 |
 |
■■■
■■
■ 狂気。
自己を破壊する狂気と。 あなたを壊したい狂気と。 みんな壊れればいい、狂気と。
昔からそうだった。 良い子を演じるたびに、 心の内側に何かがこびりついていった。
幻像と真実の間に現れ始めたそれ。 最初は気にも留めていなかったのに。
いつしか、真実を脅かすまでに成長してて。
「・・・壊れればいい。」 そしたら、打ち捨ててくれる。どこか遠くへ。 あの人たちが望んでいるのは、"私"じゃない。 あの頃の、自分たちの期待するとおりに動いた、私。 そう。ただ、生きて、結果を出せば。それでいい。
「・・・壊したら?もう・・・。」 あなたは誰のものでもない。 もちろん、私のものでもない。 誰も見ないで。 私も見なくていいから。 もう、誰も見ないで。
「みんな壊れたらいいんだ。」 ぜんぶ。 ぜんぶ、なくなってしまえ。
狂ったフリはいつの間にか真の狂気に変わった。 今も蓄積され続ける"これ"を、一体どう抑えればいい?
答えを知っている唯一の者は、 いつの間にか私の中から消え失せて。
私は君の残した狂気を受け継ぎ、 今日も"これ"を抑え続けている。
"大丈夫だよ。ちゃんと殺してあげるから。"
2002年02月18日(月)
|
|
 |