝聞口調が多いところが、自分の無知さを露呈しているようで我ながら情けないですが、本当なので仕方ないですね。 そんな私にも判るのは、米国にもやられる要因があるということです。私はかねがね米国は独善的だと思っていました。自分達のナショナリズムこそが正義だと思っている節があります。だからその正義感に基づいて他国の問題に平気で首が突っ込むのです。でもその裏には自国の利己的な考えが潜んでいるのではないでしょうか。だからそれが世界にとっての正義でも国益に反するようなことはしないんです。 京都議定書にも調印しませんでした。その割に日本にはあまり売れない農薬たっぷりのオレンジや不味い米を売りつける。 今回テロは決して許されないし、怒って当然ですが、これを機会に、自分達の考え方をもう一度見なおして欲しいです。
------------------------------------------------------------ 実に難しい問題ですね 投稿者:カサマ 投稿日:09月17日(月)23時25分24秒
今回のテロについては、難しい問題がたくさんあると思います。国家同士の感情も入っていると思うのですが、宗教上の問題、人種の問題、イデオロギーの違いなど様々な問題が複雑に重なり合って入ると思います。
アメリカは民主主義への挑戦と受けとめて、報復攻撃に備えているのですが人の命のとうとさは何処へいってしまうのだろう、これからどうなるのだろう。私もパールハーバーの映画を見たのですが、あの映画からは人の命のとうとさを感じます。もし私の一番大切な人が戦争によって引き裂かれてしまったどんな気持ちだろう、めちゃくちゃつらいです。それを思うと大変心が痛みます!
今回のテロでも一帯何人の人々が引き裂かれたんだろう!?
------------------------------------------------------------ 国家の感情 投稿者:あつみ 投稿日:09月17日(月)11時39分00秒
>アメリカは価値観を否定されたから怒っていると述べた覚えはありませんが…。
国家は感情を持つものだと改めて知らされました。作山先生と(当地からの)電話で再度話しましたが、事件と離れた西海岸でも皆アメリカ国旗を振り、戦争感情が盛り上がっているそうです。「真珠湾攻撃の際も、彼等の反応はきっとこの様であったのだろう…」と感慨深げに話していました。
今回の大テロ事件は、ブッシュ政権発足以前からの計画のようです。実は93年の同ビル爆破事件も、すでに倒壊を狙っていて、たまたま失敗しただけと言われています。根深いですね…。
また、建物はアメリカのものが攻撃されましたが、内実は日本を含む広範な国々が攻撃されたのと同じです。これだけの準備期間を要したのですから、国別の企業数、社員数を承知した上での事と思われます。
してみると、日本は攻撃された当事者であり、本来なら国民的“怒りの感情”を発揮してもおかしくはないのではないでしょうか。犠牲者二十数人では少ないですか…。政府/首相はもっと怒るべきと考えます。
国民的な感情が盛り上がれば、例えば日本の憲法でも簡単に改正されてしまうのでしょうか。国家には理性を強く保ってもらいたいですね。でも、5000人やられたそうは行きませんか…。
国家の感情と感情がぶつかり合うと恐いですね。
------------------------------------------------------------ 価値観の問題なのかなぁ・・・ 投稿者:ふるや 投稿日:09月16日(日)02時14分02秒
アメリカは価値観を否定されたから怒っているようには思えないなぁ・・・。 それはあくまでも他の国に援助を求める上での口実のように思えます。 だって、「うちの国が攻撃されたのでお宅の国も復讐を手伝って」とは言えませんもんね。 国内で何度もテロ事件は起きているわけだし、ちょっと前にも似たようなことがありましたよね。その時はそんなに騒がなかった。アメリカ本国でではなかったし、ここまでの規模ではなかったけど。「パールハーバー奇襲以来の汚辱」と言っているあたりが、アメリカの心情を物語っているような・・・。
ビンラディン氏が言っていることは一理ありますが、どこまで本当にそう思っているんだか。テロ行為を起こす必要な無かったと思います。しかも今! ビンラディンは湾岸戦争のときのアメリカ大統領がブッシュ父だったから、ブッシュ息子大統領の今、報復のつもりでやったんではないでしょうか。
私は、国際関係の学部を受験します。 明後日AOの志願所を出します。 書類選考で残れば面接があるんですが、こういう事件が起きた後の面接はなかなか難しくなりそうです。 どうも政治や宗教の事は、日本でのほほんと暮らしているとピンときません。 私は宗教について一切こだわりがないし、(あえていえば無神論者)政治についても「日本は将来どうなるかなぁ、私が就職する時はどんなご時世かしらん。」くらいしか考えていません。
でもとりあえず、ラディンにしてもブッシュにしても、やられたからやり返す・・・っていうのはイヤだな・・・。
------------------------------------------------------------ 道院長の独り言! 投稿者:あつみ 投稿日:09月14日(金)12時06分25秒
アメリカは不思議な国ですね。様々な人種が試行錯誤を続けながら共存し、しかも、国家が自由を与えています。
ソ連は結局、連邦が崩壊してしまいした。残された他民族大国(厳密に言えばアジア人種の他民族国家)である中国には、西側諸国から指摘される人権の問題があり、また、国民の自由度もどうでしょう? 数段劣るのではないでしょうか…。
アメリカが声高々に自由主義の勝利を唱えるのも、判ります。つまり、地球を凝縮した姿が一国家に現出しているからです。リトル東京からチャイナタウン、あらゆる民族の街、小国家??があるのには驚かされます。
だから、アメリカの価値観からすれば、地球は上手くやって行ける筈なのです。この自由主義という考え方で…。しかし、現実にテロ/戦争が起きました。彼等の価値観にNO!を突きつけられたのです。
アメリカの最大の泣き所は、国が新しいゆえに歴史の積み重ねを実感出来ないことではないでしょうか。だからこそ自由を勝ち取れたとも言えますが、皮肉なものです。
ラディン氏が気になることを言っていました。「…聖地でアメリカの軍隊や“兵隊”がやりたい放題のことをやっている」と、私はこれが一番気になりました。テロを擁護する気は毛頭ありませんよ。しかし、沖縄で米兵の事件があれば同盟国日本でさえ、あれだけ反米感情が起こるのです。
当地での実態がまったく不明です。でも、なにか悪いことが想像されます。アメリカは自由平等を建前としていますが、沖縄/日本に対しては一種の不平等を強いている側面もあるのです。兵士の質もどうですか…。
今回の戦争を気に、これまでの政策にもし誤りがあれば真摯に反省をしてもらいたいです。私は素直に反省をするアメリカがとても好きです!
