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■ 暗闇。
真っ暗な闇の中。
サク、シャク、スパッ。
そんな、肉を切る音だけが聞こえる。
ふくらはぎの、下の方をナイフが何度も行き来する。
どうして切ってるんだろう。
・・・耳に届く声から逃れるため?
「そう、多分。ね。」
椅子を蹴り倒し、 壁に何度も叩きつける。
強くなる、破壊衝動。
それを抑えるための、自傷、でもある。
自分の身体を傷つけることも、一応、破壊、だし。
ここは暗い。
だけど、その暗さが落ち着きを齎す。
ここなら。
頬をつたう涙も。
笑顔を浮かべてる顔も。
自分を傷つける手も。
何も、見えない。
2002年05月19日(日)
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