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2006年03月12日(日)

ドアを開けると、おいしそうな匂いがした。
今日は肉まんだと言う。
私は勢いよく上がりこむ。まるで自分の家のように。

たった一ヶ月ぶりだったけれど、愛する赤ちゃんはまた大きくなっていて、いつの間にかつかまり立ちできるようになっていた。
無邪気に笑いかけられて、私も恋人もめろめろになって、そんな様子を親友は笑いながら眺めていた。

用事があったので立ち寄っただけだったので、ほんの2、3時間しかいなかったから、帰るときはなんだか名残惜しく、恋人が急かしているのに何度も気がつかないふりをした。




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