つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2006年02月25日(土) 「スキャンダル」

うわははは。18禁だわよ。

半額レンタルキャンペーンなので、18禁とか15禁とかをたくさん借りたら、なんだか頭の中が杉本彩さまになってきた感じです。

ペヨンジュンなんだけど、時代物の格好に違和感があり見ないでいたんだけども、チョン・ドヨンが好きなので思い切ってみることにした。
ま、原作はフランスものだしね。気軽に行こうってことで。

あらすじ
チョウォン(ペヨンジュン)は才能や家柄に恵まれながらも官職に就くことを拒み、数々の女性遍歴を重ねる若き男。彼のいとこであり、かなうことのない初恋の相手であるチョ夫人(イミスク)は、要職につく貴族の夫をもちながらも陰で男性遍歴を重ねていた。
あるとき、子供のいないチョ夫人の元に、夫が側室を向かえることになったという知らせが届く、跡継ぎを作るために16歳の娘ソオクが来ることになったのだ。面白くないチョ夫人は、チョウォンに「ソオクを妊娠させてくれ」と頼む。しかし、チョウォンは、「好奇心旺盛な16歳を落とすなんて簡単なことはつまらない。自分のターゲットは別にいる」と話すのだった。
その女性は、結婚式前に夫に先立たれ27年間貞節を守り続けているスク夫人(チョンドヨン)。その無謀とも思われる話にチョ夫人は、もしも彼女を落とすことができたら、自分を褒美として与えると、チョウォンに言うのだった。


・・・とまぁ、こんな感じで。
いやはや、18禁だけども決して下卑たところはなく。されど18禁という感じで、ヨンジュンさんも結構バッチリと脱いでいます。なんつーか、おそらく冬ソナのイメージを脱却するために、こういう役で映画デビューする気になったんだろうなぁ・・・と、そんなことを感じさせる役です。
そういう意味では、身体を鍛えてマッチョにして、お尻丸出しでやることやってる上に、手紙読んでるだけかと思いきや、下半身の方はどこぞのオナゴに口でさせているとか、やりまくりのプレイボーイなんですけども、ただなんつーか、もうちょっとセクシービームが欲しかったなぁ・・・と思うのです。この役を演じるには、ペヨンジュンはまだまだ清潔感がありすぎるのですよ。もうちょっとフェロモンが出てる人の方が、この役にはハマッたような気がします。その方が、ラストとのギャップが出るんじゃなかろうかと。

単に合格点を目指すんだったら、これでも十分面白いと思うのです。映像的にも綺麗だったし、ストーリーとしても分かるしね。
でも、満点を目指すんだったら、ペヨンジュンはもっと腰使いとか目配りとかで「色男」を意識した方がよかったんじゃないかなぁ〜と。というのも、他の二人の女性であるイミスクとチョンドヨンが役どころを上手に捕らえていて面白かったからです。特にラストの二人は非常に良かった。チョンドヨンの薄氷を踏んで歩くシーンとか、イミスクの船上で花びらを目で追うシーンなど、それぞれにぐっと来たんだけども、チョウォンの、恋を仕掛けている時の目と、それが本気に変わった時の目がイマイチ中途半端で残念。

実際、映画としても面白く、「四月の雪」よりも正直コッチの方が面白かった。特に李王朝時代の服とか髪型とかが秀逸で、チャングムで見てるあのサングンたちの髪型にももっとバリエーションがあったことが分かったのも興味深かったし、服を脱がしていくから下着の様式なんかも分かって「ほっほ〜」と感心した。Tバックのヒモパンなのだな!・・・と(笑)。

なんつーか、18禁なのはそういうシーンそのものというよりも、中に登場する春画のせいなのかなとか、そんなことまで思ってしまうワシでありんす。

う〜ん、どんどんこういう路線もやった方がいいよ、ヨンジュンさん。
なんといっても、生身の男なんだからねぇ・・・。


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