空虚。
しずく。



 ふらり。

貧血を起こして、倒れた。

瞳の前が真っ暗になって、
乾いた喉がとても痛くて、
呼吸がどんどん速くなって、
身体から汗がじっとりしみ出して、
震えが止まらないまま、倒れた。

倒れこんだまま、立てない。

身体に力が入らない。


追い討ちをかけるように、またあれが見える。

「はは・・・。」

(情けな。)

心臓に手を当てる。
伝わってくる微かな振動。
時折感じる、乱れ。

自分が生きている、証。


ぽけっ。と、上を見上げたまま。

何かの言葉を呟きたかった。でも、何もなかった。


泣きたいのと、
笑いたいのが一緒にきて、
服を掴んで、ぐっと唇を噛んだ。


私は疲れてなんかない。
私は甘えてるだけだ。
私は病気なんかじゃないんだ!


・・・なのに、何も出来ない。
こんな風に倒れて、また休もうとして。


叫びをあげたい衝動を抑え込んで。
狂いそうになる精神を抑えつけて。

また、笑った。

2002年05月28日(火)
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