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■ ○○になりたいっ!
友人(女)に声優になりたいと敢えてフリ―ターを選択しているのがいます。 しかし、そんな簡単に声優サンになれるものなのでしょうか。というわけで、その手の方面では有名な代々木アニメーション学院のHPをみてみました。
しかし、このURLをみるにac.jpを使用しているのですが学割が発行できないので本来の使い方とは思えません。てか、所詮専門学校ですし。 というか就職率が102%とかいった無茶苦茶なDATAを出すところですが、広告費に糸目をつけないため、みなさんが「聞いたことがある」といった名前ではないではないでしょうか。
まず、入学の時点で59万円が必要で教材費として8万円+4万円の諸経費+教材費や実習費で19万円とこれらのみを計算しても90万円です。 どっかの大学に大人しく進んだほうが良いような気がしないでもないです。さて。これが一人だったらまだ狭い世の中ですからね、そんな人もいるんだろうなと思うのですが、もう一人いました。 あの。おぎそんにはそんなに友人はいないのですけどこれには驚きました。(4年ぶりに近況を聞いた知人を友人にするのはどうかといった突っ込みは却下)しかも、男。 そんなに、声優サンというのは人気職業なんでしょうか。 ちょっと幸せ検索をしてみました。役に立ってません。もう、しょうがないなぁ。 というわけで、ちまちまと検索を開始。高知県のDATAでは、こうなりました。ホントにそうなのか凄く疑わしいんですけど、一位が大工という結果もあったそうです。ホンマかいな。(親の望む職業としても無理がありますし) 最近は大人気なく公務員などと小学生の分際でそんなことを言ってますけど、この傾向を何とかして欲しいです。 有名になりたいというのは良くある話ですが、公務員(警察官とか)でもこんなことをすればすぐ有名になります。新聞に載るなんてあっという間です。これを考えれば両立できる(堅実&有名になる)ということで実は餓鬼子どもたちはここまで考えているのでしょうか。(違
というわけで、そんなに声優サンが人気なのか結局わかりませんでした。 厳しいことを言わせてもらえば、声優サンになれるのはほんの一部であり、何処かで見きり決断を迫られる時期が出てくると思います。 そのことを考え、行動していればいいのですが話を聞いている限りではそのようには思えないのが残念です。 こんな話もちらほらと出ているわけでなんとなく妖しいイメージがおぎそん自身にはあります。
そんなことを思っていたら、おぎそんが受け持っている生徒が「先生は将来なにになりたいの」と唐突に聞いてきたのが昨日。 生徒曰く「大学には進みたいんだけど何をしたいのかよくわかんないし、将来に仕事するんだったらそれに近いほうがいいと思うし。でも、あたしはお嫁さんになりたいだけなんだけど」 ・・・。 さすがに、17歳にもなって「お嫁さんになりたい」はまいりました。 とりあえず、他の講師の方にも話を聞かせもう少し「何をやりたいのか」が明確になるまでは(そんな悠長なことを言うのも9月まででしょうけど。9月になったら文系/理系分けなんで)はそればかり考えさせるようにしました。 適性検査も受けさせます。自分が好きなこと・嫌いなことも書かせます。
でもこう言ってしまうと身もフタもないんですけど、「まだ迷っていていいような気がしないでもない」んです。 決められないものは決められませんし。それで適当に「えーと、今、親と相談中なんですー」とか言ってごまかしちゃうんですよね。それで、先生も困るんですけど。 確かにそういう「これがやりたい!」っていうものがあるにこしたことは無いんですけど、まだ今の時点で何も決まってなくても、特には焦らなくていいと思うときもあるんです。将来の夢の有る無しが、その人の偉い偉くないを決めるものでもないし。 注意するべきことは、甘い見通しのままで「将来の夢」だけ語ることで。
例えば、「音楽に関わる仕事やりたい」って自信満々に語っても、実際に何やってるかって訊いてみれば、家で歌本を見ながらギターをちょっと弾いてるだけで、作詞・作曲はもちろん、バンド活動やストリートライブすらやったことが無いとか・・・。 完全に音楽活動に関する大局観が欠けているのに、「高校出たら音楽やりながらフリーターする」ってところだけは明確なビジョンが出来てもしょうがないです。そんなビジョンだけが明確でも無意味ですし。
まぁ、不景気ですし進学するのはいいのですが・・・。 大学ってトコは、ただ行くだけなら、たくさんお金を取られるだけで特に得も損もしないっていうのが正直な話で自分で何をやったかっていうのがメインななわけで(ちょっと面接対策が入ってますね)。自由な時間だけはたっぷりありますし、社会を“社会人見習”の立場から見ることができるので、広い視野で世の中を見ることができるような気はします。 あと。世の中には大学を卒業してないと就けない職業もありますし。教員・医師とか専門職にある程度限られるとはいえ。 試験受けなくてもよくなったりしますし、まずはどんな大学でも(方向性があっているうえで)進めば、なりたい仕事が見つかってから「学歴が足りない」ってことにはならないでしょう。 まぁ、医学部だとしても社会人入試とか編入とか最近は制度が整ってきましたから素で取り組むよりはずいぶんとマシになるはずです。
あと、フリーターに関してですけど。 当然の如く現実は甘くなく、ただ厳しい上下関係と安いお給料で、連日仕事に追いまくられる立場。将来の保証も一切ありませんし、絶対お薦めできません。なんにせよ立場ってのは大事ですね。(部屋を借りることもままなりませんし)
とりあえずはモラトリアムを謳歌することをおぎそんは薦めたいと思います。きょうび、それなりに勉強していれば大学に入れないなんてことは無いですし、偏差値高い大学から一流企業に入っても、その会社がいつまで続くか分かったもんじゃないんですから、適度にやっていればなんとかなるでしょう。
なんか、話題がずれているようですが、面倒なのでこのままということで。 おぎそんは、未来ある皆様を応援しています!
------------------------ BBSもあります。
2002年06月05日(水)
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