空虚。
しずく。



 それは何の前触れもなく。

…最近思っていなかったのに。
ふとしたことで、すぐに、こう、なる。

考えすぎだと納得させたい。
でも、自分の身に起こっているから、考える。
馬鹿だ馬鹿だと思うのに、どこかでその恐怖が消えない。

自分ならいい。でも、あの人にそれが降りかかるのは耐えられない。
…抑えられる自信が、今はない。

何故、こんなに不安定なんだ。
どこまでも、いつまでも、影だけを引きずり続けて。
表面に出なくても、ずっとそれだけは残って。

いつしか、痛みも、なくなって。
到底現実にならない肉の塊な身体を引きずって、
生きる為に、この先の為に、働いて。何も、考えずに。

いつ終わってもいいと諦めた顔を隠して、
絶対に終われないんだと先を見据えて、
そのどちらもが共存していることが、つらい。

どうして、この形に落ち着いたんだろう。
…忘れてしまった、失くしてしまった自分を恨む。

でも、時は待っちゃくれない。座り込んでなんか、いられない。

今は全部切り離してでも、…動いて、いかなければ。

2005年11月07日(月)
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