インコの巣の観察日記
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2004年02月19日(木) インタビュー:ルイス・フェルナンデス監督

Luis Fernandez監督のMalaga戦を受けてのインタが
asに掲載されていたので、目を通してみました。

詳細に全部をキレイな日本語に直したわけではないのですが、
抜粋して載せておこうと思います。
あの監督の哲学と言うものが、何となく伝わってくると思うので...。
 

 
Malaga戦の敗戦については、どう感じていますか?
「もちろん、うんざりして参っていたよ。良い結果のために戦い続けられるよう
我々は1週間非常にタフな練習をしていた。なのに、結局は勝てなかった。
努力したのに、元の木阿弥だったからね。」



「重要な瞬間、我々は集中力を失っていた。最初の失点を喰らうまで、
我々は上手く試合をコントロールしていた。
とりわけ自分たちの側にチャンスが増えるよう試みた。
試合を自分たちのものに出来るよう、頑張ったさ。
しかし...その後何が起こったかは世界中が知ってるよ。」



あなたは怒りを感じましたか?
「それはない」

「2-1となったところで、選手たちには違うやり方を指示することが
出来たかもしれないが、我々は追いつこうとすることを選択した。」



集中力と言うテーマは、今週の練習での1つの側面となったのですか?
「まさに、我々は非常に困難な試合を2試合続けて、ホームスタジアムに迎えようとしている。
ライバルたちの攻撃にブレーキをかける企てにおいて、この側面は最も重要なキーの1つとなる。
シャワーを浴び終わるまで、我々は集中した状態になくてはならない。気を抜いてはいけないのだ。」



Real Madridに対して意見は?
「殆ど何も言えることはない。彼らが抱えるスター選手とともにMontjuicにやってくる
(BeckhamとGutiはサスペンション)そして彼らは彼らの試合をしようとする。
良い結果を求めて。我々は我々で別の試合をしなくてはならない。我々も勝利を求めて...」



Real Madridに関して味方をする勢力があると、告発する人間が幾人かいると言うことに関しては?
「どうして欲しいと言うのだ?守備的に戦って欲しいのか?
勝利せずに、対戦相手を助けるのか?答えは明らかだ。
違うか??Malagaのようなチームに対して、そして下位に甘んじるチームに対して、
我々は引き分けて助けてやる必要など、どこにもない。

私は信じている。選手たちは試合で相手に脅威を与えることが出来ると。
そのことは、MaxiにTamudo、De la Peña、JordiにHadjiを
同時にピッチに送り出したことが根拠となっている。」



しかし、それは余り上手くいかなかったことを、アナタは理解しなくてはならない。
Clementeが指揮を取っていた頃…
「で?私は誰も批評するつもりはない。過ぎ去ったことは、私には関係ない。
各々が自分のやり方で仕事をすればよい。私はClementeのことを話すつもりはない。」



それは、私の意図するところではありません。しかし、恐らく、人々は、
攻撃的サッカーと言うフィロソフィーを理解しきれていないようです。
「それは、私の問題ではない。しかし、我々が直面するもの(試合)における微妙な瞬間は、
他のチームがするように、1ポイントを確実にするものではないのだ。
以前話したように、チームが求める唯一のもの、そして私のフィロソフィーはポイント3を取りに行くことなのだ。」



Real Madrid戦を前にしてチームの雰囲気は?
「非常に落ち着いて穏やだ。リーグ戦は決定的な局面を迎えようとしつつある。
そこでの失敗の代償と言うのは、非常に高くつくことになるだろう。」



代償を払うことになると?
「ならないだろうね。今のところ主力選手たちは非常に良い状態にあり、
しかも私は彼らを信頼しているからね。
今まで勝利してきたのと同じように、
シーズンの最後まで敢然と立ち向かう連中だと。」



強さを感じると?
私はプロだ。そして彼らはチームを救うために私と契約したが、
何度もそれを繰り返すことに私はウンザリなどしない。
我々は立ち止まりはしない、全員で勝ち取るまでは...。





キレイに意味の通じる日本語に直せなくて、申し訳ないです。
所詮、管理人の語学力などこの程度のものです(苦笑)
しかし...私は読んでいて、強く感じました。
Luis Fernandezがどう言う監督なのか、
彼のサッカー哲学がどういうものなのか...。

さすがは、クライフ信望者ですね(笑)
Jordiのお父さんが目指したサッカーと同じだもん。

恐らく...普通に戦ったらPericoはReal Madridに負ける。
攻め合いの試合展開は、彼らの得意とするところ。
多くのチームがそうであるように、守りを徹底するほうが良いのかもしれない。
でも私は負けることよりも“臆病者のサッカー”をすることの方がもっとイヤだ。
何も、守りをおろそかにしてよいと言ってるのではない。
ただ、最初から戦う気持ちを捨ててピッチには立つなということです。


アルゼンチン代表のGabi Heinze(PSG)が、
宿敵Olympique de Marseilleとの対戦について
「心で勝ち取るもの」と語っていた。

Gabiにそのことを教えたのは、このLuis Fernandezと
そしてMauricio Pochettinoだった...私はそう思っています。
だから、彼らが判っていないはずはない。

きっと、心でこの試合を勝ち取ってくれると、信じています。


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