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■ 世界に一つだけの花
2/19にSMAPの新曲としてリリースされるそうです。 実は、昨年発売されたアルバム「SMAP015/DRINK!SMAP!」からシングルカットという形になります。 確かに発売当初からファンの評判もよく、昨年のコンサートにおいてもラストナンバーに選ばれるほどメンバーも気に入っていたようです。 が。 何を問題とするのか、であります。
この曲は槇原敬之が書き下ろした曲であるのが微妙に問題というかなんというか。 いや、おぎそん自身も槇原敬之のアルバムを買いますし、好きなんですけど最近の彼の書く曲を見ていると微妙に言いようのない居心地の悪さを感じるのです。
とりあえず、この曲の歌詞をみてゆきましょう。(なんか著作権とかにひっかかったら速攻で消します)
世界で一つだけの花/作詞・作曲:槇原敬之
花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて 争うこともしないで バケツの中誇らしげに しゃんと胸を張っている
それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる? 一人一人違うのにその中で 一番になりたがる?
そうさ僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい
困ったように笑いながら ずっと迷ってるひとがいる 頑張って咲いた花は どれもきれいだから仕方ないね
やっと店から出てきた その人が抱えていた 色とりどりの花束と 嬉しそうな横顔
名前も知らなかったけれど あの日僕に笑顔をくれた 誰も気づかないような場所で 咲いてた花のように
そうさ僕らも 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい
小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから No.1(ナンバーワン)にならなくてもいい もともと特別なOnly 1(オンリーワン)
はい。なんとも教育委員会が推奨しそうな歌詞ですね。 いや、そんなことではなくて。
もともと槇原敬之は歌詞から曲を書いているのでまずテーマありきなわけです。で、それが初期の頃(1stアルバム〜4thアルバム)においては 君と僕 の関係に終始しているためメロディにおいてもスムースでありポピュラリティを獲得していたかのように思います。実際、アルバムはミリオンセラーになりましたし。
が、そのテーマをだんだん山下達郎の如く「世に対してなにか訴えたい」とか思い始めたのかきな臭くなってきます。 顕著なのはワーナー復帰後(アルバム「太陽」「Home Sweet Home」「本日ハ晴天ナリ」でありますが、その萌芽はソニー時代の「Such a lovely place」にありました。 インタビューにおいて「自分の大切にしていたものが誰かに壊されたとするじゃない。で、大概は壊した人を責めるんだけどやっぱ壊されてしまうようなところに大事なものを置いてしまった自分もやっぱ悪いと思うのね。いいことも悪いことも自分で引き受けるってことは凄く大事だと思う」という趣旨を発言してからエスカレート。
まぁ、もともとワーナー復帰後のアルバムはほとぼりが冷めるまでどれだけ懺悔をするかと期待するもののいささかはずれチック。 自分の思うことを主張するにはさらけ出さねばなりません。 信頼を得るために自分をさらけ出し相手をどれだけ納得させるか、だと思うのです。 が、アルバム「太陽」において自分のやったことはタイトル曲に集約しているものの普遍的な内容にしてしまったがために説得力が薄れてしまったように思います。 別にヤクをやってたのはほかにもたくさん居ますし(長渕剛・研ナオコ・美川憲一・尾崎豊などなど)、これに関してはもっと個人的なものにしたほうが説得力はますだろう、と思いますし。 まぁ、聞く人が皆ヤクをやるわけではないですし(もちろん金太郎君とも付き合いません)その犯罪を「僕らに降りかっかた雨雲は 僕らを試した」とだけで誤魔化すのは如何なものかと。 その後「Home Sweet Home」で自己の内面を見つめなおす内容のため、聞き手を疲れさせるアルバムになってしまい、昨年発売されたアルバム「本日ハ晴天ナリ」もやはり歌詞の点でひっかかりが多くあるように感じてしまうのです。
もちろん、随所において「らしさ」はあるもののどちらかというと少々説教じみているものがあるといわざるを得ません。ex)これはただのたとえ話じゃない/雨ニモ負ケズ (今回のアルバムのベストトラックは「縁」ですが) 山下達郎の「蒼茫」や「セールスマン・ロンリネス」のように思想が入るとちょっと素直にリスナーが楽しめなくなるなぁ、と。
その延長線上にある提供曲であるこの曲。 ドラマタイアップということで印税も少々入ってくるのでしょうがこの曲での槇原敬之にはあまり魅力を感じないと思いました。
2003年01月17日(金)
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