------------------------------------------------------------ 事実は小説より奇なり 投稿者:ふるや 投稿日:09月14日(金)01時14分56秒
不謹慎ではありますが、「事実は小説より奇なり」というのは本当ですね。 映画などで、NY崩壊・・・というようなシーンはよく観ますが、実際を見てしまうと・・・。 私は、受験のリスニング対策としてFENという(もしかしたら違う)日本にいるアメリカ人向けのラジオを聴くことにしているのですが、事件がおきてからずっとそのことばかり放送されています。被害者の生の声や遺族(まだ生きてるかもしれないけど)の声などを聴くと胸が痛くなります。 私の友達がNYに住んでいるのですが、幸いマンハッタン島ではないので家族も全員無事だそうです。でも、その子のお父様は銀行員WTCの直ぐそばのビルで働いていたそうです。すぐに逃げたおかげで助かったそうですが。 私は、アメリカ好きで移住したいと思っているほどですが、こういうことがあるとアメリカは常にテロの危険と隣り合わせだと痛感させられて、移住はさすがに考え直す必要がありそうです。 私が驚いたのは、事件があった直後で「テロの可能性」とアメリカが発表したことです。あの国はあちこちの戦争に介入しているから、逆恨み(ではないこともあるが)で攻撃される危険があるということを感じました。
------------------------------------------------------------ (無題) 投稿者:あつみ 投稿日:09月13日(木)15時51分24秒
今、ヨシナガちゃん/作山先生から電話が入り、無事だそうです。
たまたま西海岸に家族で出かけてしまったので、心配していたんです。まあ、西ですから大丈夫だろうと思ってはいましたが…。
ロスで足止めされ、どうしようもなくサンタモニカにいるそうです。ホテルは、非常時なので料金は半額ですが、自前ということです。
アメリカのマスコミは“ラデン氏が犯人!”と決めつける報道とのことで、日本人が何人犠牲になっているなどという報道はないと言っていました。
犠牲者の方々やご家族の方々にはお悔やみを申し上げますが、一方では安心しました。
----------------------------------------------------------- 生命の尊重! 投稿者:あつみ 投稿日:09月13日(木)10時59分51秒
> the question will be, "what will the Americans do to retaliate?"
昨日のメールで、「これは戦争だ、テロじゃないね!」と送ったことへの返信です。
今、メールしたんです。でも、英語で通じましたかね?
「…普通は軍事的な報復でしょう。しかし、アメリカは政策について再検討が必要なのではないでしょうか? 今、アメリカは強すぎます。往々にして、それは平和の為に十分ではありません。世界には宗教、思想、食??を異にする沢山の人々がいるからです。もちろん、テロリズムは許せません」
ということを言いたかったのですが…。
通じないということは、本当にもどかしいです。友人ならばなんとかなりますけれども、国際政治では致命的ですね。
せめて、“生命を尊重する”ということに関してだけは一致して/通じてもらいたいです…。
------------------------------------------------------------ ショック! 投稿者:カサマ 投稿日:09月12日(水)23時10分46秒
今までに前例のないテロが起こってしまいました!大変ショックです。このテロはかなり謎があります。このテロの起こる以前に、アメリカからの声明文によると日本と韓国にある、「米軍基地にちかじかテロの恐れがあり。」となっていました。
詳しい事はわたしも良く分からないのですが。色々な説があるそうです。しかしその裏をかいたかのように、ニューヨークのツインタワーに2機と、ワシントンのペンタゴンに1機ハイジャックされた民間機が突っ込みました。
わたしもその時テレビを見ていて、まるでダイハードでも見ているようなすさまじさだった。でもこれは現実なんだと思うと、ゾッとします。
そして今日横須賀の基地に出勤した時、いつもとは全く違う緊迫状態になっていました。職場に行くまでに、かばんの中や、ゲートパス、ボディチェックなどで30分以上もかかってしまいました。 職場の周りには銃を持った米兵がたくさんいて、警戒態勢に入っています。
これからどうなるか分かりませんが、大変な事になりました。
------------------------------------------------------------ 絶句! 投稿者:あつみ 投稿日:09月12日(水)10時04分10秒
テレビをつけたら、ビルが炎上して人々が逃げ惑う映像が飛び込んできました。昨晩、11時過ぎのことです。
「なに、これ!?」と画面に釘付けになりました。アメリカの友人の中には6週間前にNYに引っ越した人がいて、ただちに携帯に電話をしたら、幸い無事でした。
その友人から今朝メールが届いて、
「…Let's all hope for the best for those 40,000 people who work at the WTC.」
と書いてありました。
最後の一線を超えた次は、核のテロが懸念されると有識者が心配しています。
一体、どうなるんでしょう…。
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