空虚。
しずく。



 無。

顔を切りました。
カッターを頬に当てて、
ゆっくり力を込めました。
薄い紅線が走りました。
力が足りなかったみたいです。

でも、それでもいいです。

これに意味なんて、ないのだから。


あの人の言葉が、信じられません。

どうすればいいのかも、解からなくなりました。


嫌いに、なりたかったです。

見えなくなっていくよりは、

自分から、消してしまいたかったです。


本当に、何も見えません。

だったら、もう、いいです。


もう、何もいりません。

2002年04月20日(土)
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