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2013年04月24日(水) メモ

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『花』から

不思議な歌である。作者の視線も気持ちも、どんどん奥へと向かっていく。

紅葉にももちろん目を止めただろう。

しかし、その奥のおそらくはいちいの木へと作者は誘われる。

紅葉の季節にくらい常緑樹に引き寄せられる。

近づいた作者は、その常緑樹に赤い実がなっているのを知る。

それも、ひそめゐる、と隠されていた宝物を発見したように、赤い実を詠う。

この歌が、愛交わす・・

の四首後におかれていることからも、

唯一の人と、その人との家庭を求めてやまない気持ちを詠ったことがわかる。

慟哭の歌をこんなにさらりと麗しく詠う若い日の作者を

抱きしめたいほど愛おしく感じる。


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