A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2005年09月07日(水) ポール・マッカートニー。ビル・エバンス。エレベーター・ガール







ポールが叩くドラムスは何故こんなにもニュアンスが豊かなんだろう。
「バンド・オン・ザ・ラン」で世界中に認知された疑問。

はい、ポール・マッカートニーのニューアルバム
「裏庭の混沌と創造」日本先行発売!
タイトルにブライアン・ウィルソンとの関係を見てしまう。
ポールが自身の裏庭(内面)に隠しておいた混沌(豊富なアイデアの断片)
を創造(文字通り、形にすること)へと昇華させるきっかけとなったのが
ブライアンの「スマイル」である事はほぼ間違いないと思う。

で、才能が桁外れにある人は、こんなすごいアルバムを作ってしまうのだ。
ほとんどの楽器を一人で操るポールはいつ以来だろうか?
実は、ポールの持ち味はそこにあって、
不思議なことに彼が操る楽器の音色には共通の温もりを感じさせる
柔らかな質感がある。
それらはすべてポール・マッカートニー・サウンドを創造するための
重要なピースとなる。
それは経験によって磨かれてきた一種の「技術」なんだと思う。
もうひとつ、前衛へと走らずに、常に「POP」であることを大前提に
この道を生きてきた潔さはブライアン・ウィルソンのみが
その比較の対象となりえる。世界に二人だけ。世界は二人のために。

「ラム」「バンド・オン・ザ・ラン」「ビーナス&マース」「ロンドン・タウン」
をこよなく愛す人は、必聴。 俺、、大泣きっす。

素晴らしいジャケット。

それにしてもビートルズクラブのおにいさん・おねえさんによる
ライナーノーツはあいかわらずトホホなわけで、
これはポール熱烈支持者の萩原健太が本来書くべきものでしょ?
って思ったら、発売元は萩原健太にCCCD問題で
「嫌がらせ」をやった東芝EMIだった。
こういうところから文化は衰退するのね。
ちなみに、萩原健太は嫌がらせをされる前に
同じ東芝EMIのビーチボーイズの解説を断腸の思いで断わっているが。
みなさん、もちょっと待って輸入盤を買おうね。
・・といえないのが実に残念で、14曲目に収録された日本盤のみの
ボーナス曲がもう名曲で。
しかしその前の13曲目が終わったあと20秒後に始まるシークレットトラック
は、14曲目に日本盤のみのボーナス曲が入ってしまったため、
どこか座りが悪くなってしまった。
このシークレット・トラックとボーナス曲には
マジカル・ミステリー・ツアーの“フライング”のエコーが聴こえてくるようで
少しだけ胸キュン(死語)になった。





・’゜☆。.:*:・’゜★゜


昨日の「ビル・エヴァンス」に追加

ビル・エヴァンスに関しては、数年前に評価を変えた。
エヴァンス〜ラファロ〜モチアンの黄金のトリオを
特別扱いしないことで見えてくる世界。

以下の7枚を推薦したい。是非。


「カリフォルニア・ヒア・アイ・カム」1967年
エディ・ゴメス(bass)フィリー・ジョー・ジョーンズ(drums)




「モントルー・ジャズ・フェスティバルのビル・エバンス」1968年
エディ・ゴメス(bass)ジャック・ディジョネット(drums)




「ライブ・イン・トーキョー」1973年
エディ・ゴメス(bass)マーティ・モレル(drums)




「ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング」1977年
エディ・ゴメス(bass)エリオット・ジグムンド(drums)




「ニュー・カンヴァセイションズ」1978年
※ ソロアルバム




「ザ・パリ・コンサート エディション・ワン」1979年
マーク・ジョンソン(bass)ジョー・ラバーベラ(drums)




「ザ・パリ・コンサート エディション・ツー」1979年
マーク・ジョンソン(bass)ジョー・ラバーベラ(drums)





・’゜☆。.:*:・’゜★゜



なんか今日の日記も・・・長くなる予感が・・・(苦笑)



他のデパートをよく知らないので、あくまでも知ってる範囲ということで
東京豊島区のS百貨店を例にお話したい。

S百貨店からエレベーター・ガールがいなくなって随分経つ。
経費削減がその理由なのだろうか?
子供の頃から聞き親しんだ「上へまいりま〜す」が聞けなくなった寂しさよりも
彼女達がいなくなったことで必然的に起こるいくつかの問題に悩まされる事に、
さらにはその問題を知ってて知らぬふりをしているデパートに対して
文句を言いたくなるのだ。

ウィークデイの午後2時に計測してみた。
エレベーターのドアが開ききってから一切ボタンには手を触れずに待つ。
やがてドアは自動的に閉まる。その間、約7秒。
さてこの7秒間だが、閉まるのをボーっと待つには長すぎる。
反対に満員の客が全員、箱から降りきるには短すぎる。
しかし、そこは助け合いということで、必ず誰かが開閉ボタンを
操作してくれるわけだが、それって変じゃないか?
デパート側が「必要ない」と判断した業務を客自らが「必要」と感じて
仕方無しに無償で請け負っているわけで、これはデパートにとっては
まさに思うつぼで。
「大丈夫、大丈夫、客が自分でやるから」という経営者の呟きが聴こえてきそう
である。お客様第一主義の実態は、案外そんなものなんだろう。
結局、客へのサービスをどれだけ真剣に考えられるか、という
経営者をはじめとする従業員の意識の問題である。
そういう意識が欠如した企業は最終的に大きなものを失うと思う。
たかが、エレベーター如きでなどと言ってはいけない。
小さなほころびもいつかは修復不可能な大きな穴になる。

エレベーター・ガールやエスカレーター・ガールが
笑顔で客を迎え、客はその笑顔を見て購買意欲を刺激される。
かつての子供にとってデパートは遊園地みたいなものだった。
エレベーター・ガールが「御利用階は何階でしょうか?」と聞かれれば
墨田少年は目指すおもちゃ売り場の7階をハキハキした口調で
告げたものだった。
今、エレベーターは単なる昇降機にすぎない。そんな昇降機だが
このデパートに並んだ最上階の12階までいける4台は、僕の経験上
ほぼ50%の確率で全て同じスピードで同じ方向へと向かっている。
4台設置した意味がない。
それを防ぐこともエレベーター・ガールの大切な仕事だったんだけどね、。

今ならまだ間に合いますよ。社長さん。







響 一朗

My追加