つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2004年01月20日(火) 困った客

一体どこに潜んでいるのかと思うほど、困った客というものはたくさん居ます。

というわけで、今日の困った客グランプリ。


夜、買取におそらく中学生と思しき女の子が来ました。でも、身長がワシよりも高かったので、おそらく165〜170くらいはあったかと。ちなみに横幅もそれに比例してありました。
いっちゃなんだが、「いつ洗ったの?」という髪。昔いた宅八郎っつーのによく似ている。そして、なによりも無愛想。この世の不幸を全て引き受けているかのような仏頂面をしていた。

買取希望に来たのか、一緒に入っていた比較的新しく売り場に入った子と話している。そして、その子がワシのトコロにやってきた。

「あの、乙姫さん・・・これがあれば、いいんでしたっけ?」


見せてくれたのは、中古商品の買取承諾書だ。
18歳未満の場合、中古商品の買取には保護者の承諾が必要となる。その承諾書が無い場合は買い取ってはいけないのだ。買い取ったら、こっちが警察に怒られてしまう。しかも、最近では転売目的の万引きも増えているので、買取は1タイトルにつき1本までとか、いろいろ決まっているのだ。

で、見せてもらった買取承諾書。










「おい・・・・・・おめぇが書いただろ(−−;)」




そんな匂いがプンプンしている。
ハンコは三文判。親の署名の字まで、全てが子供の字(そもそも、汚な過ぎる字)。っつーか、ひらがな多すぎるって・・・。いやいやでもでも、見た目は中学生なんだから、この位の漢字が書けないって、いろんな意味で致命的なんじゃあ・・・・。
と、ほんの数秒のうちに考えてしまうほど、いろんな要素に満ち溢れている字だった。
思わず、最初に接客したCちゃんと見つめ合う。そして、苦笑。

「これさ・・・本当に保護者が書いたのかな?」

意を決してつぶやいたワシ。するとCちゃんも、

「怪しいですよね・・・」

とポツリ。
前記した通り、買取の取り締まりも厳しい上に、たまに警察が隠密で見回っていることもあるのです。そのせいで、うちの店ってばアダルトソフトの取り扱いが全面禁止(警察から文書で警告つき)になったわけだし、その時は未成年に18禁ソフトを買わせに来て、売っちまったところで御用となったわけだけど、今回もそれだったりしたら、また御用になっちまうわけで、しかもその売った担当が自分だったりしたら、最悪なわけで・・・。
というわけで、その承諾書を握りしめ、ワシは自分よりも背の高い未成年を見上げ、言った。

「あの・・・これは、本当に保護者の方に書いてもらいましたか?」

すると、その瞬間、向こうが固まった。



「・・・・・・」



思わず一緒に固まるワシとCちゃん。
しかし、ここはハッキリしておかなければならない。というわけで、がんばるワシ。


「あのですね、もしもこれをご自分で書いたのに保護者の方が書いたとして提出すると、私文書偽造罪になりますよ」

三ヶ月以上または五年以下の懲役だったっけ?まぁ、本当は中学生には適用されないだろうけど、軽〜く「これは悪いことなんだよ〜」とジャブを入れてみる。
すると向こうは不機嫌そうな顔を更に不機嫌そうにしてブスったれた。

「最近では、買取目的の犯罪も多いですし、それに伴って買い取りの規則も厳しくなってるんですよ。それと、ハンコもできたらシャチ○タじゃないものでお願いします」

・・・と、そこで中学生(仮)が反撃。

「これじゃないのって!・・・うちにはこれしかないんです!!!!!!!(下唇突き出しーの、顎あげーの)」

いや、普通銀行口座を持ってる家なら、シャチ○タしかないなんてことはないわけで、まぁ、銀行印や実印押せとは言わないが、文字がそもそも怪しいんだから、ハンコくらいはまともなので押して来いって・・・と心の中で思いつつ。


「でも、それ以前に、こちらは本当に保護者の方が書かれたんですか?????(←更なる念押し!!!)」


すると、再び目を泳がせて黙りこむ女子中学生(仮)。もはや、人としてこれ以上ふてくされることは不可能だろうというくらいにふて腐れている。もしも全国ふて腐れ選手権があったなら、間違いなく彼女が優勝だろう。

だもんで、そこで確信した。こりゃやっぱり自分で書いたな〜と。
そりゃあ、既に買い取った中にも自分で承諾書を書いた人などテンコモリでいるだろう。しかし、こちらが騙されるレベルなら、こちらも強くは出られないし、ある意味しょうがない面もあるだろう。が!これはいくらなんでも「騙される方がアホ」レベルの話だ。

「お返事いただけないとなると、申し訳ないですが、お客様がご自身で書かれたと判断せざるを得ないのですが・・・」


そこまで言って待っても、反論は無い。


「本当に、保護者の方に書いていただいたんですか?」

駄目押しの質問。すると、予期せぬ答えが、ワシとCちゃんの耳に届いた。










「(超ふてくされた顔で、しかも偉そうに)・・・・さぁね・・・













え〜〜〜〜〜〜!!!秘密〜〜〜〜!?!?!?(@□@;)



そんな・・・君にとって不確かなものじゃあ、ワシらには到底分かるはずもなく・・・・・。


そして、女子中学生(仮)は、もぎとるように新しい白紙の承諾書を持って、帰るかと思いきや、ゲームキューブの試遊台に張り付き遊びだしました。

な・・・なんなんだ・・・(−ヮ−;)


Cちゃん「君が頼んで書いてもらったんじゃないんかい!って感じですね・・・」
ワシ「・・・だね(^^;)」
Cちゃん「そんなこと秘密にされちゃあ・・・」
ワシ「やばい、ワシ、ツボに入ったかも・・・」

なんかイロイロと考え出したら、笑いが止まらなくなり、思わず、傍らに居て「なになにどうしたの?」と聞いてきた蒼那さん(♂)に話した。
すると蒼那さん

蒼那「す・・・すげぇ(笑)」
ワシ「すごいよね。なんかアタシ元気が出てきたよ」
蒼那「『さぁね』って言われちゃあ・・・(笑)」
ワシ「今日のビッグヒットだね」

とのたまった。


いや、すごかったっす。
さらにすごかったのは、そんな感じの子なのに、Cちゃんがサラっと



「小学生ですかね?(^ヮ^)」


と言ったことだ。ちょっと・・・っつーか、実はかなり天然??今まであまり話したことがなかったけど、面白いぞ、君!

ワシ「い・・・いや、さすがに中学生じゃない?」
Cちゃん「やっぱり、そうですかねぇ?」
ワシ「うん。もしも小学生だったら、ちょっと『神様は残酷』って思っちゃうよ」
Cちゃん「(笑)あ〜〜確かに〜(肯き)」


その後彼女は何食わぬ顔でゲーム機を占領し、ひとしきり遊びまくった後で消えました。


でも、あそこまで言われてもなお、承諾書をもらっていくってのがすごい度胸です。まだ来る気かい(^^;)。もうこなくてもいいのに・・・・。


その後も困った客は来たんですが、先ず基本は横柄。そして、身だしなみがなってなくて、風呂に入ってなさそう(−−;)。

なんでなんでしょうねぇ?
やはり社交性が欠如してるってことなのかなぁ?

クレームの中には「確かにそりゃ怒るのも納得」というものもあるけれど、上記のような客の場合は、話を聞くと明らかにおかしい場合が多い。
この間のチラシ偽造の件もそうだけど、そんなことに気を回すくらいなら、まっとうに働いた方がいいのに・・・と思うワシであります。


もう、困った客は来なくていいんだけどなぁ・・・(うなだれ)。


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