A Thousand Blessings
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2006年11月07日(火) 俺様流の新庄選手を過大評価するのは、日ハムにとってもマイナスだぜぇー


検索サイトで、「新庄」→「腹筋」で検索して僕の日記にたどり着いた人がいた(笑)
思わず、笑ってしまったよ。
文字通り、新庄の腹筋に興味があったんだろうね。いざ読んでみたら、新庄批判しか
書いてないし(笑)ムカっとしたんじゃない?


ここんとこ、僕の日記はだいたい一週間先の日付分まで書いているので、
今日これを書いているのは、まだ10月29日。


今朝のTBS番組「サンデーモーニング」で、野球解説者の張本が新庄を批判していた。
その内容は、僕が書いた→(参考としてこれも→)とほぼ同じもの。
マスコミもファンもこぞって新庄を褒め称え、彼の功罪の罪の部分には一斉に
目をつぶってしまった。日本シリーズ優勝の翌日のワイドショーは新庄一色。
日ハムの選手ひとりひとりに本来はスポットを当てるべきなのに
完璧無視。もちろん監督も無視されつづけた。
これが、新庄がやろうとしていた「観客動員数を増やす」ことの結果である。
つまり、観客(視聴者・マスコミを含む)は、
実力如何に関わらず有名スターに群がるのだ。
本来は、日ハムの監督・選手全員が有名スターになるべき優勝という結果を
新庄が独り占めした形になった。
そして、そうなることを“新庄自らが演出していた”ことに
残念ながら、選手も愚かなファンも気づいていない。詐欺師に騙されている時は
誰もその詐欺師を詐欺師とは思わないもんね。

張本と僕の意見が最も一致する箇所は、
監督よりも先に新庄が胴上げされたこと。
シリーズが始まる前から、新庄はこのシリーズを自分の“引退花道試合”と捉え、
そのようにファンの意識を自らが誘導してきたのね。
だから、優勝が決まった瞬間、彼は自分が監督よりも先に胴上げされることに
何の疑問も抱かなかったんだと思う。
抱くどころか、「しめしめ!」と思ったかもしれない。何しろ格好だけの男だから。

たとえ、監督が「まず新庄を胴上げしよう!」と言ったとしても
(言ったかどうかは知らない)
「いやいや!俺より先に監督を胴上げしなくちゃいけないよ!」と
選手たちに促すのがチームリーダーってもんじゃないか?
そうすれば新庄も男をあげただろう。
それが“ケジメ”ってもんだ。新庄に欠けているのは、その“ケジメ”。
もしも監督が仰木さんや王さんだったら、どうなってた?
外人監督だから、ゲスト監督だから、という意識が選手たちのどこかに
あったのではないか?

頭の悪い中学生みたいにヘラヘラした顔で胴上げされている新庄を見ていて、
胸が悪くなりそうだったし、なんだか、日ハムというチームが成りあがり集団に
思えてきた。ひとりひとりの選手は素晴らしいのに、新庄によってその価値を
減じられてしまったのが、なんとも悔しいな。

しかし、ヒルマン監督も、悔しかったんじゃない?大人だから顔には
出さないだろうけど。心中は穏やかなじゃないと思う。

新庄の場合、落合監督のような「オレ流」ではなく(実際には落合はオレ流采配はしない)、
「俺様流」なのね。俺様(どれほどの実力が伴っての俺様かは
もういちいち説明するのも面倒だ)しか見えない、
チームのことを第一に考える新庄というパブリックイメージは
新庄が巧妙に(でもないか?僕は騙されてないし)大衆に植え付けたもの。

アホが去って、日ハムが本当に地元に根付いた球団になって
優勝したら真っ先に監督を胴上げできるような大人の選手集団になったとき、
はじめて拍手を送れると思う。
しかし、新庄のDNAは森本に受け継がれるから、当分は無理かな?(苦笑)
被り物をしたり、グラウンドでちゃかつくことでファンを増やそうとするのは
幼稚だし、何よりも行動に深みがない。どこか、幼稚園的発想だ。
ねえねえ、そう思わない??笑っていいとも!に出演してる芸なし能なし芸能人
とイメージがダブってしまう。あまりに軽い、軽すぎるよ。きみたち。

さ、新庄ファンよ、文句があるなら、オジサンにも分かるように
新庄の「素晴らしさ」を説明してくだされ。メールを待ってるぞよ。




響 一朗

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