A Thousand Blessings
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2006年10月14日(土) クロス・バト〜ル!


はいはい、今は10月5日の午前3時半ですわ。



ミュージックマガジン誌に「クロス・レヴュー」というものがあるのをご存知で?
1枚のアルバムに対して4人のライターが各々意見を述べるわけ。
で、毎月7枚取り上げられるんだけど、
この発想自体は気にいっているのに、僕が満足できない理由は、
それがクロスレヴューであって、クロスバトルではない点。その一点。

そもそもマガジン誌では、このコーナーは特別目玉でもないし、
いわばライターの趣味・嗜好を紹介する程度の意味しかないから
まさにタイトル通りのクロスするレヴューでしかないのは仕方がない。
もし、これを2人の対論形式にして、もっと強烈なメンバー
(つまり、「俺の耳を信じろ!バカヤロー!」的な?)による文字通りの
バトルにすれば面白い。7枚も取り上げる必要はなく、せいぜい5枚程度で。
6ページくらい使って。レコード会社のしがらみも関係なく、
自分の主張をただひたすら文章にたたきつける。
読者は誰の論理が破綻しているかとか、こいつ全然音楽分かってないじゃんとか、
おお!そういう聴き方もあるのか!とか、今すぐ聴かねば死ねない!とか、
いろいろ楽しむ方法がある。勉強にもなるし、格闘技観戦にもなりうると。

アルバムごとにライターの組み合わせを変えるのだ。
ジャズアルバムではA氏とB氏、J−POPではC氏とD氏といった具合に。
そのジャンルの音楽を分かっている人間を用意する。
マガジン誌で昔何度かあったけど、
「こういう(ジャンルの)音楽のよさは分からん」的な発言、そういう発言が
されないように。その音楽ジャンルを理解できていなければ語る資格はない
ということだ。

人選がミソだね。私生活でも犬猿の仲だったら最高だ。
中村とうようと渋谷陽一とかさ。知らんけど。ありえない組み合わせだけど。

たとえば、キース・ジャレットの「カーネギー・ライブ」を取り上げるとする。
A氏もB氏もジャレットが好きだったとする。でもこのアルバムの評価は分かれている。
こういうのが面白さではベストだね。愛しているのに、今は抱かれたくない・・的な?
そういう感情が日本の音楽評論家には欠けていると思うけど、どう?
一旦、抱かれたら、いつでも、たとえ演技でも喘いじゃうから・・的な、
まるでお女郎さんのような評論家はこの対論には出入り禁止。

で、ここが重要なんだけど、どっちが正しいとか正しくないという
判断は読者が勝手にすればいいことで、雑誌側は丸投げする。
ふたつの異なる意見の提示で、雑誌の使命は完結する。
また点数などをつける必要もない。対論で充分に意見をぶつけ合ってもらえれば
それでいいのだ。もちろん、部分的に、意見の一致を見るのは全然
かまわないが、基本的な部分での考え方の差異は最後まできちんと貫かれた
文章でなければいけない。

で、で、今思いついたんだが、対論は全部、素人(つまり音楽知識もあり
耳もしっかりしているが評論家としてはメシを食ってない人間。
でも自身のサイトやブログを持っている)にやらせてみたらどうだろう?
もちろんプロの評論家の参加は大歓迎。素人の耳達人は多い。
彼らを選ぶ方法はいくらだってあるしね。当然ノーギャラで。
その代わり、名前は売れるぞ(笑)
顔は出さないが、ブログやHPのURLは紹介されるから、素人といえども
必死だぞ!論理が破綻していてもそれはそれで面白いし。
個性の強さで思いもかけない間違った方向へ、読者を引き連れていってしまうのも
楽しい。A氏が全然信用できないと判断したら、次からはA氏のサイトで
高く評価されているものを買わなければいいんだよね。逆の活用法ね。
ただ人間一回正しいことを言ったからといって、次も正しいことを言うとは
限らないから(その逆もある)、読者は対論のA氏・B氏両方に
注目しつづけることが大切だ。
もちろんそのサイトのBBSに悪口を書かれるかもしれないが、
それは望むところだ!がってんしょうちのすけ!と飛び出すお調子者も面白いな。
うーむ、世の中いろんなのがいるから、ハチャメチャで盛り上がるぞ。
いっそ、それだけの本にしちゃったら(笑) 
つまんねーCD評なんかクドクド書かないでさ。個性のぶつかり稽古にしようぜい。

スパイ大作戦じゃないが、メンバーとしてエントリーされている素人ライターが
常時50人くらいいて、たとえばジャズ系10人、英ロック10人・・・といった具合にな。
全部で5ジャンルくらいに分けてさ。もちろんジャズとロックとj−POPに
同じ人間が同時にエントリーされてもかまわない。っていうか、そういうのを
望みたいな。360度全方位耳達人みたいなのを。
で、ジャレットの新譜が出る前に10人にMDを送る。その感想を箇条書きで
メールで返信する。それを編集者が読んで、2人を選ぶ。全員誉める側になってしまった
時は、ジャレットは却下と。だから、CDを選ぶ側も大変だ。
ある程度以上の話題作でなくてはいけないし、大衆の嗜好におもねってはいけないし、
かといってマニアックになりすぎてもいけない。むずかしい・・・・。

たとえば、今月で言えば、
ジャズ 「キース・ジャレット」
イギリス&ヨーロッパのポピュラー音楽(ロックも含まれる) 
「スクリッティ・ポリッティ」
アメリカのポピュラー音楽(ロックやソウル、テクノ、ヒップホップも含まれる) 
「ボブ・ディラン」
日本の音楽(J−POPもロックも歌謡曲も端唄も民謡も含まれる) 
「aiko」
上記以外の国の音楽 
「今月は該当なし」とかさ。

一例としてな。



・・・・・と、ここまで書いて、いくつかの問題点も見つかってきたが(汗)
風邪で熱があるので、とりあえず、寝るわ。4時近いし。
文章のダブり表現とか誤字があってもそのままにしとくわ。
論理的に破綻してたら、ゴミンね。破綻してるかも。
明日、も一回読んでみて、つまらなければ削除と(笑)
読めた人はラッキーね!と。最近削除多いから。毎日何かしら削除してる。
この話題、これっきりだったらごめんね〜。
ちょっと精神的に躁鬱が激しくてさ。10分前まで躁状態だったんだけどなぁ・・・
おもしれーもんだ。

あー、今は、死にてぇ〜。死んだら、これ、遺言か?こんなの・・が?






響 一朗

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