空虚。
しずく。



 永遠に。

"あなたの風になって 全てを包んであげたい"
"いつも いつの日にも それが僕の答えさ"

(永遠に/ゴスペラーズ)

久しぶりに、外に出た。
と言っても、ビデオを返しに行っただけだけど。
なんとなく、電車に乗りたくなくて、自転車で行く事にした。
距離にして、電車二駅分。私の足で、約30分ぐらい。

風がものすごく強かった。
冷たい、冷たい、冬の風。
なのに、やっぱり何も感じなくて。
手なんか痺れて感覚ないはずなのに、
「?上手く動かないなぁ・・・。」なんて。
マフラーもしない。
コートの前ボタンは空けたまま。
下には薄手のシャツ一枚。
これから寒さも厳しくなるって言うのに。

「風かあ・・・。」
ちょっと前の、自分の言葉。

"ん?風みたいだな。と思って。"
"優しくて、厳しくて、あったかい。"
"私も、そんな風になれたら、良いな。"

(あなたの、風に。)

あれは、いつのコトだったっけ。

私は、風になれるかな。
いつも側で、見守ってられるかな。
今からでも、遅くない?

ちょっとだけこみ上げた、"何か"
少しだけ、認識出来た自分の感情。

まだ、戻れる。
きっと、戻れる。
戻るんだ。

段々強くなる、思い。

ちょっとだけ、
自分を信じてみようと思った。

頑張ろう。
私はまだ、死ねない。

2002年01月30日(水)
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