空虚。
しずく。



 ハンニバル・カニバリズム。

昨日、学校の図書館で借りたDVD。
一度、レンタルで見たことはあったけど・・・。
メイキングディスクに惹かれて借りてみた。

内容自体は、覚えてた。
ラストの最後の晩餐シーンも、
展開を知ってたせいか、別にグロテスクとも思わなかった。

ハンニバル・レクター博士。
小説を読んだ時から、惹かれていた人物の一人。
前作「羊たちの沈黙」を見た時も、
主人公のクラリス・スターリングより、彼に惹かれた。
なんだろう。
彼は、邪悪、に見える。
だけど、とても優雅にも見える。
多分、これから先どんな人物を見ても、
レクター博士ほど興味をひかれる人物はいないだろう。
・・・映画の世界では。

レクター博士のファーストネーム。
ハンニバル、はカニバルの別名と聞いた事がある。
たしかこれは、「食人」という意味の言葉だったはず。

食人・・・人が人を食べる事。
私は人肉に興味をひかれたことはない。
もちろん、食べてみたいと思った事もない。
牛なんかの内臓を食べた事もないし、食べようとも思わない。
けれど、レクター博士が人の脳を調理するのを見て、
ほんの少し。
ほんの少しだけだけど「美味しそう。」に見えた。

映画のラストで、博士はこう言っていた。

「新しいものを食べてみる事が大事。」と。

2002年01月18日(金)
初日 最新 INDEX MAIL HOME


My追加