作りたくなって来た - 2002年09月10日(火) かも。なにか、本当の事じゃ無くて、嘘を、現実では語れないことを書きたくなってきた。元気が出てきたんだろうな。学校が本格的に始まったからだろうか。生活が、戻ってきた感じ。 ○『吉祥天女』/吉田秋生/小学館 なんか、色々考えてしまった。私も、小夜子は否定しない。憧れと言うとなんか違うけど、そうゆう風になれたら、そういう力があれば、と思ったことはある。けっこうよく思う。 日々それほどジェンダーによる差別を受けてるとは思わないけど、それでも、決定的にかなわない事はあるのだ。というより、尊重されるされないではなく、ただ、女であると言うだけの事が許せなく、気持ち悪く感じてしまう事はある。この居心地の悪さは女の人なら、誰も一度は感じたことがあるんじゃ無いかと思う。自分に性別があると言うのが気持ち悪く、腹立たしく感じてしまう事って、男には無いのかな。 そういう性別に対する感覚をすごく鮮やかに切り取った作品だと思った。小夜子は残酷で冷酷だ。でも、彼女と同じ怒りが無いとは思わない。「女は血なんか怖く無い」(うろ覚え)という台詞、何となく印象に残った。血に重みを感じないと言うのはきっとある。 -
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埃の積もった本棚 |