空虚。
しずく。



 幻像。

夢を見ました。
あの人の、夢でした。
幸せな、夢でした。

一瞬、これは現実なのかな。と思いました。
すごく暖かくて、心地良かったから、
このまま、目が覚めなきゃ良いのに。って笑いました。


目が覚めたとき、僕は泣いていました。

悲しくもなかったのに、僕は泣いていました。


おでこに触れた、唇の感触がまだあります。
抱きしめ、抱きしめられた時の身体の温かさがまだあります。


夢に逃げようとした自分が、なんだか、すごく嫌でした。

2002年04月18日(木)
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